第二章
第十八話 運命のスプーン

 

 

 

ジェードは、イエローと別に行動し、スオウ島へとやって来た。島は恐ろしいほどに
静かである。
だが、洞窟の奥から、ただならぬ殺気も感じるのだが・・・・・・


ジェード(何処だ・・・??何処にワタルは潜んでいるんだ??)
ジェードは一歩一歩慎重に進んでいく。
ナツメ「お困りのようだな、ジェード。」
ジェード「お前は!!ナツメ!!」
ジェードは素早く身構える。
ナツメ「そう構える必要もない。お前たちと目的は一緒だ。」
ジェード「何だって?」
ナツメ「我々も今回は四天王を倒すためにここに来た。だから別にお前たちと戦うつ
もりはない。」
マチス「ナツメ!!あまりしゃべるな。」
キョウ「その通りだ。」
ジェード「マチス・・・・それにキョウ!!」
ロケット3幹部とジェードが揃った時に、ちょうどグリーン・カツラが駆けつけてき

カツラ「キョウ!マチス!ナツメ!」
キョウ「ククク、久しぶりだな。」
グリーン「何故お前たちがここに!」
カツラ「あのシルフカンパニーの戦いで敗れた後、亡がらさえ見つからなかったと聞
いていたが・・・まさか生きていたとは!!」
ナツメ「事情を話すのは後だ。今、私の耳に聞こえている新しいお客さんの足音。そ
の到着まで・・・・。」
全「!」
ブルー「ナツメ・キョウ・マチス!!おまけに・・・カツラ・グリーン・ジェードま
で!!」
カツラ「イエローくん、よく来たな、と言いたいところだが、一緒にいる2人は誰か
ね?」
イエロー「ブルーさんとマサキさんです。ボクのことを追って合流してくれました。
あのう・・そっちの人たちは?」
カツラ「ム・・・・・。」
グリーン「マチス、キョウ、ナツメ。元ロケット団だ。オレ達も今ここではち合わせ
たところだが。」
キョウ「ククク。」
ナツメ「ウフフフ。」
マチス「ハハハハハ。」
グ&イ「?」
キョウ「何故オレ達がここにいるか知りたいか?別に難しい説明など全くない。オレ
達も四天王を倒すためにここへ来た、ただそれだけの事だ」
全「!!四天王を倒すだと!!」
マチス「ああ、良い機会だから教えてやろう。オレ達ロケット団を壊滅させたと喜ん
でいただろうがそんなものとんだ思い違いよ。」
ナツメ「シルフカンパニービルが完全に崩れきる寸前、私たちはあの場所から去った
わ。そして今まで復活の準備をし、その時を待っていたのよ。」
キョウ「ところが・・・だ、今カントーは四天王の攻撃を受け、人々は消されようと
している。・・・オレ達が制圧するはずの場所で勝手な事は許さん。」
ナツメ「アナタたちも打倒四天王をかかげてこの場に来たんでしょう?邪魔をしない
・・・と言うのなら、この場は、手を組んであげてもいいわ。」
「!!」
マチス「『敵の敵』は『味方』というわけだ。ククク・・・」
グリーン「手を組んでやっても良い・・・・か、それはこっちのセリフだ。」
ジェード「その通り。」
キョウ「ホウ。」
グリーン「オレはおじいちゃんと因縁のあるというキクコを倒すために来た、それだ
けだ。その邪魔をしないというのなら、お前たちが何処で何をしようと知ったこと
じゃあない。」
ジェード「僕は元は仲間だったワタルを力ずくで止めに来ただけだ。」
ナツメ「ウフフ、決まりね。・・・フーディン!!」
何処からともなくフーディンは人数分のスプーンを出すと、全員に渡した。
マチス「ナツメよ、"運命のスプーン曲げ"・・・というわけか。」
ナツメ「そうよ。・・・アナタたちはカントー襲撃中の今、この島は逆に手薄だと
思っていたかも知れないけど、四天王本人たちはこの島から動いていないわ。」
「何!?」
「敵は八人、こちらは9人ということは、2人の組が3つと3人の組が一つになる。
全員、そのスプーンをを持ったら戦う気持ちを強く念じること。フーディンが、その
念を受け運命のスプーンで相手を決めるわ!!」
イエロー(レッドさんが離脱しているしている今、四天王との戦いを避けるわけには
いかない。)
ジェード(ワタルを何としてでも止めてみせる!!)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
グ・・・ググ
それぞれのスプーンが曲がりだした。
イエローとカツラのスプーンお互いを指し、一組目
そして、二組目はグリーンとキョウ。三組目はブルーとナツメとなった。
ナツメ「フフフ・・・・。偶然だけどシルフカンパニーで戦ったもの同士になったわ
ね。」
そして、残るはジェード・マチス・マサキだけだが・・・・・
ジェード「!!」
グ・・・・グググ
ジェードのスプーンが指した方向は、天井の方だった、、見ると、上には誰かが腰掛
けている。
ジェード「!!誰だ!!」
サカキ「慌てるなジェード。私だ。」
三幹部「ボス!!」
グリーン「貴様は・・・・サカキ!!」
ジェード「父さん!!」
全員「!!!!」
ブルー「ジェード・・・・父さんってどういうこと?」
ジェード「そうか・・・・・知っているのはレッドだけだったっけ?」
サカキ「お前たちが驚くのは無理もないだが・・・確かにジェードは私の息子だ。」

ジェード「それにしてもどうしてここに・・・母さんを探しに行ったんじゃないの
か?」
サカキ「お前に無茶して欲しくないだけだ・・・・。それと、マチス!キョウ!ナツ
メ!ロケット団は今日で解散だ!!」
マチス「し、、しかしボス・・・・。」
サカキ「もうお前たちも、ジェードやレッド。グリーンに勝てない事は分かっている
はずだ。いい加減に自分の腕を磨け!!」
サカキは凄みのある顔でマチスたちを一喝した。
ジェード「と・・・父さん。」
サカキ「さあ。おしゃべりはここまでだ。ジェード!行くぞ!!」
ジェード「わかった。」
ジェードとサカキは飛び出していった。
そしてそれぞれのメンバーも各自に別れた。








つづく<

 

[一言感想]

 ポケスペ原作では、運命のスプーン使用時に姿を見せなかったサカキ。
 本作では彼とジェードがその場に居合わせた事から、この2人でペアを組む事になりましたね。
 父子タッグの戦いに期待です。

 

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