「えーと、どれだったかな?」
男は新聞、雑誌、インターネットなどあらゆる方法で何かを探しているようだ。
「これも違う。あれも、それも違う!」
男の名はフウト。今はヒロトのポケナビを修理しているはずなのだが・・・。
「あった!これだ!黒服の奴らの正体が分かったぞ!」
第一章 ノースト地方から旅立つ者
第8話 ヒロトの苦手なもの・・・
オートンジム
「さあ、行くのよ!ラクライ!」
「ラーイ!」
「・・・(落ち着け“ばとる”に集中するんだ)・・・!ラクライか・・・行け!マッシュ!」
「キノー!」
「それでは試合はじめ!」
「ラクライ!『電気ショック』よ!」
「ラーイ!」
「落ち着け・・・」
「キノォー!」
「はっ!マッシュ!」
試合は始まった。ラクライの電気ショックがマッシュに決まった。
ヒロトは指示をすることができなかった。
「(そうだ今はバトルしているんだ!相手が誰であろうと関係ない!)マッシュ大丈夫か?」
「キノー。」
「反撃するぞ!マッシュ、『キノコの胞子』!」
「させないわ!『電磁波』よ!」
キノコの胞子を出す前にラクライの電磁波が決まった。
そして、マヒしてキノコの胞子が出せなかった。
「これじゃ、動くのは無理だ・・・それなら、マッシュあの技で行くぞ!」
「キノォー!」
「『種マシンガン』だ!」
そう、この技は練習して使えるようになった技の一つである。
「ラクライ!『でんこうせっか』でかわすのよ!」
「ラーイ!」
マッシュの種マシンガンはほぼ完璧だった。しかし、ラクライのスピードは速く、いとも簡単にかわされた。
「速い!」
「ラクライ、『かみつく』!」
(がぶっ)
マッシュはラクライにかみつかれた。そして、目を回している。
「キノココ戦闘不能、ラクライの勝ち!」
「ナイスファイトよ!ラクライ!」
「ラーイ♪」
「・・・(あのラクライ速い!でも負けない!)いけ、シオン!」
「ピッカ!」
「次はピカチュウね。」
電気タイプの対決だ。
「試合はじめ!」
「ラクライ!・・」
「シオン!・・」
「「電気ショック!」」
2匹は同時に電撃を放った。その電撃は空中に伝わりぶつかって消えた。
「互角のようね。それなら『でんこうせっか』よ!」
「シオン、『高速移動』だ!」
ラクライのでんこうせっかはかわされ、シオンはスピードを増していった。
「『電気ショック』よ!」
しかし、高速移動中のシオンにはあたらない。
「今だ!背後にまわって、『でんこうせっか』!」
(どがーん!)
「ラーイ!」
ラクライはいきおいよく吹っ飛んだ。しかし、まだダウンしない。
「まだよ!『スパーク』で突っ込んで!」
「シオン、決めろ!『スピードスター』!」
シオンは自分の毛をむしりそれを吹いた。その毛が星となってラクライにあたった。(電撃ピカチュウ2巻参照)
「ラ〜イ。」
「ラクライ、戦闘不能!ピカチュウの勝ち!」
「いいぞシオン!」
「ピッカ♪」
「やるわね!」
ここで残り両方とも2体だ。
「行くのよ、コイル!」
「(また電気タイプか・・・)シオンそのまま行くぞ!」
「コイル、『10万ボルト』よ!」
コイルは強力な電撃を放った。
「かわして『でんこうせっか』!」
シオンはぎりぎりでかわし、コイルにでんこうせっかが決まった。が、
「ピッカァ〜。」
「どうした!シオン!」
シオンは頭を抱えている。
「コイルにノーマル技はきかないわよ!逆にやったほうがダメージを受けるかもね。コイル、『ソニックブーム』!」
空気に振動が伝わりシオンを襲った。シオンは少しダメージを受けた。
「ノーマル技がだめなら・・・シオン、地面に『電気ショック』だ!」
「コイル、『10万ボルト』!」
2匹は、ほぼ同時に電撃を放った。シオンは地面にあたり砂埃を上げた。
それによりコイルの電撃はあたらなかった。
「シオン、煙から出て『スピードスター』!」
シオンはラクライの時と同じくコイルに攻撃を当てた。
しかし、少しひるんだだけであまりダメージは受けていない。
「『10万ボルト』で反撃よ!」
「『高速移動』で走り回れ!」
シオンは先ほどと同じスピードで走った。
「コイル、落ち着いて『ソニックブーム』よ!」
「今だ!コイルの真上に飛べ!」
コイルのソニックブームはかわされた。
「尻尾でたたきつけろ!『アイアンテール』!」
シオンの尻尾が輝きその尻尾でコイルをたたきつけた。重力+アイアンテールのたたきつける、アイアンテールそのものよりも、地面にたたきつけられたダメージの方が大きかった。さすがにこれをくらえばたいていのポケモンはダウンするだろう。
このコイルも例外ではなかった。
「コイル戦闘不能、ピカチュウの勝ち!」
「いいぞ〜シオン!」
「ピッカー!」
ジムリーダーは残り1体。これを倒せばヒロトの勝ちである。
「(よし、いける!・・・・はっ!油断しちゃだめだ!特に・・・・・)」
ヒロトは気を引き締め直した。
「やるわね!でもこの子にはかなわないわ!行くのよ、ハッサム!」
最後のポケモンは鋼ポケモンハッサムである。
「先手必勝だ『電気ショック』!」
「かわすのよ!」
シオンの電撃はあっさりとかわされた。そう簡単にあたるほど、ハッサムは遅くなかった。
「くっ、あのハッサム速い!それなら『スピードスター』だ!」
さすがのハッサムもスピードスターは、よけきれなかった。しかしダメージはほとんどない。
「私のハッサムは硬いのよ!そんな攻撃はきかないわ!ピカチュウに近づいて『メタルクロー』よ!」
「『電気ショック』だ!」
シオンの電気ショックはかわされ、ハッサムのメタルクローは決まった。
「シオン!大丈夫か?」
「ピ、ピッカ!」
「まだ戦えるのか、でも『スピードスター』はきかない、接近戦は相手のほうが有利、一か八か、もうこれしかない!」
「まだやるの?仕方がないわね。ハッサム、『メタルクロー』よ!」
ハッサムはまた接近戦を仕掛けた。
「シオン、『電撃波』!」
「え?」
電撃波は電気系の技で命中率の高い技である。そして、シオンは一筋の強力な電撃を放った。が、それは途中で消えてしまった。まだ、完全にはできないようだ。
そして、ハッサムのメタルクローが決まった。
「チャァ〜。」
「シオン!」
「ピカチュウ戦闘不能、ハッサムの勝ち!」
「戻れ、シオン!」
ヒロトはシオンをボールに戻した。
「どう?私のハッサム、強いでしょう!(電撃波には少しびっくりしたけど・・・)」
「(くっ、やっぱりシオンにまだ電撃波は無理だったか。あのハッサム、強い!でも、相手は虫と草のハッサム。炎系の技が決まれば勝てる!)いけ!ザーフィ!」
そして、ヒロトは炎ポケモンであるヒトカゲ、ザーフィを出した。
「相性で来たわね!」
「試合はじめ!」
「ザーフィ、『火の粉』だ!」
「かわすのよ!」
ハッサムは火の粉を余裕でかわし、ザーフィに近づいた。
「そのまま『メタルクロー』よ!」
「(やっぱりかわされた。でも、炎が当たれば勝てるんだ!攻めるぞ!)回りながらしながら『火の粉』だ!」
ザーフィは回り始め、尻尾の炎で火の粉を撒き散らした。
「しまった!ハッサム!ヒトカゲから離れて!」
しかし、指示は出したが下がる前に火の粉があたった。
ハッサムは火傷を負い、今までのスピードが出せなくなった。
ザーフィはその間に間合いを詰めた。
「ザーフィ・・・」
「くっ、ハッサム・・・」
「「メタルクロー!!」」
両方ともメタルクローを指示した。普通ならハッサムが勝っただろう。しかし、火傷を負い、ダメージもある為、ザーフィが押し勝った。
「よし、右手を集中させろ!『炎のパンチ』だ!!」
「カーゲェ!!」
ハッサムに最大の一撃が決まった!もちろん、これで決まったのは言うまでもない。
「ハッサム戦闘不能!ヒトカゲの勝ち!よって勝者ヒロト!」
「やるわね!まさか、私が負けるなんて思わなかったわ。」
「・・・・。」
「昨日も含めて2連敗、しっかりしないと・・・。」
「(トキオのことか・・・)」
「これが、私に勝った証、モートバッチよ。」
「・・・ありがとう・・・。じゃあ僕はこれで・・・。」
ヒロトは足早に行ってしまった。
まるで逃げるかのように・・・。
ヒロトは夕方になるまで町をうろついていた。
夕方になってポケモンセンターに戻った。
そこには、トキオがいた。
そして、トキオは誰かと話しているようだった。
「よぉ!ヒロト。」
トキオが話しかけてきた。
「ジム戦、勝ったんだってな。」
「ああ!・・・!?おい、何でそれを知っている!?」
「ふっふっふ、この人から聞いたのさ。」
トキオの隣りにはジムリーダーであるナルミがいた。
「・・・!は?はい?なんでナルミさんがここに?」
「ポケモンたちを回復させに来たのよ。」
「な、なんでトキオとナルミさんがいっしょにいるんだ??」
ヒロトはトキオに聞いた。でも、ナルミが答えた。
「ちょっとそこで会ってね。喋りながらここに来たんだ。」
「そう・・・。」
「まさか、ヒロト君がトキオ君といっしょに旅をしていたなんてね。」
「・・・。」
「よかったらヒロト君もいっしょにご飯食べに行かない?」
「・・・・俺は・・・行かない・・・気分が悪いから。」
「そう、残念ね・・。」
「(どうしたんだ?ヒロトの奴・・・?)」
そして、ヒロトは部屋に行ってしまった。
その何時間後かして、トキオはナルミと夕食を終えて戻ってきた。
「おい、ヒロト!ナルミさんの誘いを断るなんてどうしたんだ?」
トキオはヒロトに問い詰めた。
「気分が悪かっただけだ・・・。」
「嘘付け!俺に話し掛けられる前まではぴんぴんしていたのを俺はちゃんと見ていたんだぞ!本当のことを言えよ!」
「・・・・・・・eなんだよ。」
「ん?」
「俺は、同じ年の女の子が苦手なんだよ。喋るのもだめなんだ。」
「もしかしてそれで断ったとか?」
「ああ・・・。」
「ぷっ!なーんだそんなことかよ!!」
トキオはヒロトにお構いなしといった感じで大声で笑い出した。
「笑うな!」
「悪い悪い・・・でも・・・」
トキオは笑うのをやめ、真顔になった。
「そんなこと言ったっていつまでもそんなことは言ってられないんじゃねえか?大会で女の子に当たった場合とかそれで大丈夫なのか?」
「わ、わかっているよ・・・。そんなことは。」
「じゃあ、治さないとな!」
そこまで言うと、トキオは寝てしまった。
「そんなこと・・・分かっているよ・・・。」
そう思いながらヒロトも眠りについた。そして、またあの夢を見ることになる。
つづく
アトザ
HIRO:あー、バ、バトルはつらい・・・書いたから寝よ。
HIRO以外ハリセンを持って:寝るなぁー-!!(ばちーーん!)
HIRO:いたぁーー!分かったよ、寝ないよ!で、何か用!?
ナルミ:なんかみんなから苦情が・・・
トキオ:おい!俺は一体何をしていたんだ!?
フウト:僕の出番が少ないぞー!!
ヒロト:なんで俺がこんな設定なんだ!?
HIRO:大丈夫、大丈夫、次回でわかる。じゃあお休み・・・。
トキオ:いいかげんな奴だ!!
ナルミ:私もう帰るわ!
トキオ:じゃあ僕も帰ろう!一緒に行こうナルミさん!
2人はどっかに行ってしまった。
ヒロト:なんか、トキオの性格変わっているような気がするけど??
フウト:確かに(第6話を見ながら)。あ!そうだ、俺の紹介まだだった!HIRO!やっていいよな!って寝てる!!
ヒロト:やっていいんじゃない?
フウト:じゃあ始めるよ!
(第1章現在)
フウト・・・18歳、♂
好きな(こと)もの・・・機械いじり、インターネットほかにもいろいろ
嫌い(苦手)なもの・・・おばけ
大切なもの(人)・・・パソコン
性格・・・おせっかい
フウト:こんなもんだね。
ヒロト:じゃあ次回につづく!
フウト:ちょっとまって、読み返したら第1話と矛盾が・・・!
アトガキ+β
女の子が苦手だというのは損な性格だよなぁ・・・。(オイ)
ヒロトはそのような性格ゆえ、女の子の気持ちも理解できなく騒動が起こることになるのです。
え?僕?僕は・・・・・・どっちだろう・・・。(汗)
[一言感想]
最近、色んな作品で女性恐怖症的な男子キャラクターを見受ける傾向があります。
我がアクジェネでは、心当たりありませんが……。
僕自身は、男女限らず初めて話す人には自然と緊張しますが、慣れればこれまた男女問わず自然と話せます。
あんまり、「男だから」「女だから」という意識は持った事ありませんね。
幼なじみヒカリの旅同行をも断るほど、ヒロトは女の子が苦手でしたが、何とかナルミに勝利。
とはいえ、あまり影響が大きくならない内に勝っていた気もします。
もうちょっと、そういった性格面がバトルに色濃く影響する展開でも面白かったかも知れません。