第四章
新・四話 (第三十二話) 雷の使者

 

 

 

ジェードがリュウキュウ地方への挑戦をかけ、ジェットがハナダシティでカスミとあっている頃、この男もまた動き出していた。



ユウジ=シルフその人である。 今彼は修行の地スリバチ山で必死にバットを素振りしている。 


ブン!!ブン!!ブン!!!!!!

ユウジ「197!198!199!200!!」


作者:素振り200回ってあなた本気でやったんですか?


ユウジ「ああ。ホンマにやったで?嘘や言うんか?」


作者:お前漫画みたいなやつだなぁ(呆)


ユウジ「うるさいやっちゃな全く・・・・。」

ヒロユキ「誰と話してたんだ?ユウジ」

後ろから、眼鏡をかけて、白衣を着た如何にも「理科系の男」な男が現れた。



ユウジ「ヒロユキ、久しぶりだな。会うのは仮面の男事件以来か・・・・。」

ヒロユキ「それはともかくユウジ、エレブース入団おめでとう」
ヒロユキは頭を深く下げて一礼した。


ユウジ「おいおい、改まるなよ?基本的には俺である事はかわらへんし。」


この年ユウジはエレブースから見事ドラフト一位で指名されていたのだった。 
高校野球のでの活躍は後日書くので、しばしお待ちを・・・・・。


ヒロユキ「何言ってんだよ?お前こそもっとゴールデンルーキーっぽく態度とっておけよ。」


ユウジ「アカン、アカン俺は高校野球で全国制覇してへんのやし、そんなでかい態度とれるかい?」


そういってまた素振りを開始する・・・・。


ヒロユキもまたユウジのトレーニングを見ている事にした・・・・・。



彼は遠投・ティーバッティング・走りこみと一通りこなし、クールダウンに入りヒロユキにいった


ユウジ「そう言えば今日は何の用事や?聞いてへんかったさかい。」


ヒロユキ「驚くなよ!!?実は伝説のポケモン・サンダーがこの近くに現れるという情報を聞いたのさ。」

眼鏡をキラーーーン!!!と光り輝かせて言うヒロユキ、おー怖っ。



ユウジ「はぁぁぁぁ〜〜〜またその根も葉もないデマを、それに何回俺が付き合わされていると思っているんだ?」

大きなため息をついてユウジは憂鬱そうに言った。




ヒロユキ「今度だけは本当なんだYO!!」何故か某サイトの用語を話すヒロユキ、君はさてはオタクだな?




ユウジ「絶っっ対行かん。お前と組むとろくな事が起こらんからな・・・・。」


ヒロユキ「へぇ〜〜〜〜そういう事言うんだ、」ここで、かなり嫌な笑いを浮かべるヒロユキ


ユウジ「・・・・・・・まさかお前・・・・。また人のパソコンにウイルスを送り込もうとしているんじゃ・・・・。」


ヒロユキ「あ、やっぱりわかる?」

ユウジ「わかる?じゃねえ!!!この間俺のPCのデスクトップを大好きクラブの壁紙にしやがったな!!」

そしてどうやら、彼は被害者らしい・・・・・・。


ヒロユキ「だったら話は早いな、サンダーが本当にくるかどうか、確かめてくれ、」


ヒロユキはそういうとさっさと退散する気でいるらしい

ユウジ「ちょっと待て、まさかお前、また誰かに大見得きったんとちゃうか?」

ヒロユキ「ギクッ!!!!」

ユウジ「ほーー。で、困った状況になると俺頼みか、全くお前は昔から・・・。」ややあきれ気味のユウジ

ヒロユキ「ま、まあそれじゃたのんだぞ!じゃあな」

ヒロユキは何処からとも無く煙玉を取り出すと、地面に叩きつけ、あっという間に立ち去った・・・・。


ユウジ「全く、如何でも良い事だが、以前捕獲屋やってた時の癖で、頼まれた事は断れんからな・・・・・。」


クリスが捕獲の専門家であったように、ユウジもポケモンゲットの依頼は片っ端から受けていたが、実際にライバル視していたクリスに会っ

た事で、彼女のレベルの高さを思い知らされたのであった。 

ユウジ(世界には俺みたいなレベルの捕獲屋はごまんといるのかもしれへん、だが俺はまだまだあきれめへんで!!)


彼が、再び闘志を燃やし始めた頃、彼のボールから黄色と黒の縞模様のポケモン・・・・・エレキッドが飛び出した。


ユウジ「おおっ、キッド!!お前も俺と同じ気持ちやな?ヨッシャー!!やったるで!!」



エレキッド(俺とユウジは相棒やろが、きばってこーで!!)



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・・



不気味な音にユウジはハッとなる、するとさっきまで雲一つ無かった空は、いつの間にか黒い雷雲が覆っていた。




ユウジ「雷雲!!?・・・・・あのアホの情報もたまには役に立つんだな・・・。」


ヒロユキの予測が正しかった事に、多少驚くユウジであった。




そして、運命の時は訪れた。



凄まじい稲妻を放ちながら、鋭いくちばしを持つ雷鳥、サンダーが降臨した。


サンダー「ギヤオオオオオオ!!!!!!」


ユウジ「よし、行くでえ・・・・・」ユウジがサンダーに駆け寄ったその時だった。




???「待ちなさい。」

???「そうそう、てめえにはサンダーなんざ十年早いぜ!!」



ユウジが声のした方向を振り向くと、そこには黒い服にRの文字の二人が立っていた。







ユウジ「お前らはロケット団!!サンダーを捕まえる気やな!!」



???「察しが良いですね。正にその通りです」


???「まあ、てめえは指でも咥えてそこで見学してな!!」



ユウジ「ぬかせ!!悪事にポケモンを利用するような奴は、ワシがシバいたる!!」 ユウジは一度切れると、死ぬまで止まらない猪突猛進

タイプの男である事を彼は知らない。





???「挑発が過ぎたようですよ?イプシロン」


イプシロン「グタグタ言うんじゃねえ!!タキオン」



タキオンと呼ばれた男は黒いロングヘアーで、服装はロケット団のしたっぱのような格好こそしているもの、その灰色の瞳はまるで全て凍ら

せるような、恐ろしく冷たい目つきである。

一方のイプシロンは、体重130キロはありそうな巨漢で、驚くほど巨大な足と手を持っている、「ブックフット」などと呼ばれてもおかし

くないくらいに・・・・。ちなみにスキンヘッドである。




ユウジ「問答無用!!キッド!!10万ボルトや!!」

すかさず戦闘態勢に入るユウジとエレキッド、しかし



タキオン「しょうがないですね・・・・あなたは本来「処分対象」ではないのですが邪魔をするというのなら容赦はしません。サンダース!

!でんじは!!」


イプシロン「グハハハハ!!!!!さっさとぶっ飛ばしちまおうぜ!!行けケッキング!!」イプシロンもまたダークボール方ボールを取り

出す。」


ユウジ「2対1とは、随分自信がないんやな、キッド!!ジャンプから爆裂パンチ!!それからゲンガー!!シャドーボール!!」


こうして激しい攻防戦は始まった。



イプシロン「ケッキング!!破壊光線!!」


ユウジ「効くか!!キッド!!リフレクター!!」


タキオン「ならばサンダース、ギガスパーク!!」




ギガスパーク・・・・スパークの電流を拡散し、多数の相手に攻撃をヒットさせる、ダブルバトルなどでは大きく効果のある技である。


この攻撃が、ゲンガーとエレキッドに見事命中してしまう。

バリバリバリバリ・・・・・・・・・・!!!


ユウジ「!!!しまった!!」
直撃を食らってしまったため、ゲンガーとエレキッドが麻痺してしまったのだ




イプシロン「グハッハッハ!!!!死ねえ!!!」ケッキングの一撃がエレキッドに襲い掛かる!!


ユウジ「何やて!!あのケッキング、なまけないのか?」



タキオン「我が組織に掛かれば、ポケモンの怠け癖を直す事など造作も無い事なんですよ」


イプシロン「そうそう、ドーピングすればイチコロってモンよ!!」




ユウジ「!!!!貴様ら!!ド....ドーピングなんか使いやがって・・・・ますます許せねえ!!!」



タキオン「・・・・ならば倒せば良いだけの話でしょう。」


イプシロン「まあ、てめえには一生無理だろうけどな・・。」




ぶちっ







この時ユウジの中で何かが切れた。









ユウジ「なるほど・・、ちょっと手加減してりゃいい気になってくれんだな?」



イプシロン「負け惜しみを言うなこのザコが」



ユウジ「どうかな?お前らは俺を本気で怒らせたからな」


タキオン「良いでしょう、あなたがそんなに消されたいのなら・・・サンダース・・・・。」

タキオンが言いかけたその時!!

ユウジ「ゲンガー、ファントムミスト!!!」


ユウジが指示すると、ゲンガーは何やら紫色の霧を辺りに撒き散らす・・・・・

その霧は、2人をあっという間に包み込む、


シュウウウウウウウウ・・・・・・・


タキオン「くっ・・・・仕方がありません、イプシロン、ガスマスクをつけなさい。」


イプシロン「・・・ゴホゴホ!!なッなんなんだ・・・?この煙は!!」 咳き込むイプシロン


ユウジ「この霧はキョウ直伝の毒の煙や、霧に入っている間は、ポケモンは体力を徐々に吸われていくんや、そしてこの霧をゲンガーが吸い

込む事で、体力を回復できる、元々は悪の側の技だけにイメージ悪いから使わんかったけどこの際本気ださせてもらわないと許せん性分でな

。」




タキオン「まずいですねえ・・・・。だが私たちにも柵はあります。クロバット!!吹き飛ばし!!」



タキオンはクロバットをだすと、その翼で、強烈な突風を放ち、霧を吹き飛ばす・・・・しかし霧が晴れた後に待っていたのは、不敵に笑う

ユウジと物凄い巨大な光の球体を放とうとしているエレキッドだった。




ユウジ「・・・・覚悟は良いな?雷迅奥義!!波動砲!!!!」



波動砲・・・・・・プラズマ現象を元に作られたその技は電子のぶつかり合うエネルギーを利用して、電圧・電流を極限まで高めた電磁砲な

のである。 正し、その威力たるや電磁砲の比ではない、しかも電磁砲は発射スピードが遅いので避けられやすいのに対し、この波動砲は
な、なんと光速で相手に命中するのだそうだ・・・・・・・・。 正に「必殺技」である。




ズドォォォォォォォォオオオオン!!!!!!!!



大きな光の球体が過ぎ去った後には、何も残っていなかった・・・・・・。


ユウジ「・・・・・・や、やったか?」 ユウジは辺りを見回す。彼の相棒、エレキッドもまた息を荒げながら辺りを見回している。



そう、この技・・・・致命的な弱点があるのだ、撃った後、そのエネルギーの大きさの反動で、撃ったポケモンがが必ず麻痺してしまうこと

である。その威力ゆえリスクを伴う、一撃必中の奥義





エレキッド「エ、エレ〜〜〜(ヨッシャーーー!!!!)」



痺れた身体を動かし、ユウジにハイタッチするエレキッド!!しかし・・・・・・







ドドドドドドド・・・・・・・・・突然地中から音がする。



ユウジ「!!!?」


イプシロン「ふう・・・・危なかったぜ・・・ケッキングに穴を掘るをやらせておいて正解だった・・・・。」



ユウジ「な、何い!!?」




イプシロン「中々楽しませてくれたじゃねえか、そらお返しだ!!」





イプシロンは痺れているユウジのエレキッドにケッキングののしかかりを使ったのだ




エレキッド「エ、エレ・・・・・。」



ユウジ「キッド!!!」



イプシロン「待てよ、今度はてめえの番だ・・・・・くたばれ!!」




イプシロンはその太い足で、ユウジのみぞおちに蹴りを入れた



ユウジ「ぐはあ!!!!」 余りの激痛に、その場に膝を付くユウジ、



タキオン「またイプシロンの悪い癖が始まりましたね・・・・・。」ため息を吐くタキオン





イプシロン「オラオラオラア!!!さっきまでの勢いはどうした!!」 容赦なく蹴りつけ、殴りつけるイプシロン



ユウジ「グ・・・・・」 (アカン・・・気ぃ遠くなってきた。)ユウジの意識が薄れていく・・・・。




"そんな奴に苦戦してもらっては困るな" 何処からとも無く声がする。



ユウジ"だ、誰や・・・・・・?"


"俺はサンダーだ、お前にはやってもらう事がある・・・・・・"



ユウジ"やってもらう事・・・・やて?"


サンダー"まあ、詳しくは後だ、力の使い方を教えてやるよ"



意識の中に話しかけて来たサンダーが言ったその時だった!!!



ピカッ!!!!!!!!!!!!!



突然ユウジの身体に、強烈な雷が落ちたのだ。




イプシロン「!!!?」





ユウジ「うおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」 ユウジの身体から稲妻が走る、そしてつぎの瞬間にはイプシロンが吹っ飛

ばされていた。





タキオン「イプシロン!!」



イプシロン「ぐうううう、ばかな、アイツには力など残っていないはず」

そういってユウジの方を見ると、そこに立っていたのは7:3の割合で綺麗に黄色と黒に髪が分かれている、黄色の瞳をして、トレーニング

ウェアを着ているような不良風の青年が立っていた

???「フウ.....久しぶりに暴れられるぜ、何年ぶりかなあ、こんなに腕が鳴るのは・・・。」


タキオン「どうやら恐れていた事態が起きたようですね」冷汗をかくタキオン


イプシロン「どういう事だ?」



タキオン「どうやら彼は選ばれし使者だったようです、それが今の戦いをきっかけに覚醒してしまった。」






???「タキオンとか言ったな?ゴチャゴチャ喋らんでも俺が教えてやる、俺の名はジンライ、精霊ポケモンの一人って事になるのかな?」




タキオン「・・・・・・・なんとか覚醒を防ぎたかったのですが、仕方ありません、今日のところは引きましょう。」



イプシロン「ま、まて俺にはコイツを叩きのめすって・・・・・・」


言いかけたとき後ろに殺気を感じる



ジンライ「寝言は寝てから言えボケが。」 イプシロンに掌打を食らわせるジンライ しかしその拳は帯電している・・・・


イプシロン「ウぎゃあああああああ!!!!!!!」





ジンライ「わりぃな、復活したてで手加減出来なかったぜ・・・・・・。今度会うときは精々腕を上げておくんだな? 今日のところは大将の顔に免じて許してやる」



ジンライはその後、神速を使って立ち去った





そしてタキオンはイプシロンを抱え、何処かへ消えていったという・・・・。









続く





















後書き



翡翠「今回もお楽しみいただけたでしょうか。」



ユウジ「俺が主役の話が遂に来たで〜〜〜〜」


ジェード「覚醒は俺に継いで二番目か中々やるな。」

翡翠「そらぁあなた、モデルは・・・・」


パシィィィィン!!!!←(ハリセンの音)


ユウジ「それを言うなボケェ!!!」


作者あえなく気絶。




ジェード「次は久しぶりに俺たちの出番だな」


アンバー「そうね、どうやらアクア.マグマ団と一波乱あるみたいよ?」



レッド「その次は俺とイエローの修行の旅だな」


イエロー「今から楽しみにしててくださいね!!」

 

[一言感想]

 ユウジは熱血漢そのままな人ですね。
 サンダーの力を得る辺りは、確かに見覚えがありました(笑)。
 彼も今後の戦いにおいて、大きな力となりそうです。

 

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