第三章
第ニ十五話 雷神降臨!! そしてあの人も・・・・・・。
クリスタルと別れキキョウシティを旅立ったユウジ。今日もいつも通り捕獲を進めて
いた。そして彼は修行地、ヒワダに戻ってきていた。
ポケギアのラジオ「・・・・・最近ジョウトの街に伝説の3体のポケモンが出現して
います。その3対の名前は古代聖獣 エンテイ・スイクン・ライコウといいその生態
は_______。」
ユウジ「伝説のポケモンか・・・・。俺には無縁だな・・・・・。」
クリスの捕獲術を目の当たりにしてしまい。少し自信を無くし気味のユウジであっ
た。
今彼は・・・・・・・師匠、ガンテツの家に向かっている。しばらくはボール作りに
熱中しようと思い。この街に戻ってきていた。
マリ「ああ。お兄ちゃんお帰り。」
家ではガンテツの孫娘。マリが出迎えてくれた。
ユウジは静かな声で「ただいま。」というと表情を曇らせた。
ガンテツは仏頂面でユウジの方を向いて座っている。 余りにも感情の消えた顔なの
で、、、、ユウジは鳥肌が立っていた。数ヶ月間勝手に飛び出して行ったのはやはり
間違いだったか???????
ガンテツは、静かに流れる水のように穏やかな声でこう言った。
ガンテツ「ユウジ君。今日は君に教えておきたい事がある。今夜私の作業場に来てく
れ。」
一言。ユウジはてっきり怒鳴られるかと思っていたので。ほっとすると同時に
ユウジ「作業場に・・・・・・ですか?」
ここに居候してからと言うもの、ユウジはガンテツの作業場には一度も入ったことが
ない。いつものボール作りなら大広間でやってしまえるほど二人には手馴れた作業
だったからだ。それがガンテツが過去30年来門外不出としていた作業場に入れられ
ると言う事は。自分を立派な弟子と認めくれている。という裏づけにもなる。
マリ「やったね・・・・。お兄ちゃん。」
ユウジ「〜〜〜〜〜っ!!!よっしゃ〜〜〜〜!!!!」
Rrrrrrrr・・・・・・・。
突然ユウジのポケギアがなる。
ユウジ「もしもし、ユウジやで。」
ジェード「ユウジ・・・・・久しぶりだな。」
ユウジ「何!!?ジェード???お前生きとったんか?」
ジェード「うん。地獄に行くには早いって言われて戻ってきたよ。」
ユウジ「シルバーとブルーが心配しとったで。はよう連絡してやれ。」
ジェード「わかった。突然だが・・・・。今何処にいる?」
ユウジ「ガンテツ師匠の家だ、」
ジェード「ちょっと待ってて。すぐ行く。」
電話の向こうの音が消えたかと思うと、すぐ目の前にジェードは立っていた。
ユウジ「!!うわあ!!。」
ジェード「ユウジ、久しぶりに会ったね。」
ユウジ「それはそうと、お前何時の間に現れたんや?」
ジェード「それは、コイツのおかげさ。なあ?ミュウ!!送ってくれてありがと
う。」
ミュウ(このくらいは如何って事ないよ。)
ミュウは軽くウインクすると、ボールに戻った。
ユウジ「・・・・・。今のは幻のポケモン!!!ミュウ!!お前何時ゲットしたん
や?」
ジェード「ああ・・・・ちょっと臨時で仲間に加わってくれたんだ。それよりも少し
休ましてくれないか。リュウキュウからテレポートしてきたんでね。」 ジェードは
ちょっと異常な量の汗を流しながらこう言った。
ユウジ「お前、、無理してないか?」
ジェード「心配するなよ。ただ疲れてるだけだ・・・・。客間を借りるよ。」
ユウジ「あ、ああ・・・・・。」
それ以上首を突っ込むのは止めておいた方がいいだろうと黙って作業場に行こうとし
たユウジだが、やはりさっきの尋常じゃない量の汗が気になりこっそりジェードの様
子を伺った。
ジェード「そろそろ、鎮痛剤を打たないと、、、」ジェードは持っていたリュックの
中から注射器を取り出し、負傷した右ひじに注射を打った。
ユウジがばれないようにドアをわずかに開けて覗いているとも知らずに。
一瞬だけジェードの顔が苦痛に歪んだが・・・・。その後は平然とした顔で中庭の方
へと出て行った。
ユウジはさっき打っていた注射器のラベルをみて驚愕する。そこには
『医薬用モルヒネ 使用量に注意』
と書かれていた。
ユウジ「・・・・・・。アイツ。本当に大丈夫か?」
ユウジは顔を青くしながらボソッと呟いた。
さて、、、、なぜジェードがミュウと居るかを説明しよう・・・・・。
ブラックジャックとのバトルを終えた後。ジェードは気を失っていた。
その時、ジェードの病室に小さな光が現れたかと思うと。その光はジェードの周りを
飛び回る。
やがてその光が眩しくなってジェードが目を覚ます。
ジェード「君は・・・・・。ミュウ!!!」
ミュウ(久しぶりだね。ジェード、)
ジェード「ああそうだね・・・。でも何でリュウキュウに君が・・・・?」
ミュウ(君に伝えたい事があったんだ。実は最近、ジョウトで時間を支配しようとす
るトレーナーがいるらしいんだ。)
ジェード「時間の支配だって!!?」
時間の支配をするようなトレーナーはジェードにとって一人しか当てはまらない。
ミュウ(それで、そんな計画を止められるトレーナーは君かレッドしかいないと思っ
てここまで探してきたんだ。)
ジェード「うう・・・・。そういうことなら・・・。行かないと!!ブルーやシル
バーも動いているはずだ。」
ミュウ(君はケガしてるみたいだけど・・・・。大丈夫なの?)
ジェード「何・・・このくらい大したこと無いさ。ぐっ!!?」
無事だと、腕を大げさに振って見せたが、実際の所、かなりの無茶をしていることに
は変わりなかった。
ミュウ(君が大丈夫だと言うのなら僕のテレポートでジョウトまで送ってあげるけど
・・・・。)
ジェード「うん、頼むよ。ちょっと待って・・・支度してくる。」
ジェードは病室を出る。すると、部屋の前でアンバーが立っていた。
アンバー「ジェード君・・・・。どうしても行くのね。」
ジェード「僕が行かないと。必ず無茶な真似をするする奴がいるからね・・・・・。
と言ってもこんなケガで戦おうとする僕も充分無鉄砲かも知れないけど」
アンバー「ブラックジャック先生から鎮痛剤を預かってるわ。これを持って行っ
て。」 と、未だ心配そうな顔のアンバー。彼女は薬液と注射器を差し出す
ジェード「行く以上、今回は命を賭けるぐらいの覚悟でいる。でも、僕は必ず戻って
くる。折角死んだお祖父ちゃんのお墓も見つかったし、僕はまだいろんなトレーナー
とバトルしたいから。最後にもう一度。必ず戻る。」
ジェードは外に出ると、ユウジに連絡し、ジョウトへと舞い戻ったのだ。
そして今は、ガンテツ師匠の家の客間で、ユウジの作業が終わるのを待っている。
外の夕日を眺めていたジェードだったが、やがて雲行きがあやしくなり、雷鳴が轟
く。
そして、物凄い雷がジェードのそばに落ちる。
ピシャァァァァァン!!!!!!!!
ジェード「!?・・・・・この雷・・・。ポケモンの"かみなり"!!?」
ジェードは早速戦闘体勢に入る。その音に、作業を終えたばかりのユウジも現れた。
ユウジ「なんや!!?今の雷やけに近かったで。」
見ると、ジェードがボールに手を掛けていた。
ジェード「行け!!ヨーギラス!!」
すでに、ヨーギラスを出し、様子を伺うジェード。
ユウジ「俺も加勢するぜ。エレキッド!!」
ユウジもまた、雷の落ちたあたりを見る・・・・。するとそこに現れたのはいかづち
ポケモン・ライコウであった。
ジェード「見たことも無いポケモンだ・・・・。ヨーギラス!!"すなあらし"」
ユウジ「そんなアホな!!何故伝説のポケモン・ライコウがここに・・・・。」
ジェードは相手の素早さを封じるべくすなあらしで視界を塞ぐ。
だが、そんな事はおかまいなしとばかりに、突進してくるライコウ
ライコウ(さあ。お前達の力を見せてみろ!!!)とばかりに
ヨーギラスをあっという間に吹っ飛ばすと、ライコウは未だにジェードを睨みつけ
る。
ユウジ「よし!!!エレキッド!!"でんじは"や!!」
相手の動きを封じようとするが、そう簡単にいく相手ではなかった。これまた避けら
れてしまうと、今度は"かみくだく"で一撃でエレキッドを倒してしまった。
ジェード「クソ!!なんてパワーだ!!」
ユウジ「力で負けるなら・・・・・ゲンガー!!催眠術!!」
ゲンガーの催眠術は予想通りライコウの動きを鈍らせる。
ジェード「パピヨン!!ギガドレイン!!」
なおも徹底的に体力を無くそうと、ギガドレインを指示したジェード。
ライコウの身体に緑の光が当ると・・・・どんどん体力を吸収していく。
そして、ユウジがバットを構える。
ユウジ「行け!!ヘビーボール!!」
キン!!!!!!!!!
ユウジのヘビーボールはライコウにヒットし、ボールに収まる。
だが!!!!!
ジェード「ライコウ、ゲット・・・・。」ジェードも捕獲を確信していた。
ピシ・・・・・・・ボン!!!!
ライコウ(そんな事でこの俺が捕まるとでも思ったか!!!)
ライコウはさらにジェードとユウジに電撃で威嚇すると、、、そのまま逃げてしまっ
た。
二人はしばし呆然としていた。
ユウジ「結局、アイツの力の方が俺たちの一回りも二回りも上ってことやな」
清々しく言うユウジであるが、その顔には捕獲できなかった悔しさが浮かぶ。
ジェード「それ以前に、このヒジの状態で挑んだ僕が間違いだった・・・・。無茶は
するなって事だね。」
ユウジ「で・・・・・・・・・・お前はこれからどうする?」
ジェード「とりあえず、トキワに帰るさ。それからレッドと合流する気だ。」
ユウジ「そか・・・・・俺はスリバチ山で修行のし直しや。」
ジェード「なら、また戦いの場で会おう!!ミュウ!テレポート!!」
ユウジは再び消えていった。
一方レッドとイエローはシロガネ山の山頂付近にいた
ここまで来なくても温泉があったのだが、来る途中に会ったナツメに、ここより上に
より効き目の高い源泉があると言われ、運命のスプーンを使い
源泉を探していたからだ
レッド「ふぅ〜〜〜〜〜。ここかぁ!!傷を癒すシロガネ山の源泉っていうのは。」
イエロー「やっと着きましたね。レッドさん。」
レッド「ああ。ちょっと入ってくる。」
イエロー「私は夕食の準備をしておきますね。」
レッド「いつもサンキュー!!」
レッドが凍傷にかかっている以上、彼の身の回りの世話はほとんどイエローがやって
きていた。
そして、その支えがあったからこそ彼はここまで辿り着く事が出来た。
一人になって彼は真剣な顔をして何やら考え始めた。
レッド「今回は本当にイエローのおかげだったな・・・・。途中でリザードンとプテ
は使えなくなるし。回復アイテムは尽きるし・・・。」
この旅に出る時、レッドはかなりの準備をしていた、きずくすり等の道具も大量に買
い込んでいたので大丈夫だと思ったが。途中の濃い霧や
神緑山の心霊現象(これはまた別の話で)で道具を無くすなど、、、大変な事になっ
たもんだ。そんな時、手持ちの回復はイエローの力によって行われていた。
レッド(ったく・・・・本当に凄い能力を持ってるよな。イエローとジェードは・・
・。俺ももっと強くならなきゃ!!)
レッドは静かなこの場所で、色々な思いを馳せていた
ザブ!!!!
後ろの方で音がするので振り向いてみると若い女性が入ってくるではないか
レッド「うわああああ!!!」顔を真っ赤にして驚くレッド
そしてその女性もこちら気づいたようだ。
???「あなたはレッド君・・・・・。久しぶりね。」
その女性は久しぶりと言ったが、まるでレッドには会った覚えのない人だった。 何
処か雰囲気はイエローとジェードに似ている。
レッド「あの〜〜〜、失礼ですがどなたですか?」
???「覚えていなくても無理無いわね。前に会った時はあなたは3歳だったから。
私の名前はエメラルド=デ=トキワグローブよ。」
レッド「!!!!!?」 正直レッドはそんなはずはない、と思った。ジェードによ
ると、彼が6歳の時に亡くなったとジェード本人が言っていたからだ
エメラルド「何故私が生きているのか知りたい?」
レッド「えっ???」
エメラルド「話したいところだけど、私が生きているのが知られるとちょっと面倒な
事になるから聞かないでくれる?」
レッド「は・・・はい。疑ってすいませんでした。」
それからエメラルドは多くを語ろうとしなかったが、どうやら彼女も療養でこの場所
に来たことには間違いなかった。
話が途切れると、レッドは言った。
レッド「あの〜〜〜。エメラルドさん」
エメラルド「何?レッド君?」
レッド「今から、俺とバトルしてくれませんか。」
エメラルド「う〜〜〜ん。わかったわ。でもあいにく手持ちが3体しかいないけ
ど、、、構わない?」
レッド「もちろんです。」
エメラルド「なら、早速準備しましょう。」
エメラルドは、温泉から上がり、緑のマント(法衣のような服)を着て現われた。
今ここに新旧のトップクラスの激突が始まる。
つづく
座談会
ys@219「今回も無事に執筆できました。」
エメラルド「初めまして、エメラルドです。」
ジ&イ「母さん・・・・・(泣)」
ゴールド「感動の再会はまだ早いッスよ先輩。」
アンバー「ああ。私もカントーにもう一回行きたいなあ・・・。」
エメラルド「ジェード・イエロー、二人で協力して頑張るのよ!!」
ジ&イ「はい!!!!」
サカキ「俺も初登場だがな座談会は。」
ジェード「父さん!!」
トキワグローブ一家「それではこれからもよろしくお願いします!!」
[一言感想]
ミュウが……!
なんか、ジェードの手持ちになってます(笑)。
強力な仲間を得たと言っていいでしょう。
けれど、満身創痍なジェードが果たしてどこまでもつのか心配です。
エメラルドの登場に、レイエサイドの今後も気がかりです(苦笑)。