PSVG If レブル短編

注:(この小説はいつものPSVGと違いもしもレッド×ブルーのカップリングが成立したら・・・という条件においての話です。ご了承ください)

「約束のあの場所で」


1#:過去の約束

今(FRLG編)から10年前

その時マサラタウンにはいつも4人で遊ぶ子供の姿があった。

「行けえ!!ニョロ!!」いつもの如くモンスターボールからニョロを出し、レッドは今日も元気にバトルを仕掛けていた

その相手は・・・

「今日こそ決着を着けないとね。バックス!!」対するはイワークことバックス…お馴染みジェードである。

「それじゃ準備は良いわね?」そんなやる気満々の二人の審判の務めるのは、栗色の髪の少女と

「レッド対ジェード、試合開始」ツンツン頭の少年である。

かくして後に最高のポケモンマスターとなる二人のバトルが開始された。

結果はあっけないものだった。いくら属性的に有利とはいえ、バックスの体長と力の前ではニョロは歯が立たなかった

「くそっ!!また負けた」レッドは帽子を地面に叩きつけて悔しがっていた

「いくら水属性だからって言っても、僕のイワークはこれでも結構トレーニングしてるんだから…まだまだトレーニング不足だよ?レッド」

「その通り…何も考えずに突っ込んでいって勝てるとでも思っていたのか?お前は」グリーンがキツイ一言を言う

「くっ・・・!!」

「はいはい、2人とも余りレッドをいじめちゃダメでしょ?」ブルーはグリーンとジェードの発言を制止した

「うん、でもレッド、実際前よりもその前よりも大分強くなっているよ、もう僕のライバルと言っても良いくらいだね」

「今はまだまだだけど・・・俺は絶対にジェードに勝ってみせるからな!!」熱さだけはこの頃から一人前のレッド

「まあ…俺から言わせればまだまだだがな…」やれやれといった感じでグリーンはため息をついた。

「オホホ・・・なんたって、レッドは私のダーリンだもの」

「ぶっ!!!!」レッド・・・飲んでいたサイコソーダを噴出す

「ははは・・・・こりゃ大変だな?レッド」

「頑張れよ・・・・旦那」笑いを堪えてグリーンがひやかす

「うるさい!!お前らいい加減にしろ」顔をその名の如く赤くして、レッドは二人を追いかけ始めた。

「レッドぉー?私みたいなレディをおいて行くつ・も・り?」ブルー、8歳とは思えない(?)色気攻めでレッドの上着を引っ張りしがみつく

「うわっ!!?ちょっ・・ブルー放せって!!」

「ハニーって呼ぶまで放してあげない…ダーリンv」

「…ええい!分かった分かった!!お前は俺がお前を守るから!!!だから放してくれぇ!!」レッドは勢いに任せある意味とんでもない事を言っているような・・・

4人はこう言った素晴らしい生活を続けていたのだが・・・・・

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そして次の日レッドとブルーはマサラの郊外にある、紅葉の木の下に来た。ここはレッドのお気に入りの場所なのである。

「わぁ・・・綺麗ね」紅葉シーズンということもあり、紅葉の色は緑・黄・赤と一つの葉に自然が生み出す模様を織り成し、美しさを感じさせる

「ははっ。ブルーも女の子らしいところあるんだな」

「どういう意味よ?それ」ブルーは珍しくふくれっつらを見せる

「いや・・・・普段つかみどころが無いからなあ、ブルーは、だけどやっぱりこうしてみると・・・」レッドは急にブルーに顔を近づける

「ちょっとレッド?あなたらしくないわよ?」普段と違う彼の様子に少しばかり戸惑う

「ああ、昨日…変な夢を見てさ、」

「夢?」

「…ブルーが突然いなくなる夢見たんだ・・・こんな事グリーン達に言ってもからかわれるだけだろうから、でも何だか不安でさ」

「それであたしを呼んだって言うわけ?ウフフ・・・まだまだレッドは甘えん坊ね」

「うるさい・・・・」レッドは少し恥ずかしいのか、頬を赤くしている

「まあ、良いわ、今日1日あなたに付き合ってあげる」

「えっ?」意外な返事に驚くレッド

「だ〜か〜ら、今日は一緒にいるわよダーリンv」

「…ブルー、約束するよ…俺はお前が守るって」レッドは少し間を置いてから真剣そのものの顔で行った

「うん…ちゃんと強くなってくれないと嫌よ?」

「ああ、」レッドはそのまま木の葉が覆う地面に寝そべった、木の葉が自然の布団となって心地よい

「約束する・・・。そうなったら俺を男として認めてくれ?良いな?」

「分かったわ・・・あたしも待っているから」

「またここで・・・落ち葉・・・・のベットで待っている・・・からさ」レッドはそのまま眠りについてしまった

「ちょっとレッド・・・?あらあら・・・全くなんだかんだ言ってもやっぱりレッドはレッドね」クスリと笑い、ブルーはそのまま秋の空を眺めているのでした。

こうして幼き二人は約束を果たしたのだった。ちなみにこの翌日ブルーが攫われたのは別の話である



2# あれから時は流れ・・・

そして現在、レッドは18歳になっていた。この8年間の間に彼は多くの経験し逞しく成長していたのだ。

「もう10年経ったのか・・・」ここはあの時と変わらぬ紅葉の木の下…マサラタウンも多少街が大きくなり。この場所は公園になっていた。

あの時と変わらず、レッドは木の葉のベッドに横たわる・・・。こうして寝そべるのは本当に気持ちが良い。

「ふぁぁぁぁ〜〜〜〜」寝そべるなり急にあくびをし始めるレッド・・・彼はやはり10年経っても変わっていなかった

(最近はポケモンリーグの試合も多かったし・・・・休めなかったからな・・・・ゆっくり寝るとするか)

ややあって、うとうとしだしたレッドはそのまま眠りについてしまった。

zzz・・・・・・

だが彼はいつしか後頭部にぬくもりを感じる、しかも唇には柔らかいものが当たっている・・・・

(ん・・・・なんでこんなに暖か・・・・〜〜〜〜〜っ!!!?)意識がはっきりするに連れレッドは今の事態に赤面した

何故なら今、彼の頭が乗っている場所は・・・・・・ブルーの右腕だからだ。しかも目の前には彼女の顔がドアップ・・・しかも唇を合わせているの物ものだからこれで動揺しないのは男じゃないだろう

「・・・・・ん〜〜・・・あっレッド、おはよ」ブルーも起きると、とても穏やかな笑顔をレッドに見せた。

「ぶっ・・・ブルー・・・何でここに・・・?」

「・・・・・気づいてなかったの?」ちょっと呆れた風な顔しているブルー

「ああ・・・・俺爆睡してたから・・・・」

「はあ〜〜、何であなたは鈍感なのかしらね・・・・・」ひとり愚痴ると・・・彼女は話し始めた

〜レッドが眠りに落ちてから数分後〜

「・・・・・・全く、約束を覚えていてくれたのは嬉しいけど」ブルーは目の前で気持ち良さそうに眠っている少年を見てため息をついた

「・・・・・・ん〜〜〜〜〜〜、ブル〜〜〜」



ぴくっ・・・自分の名を呼ぶ声に、起きているのではないかと思う彼女

「レッド・・・・?」

「ブル〜〜〜は・・・俺が・・・・・俺が・・・・」夢の中の彼は何か言いたげなようだ・・・しかしまた夢の世界に入ろうとする。

「ちょっとレッドぉ?何か言いたいなら早く言いなさい。」はっきりしないのは嫌な性分なので、ついに彼に問い詰めてしまう

「ブルー・・・・・は俺が守る・・・・・ブルー・・・好きだ」

ボンッ!!!おそらく彼女の心の中ではこんな音がおそらく鳴ったであろう・・・。

(〜〜〜〜っ、こんなの反則よ・・・・どんな夢見てんのよ・・・・)突然の告白に動揺しつつも・・・ブルーはこの場所に来た時点でもう答えを出していたのだ

「目には目を・・・ね・・・そうじゃないとあたしらしくないじゃない♪」とっさにブルーは考えていることを行動に移した。

彼女はレッドに近づき・・・・右腕を彼の頭の下にもぐりこませ、『腕枕』の形を撮ると・・・・・レッドの顔を真っ直ぐに見つめた

「気持ち良さそうに寝てるわねえ・・・・・・私も・・・・何だか眠くなってきたわ・・・でも・・・その前に・・おやすみ・・・レッド」

ちゅっ。こうして彼女にとって初めての口付けを交わすと、そのまま彼女もまた眠りについたのだった


そして今・・・・二人は手を繋いで木の葉のベッドの上で座り込んでいる

「・・・・そんなことがあったのか」レッドは自分の言動に恥ずかしくなりつつも遠くも見つめながら言った

「言っておきますけどファーストキスだったんだからね?責任取ってよね?」

「・・・・・・・うん・・・・でも・・・なんだかさっきのって」

「????」

「てんしのキッスみたいだった・・・・俺一瞬混乱したよ、ブルーの顔が間近にあったし・・・」

「・・・・ぷっ。」それを聞いてブルーは噴出した

「おっ・・・・おい笑うところかよ!!」レッドは抗議の声を上げた

「ごめんなさい・・・でもレッドらしくって・・・」まだ笑いが収まらないブルー

「仕方ないだろ・・・お前があんまり・・・・き・・・・れい・・・だから」レッドはまた自分で言った事を後悔した

「!!・・・・あらぁ〜〜このブルーちゃんの魅力にメロメロなわけねぇ〜?」

「・・・・・・・・・・・」この台詞にはもう答えなくて充分すぎるくらいの事をレッドは既に言っていた

「でも・・・・あれ、本心なんでしょ?」今度は不意にブルーが質問してきた

「ああ、夢の中の俺に先に言われちゃったけど・・・・・ええっと、・・・その俺はお前が好きだ」今度は自分の意識がはっきりしている中で彼女に想いを告げた、表情は真剣そのものだ

「ええ、それはあたしもよ・・・・レッド・・でもね。」

「・・・・何?」

「守られるだけが私じゃないわお互い助け合って行きましょ?あたし達は恋人だけじゃなくて『相棒(パートナー)』なんだから」

「・・・・・・これは一本とられたな、ああ分かったよ。でもブルーとならどんなことがあっても乗り越えられそうな・・・そんな気がする」

「頼りにしてるわよ♪・・・私のダーリン」

「分かってるよ・・・・。」再び二人はそのシルエットを一つにしたのだった



後書き

レブルに初挑戦してみました、でもここまで甘くなるとは思っていませんでした(苦笑)
こんなもので満足していただけましたでしょうか?アットさん、これからも余裕があればレブルを書いていきたいと思います。よろしくお願いします

 

[一言感想]

 「まだまだ」というよりも、たぶんレッドもブルーも素が甘えん坊です(ぇ)。
 ブルーは幼い頃から家族の愛情に乏しく育ったので、たぶん必然。
 レッドは……ブルーみたいな女の子には、甘えなきゃ損だし(そういう問題か!)。
 ブルーは基本的に前進あるのみタイプですが、要所ではレッドが手を貸して彼女を支える……とか。
 そんな関係が個人的には理想です(謎)。

 

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