最終話(後編) 「戦いの果てに」
激しい4大幹部のとの戦いも終わり、ジェード・アンバーはスペクターの繰り出してきたデオキシスを、マボロシ島で習得した『金剛列波』で撃破した。
あまりの威力にスペクターも吹っ飛ばされ・・・・・戦いは終わったに見えたが・・・・?
1#邪竜復活
そして再びジェードとアンバー
「・・・・・お・・・終わったのか・・・?」ジェードは、スペクターも居なくなり、不意に力が抜けた
「ジェード!!・・・・やった・・・やったのね!!?」アンバーは嬉しさのあまりジェードの飛びついた!!!
「うわっ!!アンバー!?」ジェードは少しよろめきながらも、彼女をしっかりと抱きしめ、支える。
「良かった・・・・あなたの身体に負担が掛かる前に終わって・・・・本当にっ」アンバーは、これで戦いが終わったのだと思うと、嬉しさがこみ上げてくる
「・・・・・うん・・・・これで終わったんなら・・・、しばらくは休んでいられるしね」ジェードも実感が沸いてきたのか、少し身体の力を抜き、しかし優しくアンバーを抱きしめるのだった
「レッド達・・・・大丈夫かしら?」アンバーはここに来るまでに自分達を進めてくれたレッド達の事が心配になったらしい
「大丈夫だよ・・・・レッド達なら勝っているさ・・・・さあ・・・迎えに・・・・!!?」ジェードはレッド達に戻ろうとしたが・・・・足が止まる
ドクン!!!
「どうしたの・・・・ジェードって!!?」アンバーもまた・・・この只ならぬ殺気に気づいたようだ
「・・・・・・どうやら・・・そう簡単には終わらせてくれなようだね・・・・スペクター!!?何処だ!!!何処にいる!!?」
「死ねん・・・・この程度では・・・死ねんのだ!!!」・・・・・吹き飛ばれ・・・・・トレーナータワーの壁には大穴が空いていたが・・・その穴の近くの瓦礫のなかから、スペクターが現れた。
「・・・・・もうここまでだ、スペクター!!」ジェードは草薙の剣を抜くと・・・・・構える。
「ほう、お前が・・・・私を倒すと・・・・フハハハ!!!!これを見てもそんなことが言えるのか!!?」スペクターは狂ったように笑っているが、やがて部屋の中の・・少し赤みがかかった壁を触ると・・・・急にどす黒いオーラがスペクターを包む
「ま・・・・まさか!!?」
ドガァ!!いきなりその壁が崩れたかと思うと、中からは巨大な・・・・・・球体・・・・いや・・・それは大きさが不自然ではあるがジェードにはごく身近なもの────。
「あれは・・・・モンスターボール!!?」
「それも何故あんなに大きいの・・?」
「フフフ・・・・分からないのか?・・・・これには私が復活を夢見た邪竜・オロチが眠っているのだよ!!」
「や・・・やめろ!!!その力を使っちゃ駄目だ!!・・・・止めるんだスペクター!!」
「フフフ・・・もう・・・遅い!!・・・・・トキワグローブ!!今度こそ貴様らの最後だぁ!!ぬおおおおおおおおおお!!!!!」
ドクン!!!!!ドクン!!!!!何かが鼓動する音が当たりに響くと
ピシ・・・・・・・・・・・・長い間邪悪を封じていた球は・・・・・亀裂が走り・・・・
バァァァァン!!!!!! 崩壊した
「フフフフフ・・・フハハハ!!さあ続けよう・・・戦いを!!苦悩を!!破壊を!!!」そこにはもう巨大な邪竜とかした怨念がそこにはあるだけだった
その身体は赤黒く爛れたような・・・しかしもう凄い殺気とプレッシャーが見る者を恐怖に突き落とす。さらには巨体を支える鋭いかぎつめ、そして首から頭部にかけてだが・・・・なんと8つも首があり、ここもまた燃え盛る炎のような身体の模様がある
「まずい!!!!最初から飛ばして行かないと負ける!!!アンバー!!」
「一気に決着を付けないと行けないわね!!ジェード」
「「うぉぉぉぉ!!!!(あああああ!!!!!)」」二人との利き腕にある、翠と蒼の宝石・・・・スターエメラルドとスターサファイアが輝き始める!!
「・・・・・・一気にカタを付けるぞ!!アーティクノ」
「ええ、援護は私が引き受けるわ!!セレム」
二人は草薙の剣とフローズンアーチェリーを掲げ・・・・・・オロチに立ち向かう
「・・・・・月閃葉!!(クレセントリーフ)」セレムは華麗に月面宙返りしながらオロチの首を目掛けて剣をふるう!!
ザシュッ!!
「・・・・・・扇氷弓(せんひょうきゅう)」次にアーティクノは矢を番えると・・・・その矢は氷の力が込められ、途中から何本にも分かれて美しい扇のような軌道で相手に命中する
サササササ!!!!!カキーーーーン!!!
軽やかな音ではあるが、矢は全て命中し、・・・・しかも表面には凍結の効果をもたらした。
「・・・・・どうだ・・・・、やったか?」手ごたえはあった・・・・・まず間違いなくダメージはいっているはずだ
「・・・・・氷付けにもしてあるから・・・・多分成功・・・ね」アーティクノも、やはり同じような反応だ
だが・・・・・
ピキピキ!!!!パキィィィィィン!!!! なんとオロチは簡単に氷を突き破り、動き始めた
「な・・・何!!?」
「そんな、確かに手ごたえはあった筈よ」
「・・・・ぬるい・・・・・その程度が5大ガーディアンの力か・・・・とんだ茶番だったな!!!!ならばこっちから行かせてもらうぞ!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・やがてその・・・建物全体を揺るがす振動は・・・・やがて建物の倒壊すら促そうとしている
「まずい!!!アーティクノ!!!一旦引くぞ!!!!」
「ええっ・・・長居は無用ってところねセレム!!!!」
「遅い!!!!!!!!一瞬で沈めてやる!覚悟は出来たか!?デスロード・インフェルノ!!」オロチはそういうと・・・・怪しく黒色に燻る炎を全身から爆裂させた!!!!
「「しまった(間に合わない!!?)・・・・・うわああああああああああ!!!!!」」次の瞬間二人もまた爆風の中に消えていた
カッ!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!その威力が故に・・・・本格的に倒壊を始める。
「な・・・・なんだ!!?この揺れは!!?」
「建物全体が・・・・危ないっ!!?」
「これは・・・・まずい、タワーが倒壊するぞ!!!」ジェットは直ぐにミュウツーを出すと、テレポートで3人を連れて脱出した!!!!
ドォォォォォォォォォン!!!!!!!!
強烈な衝撃波は、タワーの全ての柱を傷つけるほどの威力だったため・・・・・・程なくして・・・ビルは倒壊した
2#:図鑑所有者
そのオロチの戦いの余波は、カントー全土にも異変をもたらしていた、ポケモンたちは群れを成し・・・・・全ての野生のポケモン達がナナシマに向かって進み始めたのだ。
そんな異常な状態が続き・・・・人々も大きな不安を覚えるようになる・・・・・、そんな中7の島のトレーナータワーが謎の倒壊があったことでそれは加速度的に拡大していった
そんな中、サカキと共に・・・・親子で戦ってきたサカキとイエロー・・・・
イエローはとっくに限界を向かえ・・・・先ほどまでは屈強なポケモン達で相手を一掃していたサカキも・・・流石に体力の消耗は激しく、・・・・二人は何とか立っていられるような状態だった
「くっ・・・・・・私とした事が・・・・・、この程度の事で・・・・」サカキは汗を拭いながらも・・・・まだ戦う眼を失ってはいなかった
「お父さん・・・これ以上は・・・・・、僕が引き受けますから・・・」イエローもなんとか無理をしないようにサカキの援護を借りて戦っていたものの、やはり体力は減る一方だった
しかもサカキの様子はイエローから見ても異常だった・・・・何故ならそれまでは普通に対処していたバトルが・・・・・徐々に汗が増え始め・・・顔色はどんどん悪くなっている・・・・
「イエロー・・・・無理をするな・・・・、私は・・・まだ・・・・家族のために・・・戦わなければならない」サカキはそれでも足に渾身の力をこめると再びドサイドンに指示をしようとしたその時だった
(サカキさん!!!!危ないです!!!後ろ)レボが声をかけた時には・・・・遅かった
「何!!?」サカキは後ろを振り向くと・・・・・そこにはダークかされて凶暴になったリングマが仁王立ちしていて・・・・・その鋭い爪をもった大きな手を振り下ろす!!
「だめっ!!!父さん・・・・・・いやああああああ!!!!!」イエローが悲鳴を上げたときだった!!!
「リザードン!!!ブラストバーン!!!」そのはっきりとした声と共にリングマは強力な火炎で一撃で倒されていた
「カメちゃん!!!ハイドロカノンよ!!!」そしてその奥では大きな水流がおこり、その辺りにいたポケモン達を一掃する
そう、その二人は・・・・・イエローもよく知る・・・そして数々の戦いを乗り越えてきた図鑑所有者─────。
「グリーンさん!!!そして・・・・ブルーさんまで」
「イエロー・・・・・・、この異常事態だ、トキワジムリーダーとしてこの場は俺がのんきにして居られるわけが無い」
「ちょっと遅くなったわね、イエロー!!後は・・・・・私達に任せて、この場は凌ぎきるから!!」
ブルーはいつもの調子でウインクしながら、やはり目の前のポケモン達と対峙し、真剣な表情に戻る
「・・・・・・イエロー・・・・ジェードとお前はいい仲間を持ったのだな・・・」サカキは、この状況で現れた助っ人に・・・・目を細めた
「父さん・・・・・」
「サカキ・・・・・か、以前のお前がやったことは、洗脳されていたとはいえ、許されることでない、」グリーンはサカキを見、戦いをしながら話をした
「その通りだ・・・・グリーン・・・・だが私には」
「・・・・・余計な詮索はしない・・・・だが今も俺の友が戦っていてくれている・・・・・・そんな時・・・・力を貸してくれた事には感謝する」
「グリーンさん・・・」
「礼を言うのは私の方だ、イエローを・・・・ジェードを・・・・支えている強さとはお前達がお互いに成長し、互いと競ってきた証なのだからな」
「・・・・・・言うことはそれだけか?・・・・・お前にはまだやるべきことが残されているのだろう?」グリーンは
「・・・・・・流石だな・・・・読まれていたか、そうさせてもらうとしよう。」サカキはこの若者の頭脳に感心しながらも、足をよろめかせながらも何とか森の奥の方へと向かおうとする
「父さん・・・?何処へ・・・」イエローはそんな父の様子に不安を隠せなかった
「私には・・・・私の役割が・・・あるのだ・・・イエロー・・・・お前は・・お前の道を進め・・・・仲間達と居たほうが良い」
「で・・・・でも!!?・・・・うっ・・・」イエローは何処と無く悲壮感のある感じの父に嫌な予感を感じていだが・・・身体が言うことを聞かない
「大丈夫・・・・・お前は・・・・私などよりも・・・・ずっと幸せに・・・・・」
これが彼女の聞いた父親の最後の言葉だった。
3#:最終決戦
倒壊したトレーナータワー・・・・・・・・その瓦礫が積もり・・・・・・・・・辺りはさっきまでの雰囲気はなくなり・・・むしろ殺伐としていた
ガラ・・・・・・ガラガラッ・・・・・・その瓦礫の中から・・・人の手が出た来た・・・そしてその手は辺りの破片を払おうと・・・・よろよろと立ちあがる
その人物は・・・・翠の髪に翠の眼・・・・・・そう・・・・セレムだった・・・そしてその下から・・アーティクノもまた出てくる
「だ・・・大丈夫・・・・か・・・アーティクノ」セレムは・・・・あの瞬間にとっさにアーティクノを抱き・・・・彼女に衝撃を加えないように何とか力を制御し・・・・炎の威力を抑えていた
「うぅ・・・・・セレム・・・?その怪我!!」アーティクノも目を覚まし・・・・瓦礫から出たは良いが、セレムのダメージの多さに目を覆いたくなる
「ああ・・・これか・・・大丈夫・・・・うっ!!!」セレムは心配をかけないように何とか笑顔を作ろうとするが・・・やはり無理だった
「なんて無茶を!!!あなたは他人を庇い過ぎるのよ!!・・・ちょっとは・・・自分の身も心配して!!!・・・でないと私・・・」アーティクノは・・・涙を流しながら・・・セレムに飛びつく
「・・・・・ごめん・・・・次からは気をつけるからさ」セレムは少し悲しげに微笑むと・・・しっかりと彼女の身体を支えてやる
すると・・・・・・・彼女の手が負傷した背中に触れたとたん・・・・
パァーーーーーーーーー!!!
大きな傷であったが・・・・それがみるみるうちに塞がり・・・・・ダメージは完全に回復した
「アーティクノ・・・・君は・・・・・?」昔回復技は使えたが・・・・・そのときと違う回復法にセレムは驚きを隠せない
「・・・・セレム・・・・ううん・・・ジェード?」アーティクノ・・・・もといここからはアンバーが言った
「・・・!!?・・・・アンバー・・・自分の意識を持っているのか?」
「うん・・・・・・、ジェードと別れて・・・・・アーティクノとなった時から・・・私も力をコントロールできるように必死にしたの」
「そうか・・・・君も頑張ってくれてたんだね?アンバー」
「当たり前じゃない・・・・それに一回でも良いからこうやってジェードの身体を癒してあげたかったの」
「ありがとう・・・・・じゃあ・・・ここからは共に戦おう・・・レッド達が脱出できたかどうか分からない以上、しばらく二人だけど」
「出来るよ・・・・ジェードなら・・・・・スペクターを倒せる」
「うん・・・そうだね・・・・さっきのは効いたけど・・・やってみるさ」ジェードは微笑むとアンバーと共に、瓦礫から抜け出し・・・・平ら場所までやってきた
その時だった。
ドガァァ!!!!!辺りの瓦礫が吹っ飛ぶと、やはりそこにはオロチがいた
「さあ・・・たっぷり時間をやったんだ・・・・・お互いに最後の挨拶は済んだかな?」
「・・・・・・オロチ・・・さっきは油断したが!!今度は・・・・この力でお前を倒す!!」セレムは全身に力を込めると・・・・・身体の回りに黄金のスパークが走る!!
「・・・・ほほうヴェルデソウルか・・・・・ならば手加減無く行くぞ!!!!」オロチがその首から火を吹き上げようとした瞬間だった
ドシィィィ!!!!!!その巨大な胴体に大きな球状の槌がめり込む!!!
「ぬおおおおお!!!」
「・・・・随分とやってくれたな?オロチ・・・」そこにはやはり物凄いスパークを輝かせて、トレードマークの黄色と黒の髪がより戦闘的な、雷神・・・ザブドスが雄雄しき姿を現した
「ぬううう!!!・・・雷如きで・・・・この私を・・・・」
「雷だけだと思うか!!?・・・・・逆上すると足元もよく見えなくなるらしいな?」ザブドスはニヤリと笑っている
「うらあああああああ!!!!!」すると今度は・・・・・燃える炎のような真紅の髪をした・・・・男・・・・が槍を持ち気合一閃した!!
「鳳凰戦吼!!!・・・・・燃え尽きろ!!」その刺さった槍から・・・・蒼き炎が・・・・・・・
「ぐうううううう!!!?モルトレス・・・・貴様ぁ!!!!」
「お前の好きなようにはさせない・・・・俺達は・・・・負けられないんだぁ!!!!」
そうしてモルトレスもまた。槍を抜き・・・・間合いを放し・・セレムの隣へ
「ユウジ・・・・それにレッド!!?」
「遅くなってすまないな、ジェード・・・・だが間一髪・・・・俺達が間に合った」レッドもまた笑いかけていた
「とりあえず雑魚がみんな俺達が片付けた!!!あとはあのごっついのをどうにかするだけや」ユウジもまたオロチを睨み返す
「許せん・・・・貴様らゆるさんぞぉぉぉぉ!!!!!!!ぬるぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」オロチは不意打ちとはいえ・・・・・その炎をより強いものにしようとした。
「・・・・・もう一人・・・・・相手を忘れているぞ!!スペクター!!」そんなオロチ(スペクター)の後ろからいつものクールな声が
「・・・・・・大海を掌る海神の力よ!!!!その荒波を粛清としろ!!!!行くぞカレン!!!」その瞬間にジェットの
(ええ・・・・分かったわ!!)カレンの爽麗な声と共に・・・・・大きな水流がオロチを飲み込もうとしている!!!
「水峰(すいほう)奥義!!!!激流葬(げきりゅうそう)!!!」
「木・・・さま・・・・・・・・・!!!!!ぐおおおおおおお!!!!」いくらオロチといえど・・・基本的に炎属性と地面属性を持っているため・・・・ダメージはかなり期待できる!!
「ジェット!!君も来てくれたのか・・・」ジェードは5人揃ったことで・・・・・戦いに勝つ希望もますます沸いてきたようだ
「あぁ・・・・、シュレイダーだけじゃ俺の相手は務まらんからな、さあスペクター・・・・・これから俺達も相手をしてやる」
「今までで散々卑怯な手口を使って俺達を殺そうとしたりしてきたんだ。いまさら文句は受け付けねえな?」ユウジまたギガテックスマッシャーを構える
「俺達の本当の戦いはここで終わらせる!!!4000年前の決着、付けてやるぜ」
「私も・・・・今度こそ・・・・皆の力になる!!!もう迷わない!!戦う!!」アンバーもまた弓を構えた
「俺には頼れるべき仲間がいる・・・、だから前に進むことができる・・・・俺は大地を・・・・そしてこの世界の全ての人々のために・・・この剣を振るう!!」
「鳳凰閃っ!!!」まずはモルトレスが・・・・・炎の槍を持ち・・・・一直線で相手に突進していく
「真・月閃葉(フルムーンリーフ)!!」そしてセレムが月面宙返りしながらの斬撃をするが・・・・ただ斬り付けるのではなく・・・・回転斬りを行うのだ
ザシュッ!!!!!
「ぬぅ!?これがステータスを上昇させるヴェルデソウルの効果か・・・・」オロチはさっきよりも身体に来る負担の大きさに・・・
「逃がさない!!!永久なる氷の追撃・・・・・散りなさい!!プリズムガスト!!!」アーティクノの矢はやはり氷属性を帯び・・・・敵に炸裂する瞬間に細かな氷の結晶が相手に連続して命中する。全てを食らえばかなりの威力の技だろう
「・・・・・この程度の氷技で・・・・・私は・・・・やられん」しかしまだ体力は十分あるという感じで一気に氷の結晶を粉砕する!!
「続けて食らえ!!!雷鳴の蹴撃!!!!飛燕雷蹴(ひえんらいしゅう)!!!」ザブドスは雷の力が込められた両足を持ち前の身体能力を生かし跳躍!!そこから連続4発の回し蹴りというわけだ
ドガ!!!ドガ!!!!・・・・・・ドカドガァ!!!!!・・・・バリリリ・・・・その電気もこめられた蹴りはオロチに変化を起こす
「何!!!!身体が麻痺・・・しているだと?」
「ただの蹴りだとだと思うなよ!!!この俺のフルパワーが込められているんだ!!!それだけの電撃を食らって麻痺しない奴はいない!!」
「・・・・・こしゃくなぁ・・」
「今だ!!ジェット」その時・・・・・いつの間にかジェットは至近距離で剣を構えて
「覚悟はできたか!!!!!奥義!!!ファントムインパルス!!!」
巨大な衝撃波がオロチをひるませる
「まだだ!!切り刻む!!!何処を見ている!!!魔人千裂衝!!」そしてジェットが最後・・・・目にも止まらぬ早業で義聖剣を使い切り刻む・・・・・
この5人の猛ラッシュが・・・・オロチには少なからずダメージが入る・・・・が・・・・
「どうだ・・・・・しとめたか?」
だがやはりオロチの防御ははかたく・・・・・まともにダメージは入らなかった
「ジェード・・・・どうやら・・・・奴には弱点となるコアがあるみたいだ!!そこを叩けば良いのだが・・・・」
「そのコアっての何処にあるんだ?ジェット」
「恐らくは奴の心臓部・・・・・要するに胴体の中心だ、だが・・・・、首がそれぞれ防御の力を持っているから・・・・・まずは首を叩く必要がありそうだな」
二人は戦いの中でオロチの弱点を攻める方法を考えていた・・・・・闇雲に技だけ撃ってもほとんど効果が無いために、弱点を突くしか方法は無いのである
「ぬぅぅぅ・・・・貴様らガーディアン如きに・・・・私は認めん・・・・それだけ地獄に落ちたいのなら望どおり送ってやる・・・・・・・・!!!」しかしオロチは待ってはくれない
むしろ少しでも攻撃を命中させられるのがよほど屈辱だったか・・・・・・・・・
「これで最後だ!!!貴様ら全員・・・・・・炭屑にしてくれる!!!!!断罪せよ!!!紅蓮の彗星!!!オットブレイズ!!!!」
急に回りの空間が紅蓮色に染まり・・・・恐ろしいまで熱気が辺りを包む・・・・・
「な・・・・なんだこれは!!?」あまりの異様な空間に・・・・・セレムもまたガードの耐性をするが
「これは・・・・・・炎・・・それも強烈な闇の力も混ざっているのか?」モルトレスもまた自分が作り出す炎とは全く逆の・・・・邪悪な意思を感じる炎に、やはりっ防御に回っている
「な・・・・ここは身動きすら・・・・利かない?」ザブドスは構えを解いたままの状態で動けなくなっていた
「まさか・・・・この技は回避することが不可能だというのか!!?」ジェットもまた身体が動けなく義聖剣を構えたままだ
「そんな・・・・回避が出来ないんじゃ・・・・皆は」アンバーもまた防御の姿勢で固まってはいるが・・・この技を食らって立っていられる保証は何処にも無い
「・・・・・来るぞ!!!皆!!なんとか堪えてくれ」
「貴様らなど・・・・所詮ホウオウの犬以外の何者でも無いのだぁ!!!!!!」オロチは8つの首から一気に炎球を噴出した
「「「「「うわああああああああああ!!!」」」」」その八つの火球は・・・5人を直撃してしまった。
直後・・・・・5人は全て倒れ、そのまま立ち上がる気配は無い
「フハハハハハ・・・・・・散々私に立てついておいて、その程度か・・・所詮無様なものだ」スペクター
「なんだ・・・・・今の炎は・・・・・一回・・・食らっただけで・・・・身体が動かなくなっちまった」炎使いであるモルトレスですら、その場に取れ動けなくなっている
「くっ・・・・・・昨日の・・・ダメージが残っていたか・・・この程度で・・・動けんとは・・・不覚・・・・」ジェットは昨日の戦いのダメージが残っているのもあるが・・・さらに今の炎を・・2発食らっていた
「まる全身の骨をバラバラにされるような衝撃の炎だった・・・・しかも身体が妙な熱気をおびいていて動けん・・・」いくら身体能力が高いザブドスと言えど、やはりこちらも行動不能である
「・・・・何もかもこれで終わりだというの・・・・・?・・・そう言えば・・・セレム・・・?」アーティクノは今全く声すら発さないセレムを見る
「そうだ・・・・・・セレム・・は無事か・・?・・・・っ!?」モルトレスも気になり彼がさっき立っていた場所を見た
「いやああああ!!!」アーティクノが悲鳴をあげる!!!無理も無い
そこには・・・・・・全身に酷い大火傷を負って・・・・・気を失っているセレムの姿があった・・・・・・いや・・・もしかしたら最悪の事態かもしれない
「何故だ・・・・・俺達よりも明らかにダメージの入り方が大きい!!!」
「当たり前だ・・・・奴は私に一番たてつき・・・・4000年前に私を・・・・封印したのだからな・・・・・地獄に行くよりも苦しい炎で焼いてやったんだ!!フハハハハハ!!!!これで抵抗する者はいなくった!!!世界はこの私が作り直してくれるわ!!」
「ひ・・・・酷すぎる・・・」アーティクノは・・・・セレムのダメージを見て・・・放心状態になっている
「だが・・・・オレ達の中には・・・・・もはや・・・立てる奴がいない・・・・」ザブドスはまた・・・悔しさを通り越して絶望している
「ちょっと待てよ!!!!それじゃ俺達は」モルトレスはその言葉を聞きたくないとばかりに、激しく言うが
「俺達は・・・・負けた・・・・・ということか」ジェットが・・・・今・・・・自分達の状況を考えるとこういうことしか出来なかった
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「・・・・・・っ・・・ここ・・は?」ジェードは目を覚ました。
彼が居たのは何も無い・・・・・真っ白な空間だった。
「そうか・・・・・・スペクター・・・・いや、オロチの炎を食らって・・・・・」彼は最後に自分の身に起こった事を思い出し・・・・悟った
「俺・・・・・・もしかして・・・・・・死んだのかな・・・・・」それは・・・・自分が推測した限りでも・・・高いだろう。それほど相手の炎の攻撃は思いダメージだったと自覚している
「だとしたら・・・・・情けない話だよな・・・・・あれだけ勝てると思って戦って・・・・結局仲間一人助けられないなんて・・・」ジェードは・・・この状況を考えて、やはり諦める気持ちの方が大きくなっている
「アンバー、レッド、ユウジ、・・・・・・そして・・・・ジェット・・・・みんな・・・・ゴメン」ジェードは今まで戦ってくれたいた仲間に、謝った
"まだ戦いは終わって居ないのだよ、セレム君"
「・・・・・えっ?」そんな自分に話しかける・・・・声があった
"君はまだ死んでいない・・・・・・仲間達は君の為にに必死に今戦おうとしている・・・・・、君が彼らの気持ちに答えないでどうするというのだ?"
「あなたは・・・・一体?」
"私はホウオウ・・・・・、この星の行く末を見守るものだ"
「ホウオウ!!!?・・・・ジョウトのスズの塔に現れるという伝説のポケモン・・・・なのか?」
"そうだ・・・・・・、セレム・・・いや、ジェードよ、戦いを諦めるのはまだ早い・・・・君には運命を切り開く力がある"
「で・・・でも、オロチには、まったく歯が立たなかった!!・・・たとえ戻ったとしても身体はボロボロ・・・・俺はどうしたら・・・・」
"簡単なことだ・・・・、君にはまだ掛け替えの無い・・・・・・強い『力』の源を持ってる"ホウオウはどこか笑っているような口調だ
「えっ・・・・・・?」
"・・・・・それは生きるものおいて持っても大事な要素"
「命・・・・・よ、ジェード」その時ジェードの背後から声がし、振り返るとそこには最愛の母・・・・エメラルドが立っていた
「母さん!!!?」
「ジェード、あなたの事を私が忘れたとでも思っているのかしら?・・・・・愛する息子を守ってあげない母親が何処にいるの?」
「母さん・・・・でも俺は・・・・・何をやっても・・・スペクターには適わなかったんだ・・・・今戻ったって・・・・・」
「何を言う・・・・お前はまだまだやれる・・・私の息子だろう?」ふいにまた懐かしい声がする・・・そう、この声は父・・・・サカキだ!!
「父さん!!?」
「よく聞け、ジェード・・・・・私達は今トキワの森に居る・・・・・・・、お前の力と・・・・・森を襲うポケモンから守る為の強力な力を使うためにだ」
「強力な・・・・力?」
「だが・・・その為には・・・・ホウオウも言っていた、生きとし生ける者の・・・持つもっとも大事な物を力に変える必要がある。それが・・・・命だ」
「命・・・・・」
「ジェード・・・・あなたはこれまでの戦いで、何を思って戦ってきたの?」エメラルドはジェードに優しく問いかける
「俺は・・・仲間の為や・・・・・俺を支えてくれるポケモンの為・・・・・・・・それにこの大好きな森の為に・・・・・命がけで・・・・っ!!?」
「そう・・・・あなたは命を燃やして戦ってきたじゃない・・・・・今回は今までよりももっと・・・遥か高く・・・まで命を激しく燃やし・・輝かせるの・・・そうすれば・・・あなたはきっと勝てる」
「困ったときは・・・・・お前には仲間が居るのだ、最後まで全てを信じて・・・・戦え!・・・・さあ寝ている暇は無いぞ!!ジェード!!立ち上がるのだ!!」サカキはやや厳しく・・・だが愛情のある言い方でジェードに檄を飛ばした
「!!・・・・分かったよ、そうだね・・・・俺・・・力を手に入れたことでの反動とかで・・・決心が鈍っていたかも知れない・・でも・・・父さん、母さん!!・・・・見ていて欲しい・・・、皆が勝利を収めるところを!!」ジェードは溢れてくる涙を拭い、精悍な顔つきになると、
"どうやら英気が戻ったようだね、ジェード君" そこにまたホウオウの声が聞こえる
「ホウオウ・・・・俺はまた地上に戻る!!!」
"うむ、・・・・・スペクターの打倒、私も見守っている!幸運を祈るぞ、ジェード=デ=トキワグローブ!!"
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こうしているころに・・・・トキワの森のサカキとエメラルドは・・・・・・森の奥にある、『聖域』で既にとある技の準備を済ませていた
「あの子にも・・・・・・最後に挨拶を言えたわね・・・・あなた」エメラルドはサカキと手を繋ぎ、精神を集中させた
「ああ・・・そうだな・・・・これで私も・・・・・立派な父親になれたのなら・・・それで良いのだが・・・・」サカキも繋いでる手に力を込めると
二人から・・・・・緑色の光が現れ始める・・・・・・・それはトキワの森に伝わる不思議な力をも伴って──────。
「「マナ・エクスプロード!!!!!!!!」」
かっ!!!
トキワの森の中心に翠色の巨大な光の柱が現れたかと思うと・・・・・その時から奇跡は始まった。
トキワの森入り口で、戦っていたグリーンとブルー・・・サカキとイエローが離脱し分も引き受けて戦い続けていたが・・・・凶悪化したポケモン達は何故か倒れた後も次々と復活し、また攻撃を繰り返す・・を繰り返した
「何なんだ・・・・このポケモン達は・・・・倒しても倒しても・・・・・次から次へと復活してくる。」
「本当・・・・しつこいわね。って言っても・・・・グリーン・・・私も抑えておけるのはそろそろ限界よ!!?」ブルーもまた疲れが来ているので、突破されるのも時間の問題だった
「確かに・・・・冗談じゃないな・・・・・俺も・・・限界だ・・・・」
その時、
「ツンドラストーム!!!」
猛烈な冷気があたりを襲ったかと思うと・・・・その場の全てのポケモンが凍りついた
「「!!!」」そのあまりに意外な人物に・・・・・二人は言葉を失った!!!
「やれやれ・・・・私の様な老兵を呼んでくるとは・・・・・サカキさんとエメラルドさんも大分酷なことをしてくれるのぉ」
車椅子にのり・・・・愛用の杖を持っているのは・・・・・そう・・・・元チョウジタウンジムリーダー、『永久氷壁のヤナギ』だ
「ヤナギ!!?」
「ヤナギお爺さん!!あなたはあの時・・・・・?」
そう・・・・ヤナギはスペクターに操られ・・・・洗脳され、『仮面の男』として・・・・ポケモンへの愛情を利用された悲劇の末にジェードとゴールドによって倒され、時空間の狭間で散ったはずだった。
「そう・・・・あの時確かに私は・・・・・ゴールド君とジェードに・・・・よって倒された・・・・それでも、神は私に罪を償う時間をくれたようだ・・」
「さっきの光の柱・・・・どうやらエメラルドが・・・・力を使って・・・・、それでお前が蘇ったのか」
「そういうことになるな・・・だが・・・・どうやら『蘇生』だけがこの技の効果だけではないらしい・・・・私以外にもこの技の効果が及んだ人間が居る」
「・・・・どういうこと?」
「・・・・・ブルー、あれを見てみろ」グリーンが疑問に思っているブルーに・・・・自分たちの戦ってる向こう側を見るように言っている
「ラキっち!!!!すてみタックル!!ガルっち!!!ピヨピヨパンチ!!!」
そこには黒い髪の青年が立っていたが・・・・・二人にはよく見慣れた白衣を着ている・・・・・
「「オーキド博士(おじいちゃん)!!?」」
「おおっ、ブルーにグリーンか・・・・どうだワシの現役の頃はこんなだったんじゃぞ?」自慢げにオーキドは腕を振っている、
さらにもう一人
「ユキナリばかりに良い格好はさせない・・・・・・フフフ♪」今度は後ろから20代くらいの女性がが出てきたが
「博士のことをユキナリって呼んでいるって事は・・・」ブルーはその独特の口調からある人物を思い出す
「・・・・・お前か」グリーンは別段気にすることも無く・・・さっさと野生ポケモンの方に気を向けている
「まったく・・・・ユキナリといい・・・お前といい、全く私を何だと思っているんだい?」
「ハハハ・・・・良いじゃないか、キクコ、今はそんな事にうつつを抜かしている暇は無いのじゃぞ」
「・・・・本当に調子狂うね!!!あんたに言われるとなんだかどうでもよくなっちまう!!さあユキナリ、暴れるとするか!!」
「そうじゃの・・・・年季の違いと言うものを見せてやられねばいけないの、ヤナギ・・・一緒に戦おう」オーキドもまた・・・・やる気満々だ
「・・・・そうじゃ・・・・お前たちの思いに応えられなかったが・・・
「・・・・・・とりあえず、戦力が増えることに越したことは無いな」
「ええ・・・・私達も最後まで諦めないで頑張りましょう!!!」
こうして・・・・・、森の破壊を防ぐ・・・・・戦いは続いていく
4#未来への扉
パァーーーーーーーーーーっ
その不思議な光は・・・・・ナナシマのジェード(セレム)の身体にも・・・・・集まっていた。
「な・・・・・なんだ!!?この光は・・・・」オロチは突然起こった異変に・・・・うろたえていた
すると・・・・・、ピクっ!!
なんと大ダメージを負って倒れたはずのジェードの腕が動いたのだ・・・・腕だけじゃない・・・身体を・・・起こしはじめる
「・・・・・夢の中で・・・・・俺を・・・支える・・・・声が聞こえた」
「それは・・・・・俺には仲間が居ること・・・・そして・・・・・・・命あれば・・・運命を変えられる・・・・。」
ゆっくり立ち上がり・・・・草薙の剣をしっかり握り締める。
「馬鹿な・・・・何故立ち上がれる・・・!!?全てに絶望し・・・・力は尽きたはずだ!!」
「・・・・・スペクター・・・・俺は、何度でも立ち上がる!!・・・この大地を守るためだ!!!」
「・・・・・ふっ・・・そこまで言われたら・・・・立ち上がらないわけにはいかないな・・・・」その言葉に力を与えられたのか・・・・ジェットもまた立ちあがる
「そうだな・・・・ジェードの言うとおり・・・・負けるわけには行かないぜ・・・」続くようにレッドも起き上がった
「おとなしく寝てる場合じゃねえな・・・」そしてユウジも・・・
「良かった・・・・やっぱりジェードは・・・・敵わないと思っていても・・・必ず・・・・起き上がってくる・・・私は・・・そんなあなたの力になりたい!!」アンバーもまた矢を構えた!!
「馬鹿な・・・・認めん・・・・認めんぞぉぉぉぉぉ!!!!!」オロチは再び大火球を生成し始めるが・・・・・
「そうはさせないっ!!!アースクラーッシュ!!!!」言うが早いか、セレムは拳を大地に叩きつけ!!!込めていた力を爆発させた!!!
ズドォォォォォォン!!!!
「ぐぅ・・・・何処にこんな力が残っていると言うんだ・・・・」
「足元が留守だぜ!!!ボルティックインパクト!!!」続いてザブドスが雷の槌を・振り回し、オロチの足を踏み潰しさらに電撃を与える、かなりの荒技だが、こういった巨大な敵には効果を発揮するのだ
「ぐはっ!!!?まさか・・・・・貴様らまで・・・・・」オロチは・・・セレム以外の体力までが回復していることに・・・より焦りを覚える
「氷の精霊よ・・・・その力を一陣の矢に託す!!氷結の刹那に己の罪を知れ!!ホーロドニーアロー!!!!」そしてやや離れたところからアーティクノが大きな結晶の具現する一矢を放った
その効果で・・・・、一瞬オロチの動きが鈍る
「「食らえ!!!業火滅風刃(ごうかめっぷうじん)!!紅蓮の炎に抱かれて消えろ!!!」」
その後にモルトレスの槍から炎が飛び、その後を義聖剣の剣圧の衝撃波が加わり、炎がより強いものとなるその勢いを増した『命の炎』がオロチを捉えたのだ
「・・・・・おのれ・・・・・・・・・、貴様ら・・・・・・こうなったら!!!上空から全てをぶっ潰してくれるわ!!!!」だがこれだけ攻撃を与えてもオロチはまだ体力を十分残していた
なんと・・・・その巨体を持っている二枚の巨大な翼で上昇し始め・・・・・つまり空中戦に持ち込もうと言うわけだ!!!
「なんて奴だ!!!今度は飛んでいきやがった!!!!」ザブドスは飛行能力を持っていない・・・・
「く・・・・空中戦にして戦力を・・・・分散させる気だな!!?」モルトレスもまた・・・・握りこぶしをつくり悔しがる
「私なら・・・・フローズンアーチェリーの射程範囲だけど・・・・・皆は・・・・・」
「大丈夫・・・・俺と・・・ジェットが・・・・カタをつける・・・だからアーティクノは・・・・・ここに居るみんなの力を溜めてくれ・・・・」
「でも・・・ジェットもあなたも・・・翼を持っていないんじゃ・・・・」
「いや・・・・翼ならあるぜ・・・・ほら!!!!!」セレムは目を閉じて精神を集中すると・・・・・・・・なんと背中には白き大きな翼が現れたのだ
「なるほど・・・・お前の「勇気」が翼を作ると言うわけか・・・・ならば俺は・・・・」ジェットも集中し始めると・・・今度は・・・漆黒の翼が現れる
「はは・・・・ジェットのそれは『信念』の翼だね・・・・・それじゃ片付けるてくるとするか」セレムはそれだけ言うと。ジェットと飛び立とうとする・・・が
「「「待って(て)セレム・ジェット!!!」」」
「うん?・・・・どうしたんだ皆」
「ここは俺が代表して言うが・・・・勝つことだけを考えないで・・・・お前達自身も生き延びられるようにするんだぞ?」モルトレスは親指を立てて、笑顔で言った
「ああ、分かった」
「フッ・・・・当然だ・・・奴に殺されるのだけはゴメンだからな」
「なら・・・行って来い!!!」
「「おう!!(ああ!!)」」そして二人は・・・・オロチの居る空中へと戦いの場所を移した
「・・・・・・・行ってしまったか」ザブドスは上空を見て・・・・・だがまだギガテックスマッシャーを構えている
「・・・だな・・・でも俺たちにはまだやるべきことがある・・・アーティクノ、俺たちの全パワーを一矢に込めることは出来るか?」
「ええ、私も最初からそうするつもり・・・・・最後まで5人で戦いましょ」彼女は残った最後の一矢を構えると・・・・・・・静かに瞳を閉じた
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#:5祈り
その時・・・・最後の戦いが始まるころ・・・・美しい夕日が地平線に沈もうとしていた・・・・だがカントーからも、大きな竜が空に飛んでいることはよく見えるのだ
「・・・・・・どうやら・・・・ジェード達の最後の一撃になる見たいだな」グリーン遠くに見えるその姿を・・・・・見て予感した
「確かに・・・・・でも・・・悔しいわね・・・こうして見えているのに何にも出来ないなんて」ブルーもその姿を見て・・・少し寂しげに微笑む
「あの人たちなら大丈夫・・・・・・必ず・・・・帰ってきてくれます」眠りに付きながらも・・・・・イエローはそんな事を言っている
「クスッ・・・・イエローったら、本当にジェードとイエローを信じているのね」
「お前も同じだろう?」グリーンもまた友の勝利を・・信じていた
「大丈夫・・・・・レッドもジェードも必ず勝って戻ってくれる事じゃろう」
「・・・・・まあ・・・・私に勝っていった奴らが他の悪に、負けるのは気に入らないからねえ」キクコもまた・・・ジェード達に期待しているようだ
「後は・・・祈るだけね・・・・」
そしてトキワの病院では・・・・・・
「ショウ・・・・あの空で・・・・きっとジェードさん達が戦っていてくれてるのよ」
「うん・・・・スイレン、分かってるよ・・・あの翠の眼をしたお兄ちゃん・・・・・凄くかっこよかったもん、だからきっと僕のヒーローなんだ!!」
「そうね・・・・あの人なら・・・・・やってくれるわ」
「いつか、元気になったら僕もあの人みたいなるんだ!!」本当にショウは可愛らしく笑う・・・そう思いながらスイレンは
(ジェードさん・・・・必ず勝って・・・・ショウに会ってくださいね)
彼女もまた祈り続けるのであった。
6#未来への扉
「空中から地にオットブレイズを連発して奴つらをぶっ潰してくれる!!!」オロチは怒りに燃えておりエネルギーが既に完全に満ちている
「そうは行くかな?スペクター」だが・・・・声がして、オロチ(スペクター)は振り返る
「何・・・?貴様らにも翼が生えただと?」
「ああ・・・・これの事か・・・・これはお前を倒すために俺達が掴んだ新しい力らしいな」ジェットは
「ここでなら思いっきりやれる。・・・・スペクター・・・・今度はさっきのようには行かないぞ!!」
「ほざけ!!!!ここを貴様等の死に場所にしてくれる!!!ジェノサイドスフィア!!」
ずどおおおおおおお!!!!!
大きな黒き球体が・・・・・超スピードで飛ぶが・・・・ジェットもジェードの黒き球体をあっさりを避けてしまう
「ぬうううう!!!!何故だ!!!何故貴様等は死なんのだ!!」
「言っただろう・・・・・!!俺はお前が嫌いだとな・・・・・・これまで俺にやってくれたことの借り・・・それをこの技に込める!!!!」
ジェットは義聖剣を抜き・・・・・・翼をコントロールして・・・・オロチの傍による。
「なら・・・・ならば・・・・全て燃えてしまえ!!!オットブレイズ!!!!」スペクターはあの8つの火球を放つ大技を仕掛けてきた
「・・・貴様の全力の一撃を待っていた・・・力を貫く一つの太刀筋!!!奥義!!!零光虚空閃(れいこうこくうせん)!!!」
ジェットは全ての火球を義聖剣で受け・・・・その炎の力を全て自分の力で制御し・・・・属性を光化して跳ね返すというものだ!!!!!
「はぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ドシュ!!!!!!!!!!!
その強烈な光の一撃は・・・・・なんとオロチの8つある首のうち・・・5つを一刀両断した。
「ぬがああああ!!!!!ばかな・・・・この・・・・最強の・・・邪竜がぁぁぁ・・・・」
「今だっ!!!セレム!!!」
「おお!!!食らえ!!!!・・・・」セレムもまたオロチに向かっていく!!!
〜一方地上では〜
「行くわよ!!!皆」アーティクノは矢を構えると・・・・天上のオロチに狙いを定めた!!
「貴様を屠る!!破壊の雷撃!!!!・・・・・・その身に感じろ!!!これが雷帝無双鎚!!」
「これが・・・真の炎だ!!!!炎舞連殺槍!!!!!」
「行くわ・・・・3要素の極意!!!!!セレスティアル・アロー!!!」
シュン・・・・・・・・・その極大な光の矢が・・・・・今まさにオロチに向かっていった!!!
そして・・・・・・・・
「!!?・・・・このパワーは・・・・皆!!力を貸してくれて居るんだな・・・・・・よし、行くぞ・・・・大地よ・・・・我に理(ことわり)のちからを・・・!!インフィニタス・アース!!!!」
その瞬間・・・・光り輝いた草薙の剣は・・・・・・、下から飛んできたセレスティアルアローの光とどうかし・・・・大きな光のエネルギーがオロチにぶつかった
カッ・・・・・・・!!!!!
「おのれ・・・・・・・セレム・・・・・この私を倒すだとぉぉ・・・・・・・ぐあああああああ!!!!!!!」
(やった・・・・・・俺達は・・・・勝ったんだ・・・・・)
(ゼフィルードの宿命もこれで・・・・終わりだ・・・・)
光の中に・・・・・・ジェットとジェードは・・・・・吸い込まれていった。この光は・・・・希望と黎明の光として後世に語り継がれることとなる
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7#希望の未来
・・・・・・その戦いから2年後のトキワジム。
「・・・・・それで、ジェードさんとジェットさんはその後どうなったんですか?」話を聞いているのは白い少し変わった帽子を被って・・・愛用の眼鏡をしている少年だ
「・・・・・・分からないの、二人とも・・・生き残ったのか・・・・それとも、そのまま光に呑まれてしまったか・・・・」
「それじゃ・・・・ジェードさんの消息はまだ分かってないん?・・・・なんで探してあげんの?」その横では方言バリバリの少女が真剣な表情でアンバーに問いかける
「探したわ・・・あの後皆必死に・・・でも二人ともまったく生死の痕跡が確認できなかったの・・・・・」
「それはそうかもしれんけど!!納得いかんとよ」
「サファイア!!!少しアンバーさんの気持ちも考えるんだ!!!」ルビーがサファイアを静止し・・・・アンバーは苦笑いを浮かべた
「ルビー君・・・ありがとう・・・、こんな話を聞いてくれて・・・長いこと付き合わせちゃったから・・・・」
「No problem、良い話を聞かせてもらいましたよ・・・トップコーディネーターの先輩として・・・その努力の裏にどんなドラマがあるか聞けるのは貴重な体験です」
サファイア・・行くよ・・・と言って・・・・ルビーは彼女と共に部屋を後にした・・・・・
「ふう・・・・・・・・・・私も・・・頭冷やしてこようかな」アンバーは自分に言い聞かせるようにして部屋を後にした。
そしてトキワシティのはずれ・・・・・ちょうどトキワの森の辺りでは・・・・・、
「すいません、ちょっと聞きたいんですが・・・・、今度のポケモンバトル世界大会の代表選手発表ってトキワジムですよね?」一人の青年が道に面した家の住人に話しかけていた
「ああ、そうだよトキワジムで今日代表監督のカツラさんがやるみたいだ・・・ひょっとしてお兄さん関係者かい?」
「ええ、まあそんなところです・・・どうもありがとうございました!!それでは失礼します」はっきりとした声で一礼すると・・その青年は足早にトキワジムへと向かっていった
「・・・・・なかなか良い青年だったなあ・・・・・ん?・・・・まてよ・・・珍しい翠の髪と目だったな・・・・・・!!?・・・・まさか・・・・まさか・・ね」
そしてトキワジムの裏手・・・・・そこには一つの銅像が立っていた。
左手に剣を持ち、横には彼の相棒だったのだろう大きなハガネールの像が置かれている
その銅像の下のプレートにはこう書いてある。
『ジェード=デ=トキワグローブ・・・・・トキワ人の誇りを貫き・・・・ロケット団を仲間と共に破った4英雄の一人』
「ジェード・・・今日はね・・・・ルビー君とサファイアちゃんっていうホウエン地方の代表者が来たのよ・・・・凄く二人とも面白くて・・・・喧嘩も多いけど仲が良い子達よ・・・・
それにバトルの腕前もかなりのものだから・・・・あなたがきっとあったら喜ぶわね・・・・・」アンバーはこの銅像が立ってからと言うもの、毎日ここに来ては彼に報告しに来ていたのだ
「・・・・・・でも・・・・やっぱり・・・・・さ・・・・、あなたが居ないと・・・私・・・・・駄目みたい・・・ねぇ・・・ジェード・・・お願いだからもう一回だけでも良いから・・・・私に笑いかけてよ!!!」
「あなたが居ないのは・・・辛すぎるよ・・・・・ううっ・・」アンバーは涙を流し始める・・・・一度流れてしまうと・・・・とめどなく溢れてくる
「お願い・・・・・お願いだから・・・・・」やがて銅像にすがり付くようにして泣き続けるアンバー・・・・・
だが、そんな彼女を包み込む存在があった・・・・
「・・・・・・えっ・・・・・」その優しい温もりの持ち主は・・・・・彼女は振り返る
「そんなに悲しい顔するなよ?アンバーは笑顔の方が似合うんだからさ」そこには・・・・彼女がこの2年間帰りを待ち焦がれていた彼・・・・・ジェードの姿があった
「・・・・っ!!!」これは夢なのか・・・・彼女は・・・余りに驚き・・言葉を失ってしまった!!
「うん?・・・・そんなに驚くなよ?・・・・・なんだか死人見たみたいな顔してるぞ?・・・・おーいアンバー?」そんなことはお構いなしにジェードは話しかけてくる
そう言えば・・・・あの時の彼よりも身長が高いし・・・・顔もまた黒く焼けただろうか・・・・それに彼の体は前よりもがっちりしてる・・・・・・そんな事が彼女の頭の中でぐるぐる巻きになっていた。
「・・・う・・・・ううぅっジェード!!!・・・あなた・・・本当に・・・ジェード!!」これは現実だと分かった瞬間にアンバーは再びジェードの胸に顔をうずめた
「お・・・・・おい・・・・アンバー!?」ジェードは一気に泣き出してしまったアンバーを抱きしめながらも・・・・一向に返事を返してくれないアンバーを心配する
しばらくそのままの状態で泣き続け・・・彼女は落ち着いたのか・・・・今度は最高の笑顔で話しかけた
「もう・・・・、心配したんだから!!!今まで2年間・・・あれからどうしていたの!?答えようによっては許さないわよ?」
「悪い・・・・本当はもっと早く戻ってこれると思ったんだけど・・・・・、俺自身がまだまだ弱かったからさ・・・」
「馬鹿ね、十分二年前の時点で貴方は強いわよ。・・・・私を守ってくれたじゃない?」
「まあ・・・そうなんだけどさ・・・・レッドやイエローとも約束していたことがあったわけだし」
「レッドとイエローちゃんとの約束?」
「ああ・・・もう一回バトルをするって約束さ・・・あの時点じゃ恐らくレッドにはまだ届かなかったんだ・・・・だからもっと『トレーナー』として強くなりたかったんだよ」
「でも・・・・」
「それだけじゃない、イエローに「最強のジムリーダー」になるって大見得切っちゃったからさ・・・・負けるわけには行かないんだ」
「全く・・・・・・、いつまでたってもポケモンバトルのことになると突っ走っちゃうのね?」そんな彼も大好きだと・・・・彼女は心底感じていた
「でも・・・・アンバーの事はこの2年間・・・・1日も忘れなかったよ・・・・・俺だって・・・・結構寂しい思いしたんだから・・・な」
「え・・・・っ?」彼らしくない言葉にアンバーは顔が紅潮してしまう
だが・・・・その状態をさらに悪化させることが起こる
ちゅっ。 ジェードは突然アンバーの唇に自分の唇を交わした
「な・・・・・な・・・・・な!!?」
「2年間・・・・放っておいたから・・・・これまでの2年分♪」ジェードは悪びれもなくそんな事を言って楽しんでいる。
「も〜〜〜〜〜!!!!不意打ちにも程があるわよ?」
「・・・・・・ああ・・・悪い悪い・・・、でもこっからは・・・真剣だぞ?」ジェードは急にあの二年前の決戦前夜に見た顔と同じになった
「じぇ・・・ジェード?」
「・・・・・・2年前の約束・・・覚えているか?」
「それって・・・・・」
「・・・・・・これ以上言わなくても分かるだろ・・・俺だってこんな事言うのは恥ずかしいんだからな」やっぱり・・・・赤面してしまう辺り、2年前と変わっていない、そう思ったらアンバーも自然になれた
「・・・・ふふっ・・・・・、やっぱりジェードはジェードね?」
「・・・それって馬鹿にしてんの?」
「褒めてるのよ♪・・・良いわよ!!私は・・・・・」アンバーはそれだけ言うとジェードの身体を離し・・・走っていってしまう
「ちょっと待てよ!!!・・・・・茶化すな!!って・・・・良いって・・・・・・・・・・・」ジェードは最初はあわてて追おうとして、やがて彼女の返事に気づくと、小さくガッツポーズした
「あ・・・・そうだ・・・・ジェード、まだ言ってなかったことがあったわ♪」 アンバーもまた大分前に走り出していたが突然止まって振り返る
「うん?」
「お帰りなさい!!ジェード!!」
「ああ、ただいま。アンバー」
二人の幸せの物語はまだまだ始まったばかりだ
おわり
☆#:もう一つのエンディング
最終話(2年経過前)の1ヵ月後
ハナダシティジム・・・・そこでは・・・やはり仕事を終えたカスミがジムを閉める準備をしていた。
ジェットからは連絡は無いが・・・・・・スペクターが倒されたことはたちまちハナダにも伝わってきた
「・・・・・何の連絡もしないなんて・・・あの人らしいわね・・・でもそのうち現れるわ」カスミは以前の様に彼の帰りを待ち続けるつもりだ
そんなときだった・・・・
「すいません・・・・ちょっと、道をお聞きしたいのですが」そこには黒い長髪の男が立っていた・・・目の色は黒い・・髪が赤ければ彼に似ている
「は、・・・はい・・・」
「岬の小屋に行くんですよ・・・・これから用事があるもので・・・」男の声は少し高め・・・・彼の低めの声とは違う気がする・・・・
「岬の小屋なら・・・・この先を北に進めば・・・・行ける筈ですが」
「そうでしたか・・・・どうもありがとうございます・・・・」その男はフッと笑いかけ、歩いていこうとする
だが・・・・・・
ドクン!!!! カスミの胸に何かの予感が走った
「待ってください!!!」
「うん・・・・?どうかしましたか?」
「いえ・・・・、私を試さないで、ジェット・・・・・・・貴方なんでしょう?」カスミは・・・・以前彼にしてあげていたように微笑みかけた
「・・・・・・ふっ・・・・良く見破ったな」その男はカツラを取り・・・・自分の上着のポケットから葉巻を取り出し・・・火をつけた。
「貴方・・・あのまま行ってしまうつもりだったの?」
「ああ、そうなっても良いかと・・・・一瞬思ったが・・・・・」
「酷いわね・・・・・、でもそれだったらそれで私は何十年も待ち続けたでしょうけどね」
「だが・・・・お前は気づいた・・・・いや・・・」ふいにジェットはカスミに近づく
「えっ・・・?」
すると・・・ジェットは葉巻の入っていた場所とは逆のポケットから小さな小箱を取り出した
「気が付いたご褒美だ・・・・・」ジェットはそう言って箱を開ける
そこには綺麗にカットされたアクアマリンの指輪が入っていた・・・・・
「・・・・・・っ!!?ジェット・・・これって?」
「お前なら気づいてくれると思っていたよ・・・・・カスミ・・・これからも俺を支えてくれ」
カスミは指輪とジェットを交互に見て・・・・かれの胸に飛びついた。
Pocket Monsters Special
JADE
Ambar
Jet
Yuji
END
後書き
HISUI「というわけで5年にも及ぶPSVG1部もいよいよお終いです」
ジェード「本当は2年で終わらす気だったんだよね?」
HISUI「うっ・・・・・それを言われると痛い」
アンバー「私の登場も大分遅かったけど・・・?」
HISUI「いや・・・やっぱり最初は原作をベースにしていたからさ」
ジェット「苦しい言い訳だな・・・・・まあ完成したんだから、お前も少しは頑張ったということだろう」
HISUI「なんだかお前に褒められるのは・・・・・珍しいな?」
ショウ「今度は僕が主人公になっていくわけですね」
HISUI「そう・・・・ネタ被りだらけだった2部を新装開店しなくちゃな」
スイレン「作者・・・頑張って私達の話も書いてね」
HISUI「ああ、俺にはテイルズというネタが増えたから任せておけ」
ジェード「なんだか・・・・どんどん深みにはまっているような気がするな
アンバー「皆さん・・・・・この5年間HISUIに付き合ってっいただき」
全員「ありがとうございました!!!」
[一言感想]
5年で終われば上等ですよ(ぁ)。
ともあれ、本当にお疲れ様でした。
それにしても修行のために身を隠すとは、ジェードとジェットらしいと言えばらしいですが。
さんざ待たせた彼女には、これからちゃんと責任とってほしいものです(何)。
個人的には、ポケスペでやや冷遇気味だったカスミが幸せになってくれたことが、嬉しい限りです。
そしてジェードとアンバーも、何よりな完結となりましたね。
もちろん2人にとっては、これからが始まりなのかも知れませんが。
ジェード達には、だいすさんのサイトで書かせてもらってるEOE1の方で、もうしばらく頑張ってもらうことになってます。
それでもここはひとまず、本当にお疲れ様でした。