最終話(中編) 「五英雄」

 

 

 

あらすじ、遂にトレーナータワーを上り・・・スペクターとの決戦を迎えるジェード達、そんな中、ジェードの仲間である、ユウジ・レッド・ジェットは4大幹部と戦い、
ジェードはアンバーと共にスペクターの居る最上階にたどり着いたのであった


1#:それぞれの対決


「ガハハハハハ・・・・・・行くぜぇ・・・タキオンよ」バトルをはじめたくて拳をゴキゴキとならすイプシロン

「イプシロン、暴れるのは良いですが、無駄なことは極力避けなさい。」それとは対照的に、いつも冷静なタキオン

「堅ぇ事言うなよ・・・・・こいつにぶん殴られた痛み・・・倍にして返してやるぜ・・・行きな・・デオキシス」イプシロンがボールを投げると、中から赤と緑の特異な色の身体を持ったDNAポケモン、デオキシスが現れた

「!!・・・デオキシスか・・・・・けったいな奴をだしてきやがったな」 ユウジは元マスクドチルドレン、デオキシスの事も当然研究させられていた

「こいつの力でお前をぶったおしてやるぜ!!ガハハハハ」

「・・・・・さて・・・それじゃ俺も本気で始めるとするか」ユウジはボールに手を掛けると・・・・

(・・・・良いだろう、俺の力・・・見せてやろうじゃないか)持っているボールから声がし、次の瞬間身体が黄色く輝き始める

「・・・・・・覇っ!!!!」次の瞬間・・・・ユウジの身体から派手にスパークが走るようになると、髪の毛も黄色と黒色になっている。

「・・・・出ましたね、雷のガーディアン:ザブドス」タキオンは真剣な顔をかえず・・・・・口調だけは落ち着いて言った。

「以前は好き放題やってくれたが、今度はこっちにはデオキシスが居るんだ、負けやしねぇよ!!ガハハハハハ!!!」

「その減らず口、俺を倒してから言うんだな?」ザブドスは両手を構えると・・・・・戦いが大好きとばかりにニヤリと笑った

「デオキシス!!シャドーボールです」タキオンの涼しげな声が響くと・・・・・デオキシスは黒い球体を収束し始める・・・・。

ゴォォォォ!!!!ビュゥゥン・・・・ 黒い球体はやがて・・・・・・ザブドスを捉えようとするが・・・

「しゃらくせえ!!!!」 ザブドスは拳を振るい!!!!黒い球体をなんと素手ではじき返してしまった

「な・・・・なにぃ!!?全てのポケモンでも最強のパワーを誇るはずのこのデオキシスでも・・・かなわねえって言うのか?」イプシロンはあまりのことに、驚愕の表情だ

「・・・・さすがにサンダーの力を極限まで高めたポケモンだけありますね」

「冷静に言ってる場合かよ!!タキオン!!」

「あなたは少し落ち着く心を持ちなさい、出ないよやられますよ?これは心理戦です」

「その調子だと・・・・・そのデオキシス・・・・攻撃に秀でたアタックフォルムか・・・・なかなか遊び甲斐のある相手だな」ザブドスはフン、と笑い・・・かかって来いとばかりに指を自分の方に曲げる。


ザブドスの戦いの熱波は・・・・その上の階にいるレッドとヴァイスにも伝わっていた。

「・・・・・派手に暴れ始めたな・・・下は」

「恐らく、タキオンとイプシロンは最初から派手にやっているからな、だが・・・一つレッド、お前は俺に対して油断をした」

「・・・何?」

「それは・・・・DNAポケモンを持っているのは親父だけじゃない・・・・俺も持っているって事さ!!」ヴァイスはダークボールを投げる。すると中からなんとまたしてもデオキシスが現れた

「デオキシス・・・・か、ジェードから聞いたことあったっけ?・・・それなら俺も全力で行くぜ!!うおおおおお!!!」レッドもまた一つのモンスターボールを握ると、そのまま彼の体には炎が纏い始め、激しく燃え盛る!!

次の瞬間には紅蓮の色に染まった髪の・・・・雄雄しい青年の姿があった。

「・・・ククク、これが炎の神・・・・モルトレスと言うところか、面白い・・・・さっきも言ったが・・・俺は伝説を潰す!!!!」

「俺は・・・・友のためにも、貴様とオロチを倒す!!」モルトレスは、そういうと、持っていた炎の槍に力を込める。

「それが古代の武器・・・フェニックスロッドか」

「ああ、この紅蓮の炎で全てを焼き尽くす!・・・・・鳳凰閃(ほうおうせん)!!」

槍が振るわれる度に、灼熱の炎が槍から放たれ!!!デオキシスを包み込む

「デオキシス!!ミラーコート!!」ヴァイスがデオキシスに指示すると、デオキシスの体の周りに特殊な壁が現れ、全ての攻撃を撥ね返す!!

「何!!!?」モルトレスは自らの出した炎に包み込まれてしまう!!

「フハハハ!!!!自らの炎に焼かれるが良い!!ハハハ・・・・フハハハ!!!」あたりにはヴァイスの笑い声だけが響いていた

そしてその階のさらに上の階では・・・・

「義聖剣・・・・、光と闇の究極の剣・・・ですか」

「そうだ・・・・貴様に使うには勿体ないが、事は急を要するからな」ジェットは1m以上もある大剣を、まったく微動だにせず片腕で持っている。

「よくも私をここまでコケにしてくれましたね、いい加減あなたにはうんざりしているんですよ!!」シュレイダーは

「時間の無駄だ、ハッサム!!!サイレントブレード!!」ジェットがそう言うと義聖剣をハッサムに投げる!!するとハッサムはその剣に自らの鋏を当てる

キィィィィン!!!!高い金属音がしたかと思うとなんと義聖剣はハッサムの鋏に取り込まれ・・・・光り輝く鋏に変化する

シュッ!!!!! サイレント・・・・無音と言っても良いくらい静かな音で・・・ハッサムの鋏の刃は空気の刃を形成した

「You heard it didn't you? The voice of wind...(貴様も聞いただろ?風の・・・声を・・・)」ジェットは仕留めたと確信していたが・・・

「フッフッフ・・・・そんな攻撃程度に私のデオキシスが当たるとでも思ったんですか?」だが予想に反してスペクターは全く動じていない

「ほう、まだ首がつながっていたか?」

「いちいち本当に失礼な人ですね・・・・私のデオキシスのフォルムを見てから言うんですね」シュレイダーは鼻でフンと笑いながらこっちをやはり嫌な目つきで睨んでいる

「なるほど・・・・・その無駄のない体格は・・・スピードフォルムか」

「さあ、どっちが真に強いか見せてあげますよ!!!!」 因縁の戦いはこちらでも始まった

「どれだけ強くなったところで、さっきも言ったが、時間の無駄だ!!」

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2# ジェードの切り札

さて、一方トレーナータワーの最上階では、ジェードとアンバー、そしてスペクターがお互いに睨んでいた

「私は・・・・この2体で相手をしよう・・・・・クロバット!!!デオキシス!!」 スペクターが出したのは毒・飛行タイプで、すばやさではトップクラスの実力を誇るクロバットと、やはりデオキシスだ

「デオキシスか・・・・・それもダーク化してるから厄介だな」

「クロバットの方も・・・・素早いから攻撃を当てにくいわね、様子を見ながら戦いましょ?ジェード」

「ああ、ハクリュー・・・・援護を頼むぜ」

(ええ、何があっても私はバックスさんを守ります、この間のようにはいきませんから)ハクリューは涼しげではあるが凛とした声で言った

(俺も・・・・・お前には心配をかけた分、奴にこれまでやってきた成果を見せ付けてやる・・・・)バックスはかつてボロボロに負けたデオキシスを前にしても自信に満ち溢れていた

「クロバット!!!怪しい光!!・・・・デオキシス!!サイコキネシス!!」 クロバットは目を怪しく輝かせ、デオキシスは静かに念動力を発動し始める

「バックス!!まもる!!!」

「ハクリュー!!しんぴのまもりよ!!」

バックスはその巨体をまるめ、攻撃にそなえてガードの体勢をとり、ハクリューは自分の周りに、神秘的なベールを纏う

「状態異常か・・・・確かに様子見だったら良いかもしれないけど、俺を少し甘く見てるんじゃないか?スペクター」

「そうよ、私たちはこの最上階に来ている人間なのよ?あまりナメないで欲しいわね」

「むう、さすがだな・・・・といってもこのくらいで戸惑ってもらってこの先困るが・・・・フフフ・・・フハハハハハ!!!」

「ならば本気で行くもらうぞ!!!!!ぬおおおおおおおおおおっ!!!」スペクターはまとっていたマントを放ると、身体から黒いオーラが出始める

「こ・・・これは・・?ダークオーラ・・・それも相当な強さの・・・まさか・・・スペクター!!?」

「だめ・・・・闇の力が強すぎて・・・・うまく・・・動け・・・ない?」アンバーもこの異様なプレッシャーに押され始めている。

「わが闇の力!!!・・・・・見せてやろう!!!デオキシス!!ダークブースト!!クロバット!!ダークネスクロー!!」 その黒いオーラが、デオキシスのサイコブースト(無論アタックフォルム)とクロバットのメタルクローを取り込み・・・闇の技と化す

「「うわああああ!!!(きゃああ!)」」 そのあまりの闇の力はジェードとアンバーの身体を吹き飛ばすほど威力だった

(ちっ・・・・・まもるで避けたは良いが・・・・、ジェード達に迷惑がかかってしまうな。)

(状況は・・・・あまり良くないみたいね)ハクリューもまた、寸でのところでクロバットの攻撃を避けていた。

「・・・・・予想以上だな・・・ダークオーラの強さは・・・でもっ・・俺は負けない!!アンバー、協力してくれ!!」ジェードは直ぐに身を起こすとアンバーに手を貸す

「ん・・・あ・・・ジェード・・?」アンバーは自分を引き起こす強い力に、すこしドギマギしていた

「寝ている暇は無いよ?・・・・それにしても・・・・アンバーが居て良かったな、一人で戦っていたらもっと対処に時間が掛かったんだろうけど」

「!!?ジェード・・それじゃ・・・・もう突破口を?」

「ああ、でも・・・それにはアンバー、君のハクリューの力が必要なんだ、とっておきの技があるんだけど・・・・この際あれをぶち込むしかないからね」

「わかったわ・・・・やってみる。ジェード・・・あなたの力ならスペクターを倒せるものね?」彼女はジェードの勝利を信じて・・・いや、確信しきっているからこそ、その作戦に乗れるのだ 

「よし・・・・・じゃあ、しばらく・・・・時間稼ぎをしてもらえるかな・・・・二体居るからきついのは分かるんだけど・・・・・」

(・・・・・俺からもお願いだ、ハクリュー)その時、普段あまりジェード以外とは話さないバックスが口を開いた

「「バックス!!?」」バックスは責任感がとても強い反面、全てを自分でカバーしようとする・・・・。いわば頑固でいじっぱりなのだ

そのバックスが他人の協力を願い出ている。

(あら・・・・・、あなたが私に頼まれごとをするなんて、今日は随分と正直で素直ね)

(状況が状況だ・・・・・一人で何とかなる相手じゃないだろう?それにお前とコンビなら・・・・うまくいくだろうしな)バックスもまた少し顔が赤く見えるが、表情は引き締まっている

(・・・・わかったわ、私が食い止めるから。但し絶対にしとめてくださいね?バックスさん)

ぼんっ!!

その時、アンバーの持っていた2つ目のモンスターボールが飛び出した

(ハクリューさんだけに負担はかけられないわ!!!私も一緒にたたかう!!)

(ミロカロスさん・・・)ハクリューはいざと言うとき助け合ってくれる仲間に・・・・感謝の言葉も見つからない

(バックス!!!ハクリューさんにあまり負担かけ過ぎないようにね?ちゃんとデオキシスを倒せなかったら許しませんよ?)

(無論そのつもりだ、・・・・・時間稼ぎ、頼んだぞ?)

「何を話ばかりしている?・・・・地獄に行く準備でも出来たのかね?」二人の向こうでスペクターはやはり邪悪な笑いを浮かべている

「ああ、地獄に行くのは・・・俺達じゃない!!!お前だっ!!!」ジェードは揺ぎ無い自信を持って言った。


3#森を護る者

ナナシマでの大激闘が始まったころ・・・・トキワの森もまた、以前のように殺気の加わったポケモンたちがうなり声をあげ、続々と入ってこようとしていている

だが・・・・その入り口で、彼女:イエロー=デ=トキワグローブは森へのポケモンの侵入を防ごうと果敢に戦っていた。

「ゴロすけ!!!いわおとし!!!チュチュ!!10万ボルト・・・・・レボ!!だましうち!!」

ドガァ!・・・ズババババ!!!・・・・・・バシィ!!

あたりには技の命中する音が響いている。

だが考える暇も無いほど襲い掛かって来るポケモン達は、イエローの体力と・・・・・集中力を徐々に奪っていった

「はぁ・・・・・・っ・・・・はぁっ・・・・・こんなに多いなんて・・・・・・レッドさん・・・・兄さん・・・・私・・・は」

ずっとトキワの力を使い続けた反動で、イエローは徐々に眠くなり始めていた。「トキワの力」はポケモンと精神を同調させることで潜在能力を最大まで引き出せる

彼女がかつてワタルと戦ったときに、その力はレッドと互角まで跳ね上がったが、その時もまた力の使いすぎで終わった直後は気を失っている

今まさに、彼女の体力は限界を迎えようとしていた。よろめき、今まさに倒れようとしている

「・・・みんな・・ごめん・・・・私だけじゃ・・・無理みたい・・・・・」一気に全身の力が抜ける・・・・そして自分の体重をさせる力が無くなった、その時

ガシッ!!

その華奢な身体は誰かによって支えられる。

「・・・・・、お前一人でよく頑張ったな、イエロー。後は私に任せろ」

そう言った声の響きはどこか懐かしくて・・・・

「・・・・・・あなた・・・・は・・・お父さん・・・?」そう、紛れも無くこの声は父・サカキだ

「遅くなってすまなかった、ジェードはスペクターを倒しに行ったのだな?」

「ええ、・・・・兄さんは・・・・そうだ・・・父さん、お母さんがこの中に・・・・」イエローは父が来たことで力を得たか、よろめきながらも自分の足で立つと、母エメラルドがこの中に森の中に居ることを告げた

「・・・・そうか・・・・あれが来ていたか、ならば私もやる事は一つだな、」サカキはその一言で大方の状況をを予測できたのか納得した表情を一瞬見せて、そして今まさに二人に襲いかかろうとするポケモンを睨み付ける

「まだ戦えるか?イエロー」

「ええ、『力』を使わないで普通に戦えば・・・ですけど」

「それで十分だ・・・・・私が相手を引き付ける・・・・技の撃ちもらしがあったら援護を頼む」

「は・・・・はいっ!!」

「それにしても・・・・私の家族をボロボロにした代償・・・高くつくぞ?・・・・ドサイドン!!」サカキはドサイドンを出すと表情がかつての百戦錬磨の勝負師の顔に戻っていた

「情けは無用だ!!!爆砕せよ大地の衝撃・・・・奥義!!アースクラッシュ!!!」

ドサイドンはその拳を地面に叩きつけると、辺りをジェードのそれに匹敵する爆風が包み込んだ・・・・・・・・・・・

4#:決着

デオキシスとザブドスの戦いは熾烈を極めていた、ザブドスの拳による一撃はかなりの威力だが全ての攻撃はスピードフォルムには劣る物の、かなりのスピードを誇るデオキシスにはクリーンヒットと言うわけにはいかなく、それは相手も同じで攻撃技が高い身体能力を誇る

「つまらん・・・・・もうやめだ」ザブドスの

「デオキシス!!フルパワーのサイコブーストであんな奴はぶっ潰しちまえ!!」イプシロンは全ポケモン中で最高級の技とされる技、サイコブーストを撃ってきた

「イプシロン、無駄に逆上しても、相手を有利にさせるだけです」

「全く・・・・・俺がさっきから『素手』でしか戦ってないことに気づいていないとはな・・・・」ユウジはそう言うと、手を背中に見える何かの柄に伸ばした

「・・・・・!!、まずいです!イプシロン!!」

「うるせぇ!!こいつのなめきった態度・・・・許せねえんだよ!!!」イプシロンはデオキシスを

「・・・・仕方ない・・・・核の違いを見せ付けてやる必要がありそうだ」ザブドスは柄を一気に引っ張った!!すると後ろからいきなり大きな鉄球が現れる

「・・・・・・こいつを振り回すのは・・・・破壊力が凄いから・・・・抑えていたが・・・・まあ良いだろう・・・・最上級の雷技を食らえるんだ、思え」

ブン!!!!ブンブン!!!!!ガギィ!!

ザブドスがその鎖付きの鉄球を振り回すと辺りには激しいスパークが飛び散り、サイコブーストは簡単にそれにはじき返されてしまった!!!

「何っ!!?」

「・・・・・貴様を屠る!!破壊の雷撃!!!!・・・・・・その身に感じろ!!!これが雷帝無双鎚!!(らいていむそうつい)」

その思い鉄球は・・・・光速の速さで・・・・デオキシスを直撃した!!!

どがぁ!!!!!!ズバババババババババ!!!!!

触れた瞬間、デオキシスの身体にはとてつもない高電圧の電流が流れていた。それに加え、大きな鉄球の直撃を食らったのだ

ドサッ!!!

「100万ボルトの電圧と打撃を食らったんだ・・・・もはやそいつは動けまい」

「馬鹿な・・・・デオキシスは・・・最強のポケモンのはず」イプシロンは・・・・あまりのことにその巨体を震わせている

「これは・・・・計算外・・の強さ・・ですね」

「邪魔だ・・・・そこをどけ」

「なっ・・・なにぃ!!?」

「イプシロン・・・・ここであなたが暴れたところで、勝ち目はありません。」

「ダガタキオン・・・・こいつをボコボコにしてやらねえと俺は・・・・」

「誰に向かって言っている?宇宙のポケモンだが何だか・・・知らんが、そんな馬の骨に俺は負けん!!」

「ぐっ・・・・・」イプシロンはザブドスの威圧感にすでに押されていた。

そのままザボドスは二人がどいた向こうの階段を上り始める

「・・・・・・良いでしょう・・・あなたが言ったところで、終末の時計は止められないのですから」最後にタキオンの不気味な言葉を残してイプシロンと共に去ったという

そしてレッドは・・・・・

シュウウウウウウウウ・・・・・・

「あまりに強すぎる技を使いすぎるからだ・・・・・ククク・・・・奴の攻撃さえ跳ね返せれば、俺は負けることは無い・・・フフフ!!フハハハハハ!!!」

「親父は誤った!!!世界を変える力を持つのはガーディアンじゃない!!この俺だ!!ヴァイスだ!!フハハハ!!!」

「・・・・・世界を変える・・・?本当にそんな寝言を言えるのか?」なんとまったく傷一つついていないモルトレスが火の中から現れたのだ

「は・・・・・・な・・・何!!?」笑い続けていたヴァイスも・・・・あまりの事に驚愕する

「馬鹿だなぁ・・・お前、俺は炎使いだ・・・・・炎に炎をぶつけたところでむしろ体力が回復できて好都合なんだけどな」

「な・・・何!!?だが貴様の炎はホウオウなどが扱う特殊な炎のはず・・・・普通の炎なんかよりも威力があるはずだ・・」

「だからそれが計算違いなんだよ、俺達伝説の炎を扱うポケモンたちは・・・・『命の炎』を扱っている・・・この炎は・・、術者にとっては『味方』以外の何でも無いんだよ」

「ぐ・・・・だが・・・・・・、デオキシス・ディフェンスフォルムは・・・防御に徹している、そう簡単に体力は削れまい!!」

「ところが出来るんだよ・・・・・、でも俺もセレムと同じだ・・・無意味な戦いはしたくない、だから直ぐにそこをどくんだ」

「だまれ!!!!俺が伝説をつくるんだ!!!」

「・・・・・・・ならば・・・・行くぞ!!豪炎掌!!!(ごうえんしょう)」

レッドは猛烈な炎を纏った拳で殴りつける!!!!

「デオキシス!!!リフレクt・・・」ヴァイスはリフレクターで障壁を張り・・・なんとか持久戦に持ち込もうとするが・・・・

「砕・け・散れぇーーー!!!」その炎の拳はなんとリフレクターすらも破ってしまう!!!

ドゴォ!!!!!!

「う・・・・うわあああああああ!!!!!」ヴァイスは最後の頼みも消え・・・・・そのままパニックに陥ってしまう

「これが・・・真の炎だ!!!!炎舞連殺槍!!!(えんぶれんさつそう)おりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!!!!」

モルトレスは構えていたフェニックスロッドを振り回しながら的確に連続で相手を突く、その炎いつしか赤からより高度な「蒼き炎」へと進化していく

「でりゃぁ!!!!!」最後に振り回した槍を一気にデオキシスの中心にあるコアに突き立てて・・・・・モルトレスはその華麗なる舞のような動きを止めた

「ば・・馬鹿な・・・・俺は・・・・・伝説を・・・潰せるはずでは・・・・無かったのかあああああ!!!!!」ヴァイスはそのまま絶叫すると、巻き添えで炎を食らったのとモルトレスの強烈なプレッシャーに負け気絶した

「気絶・・・・したか・・・・俺も早く上に向かわなきゃ!!!」炎の槍を持ち・・・・モルトレスは上の階を目指した

そしてさらに上の階・・・・・ジェットとシュレイダーは、

シュッ!!!バシィ!!!・・・・ドガ!!!!ザシュッ!!

一時戦っている場所で一陣の風が吹いたかと思うとそのたびに。何かが激突するような音と何かを切り裂くような音が起こる・・・

そう・・・・二人は超スピードの戦いをしていたのだった。

「少しは腕を上げたようだな・・・・シュレイダー、貴様のような雑魚が俺と渡り合えるだでも相当なものだぞ」

「失礼ですね・・・・・私の方があなたよりも上です、デオキシス・・・・あの技を」シュレイダーが言うと

シュババババババババ!!!!!!!

なんとデオキシス・・・が何十体にも分身し・・・・・・・・ジェットの周りをとりかこむ。

「どうですか!!!!DNAポケモンの生み出すディバイド(分身体)は!!!これであなたが一人どうあがこうと無駄なことです!!はははざまあみろ!!」

「・・・・・・なるほど、・・・それが貴様の本気か・・・」だがジェットは呆れた・・・といった口調でまったく恐れても居ない

「く・・・・・・・またその自信過剰な口調!!ますます頭にきます!!!!ディバイドも含めた全てのデオキシスのサイコブーストを食らいなさい!!!」

(ジェット!!!)

「!!?」

その時・・・ジェットの持つ神秘のしずくと・・・・彼の持っているモンスターボールの一つが光が輝き始める。

「・・・その声・・・カレンか?」ジェットは転生までして彼と共に生きることを選んだ最愛の人・・・カレンの声を聞いた

(お願いジェット・・・・あなたはもう自分の過去をすべて振り切れるはず・・・それなら、あなたはあなたの道を・・・・進んで!!!)

「・・・・、ああ、確かに・・・・お前が再び戦うというのなら・・・・俺は」

「死ぬ準備は出来ましたか!!!それでは行きますよ!!!!デオキシス!!!サイコブースト!!!」

何十体ものデオキシスが一斉にサイコブーストしたのだ。その黒い光線のような凄まじい威力は・・・・・ジェットとハッサムに命中するのに数秒とかからないだろう

「俺は・・・・・・・・・・・・俺は」ジェットは目を瞑る・・・・そして脳裏にはあの言葉が

「−チガチヲコバム− −ココロガココロヲクダク− −ユメナド・・・− −ソコニハナイノダカラ−キセキナドオトズレハシナイ− −アラガウカ!−」

その後、ジェットの脳裏にはかつての悲劇が・・・・・・・

「・・・ありがとう・・・・ジェット・・・・私・・・・は・・・あ・・・なた・・・を・・・愛・・・して・・・い・・・・から・・・・・」

目をゆっくり開けたカレンが弱弱しく言ったかと思うと・・・・・再び目を閉じて・
・・・さらに彼女の身体から力が抜ける


「・・・・・カレン?・・・・・!!・・・・・・うっ・・・・・うおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

「くっ・・・・俺・・・・は」繰りかえされる悪夢に、またジェットは決心が鈍る。だが─────。

「そう、あなたはここで止まっちゃいけない・・・・・ジェット・・・」なんと脳裏に・・・・水色の髪と瞳の女性・・・・そう、カレンの姿が浮かんだのだ

「カレン・・・・、俺・・・・・は」

「あなたには私以外にも守るべき人が居るでしょう?・・・私も共に戦うから!!だから・・・・もう苦しまないでジェット!!」

「!!っ・・・・・俺は・・・・過去を断ち切る!!!散れ!!!真神煉獄刹!!!!!」ジェットが叫ぶと・・・・ハッサムの鋏が一際光り輝き・・・・何者にも光の刃が現れた!!!

カッ!!!!!!!!!!

眩いばかりの閃光が辺りを包んだかと思うと・・・・・そこには・・・・・、

全てのディバイト達と共に・・・・倒れたデオキシスが・・・・・

「な・・・何だと!!!この私が・・・・・敗れたというのかああああああ!!?」シュレイダーはあまりの事態に・・・やはり正気を失っている

「・・・・・・何も言うことは無い・・・・・」ジェットはハッサムから義聖剣を再び渡されると再び剣を鞘に収めた

「「ジェット!!!無事だったか!!!」」そこへレッドとユウジが駆けつけた!!

「レッド・・・にユウジ・・・か」

「俺達も下のロケット団達を倒した、ってこの状態を見ると・・・・・どうやらおわったみたい・・・だな」

「ああ・・・・今しがたカタを付けた」

「ジェードは・・・・・ジェードとアンバー、スペクターは・・・」レッドはここにも居ないジェードを心配していた

「・・・・恐らくこの上の階だ・・・・戦いはもう始まっているだろう・・・・」

「早いとこいかへんと・・・・とりかえしつかんからな」

「急ごう!!ジェードに加勢するんだ」

「「ああ!!(・・・・・そう・・・だな)」」

こうしてまた3人は・・・・今まさに戦っている勇者の元へと足を進めるのだ。


レッド達3人が下の階で合流したころ・・・・・ジェードとアンバーは・・・・・

「デオキシス・・!!!力の違いを見せてやれ!!フォルムチェンジ!!」

スペクターが言うと・・・・最初はノーマルフォルムだったデオキシスはより身体を鋭く変えいき・・・・攻撃に秀でたアタックフォルムとなる

「これがDNAポケモンの本当のちから!!!!デオキシス!!ばかぢから!!!クロバットはエアカッターで援護しろ」

スペクターが言うと猛烈な勢いでデオキシスが突進してくる。さらにクロバットも空気の刃でデオキシスの周りに撃ち、攻防一体の戦い方をしているのだ

「ハクリュー!!!ミロカロス!!行くわよ!!」

((ええ(はい)!!!))

「Wマリントルネード!!!」 ここでアンバーは得意の必殺技、マリントルネードをぶつける

ズドドドドドド!!!!!! 巨大な水の旋風が2つ・・・・・エアカッターを消滅させ、場を圧倒したように見えたのだが・・・

「デオキシス!!!フォルムチェンジ!!ディフェンスフォルムだ」

次の瞬間スペクターの指示通り、デオキシスはさっきまでとは違う・・・・やや丸みを帯び・・・防御に特化した姿に変わる!!

「ミラーコート!!!!!

「フォルムチェンジが自在に出来るのね・・・・そのデオキシス」アンバーはジェードから聞いては居たが、さすがに驚きを隠せない

「ほう・・・・・さすがに気がついたか・・・だが4つのフォルムのフォルムを使いこなす私に・・・一人で挑んだこと!!後悔させてやろう」

一方で、アンバーの隣では、ジェードとバックスが精神を集中していた

(・・・・・・まだだ・・・まだ少し・・・時間が掛かる)バックスは流石に覚えたてとは言え、この技の発動にかかる準備に焦りを感じていた

「バックス、大丈夫・・・・アンバーなら、きっと持ちこたえてくれるさ」

(だがっ!)

「俺達は昨日・・・・・共に戦うことを誓った。だから仲間は最後まで信じぬくし・・・・俺は・・・・勝つ!!」ジェードのその表情は、年相応の少年じみたものではなく何を背負って、守り抜くため戦う、『英雄』の覇気を既に漂わせていた

(・・・・・そうか、確かに・・・・・確かにな、なら俺も仲間の強さを・・・・信じてみるか)バックスは・・・・再び目を閉じ集中し始める。すると!!

キィィィン!!!! 高い金属音のような音がしたかと思うと、バックスの身体が光り輝く!!!!

「・・・・・・っ!!!やったな・・・・・これで撃てるぞ、バックス!!」

(ああ・・・・・一撃でしとめるぞ)

・・・そしてまさにその時だった。

「一瞬で終わる・・・・耐えぬ方が身のためだ!!!デオキシス・クロバット!!!複合技!!!ジェノサイドスフィア!!!!」

スペクターもまた勝負を仕掛けてきていたようだ!!!シャドーボールよりもさらに暗く・・・・禍々しいその球体は・・・・もの凄い威圧感を持ち、ハクリューとミロカロスに向かっている

「・・・・・・闇属性の技できたわね・・・・なら・・・・ハクリュー!!やっちゃって・・・・」

(ええ・・・迷いはありません!!!!!行きます!!!)ハクリューもまた・・・身体が光輝く

「何・・・・貴様・・・その技はぁ・・・・」スペクターもその奥義は知っている・・・彼もまた4000年前に見ているのだから

「闇をかき消す浄化の光!!奥義!!光・浄・裁!!!!!!」アンバーが言うとハクリューの全身から強烈な閃光があたりに炸裂した

かっ!!!!!!!

「ぬおおおおおおっ!!!!!!」スペクターは闇属性の力を力を持っている為に、光属性の属性反作用を受ける、彼の力が乗り移ったデオキシスやクロバットもそうだ、現に今、光の力で身動きが取れなくなっている

「・・・・・今よっ!!!ジェード!!」アンバーは隣のジェードに話しかける・・・・彼女もジェードの準備が整ったことをすでに感じていた

「ああ!!!!バックス!!」ジェードはバックスと共に前に飛び出す!!!

(行くぞ!!!)

「これは未来に続く栄光への結晶だ!!!!岩・地・光、全ての力よ奮い立て・・・大地の奥義、極の章!!金剛烈波(こんごうれっぱ)!!!!」

(後悔しても遅い!!!)バックスはその光り輝く尾を地面に叩きつける!!!、そこから周囲にの地面を削りながら衝撃波が襲うが、なんとその岩が全てが透明な結晶・・・つまり金剛石化しているのだ

ズドドドドドドド!!!

「馬鹿な・・・・貴様ら如きに・・・・・この・・・・私が!!!!ぬおおおおおお!!!!!」

デオキシスとクロバットはもちろん、スペクター自身も技の威力で吹き飛んだのだった!!!

そのその技の威力は階下のレッド達にも伝えわっていた

「な・・・・なんだこの衝撃は!!?」

「・・・・・ジェードの奴に派手に暴れている見たいやな」

「恐らく・・・・大地の奥義を使ったのだろう・・・・だがそれにしてもこの威力は・・・・・」

「あいつもレベルが上がってるって事やな、ジェット」

「それでもスペクターが倒せたがどうかは分からん・・・先を急ぐぞ」

階段はまだ続いている・・・・この先の仲間と合流するために・・・・急げ!!!


続く

後書き

さてさて・・・物語も中盤・・・・・・今回は本当は一つの話でまとめる予定でしたが、とりあえず二つに分けることにしました。
4大幹部を倒したことでますますレッドたちの仲間意識が高まったので、スペクターと対決前にふさわしい状況だと思います。
最終決戦・・・・・期待してくださいね?・・・・それでは・・・Do you 覚悟完了?

 

[一言感想]

 デオキシスがザコ扱いですね、もはや。
 いよいよ物語も大詰めです。
 スペクターがこれで終わりとは思えませんが……果たしてどうなるのか。

 

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