第三章
第ニ十六話  再会




シロガネ山でレッドはジェードの母・エメラルドに出会う。そして今!!!世代を超
えた名勝負が始まる。

 

 

 

レッド「行け!!ピカ!!」
エメラルド「ピカチュウね・・・。懐かしいわ。なら私は・・・ピーちゃん、お願
い!!」
レッドのピカチュウに対し、エメラルドはバタフリーを繰り出した。
レッド「バタフリーか・・・・ジェードもイエローも使ってたっけ。ピカ!!高速移
動!!」
バタフリー「ピーちゃん!!ねむりごな!!」
やはり、相手の動きを封じる策をとるエメラルド。
レッド「俺のピカは、スピードが手持ちの中でトップなんです!!攻撃はそう簡単に
当りませんよ!!」
エメラルド「それなら、、これはどうかしら?ピーちゃん!!あまいかおり!!」
バタフリーの体から、甘い匂いがたちこめ、、、ピカチュウは戦意を喪失してしま
う。
ピカ(なんかいい匂いだなあ・・・・・。)
ピカが体の力を抜いた瞬間!!!
エメラルド「ピーちゃん!!もう一度眠りごな!!」
今度の眠り粉は確実にピカを捉える。


レッド「ピカ!!目を覚ませ!!」
エメラルド「遅いわ!!ピーちゃん!!ゆめくい!!」
バタフリーの周りに、黒いオーラが出たかと思うと、ピカへ向かってそのオーラは伸
びていく。


結局、体力をゆめくいによって奪われたピカはあっという間に戦闘不能になってし
まった。





レッド「ピカがやられるなんて・・・・ハハハ、久しぶりに全力を出せそう
だ!!!!」
レッドは相手が自分より強ければ強いほどその闘争心に火がつくタイプのトレーナー
であって、今回も心の底からバトルを楽しむ!



レッド「行け!!ゴン!!」
エメラルド「カビゴンね、、、なら私は!!!行け!!ハピナス!!」
エメラルドが出したのは、ラッキーの進化系ハピナス!!
レッド「ゴン!!すてみタックル!!」
エメラルド「ハピナス!!みきり!」
ゴンの猛烈なタックルがハピナスを襲うが、完全に見極められているのかあっさり避
けられてしまう。
レッド(相当に強いな、、、、さすがジェードのお母さんだなあ。)
エメラルド(この子のバトルスタイルは、本当に兄さんそっくりね。でもまだまだ負
けるわけにはいかないわ!!)
ニヤ!!!
お互いに好敵手の出現に自然と顔がほころぶ。
レッド「ゴン!!飛び跳ねる攻撃!!」
普通カビゴンはその超重量のせいで飛べないのだが、レッドのゴンは脂肪ばかりでな
く筋肉も相当に鍛え上げられているため飛び上がる力がある!!
そして空高くゴンは飛び上がり・・・・・
レッド「飛び跳ねて、、、のしかかり!!」
巨大な体のゴンがハピナス目掛けて落下してくる
ズシーーーーーン!!! シュウウウウウウウウウウ・・・・・・・・。
レッド「やった!!一体倒したぞ!!」
会心の一撃にガッツポーズのレッド!!
エメラルド「ふう・・・・。今のは危なかったわ・・・・。何とか同士討ちには間に
合ったけど・・・。」
レッド「何だって!?」
レッドがゴンのそばに駆け寄ると!!ゴンは気絶している。みると腹部に強烈な一撃
をくらっていた。
エメラルド「カウンターが間一髪間に合ったわ、それにハピナスにラッキーパンチを
持たせてなかったら危なかったわ。」
ラッキーパンチ・・・・ラッキー・パピナスに持たせると、攻撃が急所に当りやすく
なるアイテムである。
レッド「すごいや・・・・。全然気づきませんでしたよ。」
エメラルド「あなたも、だいぶ強くなったわね。レッド君!!」
レッド「バトルを続けましょう!!」
エメラルド「もちろんよ!!」
レッド「最後は・・・・・行け!!フッシー!!」
エメラルド「フシギバナ・・・オーキド博士から貰ったポケモンね!!なら私は!!
行けハナちゃん!!」
なんと!!エメラルドが出したのもフシギバナだった!!しかもレッドのフッシーよ
りも一回り大きい。
レッド「エメラルドさんもフシギバナですか!!」
エメラルド「私たちもプロトタイプの図鑑所有者よ!!それぞれオーキド博士からポ
ケモンを渡されたの!!」
レッド「どおりで、これだけ強いわけだ!!フッシー!!はっぱカッター!!」
エメラルド「ハナちゃん!!つるのムチで動きを封じなさい!!」
フッシーのはっぱカッターをするりと避けながら、、やがてフッシーを捉える。ハナ
ちゃんのつるのムチ、
エメラルド「よしこれであなたは動けない!!ハナちゃん!!止めを!!え
え!!?」
もはやレッドは身動きを取れないはずだった。が、しかし!! 辺りが暑くなってい
る事に気づくエメラルド!!空を見ると!!夕暮れだと言うのに太陽が真上に来てい


る。
レッド「こんなともあろうかと、にほんばれをひそかに指示しておいたんだ!!フッ
シー!!ソーラービーム!!」
シュゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・ドーーーーーーーン!!!!
ソーラービームは確実に相手を捕らえていた。一瞬光ったかと思うと・・・・・・。
その次の瞬間にはフシギバナが倒れていた。








結局、バトルはそれぞれ一体ずつたおしたので、引き分けとなった。



レッド「まだまだ強くならないとダメですね、俺も」
エメラルド「そうね・・・・。でもあなたは私たちなんかよりももっと凄い才能を
持っているみたいね。元トキワジムリーダーとしても嬉しい限りだわ。」
レッド「元トキワジムリーダー!!!でもサカキがやってたんじゃ・・・・・。」
エメラルド「あの人が行方不明になった時は、臨時で私がやってたのよ!!本来はも
う任期終えてるからダメなんだけど・・・。はい!!」
レッドはエメラルドからグリーンバッジを貰った!!(ゲーム風)
レッド「これからはどうするんですか?」
エメラルド「本来は、家族で暮らしたいわ・・・・・。でも・・・・今の私ではそれ
は出来ない。私はまだ命を狙われているから・・・。会ってもあの子達を危険な目に


遭わせるだけ・・・・。」
レッド「・・・もう行くんですね。」
レッドは悲しい目をしながら呟くように言った。
エメラルド「でも、こうしてレッド君と会えたわけだし、、、ジェードは行方不明に
なったというのは心配だけど。あの子は強いからね。どっかで生きていると思うわ。


案外近くに居たりしてね・・・・。それと、レッド君、ジェードがここを訪ねてきた
ら、これを渡してくれない?」
エメラルドはこの時、ジェードが自分の後ろの林に居るのに気がついていた。
ジェード(・・・・・・母さん!!)
エメラルドはレッドに金の葉っぱと銀の葉っぱを預けた。
レッド「これをジェードに渡せば良いんですね。」
エメラルド「ええ。イエローのこと頼んだわよ!!レッド君!!」
エメラルドは親指を立てながらウインクした。
レッド「エメラルドさん!!!///////。」顔を真っ赤にするレッド」
エメラルドがまたテレポートを使ったその時!!
ジェード「母さん!!」
レッド「ジェード!!!いつからそこに!!」
エメラルド「やっぱり・・・・あなたのことだから出てくる思ったわ。」
下半身が移動空間に入ろうとしているエメラルドに抱きつくジェード


ひと時の再会
挿絵:シェリーさん作



ジェード「母さん・・・・俺・・・・俺!!!」 伝えたい事が山ほどあるのだが涙
がそれを邪魔する。
エメラルド「ジェード・・・・。一人させて本当にゴメンね。でも今のあなたには良
い友達がたくさんいるわ・・・これからレッド君たちと力・・・をあわせて・・・・


頑張りなさい!!!」
言い切った瞬間!!エメラルドの身体は消えていった。
ジェード「やっと会えたのに!!何で行くんだよ!!母さぁぁぁぁぁん!!」


その後、ジェードはしばらくの間号泣した。
そして・・・・・

レッド「ジェード・・・。さっき言いそびれたけど、久しぶりだな。」レッドはゆっ
くり話しかけた。
ジェード「ああ・・・。戻ってこれただけでも奇跡みたいだよ本当に。」
レッド「ところで、何で顔に包帯を巻いているんだ?」
レッドがさっきから思っていたことを口にする。 確かに顔の部分には包帯がぐるぐ
る巻きにされてあった。
ジェード「ああ。これか・・・レッドには見せておくかな・・・。」
そう言うと、ジェードは包帯を緩める。
レッド「!!!!!」
その顔を見た瞬間!!レッドは本当は見てはいけなかったのではないかと思った。 
額の部分には大きな]字の傷がついていた。
ジェード「スペクターのポケモンの攻撃を食らってね・・・・見事にやられたよ。」

レッド「・・・・・・。」
ジェード「でもね。僕は・・・コイツのおかげで助かったんだ。」
ジェードが指を刺したのは、左の袖に結び着けてあったレッドから貰った赤いバンダ
ナだった。
レッド「これ・・・・ボロボロになってないな。」
ジェード「正直な所、スペクターと戦った時、僕は負けると思ったんだけど。その時
にこれが目に留まってね、こんな事であきらめているようじゃレッドのライバルはつ


とまらないと思ってさ・・・・だから頑張れたんだ。」
レッド「ジェード・・・・・。」
ジェード「いつかかならず!!またバトルしよう!!」 ジェードはいつもの笑顔で
そう言った。
レッド「そうだ・・・・。イエローが一緒に居るんだ!!会っていかないのか?」
ジェード「いや・・・・その前に解決しなきゃならないことがたくさんあるか
ら、、、」
ジェードは母エメラルドから託された金・銀の葉っぱを指差してこう言った。
レッド「感動の再会は後にとっとくってことか」レッドが笑いながらそう言った。
ジェード「レッド〜〜〜。そういう君も妹泣かしたらタダじゃおかないからな!!」
ジェードもまたにやりと笑うと林の中に消えていった。
レッド「アイツ・・・・。全然変わってないな!!」








金・銀の葉っぱを手に入れたジェードは、ピジョットに乗り、アサギ方面に向かって
いた。すると途中でヤミカラスに掴まった赤髪の少年に出会う。


ジェード「おお〜〜い!!シルバーーーーーー!!」
シルバー「に、兄さん!!?何時ジョウトに!?」
ジェード「ああ。昨日から戻ってきたさ。それより、ブルーは何処だ?」
シルバー「姉さんなら・・・・・。鳥ポケモン嫌いを直すために修行してくるって
言っていたな。」
ジェード「鳥ポケの克服かぁ。アイツも頑張っているんだな。ってそうだ。あの男が
動き出したって噂を耳にしたけど・・・。」
シルバー「どうやら奴は時を支配しようとしているらしい・・・・・。ワタルがそう
いってたからな。」
ジェード「ワタルだと!!!奴とは何処であったんだ!!?」 声が荒くなるジェー
ド。
シルバー「俺自身のレベルアップの為に、あえて奴の配下になったんだよ。あの男を
・・・・倒すために!!」 シルバーの目には復讐の炎が宿っていた。
ジェード「そうか・・・・・。なら俺はここでお別れだ、俺も解決しなきゃいけない
問題があるんでね。」
シルバー「たまには姉さんに会ってやれよ・・・・心配してるからな。」
ジェード「分かった・・・・。シルバー、無理するなよ!!」

ジェードはマスク・オブ・アイスの野望を阻止するべく再び立ち上がる






つづく

 

[一言感想]

 偶然、母とのわずかな再会を果たしたジェード。
 レッドもそうですが、彼は数々の修羅場を越えて強くなりました。
 それでもやっぱり、ずっといなかった母親への想いは大きいのでしょう。
 ブルーとシルバーも動く中、戦いはクライマックスへ……!?

 

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