「ところでリンさん、ラジオ塔に行ってどうするんですか?」
「ユウキ君は『アオイの合言葉』という番組を知っている?」
「アオイの・・・?」
ユウキは疑問符を浮かべた。
「あ、そっか、知らなくて当然か・・・。ラジオ番組のことなの。合言葉を答えることによって、商品がもらえるって言うの。それで、直接行って商品をゲットしようかなと思って・・・。」
「それだけ?」
ユウキはリンの顔をじっと見る。
「実は、オーキド博士のポケモン講座を生で見ることができるんだ!それが今日らしいの!」
「なるほど。それでか。」
「ほら!ラジオ塔が見えてきた!」
ポケモンセンターをでてから1時間、ユウキとリンはラジオ塔にたどり着いた。
2人はまさかラジオ塔で大惨事が怒る事を知る由もなかった。
ユウキとリンがラジオ塔に入った数時間後でラジオ塔の近くの目立たない場所で怪しげな集団が集まり始めていた。
「準備はいいか?」
「いつでもいいです!」
「それでは作戦を始める!」
怪しげな集団とはもちろん黒の組織、ロケット団だった。ついにロケット団が行動を始めた。
まず6名が関係者を装いラジオ塔に入る。
最初に入った6名が指定された場所についたときまた同じく5名入る。
そして民間人を装い10名が入る。
最後に強引に6名がラジオ塔に潜入した。
「なんなんだ!?お前たちは!?」
「まさかロケット団!?」
「うわー!逃げろーー!」
6名が突入と同時にさまざまな声が飛び交った。
「一人足りとも逃がしはしないよ!レアコイル『電磁波』!!」
6名の中にいたのは、シードの部下中将のラミだ。すぐさまレアコイルで1階フロアにいた者全員を動けなくさせてしまった。なお、民間人を装った連中は電撃対策をあらかじめしておいたため、そのまま2階へと攻め込んだ。
2階を軽く制圧すると3階にと次々に攻め込む。
だが3階にきた所でロケット団にたてつくものが現れたが、あらかじめ潜入した奴が抵抗した奴を押さえ込むなどして、ついに4階、5階、屋上とラジオ塔全てを制圧してしまった。
「全員捕縛したか?」
「はい、任務完了です!シード様!」
この作戦を指揮していたのが、この幹部のシードだ。
「終わったら本部に報告しろ。まだ、ラジオ塔を何に使うかは知らされていないからな。急げ!」
「はっ!」
下っ端は急いで連絡をとりに行った。
「それにしても、つまらん仕事だ。もう終わりか。」
シードは5階の局長室のイスに腰掛けている。
「後は本部の指示を待つだけですね。」
ラミが話し掛ける。
「だが用心に越したことはない。お前は3階を守れ!占領の任務はここからが厄介だからな!」
「はい!分かりました!」
「・・・何かありそうだな。まだ・・・。」
シードの直感は何かを感じた。
「ユウキ君、そっちはどう?」
「駄目です。警戒が厳しくて・・・。」
リンとユウキはラジオ塔にいた。と言っても2階のトイレであるが・・・。
ロケット団が侵入した時にすぐに2人はトイレに飛び込み隠れたのだ。
ロケット団はさすがにトイレに隠れると思っていなかったらしく捜索に来ない。
「さすがのロケット団もトイレの仲間で探しに来ないとは詰めが甘いわね。・・・それにしてもオーキド博士が来るのが、5日後でアオイの合言葉の抽選会が明日なんてついていないわ・・・。」
ユウキはずっこけた。
「そんな悠長なこと言っている場合じゃ・・・そうだ!ポケギアで警察に連絡すればいいんじゃ・・・?」
「そうね。」
急いでリンはボタンを押した。
2回コールがなった後で電話がつながった。
そして、すぐにロケット団がラジオ塔に潜入したことをつげた。
「後もう一人に・・・。」
「誰に?」
「コガネシティのジムリーダーよ。」
そうして、リンは念のためにアカネにも助けを求めた。
第二章 クロスストーリー
第33話 ラジオ塔の攻防
☆今までのマサトたちの行動
マサトたちはコガネシティに到着しが、コガネシティは広くすぐに迷ってしまった。
街中であったリンにポケモンセンターへ案内してもらった。
次の日、マサトとハルカは偶然ジムリーダーのアカネに会いジムバトルを申し込んだ。
だが、アカネのミルタンクに手も足も出ずピンチになった所でアカネはロケット団がこの町に侵入したことを知り、ジム戦を投げ出し出て行ってしまった。
ハルカとマサトはロケット団をほっとくわけには行かず、アカネの後を追っていった。
「それにしてもこれからどうするんですか?」
「そうね・・・。じっとしていてもそのうち見つかるしね・・・。」
ちょうどそのときだ。
一人のロケット団員がトイレに入ってきた。
「な!お前らは!おい!!!まだ2人残っているぞーーー!!!」
「やべ!キルリア!『催眠術』!」
ユウキがすぐに抑えたが、どうやら声が伝わったらしくどんどん集まってきた。
「・・・どうする?ユウキ君?」
「これは突破するしかない・・・。」
2人は覚悟を決め、ポケモンを出しトイレを出た。
「はぁ、はぁ、やっと着いたわ!」
息を切らしアカネが言う。
「やっと追いついた・・・。」
「もうヘトヘトかも・・・。」
「何で着いてきたんや!」
アカネが猛然と怒り出す。
「相手はあのロケット団やで!あんたらも戦う気?」
「うん。」
「悪い奴は許せないかも!」
マサトもハルカもまじめな顔で言う。
「仕方がないな。危ないと思ったら逃げるんやで!」
「「分かった!」」
こうして、コガネジムの門下生10人とアカネ、マサトとハルカがラジオ塔に突入した。
「オコリザル、『あばれる』!バタフリー、『眠り粉』!グランブル、『破壊光線』!」
オコリザルが中心で暴れ、その中に眠り粉をかける。オコリザルは特性『やるき』で眠らない為、バタフリーは思いっきりばらまきまくった。そしてさらに破壊光線でたたみかけるといった攻撃だった。
「結構辛いわね・・・。」
2階フロアーにいたリンが10人いたロケット団を全員片付けた。
ユウキは3階から来ようとしている敵を抑えていた。
「きりがないわ!」
そう、3階を抑えても、1階から増援がやってくる。
1階から出てきたやつらはアーボックやらゴルバットやら続々とポケモンを出してきた。
「オコリザル、『クロスチョップ』!」
オコリザルの攻撃は下っ端が出したサイホーンにヒットして一撃で沈んだが、下っ端が出したユンゲラーによって一撃で沈んだ。
「オコリザル!!くっ!!(慎重に行かないとこっちがやられちゃうわ・・・。)」
そう思っているとリンは段々と防戦一方になってしまった。
気づいたときにはグランブルとバタフリーがダウンしていた。
「まだよ!エイパム!ヌオー!キリンリキ!」
だが、形勢は一方に変わらない。
「(・・・数が多すぎる・・・このままじゃ勝てない・・・。)」
しかし、10分後、敵の勢いがなくなってきた。
なんだか下の方も騒がしくなってきたようだ。
その影響は2階にも影響していた。
ロケット団が慌て始めたのだ。
そこにリンはつけ込み、1人、2人と次々と撃破した。
「なろ!なめんじゃねーぞ!」
下っ端がリンに近づき殴りかかってきた。
ところが横から何かが突っこみ、下っ端は気絶した。
そして、2階にいた敵を一掃した。
一掃したのは、アカネのミルタンクだったというのは言うまでもない。
「リンさん!大丈夫ですか?」
「ハルカちゃんにマサト君?」
「大丈夫?リンちゃん?」
2階に来たのはハルカ、マサト、アカネの3人だった。
「1階はうちの門下生達が何とかしてくれるはずやから、後3階分を攻略しないとな。コガネシティの象徴の一つとも言えるラジオ塔をのっとるなんてうちが許さへんわ!」
アカネは怒りに燃えている。やる気満々のようだ。
「私もやるわ!ほっとけないもの!」
リンも協力するようだ。
「あれ?ところでユウキは?」
はユウキがいないのに気がついた。
「そうだ!3階を抑えているはずなのよ!早く行かないとやられてしまうかも。急ぎましょう!」
リンが言い、急いで3階へ登った。
「・・・やはり邪魔が入ったか・・・。」
椅子に座ってシードは平然としている。
「シード様!本部からの指令書が届きました!」
下っ端はすぐにシードに指令書を渡した。
「・・・なるほど・・・そういう作戦か・・・。だからラジオ塔というわけか・・・。」
シードはうなずいた。
「(だが、この作戦をするにはまず邪魔者を始末しないことには成り立たない・・・。それで誰にも気づかれずにか・・・。)」
シードはマルクの言ったことを思い出していた。
「よし、まずは邪魔者の排除だ!この作戦を知られたからには生かしてはおけん!そして、その後にラジオ塔の名の売れているMCを全て始末しろ!」
「はっ!了解!」
「総動員だ!」
シードは誰もいなくなった5階で再び腰をおろした。
「(ふふふ・・・並のトレーナーならここまで来れまい。まずラミに勝てる奴がいるかな?だがそうだとしても・・・)ま、せいぜいがんばりたまえ・・・侵入者達よ。」
シードは怪しい笑みを浮かべ独り言を言った。
「ヌマクロー!『濁流』!ライボルト!『10万ボルト』!」
ヌマクローとライボルトのダブル攻撃が下っ端たちの方に放たれた。
だが、決まる!と思った攻撃も10人近いロケット団の攻撃に相殺された。
「ちっ!やっぱり数が違う!」
「ばかめ!お前一人で我々に勝てるとでも思っていたか!」
「・・・思っていなかったら来るはずないだろ!」
「生意気な!やっちまえ!」
ロケット団は総攻撃を仕掛ける。葉っぱカッターやらマッドショットやらともかくユウキのポケモンの弱点を突いてきた。でも、簡単にやられるユウキではない。ユウキはライボルトにつかまり、でんこうせっかで回避、ヌマクロ―は『守る』で攻撃を防いだ。
「マッドショット!10万ボルトだ!」
ユウキは確実に2匹のポケモンをしとめた。
「ふん!2匹やられたくらいでなんだ!」
「行け!『地震』、ライボルトはジャンプして『かみなり』だ!」
ロケット団は油断していた。この攻撃で地面にいたポケモンはダウンした。さらに、飛んでいたとしてもライボルトの雷が命中してノックアウト。その上、ロケット団の数名も雷に当たって気絶してしまった。
「あんまり使いたくなかったんだよな・・・建物内では・・・。」
じゃあ使うなよ・・・と突っこみたくなるだろうけどここは置いといて・・・。
「まだ俺たちがいる!」
残り数人となったロケット団が再び襲い掛かった。
「ワカシャモ、『スカイアッパー』!」
「ポニータ、『炎の渦』!」
「ピクシー、『シャドーボール』や!」
「ヌマクロー、『水鉄砲』!」
ロケット団が襲い掛かろうとした所で後ろからそのような声がし、残り数名だったロケット団をふっとばし、気絶させた。
「・・・リンさん!・・・(な!)ハルカ!マサト!」
ユウキは驚きの顔を見せた。
「何でハルカとマサトまで来たんだよ!危ないだろ!」
「・・・なんでって?そんなの決まっているじゃない!ロケット団を吹っ飛ばすんでしょ!」
「そうだよ!」
「ハルカとマサトは、早くここから出るんだ!」
「何でよ!」
「そうだよ!なんでだよ!」
ハルカとマサトは納得が行かないらしい。
「リンさん、2人をここから連れ出してくれませんか?」
「なんで?」
「『なんで』って言われても・・・。」
ユウキは口ごもってしまった。
「2人にさせる方がたしは危ないと思うな。まだロケット団がいると思うし。」
「リンさんありがとう!」
結局ユウキの意見は通じなかった。
「そろそろ話し合いは終わったかしら?」
「誰や!?」
謎の声にアカネが反応し、すぐさま声の正体を探った。
「はっきり言ってここから一歩も外へは出さないわよ!」
「あんたは誰や!」
「ロケット団中将ラミ・・・。」
「「え?」」
そう、謎の声の正体はラミだった。だが答えたのは、ラミではなくユウキだった。
「ユウキ・・・なんで知っているの・・・?」
「あら?ユウキ・・・って言うのね。もう一度誘うわ!ロケット団に入らない?」
「入らないって何度も言っているだろ!!」
「ユウキ!あいつとどういう関係なの!?」
「そうよユウキ!」
しかし、ユウキは黙ったまま何も言わない。ただ一言みんなに言った。
「みんな・・・先に行ってくれ!」
「でも・・・ユウキ!」
「俺を信じてくれ!」
ユウキは真っ直ぐな目でハルカを見た。
「・・・分かったわ・・・。先に行きましょう。」
ユウキ以外の4人は階段を登っていった。
「・・・?何故みんなの邪魔をしない?」
「別に私が邪魔する必要ないわ!どうせ上で始末されるのは目に見えているわ!それに5対1より1対1のほうがやりやすいしね。あんたを倒した後ここで待ち伏せて始末した方が楽だし。」
「言っておくけど、今度は負けない!」
「あら?強気ね。でも今回もあんたが負けるのよ!ロケット団に入らなかったことを後悔しなさい!!!!」
「アカネちゃん!たぶん5階にロケット団のボスがいるはずよ!先に行って!私達が援護するわ!」
この4階にロケット団は6人程度だった。だが今までと実力は違っていた。
「我々優秀な6人に勝てるとでも?」
「ロケット団に優秀なんてあるのかな・・・?」
「さあね。」
マサトの問いにハルカが流した。
「なめんじゃねぇ!ぐわ!」
一人無駄愚痴をたたいていた隙に、リンはキリンリキでダウンさせた。
「喋っている暇があったらポケモン出したほうがいいわよ!」
「やっちまえ!!」
リンの攻撃で戦闘がはじまった。
「ワカシャモ!フシギソウ!」
「シャモ!」
「フッシャ!」
人数は5対3になりハルカとリンは2人で1人と戦っていた。
「ふん!お前みたいなちびは俺一人で十分だ!」
「何だとーー!行くんだキモリ!『でんこうせっか』!」
キモリは下っ端に向かって一直線に向かって行った。
「弱いな!」
下っ端の目の前でキモリは弾き飛ばされた。キモリの前にゴローニャが立ちふさがったのだ。
「ゴローニャなら草系に弱いはずだ!キモリ、でんこうせっかから『メガドレイン』!」
キモリは指示に合わせ、テンポ良くゴローニャに向かった。
「バカめ!真正面から来る気か!?ゴローニャ、よく見て『メガトンパンチ』!」
「よし!今だ!」
マサトの指示にあわせ、さらにキモリはでんこうせっかでゴローニャの後ろを取った・・・はずだった。
ゴローニャがキモリのでんこうせっかを見切り、メガドレインの攻撃に入る前にパンチが入った。
そのショックで壁の側へと弾き飛ばされた。
「何だ・・・もう終わりか?」
「まだだよな!キモリ!」
「き・・キャモ・・・」
キモリは何とか立ったが、ダメージは大きかった。
「キモリ、『種マシンガン』だ!」
「ゴローニャ!『転がる』!!」
『しんりょく』で威力が上がった種マシンガンが炸裂した。
「(・・・これで倒れないはずがない・・・!)」
しかし、マサトの考えとは裏腹に種マシンガンはゴローニャの転がるに弾かれていった。
「そのまま、2人まとめてぶっ飛ばせ!」
「(でんこうせっか・・・・!だめだ・・・キモリの体力じゃできそうもない!こうなったら!!!)」
マサトはとっさにキモリを抱え右へと跳んだ。
「おっと!ストップ!このままだと壁に激突して自分がぶっ飛んじまうからな!さて・・・始末しないとな!」
「大丈夫か?キモリ!」
「キャモ・・・。」
「(キモリはもう戦えない・・・他のポケモンであいつに勝てる奴・・・くそ!ロケット団なんかに負けるのか!?)」
マサトの表情は厳しい。勝てると思って乗り込んだのに窮地に立たされるのは精神的に大きい。ショックがでかい。
「あれ?キモリ?」
だがキモリはゴローニャの前に立ちふさがった。
「なんだ?まだやる気か?」
「キモリ!戻るんだ!」
「キャモ!」
キモリは自分を守ってくれたトレーナーのためにもその期待に答えたいと思ったのだろう。キモリの目は闘志で燃えていた。
するとその時だった。キモリの体が変化したのは。
みるみると姿を変え、キモリはジュプトルへと進化した。
「ジュプトル・・・に進化した・・・。」
「ふん!進化しようと進化しまいとお前は俺には勝てん!ゴローニャ!転がる攻撃!」
再びゴローニャは転がり始めマサトの方向に向かってきた。
「ジュプトルになったってことは!!!あれが使える!・・・『リーフブレード』だ!!」
勝負は一瞬の内に決まった。
「バカな・・・!俺のゴローニャが破られるなんて!ぐわ!」
そして次の瞬間、リンのキリンリキのサイコキネシスがベトベトンに決まり、吹っ飛んだ先にマサトと戦った下っ端がいて、下敷きになった。
「(キモリがジュプトルに進化した・・・!これなら!!)」
マサトはあたりを見回した。リンは一人を倒しもう一人の下っ端と戦っている。
一方ハルカは・・・。
「フシギソウ、『花びらの舞』!ワカシャモ、『炎の渦』!」
この2匹の総攻撃で何とか倒すことができたようだ。
「リンさん!先に行きます!」
「分かったわ!もう一人の奴を倒したら私も加勢するわ!」
ハルカとマサトは安心して5階へと向かって行った。
「これで終わりよ!キリンリキ、『サイコキネシス』!」
渾身の一撃が下っ端のマルマインに命中した。
「甘いな!」
命中したその攻撃がそのまま跳ね返ってきて、キリンリキはダウンした。
「ミラーコート!?」
「俺たちを甘く見ると痛い目に合うぞ・・・。」
「そう、俺たちはロケット団!」
「ただの悪党とはわけが違う。」
「え!!??」
リンはいつの間にか3人の下っ端に囲まれていたことに気がついた。
「何で・・・?ハルカちゃんにやられたはずじゃ・・・。」
「「あの程度でやられるか!」」
「嘘つけ!実際はやばかったくせに!」
「「う・・・。」」
どうやらこの会話を聞いていると、リンと戦っている奴は下っ端の中でも強い方らしい。
「さぁ・・・3対1です。まだやる気ですか?」
「くっ!」
キリンリキが倒され、リンの残るポケモンはあと2体。絶体絶命のピンチ!
「はぁ、はぁ・・・やっと5階だ!」
マサトとハルカは走って階段を登り上がった。
そこでマサトたちは戦況を見て愕然とした。
「ドーブル・・・ミルタンク・・・。」
「アカネさん!」
ハルカとマサトは急いで駆け寄った。
ドーブルとミルタンクは瀕死状態、アカネも気絶していた。
「なんだ?また来たのか?せっかくその女に止めを刺そうとしていたのにな。」
奥にいた男が冷酷な目で見ていた。
「あんたは誰よ!!」
「ロケット団幹部シード。ラジオ塔占領指揮官ってとこだ。自己紹介はこのくらいでいいか?どうせ、俺の事を知ってもこれから消えてもらうのだからな。」
「ふざけるな!!ポニータ、あいつに『とっしん』だ!!」
マサトは怒りを込めポニータに指示した。
「無意味だ。何もかもが・・・。」
ポニータのとっしんがシードの前で止まった。
シードが出したポケモンは二枚貝ポケモンのパルシェンだ。
「やれ!」
次の瞬間、トライアタックが決まった。追加効果で凍らされてしまった。
「あ!」
「それなら、ワカシャモ!『スカイアッパー』よ!」
ハルカがマサトに続き攻撃に出た。
パルシェンに攻撃がまともに入り、上へと飛んだ。
「やった!パルシェンは氷タイプも入っているから効果は抜群だ!」
マサトは説明を入れた。
「無意味だ。」
アッパーが決まり、パルシェンが落ちてきた。だが、どうしたことかパルシェンは平気な顔をしていた。
「そんな!」
「パルシェン、さっきのお返しだ。」
またすぐにパルシェンはトライアタックを放った。
「ワカシャモ!・・・きゃあ!」
トライアタックに吹っ飛ばされたワカシャモがハルカに命中し、階段の方へ弾き飛ばされた。
「お姉ちゃん!・・・何なんだあいつは・・・今までの奴と強さが違う・・・。」
「そう、俺の名はシード。鉄壁のシードとまで呼ばれている俺の力でお前らを消してやる!」
一方3階
「「10万ボルト!」」
レアコイルとライボルトの激しい電気攻撃が飛び散る。
威力は互角のように見えるがじりじりとレアコイルが押しているようだ。
「ソルロック、『いわなだれ』で援護だ!」
2体同時攻撃でレアコイルとカイロスの動きを制限しようとした。
「甘いわよ!カイロス、かわして『ハサミギロチン』!」
カイロスはいわなだれをすいすいとかわしてソルロックに接近した。
レアコイルも10万ボルトをしながらかわしている。
「・・・!ライボルト、攻撃を止めて『でんこうせっか』と『充電』!」
10万ボルトをやめ、カイロスに向かって攻撃を仕掛けた。
「攻撃を止めて、『ビルドアップ』で防御!」
カイロスは攻撃をやめ、肉体をパワーアップさせでんこうせっかを軽減させた。
「さらに『影分身』!電気攻撃なんて無駄よ!」
「ライボルト!『でんげきは』だ!」
カイロスは分身したものの、至近距離かつ充電した攻撃に耐えられず弾き飛ばされダウンした。
「レアコイル、『トライアタック』!」
「かわせ!」
ラミはカイロスがやられたあとで隙が見えたはずのライボルトに攻撃を仕掛けた。けれど持ち前のスピードでライボルトは攻撃をかわした。
「ふぅ・・・あと2匹だな!レアコイルと腰につけているそいつで・・・。」
「・・・・・・まさかここまでやるとは思っていなかったけど、使うしかないようね!行くのよ!!アブソル!」
つづく
アトザ
HIRO:ロケット団対マサトチームの戦い中編はいかがだったでしょうか?・・・ってあれ?誰もいないのか!?おーい!
(・・・どうやら誰もいないようです)
HIRO:・・・。こんなことがあっていいのか!?アトザ史上初めてだぞ・・・仕方がない誰か呼ぶぞ!
(10分後)
???:で、何故俺を呼ぶわけ?
HIRO:誰もいなかったしいいじゃないか!エース!
エース:まぁ、減るものじゃないしいいか。
HIRO:というわけで、エースに質問。物語のあらすじはどうなっていくでしょう!?
エース:お前の考えていることなんて知るか。と言いたいが・・・。やっぱりポイントはマサトとシードをぶつけたあたりじゃないか?マサトが幹部に勝てるのか?アカネが勝てなかったんだぞ?といってもライトは余裕でアカネに勝ったが。
HIRO:やってみなければ分からないよ!バトルは相性だからね!
エース:単純な奴だ。
HIRO:それでは次回に続き・・・ぐわ!
(何かのトライアタックがHIROに命中した)
エース:お前は・・・確かシードだったかな?
シード:前回HIROのせいで自己紹介できなかったんだから、今回はやらせなさい!
エース:勝手にやれば?どーせHIROは、そこで伸びているみたいだしな。
シード:・・・。それならやらしてもらうぜ!
シード・・・28歳
性別・・・♂
持っているポケモン
パルシェン ? ? ? ? ?
服装・・・ロケット団服(幹部モデル)
プロフィール
ロケット団の幹部。
別名、鉄壁のシード。
ロケット団の中で彼のポケモンの防御を敗れるものはそうはいない。
戦法は相手の攻撃に耐え切り、隙を狙って攻撃する戦法。
口癖は『無意味だ』。
シード:以上だ。
エース:では、ジョウト編は35話に続く。34話はホウエン編だ。期待してくれ。
アトガキ+α
本日はみなさんバトル中と言うことでゲストとしてエースに来てもらいました。
ジョウト地方は結構いろいろなイベントとかあって楽しいんですよね。
例えば、今回出てきたアオイの合言葉。自分は聞いたあとにすぐラジオ塔に直行していました。
他にもカントー地方の冒険もあり、金銀のリニューアルがでないかなぁ・・・と思いがちですけれどね。
でも、アドバンスになると、もしかしたら、朝、昼、夜のプログラムが難しいのかもしれない。
結構、時間帯ごとにポケモンが変わるのは面白かったのですけどね。
変わるといえば、ポケモンコロシアムには実況がありませんね。是非2には実況をつけて欲しいものです。でも実際、あると五月蝿いかも・・・。
いよいよ次回はファウンスの攻防後編!
ラジオ塔の激突編は35話にやるのでご注意を!
それでは、また次回会いましょう!
[一言感想]
さすが本格始動したロケット団は、今までのと比べ精鋭を投入してきたようです。
ユウキはリベンジなるか?
そしてハルカとマサトは、幹部相手に渡り合えるのか?
戦いの行方が気になります。