第二章
第十七話 強き竜使い

 

 

 

そう、あれは6歳の頃だっただろうか、、、、、
僕はジョウトに修行の旅に出ていた。 その時出合ったんだ、ワタルに。

ジェード「ここがジョウト最後の街、フスベシティかあ。」
イエロー「わあ・・・・・ドラゴンポケモンがいっぱいいる。」
エメラルド「ジェード、イエロー。あんまりはしゃいじゃダメよ。」
ジェードに笑いかけるこの長髪の女性こそ。ジェードの母エメラルドである。数年前
ポケモンリーグを沸かせた伝説のト

レーナーである。通称「トキワの聖女」の異名を持っている。
ジェード「分かってるよお母さん。」
イエロー「お兄ちゃん。早く遊びに行こうよ。」
ジェード「ゴメン。ちょっとバトルしてからになるけど良いかな?」
イエロー「え〜〜〜!!つまんない。」
ジェット「こらこらイエロー。ジェット兄ちゃんが遊んでやるから。」
しばらくしてジェットとイエローは駆け出していった。
エメラルド(・・・・。こんな旅に付き合わせちゃってゴメンね、ジェード、ジェッ
ト、イエロー)
エメラルドはとても辛そうな顔をしている。
ジェード「・・・・ぁさん。母さん!!」
エメラルド「ハッ!!ジェード?どうしたの?」
ジェード「次のジム戦の相手は誰なの?」
エメラルド「う〜〜ん。実はまだ母さんにも分からないの。ここのジムの長老様が厳
しい人だから。」
長老「エメラルドさんじゃな?話は聞いてある。ジムに入りなさい。」
エメラルド「ありがとうございます。」
長老はエメラルドを客間に招き入れた。


長老「・・・・・そういえばご主人は見つかったのかえ?」
エメラルド「依然、連絡もなくて・・・・・。」
この時、サカキはロケット団に身を追われ、行方不明となっていた。
エメラルドはかなりやつれた顔をしている。
長老「まあ、しばらくは家に泊まっていきなさい。あなたは休んだほうがいい。」
エメラルド「本当にすいません。ジョウトのジムリーダーには本当に感謝していま
す。」
長老「・・・で、あなたの息子さんのジェード君が相当腕が立つようだと、他のジム
リーダー達は言っておるぞ。」
この時ばかりはエメラルドも誇らしげな笑顔を見せた。
エメラルド「ええ。戦い方もますますあの人に似てきています。」
長老「サカキ君か・・・・・20年前、ワシにいきなり挑戦状を叩きつけてきたあの
度胸にはびっくりしたよ。」
エメラルド「・・・・・・。」
最近の心労の所為か、エメラルドの目からは涙が滲んできた。
長老「おお。つらい事を思い出させてしまったようじゃな。ジェード君のことじゃ
が。家で一番強くて有望な若いのと戦

わせよう。」
エメラルド「その方があの子も喜ぶでしょう。」
長老「ワタル。入ってきなさい。」
長老が呼ぶと、そこにはオレンジの髪をした目つきの鋭い13歳くらいの少年が立っ
ていた。
ワタル「長老様。お呼びでしょうか?」
長老「そうじゃ。エメラルドさんの子供のジェード君とジム戦をやってもらいた
い。」
ワタル「自分が・・・・ですか?」
長老「お前の実力は誰よりもこのワシが分かっている。さあ支度を!!」
ワタル「分かりました。準備がありますので失礼します。」
少年・ワタルといえば、エメラルドも良く知っていた。なぜならわずか10歳の時に
ポケモンリーグ入賞。その後も各地
のバトル大会で優勝を手にしていたからである。
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ところ変わって、ここはジェードのいる「離れ」広い中庭もあり。充分トレーニング
が可能だ。
ジェード「おっしゃ。今回も勝ってやるぞ!!!それにしてもタンバシティのグリー
ンとか言う奴は本当に強かった。
あれで6歳なのか????」
ジェードは先に対決したグリーンのことを思い出していた。
イエロー「お兄ちゃん!!今回も頑張ってね。」
ジェード「分かってるって!これで7つ目のバッジも頂きだ!!」
ワタル「トキワシティのジェードとはお前のことか?」
突然、後ろから声をかけられた。振り向くと黒いマントをつけた少年がそこにいた。

ジェード「そうだけど・・・・君は誰??」
ワタル「今日の試合の相手。ワタルだ。」
ジェード「よろしく。ワタルさん。」
ワタル「こちらこそ。お手柔らかに頼むぜ。」
かくして二人の闘いは始まった。
ワタル「行け!!ハクリュー!!」
ジェード「行け!ヨーギラス!!」
ちなみにルールは、ジェードが6歳という事もあって、3対3となっている。
ワタル「ハクリュー!"あまごい"!!」
ジェード「ヨーギラス!!"いわおとし"!!」
ジェードは力で応戦しようとするが。ワタルは経験も実力も上だった。
ワタル「そのまま、ハイドロポンプ!!」
ハクリューは水系最強技。ハイドロポンプを叩き込んだ。
この一撃でヨーギラスが戦闘不能。以後も結局ほぼ一撃でジェードのポケモンは倒れ
てしまった。
そして、試合後・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ジェード「・・・・・・・・・・。」
ジェードは完璧に実力の差を見せ付けられて落ち込んでいた。
ワタル「そう気を落とすな。お前の動きはなかなか良い。この先きっと良いトレー
ナーになれる。」
ジェード「ワタルさん・・・・・・。」
ワタル「お前は力ばかり求めようとしているが。状況を考えた上でのバトルも重要
だ。もっと自分の精神を鍛えるんだ。
そうすればおのずと結果がでる。」
長老「ワタル。ジェード君。そろそろ休んだらどうじゃ?」
ワタル「長老様」
長老「イブキも来ているぞ。」
ワタル「な///////俺とイブキはそんな関係じゃない!!!。」
ジェード「?????」
6歳のジェードにこんな話がわかる訳ないのだ。頭を傾げてしまう。
イブキ「誰と誰が『そんな関係』じゃないって???」
ワタル「!!!!イ・・・イブキ・・・・。」
イブキ「ワタル!どういうことだか説明してもらうわよ。シードラ!!」
ワタル「ジェード。逃げるぞ!!」
ジェード「えっ・・・・・。」
イブキ「コラアアアアアア!!待ちなさい。」
ジェード「何だったんだ?今の???」
そこへイエローがやって来た。
イエロー「お兄ちゃん!!私イブキ姉ちゃんと遊んでもらったの。」
ジェード「そうか。良かったなあ、でもゴメンな兄ちゃん遊べなかった上に、負け
ちゃった。」

ワタルは結局この後2時間にわたって追い掛け回されたとか、、、、、、、
だいぶズレてきてるような気がするが。話を進めよう。
この後。イブキ・イエロー・ジェード・ワタルによる会話は寝る時まで続いた。
そして、寝る直前にワタルが言った。

ワタル「皆起きてるか?」
イブキ「何?ワタル。」
ジェード「ふわあああ・・・・・・。何・・・?」
イエロー「zzz・・・・・」
ワタル「お前たちに言いたい事があるんだ。俺はポケモンの事をもっと良く理解して
やりたい。それで・・・いつかは人

間とポケモンが仲良く暮らせる世界を作りたい。その時にお前達にも協力してもらい
たい。」
ジェード「ワタルさん・・・・・。」
イブキ「いいわ。ワタル。必ず作りましょう。理想郷を」
ワタル「みんな。ありがとう。」
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ジェード「・・・・というわけなんだ。」
カツラ「そうか・・・。」
カツラは黙り込んでしまった。
ジェード「僕はあの時約束したけど・・・・ワタルはその後の工業跡地の影響によっ
てポケモンたちが病気にかかった時

、怒り方が凄くて、僕達の言う事も聞かなくなったんだ。でも、今回ばかりは止めな
いわけには行かない。」
ジェードは固い決意をした。
カツラ「イエロー君は君の兄妹だったんだね」
ジェード「そうです。でもこの事は妹には内緒ですよ。」
イエロー「何を話していたんですかジェードさん。カツラさん。」
ジェード「イエロー!!お前何時グレンに、、、」
イエロー「ついさっきですよ。」
カツラ「ようこそグレンジムへ。私がカツラだ」
イエロー「カツラさん・・・僕はワタルと戦ってきました。」
ジェード「何!?ワタルとだって!!決着は着いたのか?」
イエロー「多分ワタルは四天王と合流しているのではないかと・・・・。」
カツラ「どうやら捜索を続ける必要がありそうだな。」
と、その時、通信装置が作動した!!
カスミ「カツラさんっ!!大変!!ニビが!格闘ポケモン軍団に襲われている!」
カツラ「カスミ君!?」
カスミ「タケシに伝えて!そして・・・ニビだけじゃないの!」
ジェード「何だって!?」
カスミ「アタシの町ハナダもエリカのタマムシも・・・。」
カツラ「カスミ君!カスミ君っ!!切れてしまったか。タケシ、聞こえるか。応答し
てくれ。」
タケシ「ああ聞こえているさ。俺の・・・ニビシティも燃えている・・・・・!。」

それだけ言うとタケシも通信を切った・・・・・・。
カツラ「ううむ・・・・。」
ダッ!!!!!
後ろで誰かが走り出す音が聞こえたかと思うと、ジェードは外へ駆け出そうとしてい
た。
カツラ「ジェード君!!何処へ行くつもりだ!?」
ジェード「こうなった以上・・・・残った戦力で敵の本拠地に攻め込むしかない。」

カツラ「君もそう思うか・・・・・。よし!行こうスオウ島へ!!」
カツラも乗り込む準備を始めるが・・・・・・・
カツラ「ウウッ・・・・・・・・。」
イエロー「カツラさん!?」
カツラ「私は問題ない。ジェード君、イエロー君、先に行っていて良い。」
イエロー・ジェードはカツラに後を押され、カツラの体調が気掛かりながらもその場
を後にした。








続く














座談会


レッド「なんか回想がやけに長かったような・・・・・。」
ジェード「よくあるこった!!気にす・・」
ゴールド「先輩!!!俺のセリフ盗らないでください!!」
イエロー「ジェードさんの過去が徐々に明きらかになってますね。」
ジェット「そろそろ複線がでてこないと面白くないからな。」
アンバー「私の出番もそろそろね・・・・・・。」
ユウジ「それではまた次回!!」














登場人物 紹介

エメラルド=デ=トキワグローブ   38歳  162センチ  45kg
かつてポケモンリーグで準優勝した成績を持つ。日本以外でもその力を発揮していた
といわれる。引退後はサカキと結婚。ジェードとイエローの母親でもある。
そしてジェード・イエローを救うため、自らの命を差し出したと言われているが・・
・・2章現在消息不明。
トキワの力を第3の力まで使える。 通称「森の賢者」や「トキワの聖女」とも言わ
れている。

 

[一言感想]

 個人的に、エメさんは聖女というより聖母……。
 もっとも、異名自体が結婚前からついていたのかも知れませんが。
 ジェードがワタルと戦った事あるというのは、そんなに前の話ですね。
 そして長い年月を経て、ついに再戦の時が訪れるのでしょうか?

 

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