―――――あ〜よく寝た!―――――
―――――あれ?こ、ここはポケモンセンターじゃない!―――――
―――――なんでだろう?かなり揺れているようだけど・・・?―――――
―――――外に出てみよっと・・・!うわ〜!一面海だ!―――――
―――――ということは、ここは船の上!?―――――
―――――・・・まあいいや!一度は乗ってみたっかったし・・・。―――――
―――――いい天気だなぁ・・・(ぼがーん!)なんだぁ!!―――――
―――――(どか!!)―――――

 

 

 

第一章 ノースト地方から旅立つ者
第4話 ライズジム!2対2!前編

 

 

 

「いってーーーーーーー!!!」

今日もまた間抜けな起き方をしたヒロトだった。
ちなみに今日はおもいっきり寝返りをうった瞬間に頭を壁にぶつけたのだ。

「い、痛い・・・冗談抜きで・・・今日は、ジム戦だというのに・・・。」

壁を恨んでも仕方がないので部屋を出て朝食を食べに行くことにした。
そして、朝食の時、夢のことを考えていた。

「(また夢を見たよ・・・最近見なかったのに。)」

今日のヒロトの朝食はトーストにミルクだ。
パンをかじり、いつもよりゆっくりかんで飲み込んでいる。
夢のことを考えていて、食事が進まなかった。

「(やっぱり、変な夢だなぁ・・・。でも、それは置いといて、今日はジム戦に集中しよう・・・。)」





「わぁー・・でかい。」

ヒロトは、朝食を済ませて、ジムの前に来ていた。
ヒロトはジム戦を早くやりたい為にポケモンをみんな出し、走ってここまで来たのだ。

「ザーフィ、マッシュ、シオン、準備はいいかい?」
「カゲ!」「キノー!」「ピッカ!」(もちろん!)
「よし!みんなやる気満々だな!初めてのジム戦・・・絶対負けないぞー!」

と言ってみんなをモンスターボールに戻した。
ジムの中に入るとそこにはバトルフィールドが・・・なかった。
入った部屋には、色々な野菜が栽培されていた。

「へ?ここってジム・・・だよな?」

ここの野菜はとても新鮮でおいしそうである。

「おいしそうだなぁ〜・・・そう言えば今日の朝食で野菜は食べてなかったなぁ・・・。」

ヒロトがトマトに手を出そうとしたその時だ。

「こらー!うちの野菜を盗るな!」

畑の外から声がした。

「ご、ごめんなさい〜!」

わりと年をとったおじいさんが出てきた。

「全くここがジムだと分かってやっているのか?」
「(やっぱりここがジムだったんだ!)ごめんなさい。あまりもおいしそうだったんで・・・」
「そうかい!君はこの畑を褒めてくれるのかい!わしはうれしいぞ!最近はトマトが・・・そう、そのトマトだ!そのトマトがなぁ・・・・・・・・・・・・・」


・・・・・・・一時間経過


このおじさんは延々と一時間、トマトについて語っていた。いや、まだ語っていた。ヒロトはうんざりしてきた。

「(俺はジム戦に来たのになぁ。きりがない・・・)すみませんここのジムリーダーって誰ですか?」
「・・・・え!君はジム戦に来たのかい!そんなことなら先に言えばよかったのに。」
「・・・・。」

先に言うにも、先にそっちが猛烈に喋ってきたんじゃないか。とツッコミたかったがそんな気力も起きなかった。

「ジムリーダーはこの僕、ダイチだよ。」

後ろから声がした。

「あなたがジムリーダーですか?じゃあこの人は?」
「僕のおじいさんです。ちなみにこのジムの審判でもあるのです。」
「そうだったんだ・・・。俺の名前はヒロト!ジム戦をやりに来ました。」
「チャレンジャーか。ジム戦はこれが初めてかい?」
「はい、そうです。」
「じゃあ、フィールドに移動しようか。」

そして、ダイチにフィールドへ案内された。

「こ、ここがライズジムのバトルフィールド・・・。」

ジムのバトルフィールドもそれぞれジムによって違うのだ。
ちなみにこのジムは、土のフィールドである。

「(ということは、相手は地面タイプか?)」
「ルールは2対2じゃ!交代はチャレンジャーのみ。両者位置についてくのじゃ!」
「ヒロト君、お互いベストを尽くしましょう!」
「はい!」
「最初は君だ!サボネア!」
「サボネ!」

ジムリーダーのダイチは草系のサボネアを出した。

「(え!草系!?ならば)ザーフィ頼むぞ!」
「カゲ!」

ヒロトはセオリーどおりに炎系をだした。

「それでは試合はじめじゃー!」
「先手必勝!『ひのこ』!」
「サボネアかわせ!」

指示通りに動いた。
ザーフィはひのこを放ち、サボネアはそれをかわした。

「そう簡単には行かないか・・・。」
「甘く見ちゃ困るね。サボネア!『ミサイル針』!」
「かわせ!」

ザーフィはかわした。

「(なんとか動きを封じればいいんだが・・・)ザーフィ、近づいて『ひっかく』!」

ザーフィはサボネアに近づいていった。

「そうきたか。サボネア!『ニードルアーム』で迎え撃て!」

サボネアの腕が光る。
ひっかくとニードルアームが激突した。

「・・・!ザーフィ!」

ザーフィは力負けして吹っ飛ばされた。しかし、まだ立つことができた。

「もう一度『二―ドルアーム』!」

たたみかけるようにサボネアが近づいてきた。

「(かわせない!ならば)『えんまく』!」

少しザーフィの動きが鈍っていた為、かわせないとよんだヒロトは、ひのこではなく煙幕を指示した。
あたりは煙に包まれ、サボネアの動きが制限されるはずだった。

「サボネア!『すなあらし』!」

しかし、サボネアの砂嵐によって煙は吹き飛んでしまった。
そして、サボネアが近づいた。

「今だ!『ニードルアーム』!」
「まだだ!下の地面を使って砂をかけろ!」

ザーフィは砂をサボネアの目にかけた。ここの地面のフィールドなら『砂かけ』が使えるポケモンでなくても砂かけが使えた。
そして、サボネアのニードルアームは外れた。

「よし間合いを取るんだ!」
「逃がさない!『ミサイル針』!」
「反撃だ!『ひのこ』!」

ザーフィにかわすのではなく、攻撃の指示を与えた。
ひのこはミサイル針を押しきってサボネアにダメージを与えた。

「いけー!『とっしん』だ!」
「サボネア!『宿木の種』!」

しかし、宿木の種はザーフィにあたらず地面にもぐりこんでしまった。

「サボネェ〜」

ザーフィの突進がヒットした。
サボネアはこの攻撃で目を回している。

「サボネア戦闘不能!ヒトカゲの勝ち!」
「よし。あと一匹!」
「なかなかやるね、ヒロト君。でも、こいつに勝てるかな?行け!サンドパン!」
「ドパン!」
「サンドパン・・・地面系か。ザーフィまだいけるか?」
「カゲ!」(いけるよ!)
「なら、頼むぞ!」
「二回戦はじめじゃー!」
「(まず、相手の動きを見極めないと・・・)ザーフィ動くなよ。」

サボネアの時とは違ってヒロトは慎重に行こうとした。

「どうした?来ないのか?ならこっちから行くぞ!『スピードスター』!」
「(必中技!?)『ひのこ』で向かい打て!」

ひのことスピードスターがぶつかり、互いに打ち消しあった。相殺である。

「近づいて『ひっかく』だ!」

ザーフィはサンドパンに近づいていった。
その時、地面から緑色の鞭が出てきてザーフィを捕らえた。そして、ザーフィの体力を吸い取っていった。

「何!?これは、『宿木の種』!?」
「そうさ。その通りだよ。僕はわざと宿木の種を外して地面に埋めたのさ。そして、その種を踏んだヒトカゲがこうなったわけさ。とどめの『ひっかく』だ!」
「まだだ!『ひのこ』で焼き払え!」

ザーフィは、ひのこで宿木の種を破った。

「よし!サンドパンに『ひのこ』だ!」
「ひのこにひるむな!そのまま突っ込め!」

サンドパンはひのこのダメージは受けたもののそのままひっかくが決まった。

「ザーフィ!」
「ヒトカゲ戦闘不能!サンドパンの勝ち!」

果たしてヒロトはダイチに勝つことができるのだろうか・・・・。


つづく

アトザは今回休みです。

 

[一言感想]

 ジムリーダー戦だけあって、一筋縄ではいかない勝負となりそうです。
 ちなみに自分、トマトがどうも嫌いです……いえ、そうは言っても普段から食べますがね。
 体には良いので。

 

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