「ソルロック、レアコイルに『オーバーヒート』だ!」
ソルロックは炎ポケモン顔負けの炎を放った。威力で言えば、並みのブースターのオーバーヒートくらいの威力はあっただろうか。
そこにラミのアブソルがレアコイルの前に出た。
アブソルはラミの指示のあとすぐに力を溜め、強力な『かまいたち』を放った。
ソルロックのオーバーヒートはかまいたちに切り裂かれ、炎攻撃が外れた。
「甘かったわね!」
「まだだ!」
「そうかな?」
「なに!?」
ユウキの気づかぬ間にレアコイルはソルロックにべったりとくっついていた。
そして、レアコイルの電気攻撃が炸裂し、ソルロックはダウンした。
「ライボルトの特性が『避雷針』だったとしても、ここまで接近すれば発揮できないわ!」
「く!キルリア、『サイコキネシス』・・・」
「遅いわ!」
ユウキがキルリアを出したときにはもうすでにアブソルのシャドーボールがキルリアに当たっていた。出した瞬間にキルリアは気絶した。
「レアコイルが、ソルロックを倒した時に『剣の舞』でパワーを上げといたのよ!」
「ちっ!ライボルト!『電磁波』でアブソルを抑えろ!」
アブソルに向かって行った電気は、アブソルの目の前で弾き返されライボルトに戻っていった。その結果ライボルトは麻痺状態になってしまった。
「一体何が!!・・・ん?壁・・・?」
ユウキはアブソルの前に見えない壁があるのを見つけた。
「『マジックコート』よ、特殊技なら弾き返してあげるわ!どう!?これが私の実力よ!そろそろ観念しなさい!!」
ラジオ塔3階、ユウキ対ラミの戦いはユウキが劣勢になっていた。
第二章 クロスストーリー
第35話 打ち破れ!鉄壁のシード!
☆今までのマサトたちのあらすじ
ラジオ塔がロケット団に占領されてしまった。
ラジオ塔にいたユウキとリンはロケット団に見つかり戦う羽目に。
そこへ、アカネ、ハルカ、マサトも加わり、ロケット団を倒すことになる。
しかし、ロケット団は皆強敵で激しい戦いが繰り広げられていた。
「アブソルの多彩な攻撃にレアコイルの電撃攻撃・・・確かに強い・・・。でも、負けない!」
「何ができるっていうのよ!あんたのライボルトは麻痺状態。残るポケモンは4匹。そのポケモンで私に勝てるとでも?」
するとユウキはライボルトを戻した。
「これで決める!行け!」
ユウキが出したのは、トロピウスとヌマクローだった。
「トロピウス、『マジカルリーフ』だ!」
「何を出しても同じことよ!アブソル、『燕返し』!レアコイル『10万ボルト』!」
必中技のマジカルリーフをアブソルは1枚も残さずに燕返しで切り裂いた。そして、レアコイルが10万ボルトで反撃してくる。
でも、これはいつものパターンである。ヌマクローが前に出てトロピウスの盾となり攻撃を防ぐ。
「本等に忌々しいヌマクローね!ヌマクローに『シャドーボール』!」
「させるか!トロピウス、『鋼の翼』で弾き飛ばせ!」
アブソルの渾身のシャドーボールと翼を強化したトロピウスが激突した。アブソルのパワーは、強力だった。シャドーボールは弾き返すことができず、軌道を逸らす事しかできなかった。
「甘いわね。私のアブソルのパワーを甘く見ちゃ・・・」
「今だ!」
そのユウキのタイミングにあわせ、ヌマクローがレアコイルに『マッドショット』の攻撃をした。
「それで私の裏をかいたつもり?レアコイル!よけなさい!」
ラミは冷静だ。ユウキの攻撃を読み、すぐに対処した。だが、レアコイルは避けられずにマッドショットにもろに当たった。もちろん1発でダウンしたことは言うまでもない。
「え!何で・・・!・・・くっ!トロピウスね!」
「そうさ!気づかれないようにトロピウスに『甘い香り』を指示していたのさ!(それにしてもトロピウスが気づいてくれてよかった・・・。)」
ダメもとだったらしい・・・。
「でも私には勝てない!!アブソル!!」
指示をするとすぐにアブソルはかまいたちを部屋全域に放った。部屋全体となると、トレーナーもポケモンも避けるのが精一杯のはずだ。
しかしラミはかまいたちをうまく調節し、自分だけは当たらないようにしていた。
「ヌマクロー!トロピウスの陰に隠れろ!トロピウスは『光合成』だ!」
ユウキもたまらず、トロピウスの陰に隠れた。光合成中は攻撃が当たってもすぐ回復する。
「無駄よ!トロピウスを倒せば、また『かまいたち』を放ってあなたたちは再起不能よ!」
ラミはそう言い、いったんかまいたちを止めアブソルに接近させた。
アブソルの燕返しがトロピウスに当たる・・・その時だ。
「それを待っていたんだ!行け、ヌマクロー!」
トロピウスの陰になっていたヌマクローが飛び出し、トロピウスをかばう形になった。
「何を・・・!」
その結果、ヌマクローに燕返しが命中した。が、同時にアブソルも吹っ飛んだ。
そしてユウキはヌマクローとトロピウスを戻した。
「まさか!『カウンター』!!??」
「そうさ!お前のアブソルの攻撃力を逆に利用させてもらったのさ!これでお前のアブソルはダウン・・・って、えっ!!」
「まだよ!」
あれだけの反撃をくらいながら、アブソルは立ち上がった。ヌマクローは戻した時ほとんど体力が残っていなかったというのにもかかわらずにもだ。でもユウキには分かっていた。アブソルの体力も限界だということが。
「私は絶対に負けない!!ロケット団の頂点に上りつめるまでは!!」
「何でだよ・・・。」
「え?」
「何でそんなにロケット団のために尽くそうとするんだよ!」
ユウキはジョウト地方に着てからロケット団のこれまでの所業をみてきた。しかし、その所業を見てみると、窃盗、脅迫、ポケモンによる非道なまでによる仕打ち・・・などなどだ。そんなロケット団をみてユウキはロケット団の気持ちが分からなかった。
「これが私達の仕事だからよ!仕事だったら何だってするのよ!他人がどうしようがポケモンがどうなろうが知ったことじゃないわ!!!!」
「・・・。」
「おしゃべりはここまでよ!アブソル、最大パワーで『捨て身タックル』!!」
アブソルが最後の力を振り絞って、ユウキに向かって突っこんできた。
「(何でだよ・・・。くっ・・・)ライボルト!こっちも最大パワーで『サンダーインパクト』だ!!」
ユウキはとっさにライボルトを出し、攻撃に入らせた。
体力の残っていないアブソルに勝ち目はかなった。でも、もしアブソルの体力がまだ残っていたら勝負はわからなかっただろう。
アブソルはついにダウンした。
「ま・・・負けた・・・。」
ラミは膝をついた。
「何でだよ・・・なんでアブソルはそんなにがんばろうとしたんだ・・・?」
「え?」
「どうしてこんな非道を尽くすロケット団のためにアブソルはがんばろうとしたんだ!?」
ユウキは分からなかった。ポケモンに酷い事をしている奴らに何故こんなにも手を貸すのかを・・・。
「・・・アブソルは・・・アブソルは私の信頼できる最高のパートナーだからよ。」
「・・・。」
「私がいつも一人のときはアブソルが慰めてくれた。アブソルが病気になったときには一晩中私が看てあげた。私とアブソルは切っても切れないパートナーなのよ!!」
「それなら!!・・・それなら・・・何でロケット団に協力するんだよ!パートナーを大事にできるなら、他のポケモンにだって大事にできるだろ・・・。」
「・・・。」
ユウキは喋っていてなんだか悲しくなっていた。
「ポケモンだって生きているんだ・・・。命と仕事なんて、パートナーを大事にするお前ならどっちが大切なことなんて分かっているはずだろ・・・。」
ユウキはその言葉を残し、4階へ上がっていった。
ラミは何も言わず、倒れたアブソルに近づき、泣きながら抱きしめた。
一方、5階・・・マサトたちは・・・
「そう、俺の名はシード。鉄壁のシードとまで呼ばれている俺の力でお前らを消してやる!」
ロケット団幹部のシードがマサトの前に立ちはだかった。
「つーか、ここまで来たもんだからどれほどの実力かと思えば、女ジムリーダーとちびとバンダナの女か。ジムリーダーもこの程度じゃあきれるぜ!」
「何をーー!!勝負はここからだ!!」
「その凍ったポニータで何ができる!!」
「ポニータでお前を倒す!!『火炎車』だ!!」
すると、ポニータは一気に炎をまとい氷を一気に溶かした。そして、そのままパルシェンにアタックした。
「無意味だって言ってんだよ!」
攻撃は当たったが、硬い貝に阻まれまるで効いていない。
「(くっ・・・それなら・・・)もう一度だ!!」
マサトは同じ指示を出した。
「また繰り返す気か?」
すると、パルシェンは横を向き、また貝殻でポニータを弾き飛ばそうとした。
「それを待っていたんだ!!!」
その一瞬、パルシェンの正面にジュプトルが飛びかかった。
「横がダメなら正面からだ!!」
マサトは硬い貝殻を破るのが無理なら、正面から攻撃するのが一番だと考えたのだ。
そのままの勢いでジュプトルはリーフブレードで攻撃しようと接近した。
「(いける!!)」
だが、パルシェンの目の前でジュプトルが弾かれた。リーフブレードは決まらなかった。
結局ポニータの火炎車も弾かれて攻撃はまったく決まらなかった。
パルシェンは反撃として、『とげキャノン』をしてきた。攻撃の後となってはかわす余裕はなかった。ポニータはダウンし、ジュプトルもダメージを受けた。
「ポニータ!!ジュプトル!!・・・なんで、ジュプトルの攻撃がきまらない??」
「俺の防御は誰にも敗れない!それが俺の売りだからな!」
「防御・・・そうか・・・『バリアー』か!それなら、リーフブレードの前に突進して弾かれた原因がわかる・・・。」
「そう、そのとおりさ。どうあがいてもお前は消える運命にあるのさ!おとなしくしろ!」
「(あれ以上防御力を上げられたらナマケロでも無理だ・・・他に手は・・・!!そうだ・・・)」
マサトはポニータを戻し、真っ直ぐな目でシードを見た。
「何だその目は!?まだ俺にはむかう気か?」
「お前のパルシェンの弱点を見つけたぞ!!」
「なんだと?」
マサトはすぐにネイティを出した。
「・・・。バカか!?そんな貧弱そうなポケモンで俺が倒せると思うか?」
「倒せるよ!行け!ネイティ!」
「パルシェン、レベルの違いを見せてやれ!」
ネイティはある攻撃を放った。パルシェンは避けもせずまともにくらい、ダウンした。
「な!・・・バカな!パルシェンが一撃で敗れるなんて!」
「防御が強いわりには、体力がなかったね。」
マサトはネイティに『ナイトヘッド』を指示し一撃で倒したのだ。でも、一撃で倒せたのは、ポニータやジュプトルのダメージも蓄積していたからでもある。
「お前の負けだ!!ここから出て行け!」
「バカか、ちびめ!俺はまだ負けていない!」
「何だと!?」
「パルシェンを倒しただけでいい気になっているんじゃねぇ!!」
すると今度出したのは2匹だ。
「ネンドールと・・・あのポケモンは・・・!!確か、化石ポケモンの・・・!!」
「そうだな、挨拶代わりに行け!!」
一匹の化石ポケモンがマサトに切りかかってきた。
だが、ジュプトルがリーフブレードでその<かま>を受け止めた。
マサトは急な攻撃に驚いてへたれこんだ。
「あ、危なかった・・・。」
「それはどうかな!?」
次の瞬間、そいつはジュプトルのリーフブレードを払いのけ、ジュプトルに強烈な連続攻撃を放った。
ジュプトルはその場で倒れてしまった。
「ジュプトル!!」
「おっと!近づけさせないぜ!」
そのポケモンは<かま>をマサトに向けた。
「何で絶滅したはずのカブトプスを持っているんだ!?」
「知りたいか?冥土の土産に教えてやろう。わがロケット団はあらゆる方法を使って強いポケモン集めている。ほとんどが盗みで手に入ったポケモンや団員がそのままもっていたポケモンだがな。だが、俺のカブトプスは別の方法だ。こいつの化石を偶然手にいれ、ロケット団の偉大な発明で復元させたのさ。」
「・・・。」
「現在のロケット団の科学に不可能という文字はない!!(今の所はな・・・)」
「(ロケット団って・・・こんなに大きな組織だったのか・・・?じゃあ、もしかして僕達はとんでもない組織に手を出していたのか・・・?)」
「そして、このラジオ塔を乗っ取り、ラジオ局員を全て消し、我々の思うよう情報を集まるようにするのだ!ともかく、お前らを消す!それが先決だ。まずこのジュプトルに消えてもらおう!!」
「や、やめろーーー!!!」
マサトはカブトプスのかまがあり動けない。ネイティも下手に動くとマサトとジュプトルが危ないと分かっているから動けない。
カブトプスがかまを振りかざし振り下ろした。
だが次の瞬間、カブトプスが吹っ飛んだ。
「お姉ちゃん!」
「あなたたちの思うようにはさせない!!」
「フシギソウの『ソーラービーム』か・・・いくら防御が売りのこいつでもさすがにやばいな。」
「マサト、行くわよ!!」
「うん!」
マサトは倒れたジュプトルを戻し代わりにナマケロを出した。
ラジオ塔対シード、2回戦が始まった。
「きゃあ!!」
「なんだ?もう終わりか?」
一方4階、リンがまずい状況に・・・。
「俺たちに逆らうからこうなるんだ。」
「くっ・・・。」
状況は3対1でリンはヌオーもやられて残りは相棒のエイパムだけだ。
「へっ!こんなサル一匹に何ができる!!」
「エイパ!!」←注:鳴き声
ポケモンを使わず下っ端の一人がエイパムを階段の方へ蹴り飛ばした。
「エイパムー!!うっ!」
「へぇ!良くみると可愛いじゃんか!」
「そうだな、基地へ連れて行ってなぶってやろうか?」
「おお、楽しみだな!!」
「待て!!」
「なんだ!!??」
3階で戦っていたユウキがここまで登ってきた。
「ユ・ウ・キ・・く・・・ん・・・・。」
「リンさんを話せ!!」
「おい・・・確か3階はラミ様が守っていたはずでは?」
下っ端の一人が仲間に聞いた。
「確かそうだったよな・・・ということはあいつ、ラミ様を倒してここまで来たんじゃ!!?」
下っ端の2人は慌て出した。
「焦るな。ラミ様がやられたとしても、あいつのポケモンはボロボロのはずだ。3人でやれば、どうってことない!!」
「「そうか!!」」
「半分は当たっているが半分は外れだな。」
「なんだと!?」
「一匹だけ体力がマックスの奴がいるもんな!行け!ホエルオー!!そして、キルリア、『テレポート』だ!!」
「「「な、な、何〜〜〜〜!!!!!」」」
ユウキはホエルオーを出した。狭いフロアーに・・・。
「もどれ!」
ホエルオーは出した瞬間にのしかかるという状態で下っ端を押しつぶした。
ユウキはキルリアをリンのところへ投げリンを3階へと瞬間移動させた。
「あと5階か・・・。ハルカたちが心配だが、リンさんのところへ・・・。」
ユウキはいったん3階へと引き返した。
「くっ・・・」
「つ、強い・・・。」
5階・・・戦いは続いていた。
マサトのネイティがはじめにやられ、ネンドールが『コスモパワー』で防御を高められ、まともな攻撃が効かない。
ハルカもワカシャモとフシギソウで攻撃するものの、カブトプスのなかなか硬い防御と以外に速いスピードに苦戦していた。
4対2でもほぼ互角の状況だった。
「カブトプス、『ハイドロポンプ』!!」
「ワカシャモ、かわして『スカイアッパー』!!フシギソウ、かわして『葉っぱカッター』!!」
二匹とも指示通りには動くが、攻撃が当たらない。
「こうなったら、フシギソウ『甘い香り』よ!」
「そんなものは無意味だ!カブトプス!」
カブトプスはかまをものすごいスピードで振り、風を起こし甘いかおりを払った。
「そ、そんな!」
「そして、俺のカブトプスだからこそできる技・・・『鎌風』!!」
「か、かわして!!」
フシギソウは戸惑った。攻撃はまったく見えないのだから。
でも、指示通りにその場から逃げた。
しかし、それにもかかわらず、フシギソウは吹っ飛んだ。
ダウンはしなかったが大ダメージだった。
「なんて威力なの・・・。」
地面はえぐられ、壁には穴があいていた。
「こうなったらこれとこれをあの2匹に・・・」
ハルカはあるものを取り出し、フシギソウとワカシャモに与えた。
「何をしたかは知らないが、これで吹っ飛べ!!カブトプス、『鎌風』だ!!」
「『つるの鞭』よ!」
攻撃を放つ一瞬の隙を狙いかまを捕まえた。
「なに!?俺のカブトプスはそのような普通の攻撃は攻撃中でもかわせるはずなのに何故だ!?」
「これで終わりよ!!ワカシャモ、『スカイアッパー』よ!!」
「まだだ!ハイドロポンプだ!」
ワカシャモはそれさえもかわし、下から上へと強烈なアッパーを入れた。
カブトプスはダウンした。
「バカな・・・あれだけの強力な攻撃ができるはずは・・・。だがまだ終わらないぞ!」
「くっ・・・まだだ!!」
マサトはハルカが戦っている間、ずっとナマケロのシャドーボールや、ブレイククローでネンドールと応戦していた。しかし、満足の行くダメージは与えていなかった。
「終わりにしようか!『冷凍ビーム』だ!」
ナマケロは攻撃のふいを突かれ、当たってしまった。
「まだだ・・・まだだ!!ナマケロ!お前の力を見せてやれ!!」
「ケロ!」
ナマケロは渾身の一撃を放った。その一撃はネンドールを吹っ飛ばすほどだった。
「なに!?一体そんな力がどこから・・・?だが、終わりだ!『のしかかり』!!」
「ナマケロ!『ブレイククロー』!!」
パワーはネンドールの方が上のはずだった。だが、ブレイククローで抑えている。
「ケローーー!!」
そして、変化が起こった。ナマケロが光だし、ネンドールを弾き飛ばした。
そのときにはナマケロが進化していた。
「ヤルキモノだ!!」
「マサト!今がチャンスよ!これを使って!!」
ハルカが投げたものをマサトが受け取った。
「これは!!お姉ちゃんありがとう!」
マサトはそれをヤルキモノに与えた。
「進化した所で何になる!!『破壊光線』だ!」
「かわして、シャドーボールをダイレクトで打ち込むんだ!!そしてブレイククローだ!!」
すると、シャドーボールとブレイククローが一体となり、会心の一撃になった。そしてネンドールを撃破した。
「バカな、一体!」
「『クリティカッター』で急所狙いをしたのさ!」
「!!アイテムか!という事はさっきのカブトプスも・・・。」
「フシギソウに『ヨクアタール』、ワカシャモに『プラスパワー』よ!」
「くっ・・・俺を怒らせるなよ・・・!!!!」
シードはさらに新たに2体のボールに手を掛けた。
「そこまでよ!ロケット団!!」
「何!?」
気づくと、5階にはユウキとリン、そしてジュンサーさんたちがきていた。
「ラジオ塔の侵略の現行犯で逮捕します!!」
「ち!警察に見つかっちまったか・・・。作戦は失敗だな。撤退だ!」
「残念ね!あなた以外のロケット団員は見た逮捕したわ!後は幹部のシード、あなただけよ!!」
「ふっ!残念か・・・でも、俺は捕まる気はない!」
シードは新たなポケモンを出した。
「は、ハガネール!?」
シードは、5階天井を壊し屋上に出た。でも屋上にも警察が準備していた。
「もう逃げられないぞ!観念しろ!!」
「するかよ!ハガネール『大爆発』だ!!」
「なっ!まずい!みんな非難しろ!!」
その声とともに一気に皆階段を使い下へと降りていった。
ハガネールは凄まじい爆発を起こした。
おかげで、屋上がなくなり5階がきれいさっぱりになってしまった。
そして、煙が晴れた時にはシードの姿はどこにもなかった。
そして、その後、事件の聴取、ラジオ塔の復旧作業、マスコミ騒動などでコガネシティは賑わいマサトたちはコガネシティを出るに出られなり、コガネシティで滞在していた。
ハルカはコガネデパートでショッピング、ユウキはゲームコーナーで遊んでいる。リンはラジオ塔の復興の手伝いをしていた。
マサトは事件から数日後、ジムを再び訪れていた。
「あら、マサト?ジム戦やりにきたんか?」
「はい。」
「でも、その必要はあらへん!」
「え?」
そういうと、アカネはコガネシティのジムバッチ、レギュラーバッチを取り出した。
「え?なんで?」
「ウチは幹部を倒すつもりで行ったのに、返り討ちにあってしもうた。でもマサトはその幹部を打ち倒した。だからこのバッチをもらってくれーな。」
「・・・分かりました。じゃあ、アカネさん!僕とバトルしてください!」
「だからバッチは・・・」
「いえ、バッチをかけてではなく、真剣にバトルをしたいんです!」
「そうか・・・それなら受けてたつで!」
それから一週間後・・・
「それじゃ、元気でね!ユウキ君!」
「はい、リンさんもお元気で!」
「本当にリンさんもいっしょに行かないんですか?」
「誘ってくれたのはうれしいけれども、ラジオ塔の復旧の手伝いもしたいし・・・だから残ることにしたわ!!」
「そうですか。」
「じゃあ、また会いましょう!」
「ええ!」
そして、また、マサト、ユウキ、ハルカの3人は次のジムを目指して、コガネシティを後にした。
マサトの手にはレギュラーバッチが握られていた。
アトザ
HIRO:おーーーーし!第二章半分が終わったぞーー!!
マサト:HIRO、うれしそうだね。
HIRO:それもそうさ!あと大きな波を2つ越せば第二章は終了だからな!
ユウキ:大きな波ってもしかして(俺とハルカが・・・)
ライト:それってもしかして私とエースのこと!?
(頬を赤らめるライト)
ナナコ:いや、エレブーズの優勝やろ!?
ヒロシ:ナナコちゃん、それは違うと・・・
エース:・・・。
ハルカ:って、何でホウエン編の人たちがいるの!!
ライト:何!?いちゃわるいの!?
HIRO:そこ!もめないもめない!今回はちょうど半分ということで、第二章の主役達を集めてみました!!
エース:そう言えば、第一章の主役達はでないのか?
HIRO:まぁ、第二章だから。
エース:知らないぞ。後でボコボコにされても。
HIRO:・・・・・・・・・。まぁ、そのときはそのときさ!今を楽しもう!
ライト:今の間は何?
ハルカ:それにしても、強かった・・・幹部のシード。
マサト:お姉ちゃんと二人がかりで互角だったし、ロケット団がまさかここまで手強いとは思わなかったよ。
ユウキ:ラミも手強かった。
リン:私なんか追い詰められていたしね。ユウキ君が助けなかったら本当にどうなっていたかわからなかったわ・・・。
アカネ:それにしても、HIRO・・・シードにやられてからうちのことかなり適当に扱ってへんか?
HIRO:そ、そうかな・・・?お、俺はそんな適当にやったつもりじゃ・・・
マサト:HIRO、汗だくだね。
ユウキ:そう言えば、アカネさんとマサトの試合も省いていたし・・・。
HIRO:あの状況なら、マサトとアカネどっちが勝つかってくらい分かるでしょ!書くまでもないよ!
ハルカ:逆ギレかも。
HIRO:ともかく、コガネ編はこれで終わりだ!分かったか!
ユウキ:やっぱり逆ギレだな。
マサト:そう言えば、シードとかラミって今後も出てくるの?
ユウキ:できれば出てきてほしくないな。
ハルカ:出てきたら、返り討ちにするかも!
HIRO:出るかどうかは、今後のお楽しみ!では!
技データ
鎌風・・・早い話が『かまいたち』。でも、アニメの『かまいたち』は軌道が見えるが、『鎌風』は軌道がまったく見えないので、ほぼ回避不能。
アトガキ+α
35話が終わり第二章ほぼ半分終了です!
後半に入ると同時に冒険者達の運命が動き出します!
そしてそのペースで第三章へ・・・・というのはまだ先のお話ですが・・・。
それではまた次回!
[一言感想]
マサト……今になって、ようやくロケット団の凄さを認識したようです。
つってもまぁ、認識できなかったのはむしろロケット団自体のせいだったんですが。
ユウキは辛くもラミにリベンジ達成。
そしてシードとの戦いも、ハルカ&マサトの姉弟が制しました。
これで一件落着……と言いたいところですが、確か連中が狙ってた場所はもう1つ、怒りの湖があったはず……。
ところで、『クリティカッター』や『プラスパワー』などのアイテム。
理由も分からなくはないですが、小説でもゲームでも出番が圧倒的に無いですよね。
その分、あえて僕も小説で出そうと心がける時があるので、今回の話にはその辺も少し共感(?)しました。