特別編2 第28.5話
トキワグローブ一族の歴史
この話は、仮面の男を倒し、リュウキュウ地方の冒険を始める1年前の出来事であ
る。 ジェード16歳の10月のことであった
ここリュウキュウ・ヨナハ島、 ジェードは厳しいリハビリメニューをこなし、やが
て来るであろう決戦の日に備えていた。
そこへ、アンバーが一通の手紙を持って現れた。
アンバー「ジェード、あなた宛に手紙が届いているわよ!!」
ジェード「ん?手紙・・・・?何でまた俺なんかに・・・。」
アンバーがジェードに手渡した手紙は、この当時では高価なホログラフィ・レター
だった。
差出人は・・・・・なんと父サカキからであった。
ジェード「父さんからだ!!!一体カントーで何があったんだ?」 慌てて再生ボタ
ンを押すジェード。
立体映像には、サカキと失踪した母エメラルドが映っていた、二人とも幸せそうな笑
顔を浮かべている。
サカキ「この手紙が届いているという事は、私はもう、釈放されているということ
だ、ジェード、今日が何の日か覚えているかな?」
エメラルド「あなた・・・。あなたが居なくなったのは、ジェードが4歳のときなの
よ、覚えていないわよ。」
サカキ「それもそうか・・・・・まあ良い。唐突だが今日は私の誕生日だ、用件は、
この手紙が届き次第、トキワの森に来て欲しい」
エメラルド「ジェード〜〜〜。あなたがリュウキュウに居るのには理由があるんで
しょ?GFでもいるんなら連れてきなさいよ。」
それだけ言うと、映像はそこで途切れた。
ジェード「・・・・・。なんだったんだ?今の手紙」 唖然とするジェード
アンバー「さあ・・・・・・。」 返す言葉も無いアンバー
二人はその後、暫く黙ったまま動かなかった。
余りに場の空気が悪いので、耐え切れなくなったジェードが口を開いた。
ジェード「とりあえず、行ってくる・・・・・。」 捨て台詞の様に言うジェード
アンバー「ちょっと!!?ジェード、そう言えばリュウキュウに何故戻って来た
の?」さっきのエメラルドの言動に、疑問を持ち質問するアンバー
ジェード「ギクウ!!!えっ!?それはちょっと・・・・・・。」 何故か派手に狼
狽するジェード
アンバー「どういうことなの〜〜〜〜?ハッキリ聞かせてもらうわよ。」ブルーのよ
うな怖い笑顔を浮かべるアンバー。
ジェード(どうしよう・・・・・。アンバーが好きだなんて、言えるわけ無いじゃな
いか?) この頃からジェードは自分の気持ちに気づいていたのだ。
正し、彼らがうまく事を運ぶのはかなり先の話。
いずれにせよ、このままでは尋問されかねないので、 話を変えることに
アンバー「私にも言えない様な事なの?」 少しばかり悲しそうな、しかし怒った口
調で彼女は言った。
ジェード「だ〜〜〜〜っ!!!分かったよ。連れて行けばいいんだろ?」 顔を真っ
赤にして大声で言ってしまうジェード
アンバー「やった!!久しぶりにカントーに行けるわ♪」 ジェードに飛びついてし
まいそうなアンバー」
ジェード「そうだよアンバー、君は笑ってないとね・・・。」物凄く小さな声で言っ
た。
アンバー「何か言った?ジェード?」
ジェード「いや?なんでもないよ。 そろそろ行こう!!セレム!!テレポー
ト!!」 あっさり否定しつつ、テレポートをする。
数秒後には2人は完全に姿を消していた・・・・。
ところ変わって、マサラタウンのレッド家では・・・・・・・。 10月のカントー
とは思えない寒波に襲われていて、気温も15℃いけば良いような寒さ
であった
レッド「う〜〜〜寒い。こんな日はトレーニングも中止だな・・・・・・。」すっか
り縮こまっているレッド、彼は極度の寒がりである、さらに、カンナに
凍り漬けにされたこともあり、氷や寒いことには、かなり弱かった。
半分引き篭もり症にかかっている彼の家のインターホンがなる
レッド「???ベルなんてならすなんて、誰だ????」
疑問に思いつつドアを開けると、そこには麦藁帽子の少年・・・もとい少女が立って
いた。
イエロー「レッドさん!!やっぱり家に居ましたか。」 期待通りなのか何処か嬉し
そうな彼女
レッド「ああ。寒いのは俺には堪えるよ・・・・・・。まあ、上がれよ。」苦笑いを
浮かべつつ、イエローを家の中にいれる
レッドの部屋で、二人は話をすることにした。
レッド「で、家に来て、俺を呼ぶ理由は何なんだ?イエロー」
イエロー「はい、実は・・・お父さんが今日帰ってくるんです。」 イエローは嬉し
そうに言った。
レッド「サカキが帰ってくるって!!?」 レッドは正直驚いていた。シルフカンパ
ニー占拠事件のせいで、洗脳されていたとはいえ、刑務所に服役、
最低でも十年は服役していないと駄目なはずであった。
イエロー「お父さんは、自首したし、洗脳されてたこともあるから、事件を起こした
責任は、軽いという事で釈放になったんです。」
レッド「そうか・・・・それは良かったなあ、」
イエロー「それに、今日は父さんの誕生日なんです。」
レッド「えっ・・・・サ・・・・いや、お父さんの誕生日なのか、嬉しい事続きじゃ
ないか!!」 自分のことのように素直に喜んでくれるレッド。
イエロー「それで、今日は家族でパーティーをしようって、みんなが集まるらしいん
です。兄さんも来る見たいなんですよ」
レッド「ジェードが来るのか、よ〜〜し、みんな呼んで盛り上げようぜ!!」 久し
ぶりの友の名前を聞いて、一層明るい声を上げるレッド。
イエロー「あのぅ・・・レッドさん?」 言いにくそうな声で、イエローは話しかけ
た。
レッド「ん?何だイエロー。」
イエロー「言っておきますけど、今回は招待できるのはレッドさんとシルバーさんだ
けです。あとは兄さんたちが来るそうです。」
レッド「つまり、家族水入らずって事か・・・・でも何で俺だけ呼ばれたんだろ
う?」
イエロー「父さんが『あいつを呼べばびっくりするだろう』っていってましたよ。」
レッド「なら、トキワの森に行こうぜ!!」
イエロー「そうですね。」
二人は飛び出していった。
そして、トキワの森に全てのメンバーが揃った。 そしてジェード・レッドは再会を
喜んでいた。
レッド「久しぶりだな。ジェード」
ジェード「もう2年だっけ?仮面の男事件から・・・・・。」
語ることはたくさんあるのだが、今日の主役はサカキである。
ジェード「それにしても、父さん達遅いなあ・・・・。」
レッド「主役が来なくてどうするんだよなあ?全く」 レッドも同調しているよう
だ。
男2人の話中で悪いが、、、初めて会ったアンバーとイエローはと言うと・・・・
・。
イエロー「アンバーさん、すいません。兄さんが迷惑をかけているみたいで。」 最
な話だ。ジェードはひじの治療ならカントーで十分事足りたのだが、結
局はアンバーの元に甘んじていると事なのだから。
申し訳なさそうイエローに対し、アンバーは・・・・・・
アンバー「良いのよ♪逆に嬉しい誤算だわ・・・・。」 思春期の真っ只中のアン
バーは妙なアクセントを付けて言った。話し相手がブルーなら、即冷やか
しの一言でも飛んできただろう。
イエロー「兄さんをよろしくお願いしますよ。アンバーさん」打って変って、真剣な
表情のイエロー。
アンバー「任せてちょうだい♪それよりイエローちゃん・・・・レッド君とはどのく
らいの関係なの?」
イエロー「えっ?・・・・そういう話はちょっと・・・・その・・・・。」顔を真っ
赤にして慌てるイエロー
アンバー「そんなに慌てないの、今度会うときにお姉さんが教えてあげるから」イエ
ローが妹みたいに可愛いので、ブルーのような態度を取ってしまうアン
バー。
エメラルド「あらあら・・・・あなたがジェードの彼女ね?」
アンバー「エメラルドさん!!?」 アンバーが振り返ると、そこには仮面の男事件
の時、ジェードが会ったと言っていた。ジェードの母親その人、エメラ
ルドが立っていた。
そして、ジェード・レッドの二人のところには・・・・・。
サカキ「ジェード・・・逞しくなったな」 現れたのはこの3年間、マサラの刑務所
に拘束されていたサカキだった。
レッド「サカキ!!!」
ジェード「父さん!!本当に戻ってきてたんだ!!お帰りなさい・・・。そして誕生
日おめでとう」
サカキ「ああ、ありがとう。 レッド、君もますます強くなったな。さあ積もる話は
皆で家の中でしよう」
以前、洗脳されていたとはいえ、凶悪なロケット団のボスだったとは思えない穏やか
な表情ののサカキであった。
そして、この後、ジェードの義兄ジェットだけが姿を現さなかった。暫くはリュウ
キュウでのリハビリの話とレッドのゴールドとのシロガネでの修行で盛り
上がった。
レッド「で、ゴールドの奴はクリスにいつもポケギアで叱られていたんだ。」
ジェード「ははっ、あの性格じゃ無理ないよな?」 ジェードも「包帯君」などと暫
く呼ばれていた経験が言わせる言葉だった。
そんな中・・・・、家のインターホンがなる・・・・。
サカキ「どうやら、来たようだな・・・。」意味深なことを言うサカキ
ジェード「俺が出るよ。」ジェードがドアに向かったとき、、、、
サカキ「いや、レッド、君が行きなさい。」 何故かサカキはレッドにドアを開ける
ように進める。
レッド「????」わけが分からないといった様子のレッド・・・・彼がドアを開け
ると・・・・。
そこには彼の人生上、もっとも衝撃的な出来事であっただろう。
レッドの前に立っていた人物・・・・・。 赤い帽子を被り、赤いジャケットを着
て、下には黒いシャツの、まさしく大人のレッドはこうなるであろう格好
をした男が立っていた。
レッド「あ・・・・っ・・・・?」 レッドはその男を指差したきり、体がピクリと
も動かない・・・・。
???「ただいまレッド。大きくなったなあ!!!」最高の笑顔を見せるその男・・
・・。
レッド「・・・・・nで・・・・・今まで何処へ行ってたんだよ!!」 途端、レッ
ドの顔が歪む。今までレッドの暗い顔など見たことの無いジェード達に
とってもこれは衝撃的であった。
???「すまない・・・・父さんと母さんはロケット団から逃げる為に・・・・。」
レッド「嘘だ!!!ならなんで俺を連れて行ってくれなかったんだ!!俺がどれだけ
つらい思いしたか分かってんのか?」レッドは怒りを露わにした。
サカキ「レッド・・・・落ち着いて聞いてくれ、スピネルとハナコさんは時空空間に
閉じ込められていたんだ。」
そう、レッドにそっくりなこの男こそ、エメラルドの兄であり、かつてのポケモン
リーグ準優勝者。そしてレッドの実の父親スピネル=グロッシュラーその
人だった。
スピネル「お前がニョロを貰ってからもう13年か・・・・・。本当に悪かった・・
・。親を名乗る資格は無いと思うが、許してくれ・・・・・。」
さらにスピネルの後ろから、一人の女性が現れた。
???「父さんだけじゃなくて、私も帰ってきたのよ、レッド・・・・。」 言うま
でもなく、レッドの母、ハナコであった。
言うが早いか、レッドは、物凄いスピードで、ハナコに抱きついた。どうやら、この
12年間、我慢していた自分の甘えが限界を超えてしまったらしい
ハナコ「あらあら、この子ったら・・・・・。すっかり大きくなって。」久しぶりに
触れる我が子の体の成長ぶりに驚くハナコ、だが彼女の目は潤んでいる
。
ジェード「父さん・・・・そう言えば聞きたいことがあるんだけど。」 レッド親子
の再会の祝福をした後、ジェードは久しぶりに父に質問をした。
サカキ「何だ?ジェード。」
ジェード「母さんやスピネルおじさん、ハナコおばさんだけど、全然居なくなった時
から、歳をとって無い様に見えるんだけど・・・・。」
確かに彼の言うことは正しかった。本来なら、エメラルドたちは少なくとも30代後
半ににはなっているはずである、ところが彼女たちは、失踪した当時と
いっさい容姿が変わっていない。これは一体どういうことなのだろうか?
サカキ「実はな、10年前、お前がスペクターの攻撃を受けて吹き飛ばされた時・・
・・・・。」
そう、ジェードにとっての、悪夢の日の続きである。
10年前・・・・・・。
ジェード「うわああああああ!!!!!!」デオキシスの破壊光線を受けた、バック
スとジェードは吹き飛ばされてしまった。そして、イエローも必死に逃
げ出したため、その場にはスペクターしか残っていなかった。
スペクター「ククククク・・・・・・・これでトキワの一族は全滅のはずだ、再び世
界に暗黒の力が戻る。それでこそこの世界が存在しているという物だ」
???「さあてね、、、、そいつはどうかな?」
スペクター「何!!?サカキ貴様!!洗脳が解けてしまったのか?」
サカキ「あの程度で俺を完全に操ったとは言わせないぜ。ハァ・・・・ハァ・・・・
グッ!!!」サカキはどうやらスペクターの手持ちが発していると思わ
れる瘴気(?)の影響を受けている所為か、いつスペクターの配下に戻ってしまうか
わからない状態だった。
スペクター「おとなしく私の片腕として働いていれば良いものを・・・・。反逆を起
こすような奴は我が組織には要らん。消えてもらおう」
突然スペクターは、足に隠しておいたダークボールからゲンガーを繰り出した。
スペクター「ゲンガー、ファントムドライブ!!」 ゲンガーから、黒いエネルギー
が螺旋状に飛び出し、サカキを襲う!!!
サカキ「グ・・・・・ニドキング!!つのドリルで闇のエネルギーを裂け!!!」
なんと、ニドキングはこの凶悪なエネルギーを真っ二つに裂き、踏みと
どまる。 周囲の木々は、今の一撃で、 一瞬にして消滅してしまう。
サカキ「今度はこっちから行かせてもらおう。サイドン!!地割れ!!」 サカキは
足場を崩す作戦にでる。 しかし、あっさり避けらされてしまう。
スペクター「その程度のでは私は倒せんぞ!!」スペクターが飛び上がったその
時!!!
???「ヒョウガ!!!ツンドラストーム!!」 サカキの後ろから、百戦錬磨のジ
ムリーダー、永久氷壁のヤナギが現れた!!
途端、猛烈な吹雪がスペクターの体を襲い、彼の左足を凍傷にさせてしまう。
ツンドラストーム、ヤナギ老人はかつて起こった世界大戦で、ロシア遠征部隊に所属
していたため、ポケモンを連れて行き、氷の技を独自で編み出したのだ
った
その効果は、−50℃以下の猛烈な冷風で、相手を確実に凍り状態にしてしまうとい
う、正に究極の必殺技である。
スペクター「ぬう・・・・。くたばり底無いめ、余計な手出しをしおって・・・・
・。」 さすがに今の一撃は効いているようだ。
サカキ「ヤナギさん!!なぜあなたが此処に・・・・。」
ヤナギ「お前さんのことじゃ、昔からそうやって無茶ばかりしおって!!!ワシも力
を貸すから、奴を止めるぞ!!」
???「お二人さん。性格には俺たちも乱入だ。」
???「そうそう。あなた、行くときは地獄まで行くって言ったでしょう。」
???「水臭いわよ。サカキ♪」
サカキ「スピネル!エメラルド!それに・・・・ハナコまで!!」
なんと、これまでに戦った誇るべき戦友が援軍に現れてくれた。しかも、スピネルと
ハナコは行方不明だったはずだ。
サカキ「にしても、お前たち何故ここに・・・・?」
スペクター「馬鹿な・・・。貴様らは既に葬ったはずだが・・・・。」
スピネル「俺たちを少々甘く見てるんじゃないのか!?あれは修行中にいきなり襲わ
れたから勝てなかったまでよ。」
ハナコ「お前たち何故ここに?と聞かれたら。」
エメラルド「答えて上げるが世の情け。」
ハナコ「悪の組織を倒すため。」
エメラルド「ポケモン達を守るため。」
ハナコ「愛と情熱の正義を貫く。」
エメラルド「美しく華麗な主人公。」
ハナコ「ハナコ!!」
エメラルド「エメラルド!!」
ハナコ「世界を駆けるアイドルトレーナーの二人には」
スペクター「ゴージャスレインボー!!虹色の明日が待ってるわ!!」
バタフリー「フリ〜〜〜〜!!!」
何を隠そう、未来の世界でいつもの連中がやっているのは、エメラルドとハナコのコ
ンビをアイドルトレーナーの大会で見て、感動して使っているのだそう
だ。
???「ハ〜〜〜クション!!!誰よ、私の噂してんのは」
???「確かに・・・・それとも風邪?」
???「まあ・・・・噂が流れるほど私は美しいのよ!!」
???「それはどう見たってありえニャいのニャ。」
???「(ニャースに同感だぜ・・・・。うんうん。)」
???「ニャース・コジロウ!!なんか文句でもあるの?」
???「「なっ何でもありません・・・・・。」」
やれやれ、出番も無いのにご苦労さん・・・・・・。
って、かなり話がそれたので、本題に参りましょう。
スペクター「誰かと思えば、戦力は女二人に、優男一人とは、私もなめられたものだ
な!!」
スピネル「優男かどうか、それはこの力を見てもらってからにしてもらおうか!!!
行くぞ!!皆!!」
スピネルの身体が赤く光り輝くと、炎のように赤い目をしている男が立っていた、彼
の法衣のような服は、最もよく似合うであろう。 そして、今にも全て
を焼き尽くしそうな炎をまとった翼が生えている
エメラルド「ええ。それとあなた、『力』を手に入れたのはあなただけじゃないの
よ!!!」
エメラルドは、ジェードと良く似た、緑の目をしていて、背中に羽の生えた、『セレ
ム』になった。
ハナコ「そういうこと・・・・・私だって!!!」 ハナコもまた、青い目を持つ、
天使のような美しさを持った姿に変わった。
その時、彼らの持っていたポケモン図鑑が一斉に稼動した
No1002 カシン 精霊ポケモン・・・・ 正義の心を持った選ばれしトレー
ナーと、ファイヤーの融合した姿、 放たれる火炎技は、
数万度にも達すると言われている。 伝説のポケモンの一人
No1004 ブリザド 精霊ポケモン・・・・・ 美しき、選ばれた人間と、フ
リーザーの融合した姿、全ての生き物の動きを止める、絶対零度の威力を
持つ氷技の使い手、 伝説のポケモンの一人
カシン(スピネル)「これが俺たちの全開パワーだ!!!」
サカキ「お前ら・・・・・・。」頼もしい友の助太刀に目が潤むサカキ、
カシン「さあ行くぞ!!!」
全「おおおおお!!!!!!」 次の瞬間、激突した英雄たちの姿を見たものは誰も
いなかった・・・・・。
サカキ「と言うわけで、その後、お互いを封印した・・・・・・。」
ジェード「なるほど、スペクターの力を止めるのには、ヤナギ爺さんの使ってたツン
ドラストームで、時のはざまで、氷漬けにしたんだね・・・。」
サカキ「巻き添えを食らって、母さんやスピネルまで閉じ込められたんだがな・・・
・・。これが真相だ、ジェード。」
ジェード「・・・・しょうがないよ、奴を止めるにはそれしかなかったんだから・・
・・。」
サカキ「と言うわけだレッド君。許してやってくれ。」
レッド「・・・・・・・。」どうやらレッドは理由を聞いて全てを受け入れたらしい
・・・・・次に彼が見せた顔はとても晴れやかなものであった。
レッド「分かったよ、いつまでもくよくよしているなんて俺らしくないもんな!!」
ジェード「レッド、君って奴は・・・・・。」改めてレッドの心の強さを思い知らさ
れたジェードだった
スピネル「レッド、強くなったな。よし!!これからバトルしないか?2対2のタッ
グバトルだ サカキはジェードと、レッドとは俺が組む」突然スピネル
が切り出した。
レッド「お、親父!!?」
サカキ「つまり俺にも参加しろと言うことだな?」 サカキはまんざらでもない顔を
している。
ジェード「父さん!!」
サカキ「俺も、お前やレッドがどのくらい強くなったか試してみたいからな。」
スピネル「なら、準備は良いな?行くぞレッド。 行け!!ヒリュウ!!」 スピネ
ルがモンスターボールを投げると、中からリザードンが飛び出した。
レッド「行け!!ニョロ!!」 レッドはスピネルに捕まえてもらった、ニョロをこ
の戦いに出すことに決めた。
サカキ「バトルは正直、1年ぶりだからな・・・・・。行けスピアー!!思う存分暴
れて来い!!」
ジェード「みんなそれぞれ思い入れの深いポケモンばかりだね・・・・。なら俺は、
行け!!バックス!!」
そう、この4人の出したポケモンは全て最初の手持ちなのである!!
???「ちょっと待ったぁ!!」
???「僕たちもそのバトル、参加させてくれないか?」
そこには、青い帽子を被り、緑のジャージを着た少年と、これまた、青い上着を着
て、リーグ公認キャップを被った少年が現れた。
レッド&ジェード「「ヒロシ(サトシ)!!!」」
ヒロシ「父さ・・・・・初めましてジェードさん」
サトシ「にしても本当に兄・・・・いやレッドは俺そっくりだよな!!」
ジェード「レッド・・・・この二人は?」
レッド「ああ。紹介するよ、シロガネ山で、ポケモンを退治してくれたサトシとヒロ
シだ。」
ジェード「なるほど、二人ともよろしく!!」
スピネル「どうやらルール変更だな、手持ちは一体の、トリオバトルで行くぞ!!」
全「おう!!!」
サトシはレッドチームにヒロシはジェードチームに入った。
サトシ「ピカチュウ!!君に決めた!!」
ヒロシ「レオン!!行って来い!!」
二人が出したのは!!なんと共にピカチュウであった!!
ジェード「バックス!!高速移動!!」
サカキ「スピアー!!ミサイル針!!」
ヒロシ「レオン、電光石火!!」
スピネル「ヒリュウ!!火炎放射でスピアーを迎え撃て!!」
レッド「ニョロ!!バックスに爆裂パンチ!!」
サトシ「ピカチュウ!!影分身!!」
サカキ「スピアー!!そのまま突っ込め!!」
ジェード(バックス・・・・あの準備を頼む・・・)ジェードはトキワの力で、バッ
クスに指示する、バックスは地中に潜っていった。
ヒロシ「レオン、バックスを"てだすけ"!!」 バックスの作戦を飲んだのか、ヒロ
シも的確な指示をする。
スピネル「何!!?火炎を突き破っただと!!」
レッド「まずい!!!ニョロ!!みずでっぽう!!!」
サトシ「ピカチュウ!!スピアーに雷だ!!」
この3人がかりの攻撃は、スピアーに効いた。 雷が直撃すると!!水鉄砲が電気分
解されて・・・・・
スピネル「ヒリュウ!!ブラストバーン!!」 猛烈な火炎の一撃が、水素爆発もプ
ラスされて、普段の3倍の威力を発揮した!!
爆発で全員の動きが止まったその一瞬!!ジェードは見逃さなかった!!!
エメラルド「凄い戦いね・・・・・・。」
イエロー「でも、なんか複雑な気分です・・・・。」
ハナコ「そうよね、恋人とお兄さんとお父さんが戦ってるんだからね。」
イエロー「ハナコさん、僕とレッドさんは・・・・・////」
ハナコ「誰が見たって、貴方とレッドが惹かれあってる事は分かるわよ♪」
エメラルド&ハナコ「「しっかりレッド君は捕まえておくのよ」」
アンバー「イエロー、何かあったらこのアンバーに任せなさい!!」
イエロー「は・・・・はあ。」 こちらはこちらで、忙しい女性陣であった
さて、話はバトルに戻る
ジェード「バックス!!!飛び上がる!!」
ハガネールの全体重をかけた一撃が、ヒリュウに炸裂、さらに・・・・。
ジェード「そのままニョロもろとも、たたきつける!!」
レッド「!!何、ニョロ!!カウンターで相殺だ!!」
ニョロがカウンターでバックスを仕留めた、その瞬間!!
ジェード「かかったな、バックス!!・・・・アースゲイサー!!」
大地の奥義 第1章の技、アースゲイサーが発動した。
この地雷のような技は、テリトリー内のものを一撃で吹っ飛ばす威力がある。
ズドオオオオオオン!!!!!
大爆風が晴れると、そこにはレオンとピカチュウしか立っていなかった。
ヒロシ「レオン!!」
サトシ「ピカチュウ!!」
2人「「ボルテッカー!!」」
ジェード「ぼ、ボルテッカー!!?」
レッド「一体どういう技だ!!?」
両者のピカチュウは、身体に、あらん限りの電撃を纏い、そのまま体当たりしていっ
た
結局、バトルは、お互いの反動がすごすぎて、引き分けとなった。
そして、この束の間の休息も終わりを告げる。
ジェード「父さん、母さん俺はリュウキュウに戻ることにしたよ・・・・。」
サカキ「お前のことだ・・・・・。そういうと思ったよ」
エメラルド「怪我には気をつけるのよジェード、それと、新しい服を持っていきなさ
い」
エメラルドは、赤と黒の模様(?)のシャツと下にはく半ズボン、そして長ズボンと
布製の帽子をわたした(エメラルド主人公の服)
ジェード「分かった!!みんな!!それじゃあまたな!!」
レッド「おれも、暫くゴールドとシロガネ山で修行するぜ!!」
新たな冒険が始まることを秋風はそっと告げていた
つづく
手持ち
スピネル
ヒリュウ・・・・Lv96
???
???
???
???
???
サカキ
スピアー Lv100
ニドキング♂ Lv91
???
???
???
???
[一言感想]
そういえば原作ポケスペでも、シルバーがサカキの息子と正式に決まってましたね……ちょっと前に。
そして、化石おじさんを思い起こせば、穏やかな表情のサカキも容易に想像できるというものです。
翡翠さん曰く、サカキ達とスペクターとの戦いは、某冒険王漫画における主人公の宿敵との、彼の兄達の戦いに相当するのだそうで。
子の代でスペクターとの戦いに終止符が打てるのか、今後も目が離せません。