☆前回のあらすじ
ナチュラルバッチをゲットしたヒロト。
次の目的地のジョウチュシティを目指しているヒロトだったが、謎の黒服の奴らに崖から落とされてしまう。
しかも、それによってポケナビが壊れてしまう。
ヒロトはこの森を無事に抜けることができるのであろうか?
第一章 ノースト地方から旅立つ者
第6話 迷った末に・・・
「くそー!疲れたー!」
ヒロトがポケナビを壊してから、一週間が経った。
食料もそろそろ無くなりはじめて、ライズシティの時にあった気力も体力も限界に達していた。そして、ほとんどこの1週間、メチャクチャに歩いていた。
「歩かない事には進まないし、仕方がないな。」
そして、1日経った時、奇跡的にヒロトは森を抜けることができた。
「やったぁ〜。抜けたよぉ〜。」
ヒロトは喜ぶ元気もなかった。
しかも森を抜けたのはよかったが、そこはジョウチュシティではなかった。
町の名前はこう書かれていた。
“フールタウン”
フールタウンとはツバキの森の北に越えたところにある町である。季節の変わり目が分かりやすい町で有名である。
つまりヒロトは、ツバキの森を東ではなく北に進んでいたのだ。
ともかく町についたので、ポケモンセンターへ行った。
「お願いします。」
ヒロトはボールを3つ出した。ザーフィ、マッシュ、シオンのボールだ。ポケナビが壊れてからこの一週間もゲットはゼロだった。
「あら、ポケモンだけでなく、あなたも疲れているみたいね。」
「はい・・・ツバキの森で迷ったので・・・。」
「今日はゆっくりお休みなさい。」
「ありがとうございます。」
ヒロトはポケモンをあずけ、夕食も食べず、寝てしまった。
―――――ここは?また夢か?―――――
―――――俺は今、建物の中の地下室みたいな広い場所を走っているようだ。―――――
―――――隣りには、少し背の低いメガネの少年が走っている。―――――
―――――あれ?この少年って前にも出てきたような?―――――
―――――「ヒロトさん!後ろ!まだ追ってくるよ!どうするの?」―――――
―――――その少年はそう話し掛けたようだった。―――――
―――――後ろを見ると胸に“R”のマークがつけた黒服の奴らが追って来ている。―――――
―――――俺は走るのをやめて、黒服の集団に突っこんでいった。―――――
―――――「先に行ってろ!」と俺は少年に言った。―――――
「はっ!?」
ヒロトは急に目が覚めた。もうほとんど夜明けに近い。
「そうか!どっかで見たことがあると思ったら、夢で何回もでてきたじゃないか!」
一週間前にヒロトを襲った連中のことを思い出した。
こんなにも夢ででてくるなんておかしい!という考えがよぎった。でも同時にそんなことってありえるのだろうかと思った。ヒロトはこのような話は小説にしかないと思っていた。
しかしいくら考えても解決はできなかった。
それよりも、3日前くらいからろくな物を食べていなかったので急いで食堂へ行き、朝食をいつもより3倍のペースで2倍の量を食べた。
皆、ヒロトの食べるペースに驚いていた。
その後ヒロトはこれからのことを考えながら、フールタウンを散策していた。
「これからどうしようか?」
ヒロトは、ポケナビを壊してしまった為、自分の位置が分からないでいた。
「まず、ジョウチュシティにいくよりも、ポケナビを直さないと・・・」
そう考えて街中を歩いていたとき、また事件は起きた。
「ど、ドロボー!!ポケモン泥棒だ!誰か捕まえてくれ!」
泥棒は、2人いて、黒服を着て、胸に“R”という文字が書かれていた。
しかも、自転車で逃げている。
「また、あいつらか!!」
“また”と言っても、まだ実際には1回しかあっていないのだが・・・。
「逃がさないぞ!」
と、言いながらヒロトは泥棒を追いかけた。
「くっ、相手が自転車じゃ追いつかない。」
だんだんと差が開いていった。
「へっ、今回も楽勝だったな。」
そう泥棒が言った時、
「ゴース!『黒い眼差し』!」
と、どこからか声がした。
ゴースが現れて、泥棒を逃げられなくした。
「な!何だお前!」
「俺のことか?俺はただの通りすがりのトレーナーさ!」
少年は首にグレーのスカーフ巻き、パープルのポロシャツを着ていた。そして、2人を見据えた。
「なら、邪魔をしないでもらおうか。」
「そうさ、ケガをする前に帰るんだな!」
「そうはいかないな。奪ったモンスターボールを返してもらおうか!」
「バカめ!俺たちに勝てると思っているか?ズバット!ラッタ!こいつをやってしまえ!」
一人の男が二つのボールを投げつけた。しかし、少年もボールを取った。
「ゴース!ズバットに『ナイトヘッド』!行け、イーブイ!ラッタに『でんこうせっか』!」
「ゴォース!」「ブイ!」
ゴースのナイトヘッドはズバットに命中し、イーブイのでんこうせっかはラッタの急所を捕らえた。
「つ、強い!」
「ああ、一人だからってなめてたよ。俺もやるしかないようだな。行け!ワンリキー、スリープ!」
「くっ!4対2なんて卑怯だ!」
「我々に逆らった報いですね!ワンリキー、イーブイに『空手チョップ』!スリープ、ゴースに『念力』!」「ラッタ、イーブイに『必殺前歯』!ズバット、ゴースに『かみつく』!」
「だめだ。こんなにいっぺんに攻撃を受け切れない!」
ゴースとイーブイにそれぞれ効果が抜群な技が襲いかかる。
「そうはさせるか!ザーフィ、『煙幕』だ!」
「カーゲェー」
少年があきらめたときヒロトが追いついた。
泥棒たちの攻撃はザーフィのえんまくによって全て外れた。
「君は?」
「俺のことか?まずそれよりもあいつらを何とかしたほうがいいと思うぜ!」
「そのようだね。」
「くっ、ガキのくせにやってくれる!ラッタ、その生意気なヒトカゲに『必殺前歯』!」
「ザーフィ、『メタルクロー』!」
ザーフィのメタルクローは、ラッタの前歯を砕いた。
「なんだと!」
「一気にいくぞ!出ろ、シオン!」
「ピッカ!」
「『電気ショック』!ザーフィは『ひのこ』だ!」
「カゲ!」
「なら俺も・・・ゴース、『サイコウェーブ』!イーブイ、『シャドーボール』!」
シオンの電撃はズバットにヒットし、ザーフィのひのこはラッタに当たった。
ゴースのサイコウェーブは、ワンリキーに当たり、イーブイのシャドーボールはスリープにヒットした。
それにより泥棒たちのポケモンはすべてダウンした。
「なんだ!こいつら強いぞ!」
「に、逃げろー!」
「逃がさない!ゴース、『催眠術』!」
ゴースは泥棒2人を眠らした。
「やったな!」
「ああ!」
「ご協力ありがとうございました!」
ジュンサーさんから感謝状がもらったヒロトたちはポケモンセンターにいた。
「お前強いな!」
「いやそうでもないさ。それよりイーブイやゴースがあんな技を覚えるのはびっくりしたよ。・・・あ!自己紹介がまだだったね。俺の名前はヒロト!よろしく!」
「こちらこそ。」
「君の名前は?」
「俺の名前はトキオだ!そういえばヒロトもノースト大会に出るのか?」
「ああ、出るよ。今バッチ1個なんだ。」
「俺もこの前ジョウチュシティのバッチをゲットしたんだ。」
「ほんとに!(じゃあ大会であたることになるかも・・・)」
「ヒロトはこれからどこに行くんだ?」
「これを見てくれよ。」
「これは、ポケナビ?それがどうし・・・!壊れているのか。」
「本当はライズタウンからジョウチュシティに行くつもりだったのにフールタウンに来てしまったんだよ。途中でポケナビが故障したせいでここがどの位置にあるかもわからないし・・・」
「・・・。」
トキオは一体どうやったらジョウチュシティとフールタウンを間違えるんだよ!とツッコミたかった。
トキオがそう思うのも、もっともである。
フールタウンはツバキの森を“北”へ行き、ジョウチュシティはツバキの森を“東”へ行くのである。
「(こいつとんでもない方向音痴だな。)」
「そうゆうわけで、このポケナビを直したいんだ。直せる場所知らないか?」
「それなら、この北にある町、オートンシティに行けば直せるところがあるよ。」
「ほんとに?教えてくれてありがとう!」
ヒロトは回復してもらったポケモンたちを持ってオートンシティに行こうとした。
「待て!お前1人で行くのか?」
「?そうだけど・・・なんで?」
「俺もいっしょに行くぜ!」
「え!俺1人でいいよ!」
「そんなこと言うなって!ジムはそのオートンシティにもあるんだ。それにいっしょに旅をしたほうが楽しいだろ!それにお前が無事にいけるかどうかも心配だし・・・ともかくいっしょに行くぞ!」
「まあいいか・・・。それじゃあいっしょに行こう!」
トキオはヒロトとオートンシティまで行くことになった。
この先にあるのはオートントンネル。
果たして何が待っているのだろうか?
つづく
アトザ
HIRO:(こそこそ)
ヒロト:なにやってんだ?って音楽(MD)聞きながらゲームするなよ!何聞いてんだ?ポケモンじゃねー!(ケミス○リーにZO○Eだし・・・・・・)
HIRO:俺が何を聞いていようとかまわないだろ!
ヒロト:その割には、結構小説すすめているなぁ。
HIRO:だって勉強時間を削っているもん!!(きっぱり)
ヒロト:そんなことでいいのか?
HIRO:いいんだ。それでは今回から登場したトキオ君、どうぞ!
トキオ:あ、どうもはじめまして・・・。
HIRO:なんだよ、元気がないな!
ヒロト:お前が元気いいだけだろ!珍しく今年はカゼひいてないみたいだし。
HIRO:それではトキオ、自己紹介よろしく!
トキオ:はい!
(第1章現在)
トキオ・・・10歳、♂
得意な事・・・記憶力がいい、地理に詳しい
嫌いなもの・・・おじいさん(小さい頃に何度も説教されたらしい)
大切なもの・・・特にないらしい・・・
性格・・・慎重
トキオ:OKです!
ヒロト:おいHIRO!この2人で冒険するのか?
HIRO:そうだけど。何か不都合でも?
ヒロト:だって1話でヒカリといっしょに行かないって言ったのにおかしいじゃないか!
HIRO:それはそのうち分かる。
ヒロト:勝手すぎるぞーー!!
トキオ:まあまあ、HIROにもきっと事情があるんだよ。
HIRO:次回はオートンシティです。お楽しみに!さて、寝よう。
ヒロト:勉強しろよ!!
つけたし
トキオの名前の由来は特にありません。ただネーミングがよかったからです。けっして、音楽グループのTOKIOとは全く関係ありません。
ちなみにヒロトとHIROの由来は自分の名前から取りました。
それにしても、ヒトカゲがメタルクローを覚えるなんて驚いたなぁ。
アトガキ+β
ああ!!ZO○Eが解散しちゃったぁ〜(何)
この第6話を作った時にまだ、考えていなかったことを追加してみました。これから書く部分とあわせようと思っています。
けど、決まっていないことが一つ、トキオのイーブイをどうするか?(え?)
イーブイってどれに進化させても頼りになるんですよね・・・。
以下次回に続く。
[一言感想]
旅の同行者(それもポケモンではなく人の)が現れることはよくある事です。
ただ、考えるとヒカリがちょっと不憫というのもまた事実。
ともあれ、今後はトキオについての活躍も期待です。
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