ホウエン地方のファウンスでロケット団の魔の手から眠りの繭を守ったヒロシたち。
ジョウト地方ではラジオ塔の占領から救ったマサトたち。
ヒロシたちやマサトたちがそのような騒動と立ち向かっていたとき別な所でもいろいろな活動をしてきた人たちがいる。
今回はある3人組サイドのお話です。

 

 

 

第二章 クロスストーリー
第36話 あるロケット団の話

 

 

 

ここはカイナシティの砂浜。
シーズンになるとカップルや子どもたちなどが騒ぐおなじみのデートスポットでもある。
まさに今はそのシーズンである。
たくさんの客がにぎわっているはずだった。
でも、今の時刻は朝の7時・・・人もほとんどいなかった。
そんな砂浜の外れにでっかいコイキングがいた。
いや、よく見るとコイキングではなかった。
コイキングの中から人が2人とニャースが飛び出したのだ。



「ニャぁー――!ココはどこニャ!!!」

出た瞬間に騒ぐのはニャースである。普通のポケモンは喋れない。
一体どういうことなのだろうか?

「五月蝿いわね!それは私が知りたいわよ!」

やたら髪の長い女がニャースに怒鳴る。

「せっかく、数ヶ月間ムロタウンでお金をボロ儲けしたのに、あいつのせいで全てがパーニャ・・・。」

そう、この3人はあの落ちこぼれ三人組の、ニャース、ムサシ、コジロウである。

「「落ちこぼれって言うな!(にゃ!)」」

この三人はユウキたちに吹っ飛ばされた(第21話参照)後、ムロシティにたどり着いた。
そこで、三人は珍しくまともにバイトをし(時にはサボったりもした)、どういうわけか、彼らのロケット団から借りた半分の借金を返してしまったのだ。

「違うニャ!返したんじゃなくて、取られたんニャ!!デリバードの奴に!」

どうやら、まだデリバードはロケット団を追っていたと言う。

「お〜い!ここがどこだか分かったぞ!」

町のほうへ行っていたコジロウが戻ってきた。そして、ムサシとニャースに現在地を教えた。

「カイナシティか・・・。それなら、観光客がいっぱい来るはずニャ!観光客のポケモンを奪うニャ!」
「それで行こう!!」
「幹部昇進、支部長就任、いい感じ〜♪」
「ソーナンス!」

結局、この2人と一匹のやることは今までと変わらないようだった。





AM,9:00・・・カイナシティ砂浜

波が高く押し寄せては引いていく。
今日のカイナシティの波はどうやら高いようだ。
なるべく、ビーチに近寄らないで下さい・・・という忠告も無視していくサーファー達がいた。
その中に混じってエースがいた。
いや、混じってというより、エースの波乗りは完璧だった。
素人がエースと他のサーファーを比べるといっても、エースのほうがうまいと言うほどだった。
基本的にエースは鳥ポケモンに乗るのも、波乗りをするのも、才能があるらしい。
そういう人のことを天才というのだろうか?

「エース!!カッコイー――♪」

そんな黄色い声を出しているのはもちろん彼の彼女、ライトである。
エースはパドリングを終え、ビーチに戻ってきた。

「ねー!私も一緒に乗せてよ!」
「・・・。かまわないけど、落ちるなよ。」

そう言うと、今度は2人で沖に出た。
今度も波に乗り2人で波に乗った。

「わぁ〜風が気持ちいい〜〜♪」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

どうでもいいことだが、エースが黙っているのにはわけがある。
当然、ここはビーチである。まず、普段着でビーチに来ることはない。ましてや、ライトはエースを意識している。
そして、この体勢、2人で波に乗るということは、ライトがエースに離れないようにくっついているはずである。
・・・たぶんここまで言わなくても分かると思うが・・・。
さすがのエースもそのことに気づき、赤くなった。そして、エースは集中力を切らし2人で海の中にダイブした。

「ぷはぁ!エース!落ちるならそう言ってよ!」
「ごめん・・・。」
「でもいいや!気持ちよかったし♪」

2人は輝く太陽の下、笑い続けた。





「楽しそうだね。あの2人。」
「そうやね・・・。」

ビーチにいる2人、ヒロシとナナコがそう言った。
4人は今、海で遊んでいた。
ファウンスを後にして、キンセツシティを通り過ぎ、カイナシティでツガとクスノキにデボンの荷物を渡して、コンテストを終えてここにいる。
4人だけじゃなく、何匹かビーチにポケモンをつれてきている。
ヒロシはレオンとジッボ、ナナコはピジョットとエレキッド、ライトはゴルダック、エースはハクリューだけを海に放して、ボールを一つ腰につけている。
ジッボとピジョットは空を飛んでおり、レオンとエレキッドは砂浜で遊んでいる。
それぞれ楽しそうだった。
だけど、ヒロシとナナコはなんだかつまらなさそうだった。

「「(あ〜あ・・・私(僕)にも彼(彼女)がいたらなぁ〜・・・。)」」

2人はそう思うとがっくりうなだれた。

「ピカー――!!!」
「・・・?レオン?」

ヒロシは突然のレオンの声に気づき立ち上がった。

「ピカチュウ、ゲットだニャ!」

ヒロシと、同時に立ち上がったナナコはその声の方を見た。マジックハンドをもったニャースだった。

「お前たちは!!」

ヒロシが言った。

「お前たちはと聞かれたら、」
「答えてあげるが世の情け!」
「世界の破壊を防ぐ為」
「世界の平和を守る為」
「愛と真実の悪を貫く」
「ラブリーチャ―ミーな敵役」
「ムサシ」
「コジロウ」
「銀河をかけるロケット団の2人には」
「ホワイトホール、白い明日が待ってるぜ!」
「ニャ―ンテニャ!」
「ソーナンス!」
「チリ―ン!」

いつもの2人と3匹の完璧な登場シーンが決まった。

「「ロケット団!!」」
「あんた達こそ、ルギア捕獲の時のジャリボーイと毎年最下位のエレブーズを応援しているジャリガールじゃない!」
「エレブーズは去年優勝したわよ!それに来年も優勝するのよ!」

ナナコは意地を張った。

「ともかくあのジャリボーイのピカチュウは、ニャ―たちが追いかけているピカチュウと同じ力を持つピカチュウニャ!」
「そう言えばそうだったわね!」

実際、それは、カントー大会やルギア争奪戦の時に証明されている。

「それじゃ、逃げるぞ!」

2人と一匹は早くも撤収していった。

「あ、待て!」
「ピジョット、『でんこうせっか』や!」

空からナナコのピジョットが飛んできてロケット団にぶつかった。そして沖のほうへ飛んでいった。

「く・・・ハブネ―ク、『ポイズンテール』!」

でも、ピジョットは造作もなくそれをかわす。
それにタイミングよく、ジッボも駆けつけてきた。

「よしジッボ、『ゴットバード』だ!」

ゴットバードと言っても、普通のポケモンのゴットバードとは違う。
自分の体に炎をまとい、突撃していく。
ハブネ―クは対抗できず吹っ飛び、さらに2匹と一匹にもぶつかりさらに沖のほうへ押しやった。そして、レオンは帰ってきた。

「ニャニャ・・・!?あいつら強すぎだニャ!ここはひとまず逃げるニャ!」
「ちょっと待ってニャース!これハクリュ―じゃない!?」
「あ、本当だ!本物だぞ!」
「ニャニャ!?それじゃそれをゲットだニャ!」

2人と一匹は今度はハクリュ―に飛びついた。
だが、ハクリューは軽く尻尾を振り、彼らを海にたたきつけた。

「何の騒ぎだ?」

いつの間にか、エースとライトがヒロシたちのとなりにいた。

「ロケット団がレオンを奪おうとしたんだ。そして今度はエースのハクリューを・・・。でも返り討ちにしちゃったみたい。」
「なんだ。それならたいしたことはないな。でもやっていることは許せないな。ライトちょっと手伝って。」
「もちろん!」
「今度こそゲットだニャ!」

沖から上がってきたニャースと二人が襲い掛かってきた。

「それじゃ、まず、ハクリュ―、『冷凍ビーム』。」

ハクリューは冷凍ビームを放ったが、そのまま返ってきた。しかし、ハクリューは突然だったにもかかわらず、それをかわした。

「どんどん攻撃してきなさい!跳ね返してやるわ!」
「ソーナンス!」←注意:鳴き声
「・・・。ソーナンスの『ミラーコート』か。それならこいつだ。『かみくだく』。」

ソーナンスは、ミラーコートの体勢に入り完全に決まった。だが、まったくきかなかった。そしてそのポケモンはタックルを入れ再び沖まで吹っ飛ばした。

「ゴルダック、『ハイドロポンプ』よ!」

水の中でスタンバイしていた、ゴルダックが水中でハイドロポンプを打ち上げ、彼らを上に飛ばした。

「なぁ、あいつら警察に引き渡さなくていいのか?」

エースは改めて確認した。

「吹っ飛ばすだけでいいよ。その方が手っ取り早いし。」
「そうか。じゃ、バンギラス、『破壊光線』。」

エースはいつの間にか進化したバンギラスに攻撃を指示した。

「ソーナンス、『カウンター』!」

あせってムサシは指示を出す。しかし、カウンターをしても無駄だった。破壊光線は爆発し、ものすごい勢いでロケット団は飛んでいってしまった。そして、嫌な感じ〜という声がかすかに聞こえたという。

「それにしてもよく飛ぶなぁ・・・。あれで、3分の2の力だったのに。」
「えっ?あれで?」
「まぁ、レオンもハクリュ―も無事でよかった!よかった!」
「私なんか疲れた・・・。ポケモンセンターに戻る・・・。」

カイナシティのしょうもない事件はこうして解決した。
彼らはこの後、シダケタウンに向かったという。





PM,1:00、キキョウシティのジム

「ポニータ、『高速移動』から『炎の渦』!!」
「ピジョット、『吹き飛ばし』だ!!」

高速移動後の炎の渦も吹き飛ばしで煽られ、効果がなかった。

「く、なら『飛び跳ねる』・・・」
「そこだ!『燕返し』!!」

ポニータの一瞬の隙を狙い燕返しが決まりポニータは倒れた。

「あ!ポニータ!」
「やりますね・・・。マサト君。まさかピジョットまで出されるとは思っていなかったよ。」
「やっぱりジムリーダーはこうじゃないと!」

マサトはなんだか楽しそうだった。

「マサト・・・笑っているかも・・・。」
「かも、じゃなくて、本当に笑っているな。」

ハルカと珍しくユウキがマサトのジム戦を観戦していた。
試合の状況はジムリーダー、ハヤトのエアームドにたいして、マサトはメリープで対抗。しかし、エアームどのスピードに翻弄され、メリープダウン。けど、二番手のポニータが、エアームド、そして、2番手のドードリオをも倒した。
そして、ハヤトの最後のピジョットがポニータを倒したという所だ。

「よし最後のポケモンは・・・行け―!ネイティ・・・」
「わー――――――落ちる!!!!!」
「え?」
「何だ?」
「何事?」
「何奴!?」

ともかく、フィールドに何かが落ちてきたのだ。

「い、痛い・・・ニャ!」
「あの、バンギラス強すぎ・・・」
「バケモンだ・・・。」

落下点には、ムサシ、コジロウ、ニャースがいた。

「あー!お前らは!!」

マサトが言うと2人と一匹が立ち上がった。

「お前らは!と聞かれたら・・・。」
「答えてあげるが・・・。」
「答えなくていいよ!!」

突然のマサトの突っ込みにロケット団は滑った。

「それで一体どんな用なの?」

ハルカが一応聞いてみた。

「そんなことよりここはどこよ!」
「ここか?ここはキキョウシティのジムだ!」

ムサシの問いにジムリーダーのハヤトが答える。

「「キキョウシティ・・・?」」

ロケット団は首をひねった。そして理解するまでに10秒かかった。

「キキョウシティって・・・ジョウト地方のか!?」
「それしかないじゃないの!」
「待つニャ!ここがジムだとしたら、あのジムリーダーのポケモンを奪うのニャ!」
「そうしましょう!ドクケイル、『サイケ光線』!」

とっさにムサシはドクケイルに指示を出す。だが、相手はジムリーダーだ。そのような攻撃をかわすのはわけもない。そして、お返しにでんこうせっかをくらいドクケイルはダウンした。

「ニャニャ!ならニャ―がいくニャ!」
「ヌマクロー『体当たり』!」
「ワカシャモ、『スカイアッパ―』!」

結局、ニャースはヌマクローとワカシャモの攻撃を同時に受けた。ニャースはムサシとコジロウの方へ吹っ飛ばした。

「もうだめニャ・・・。」
「よーし!行け!ネイティオ!最大パワーの『サイコキネシス』で吹っ飛ばせ!!」
「な!?なんだ!」

ロケット団は浮いたと思った瞬間には空の彼方へと吹っ飛んでしまった。

「それでは邪魔者もいなくなったことだし、マサト君、試合を再開しようではないか!」
「はい!」

マサトは出したばっかりのネイティオで挑んだ。

「なぁ、結局あいつらって何だったんだ?」
「さあ?いつもの邪魔じゃないの?」

このあと、マサトはネイティオでピジョットに打ち勝ちウイングバッチを手にしたという。





PM,3:30・・・灯火山

「ニャ―!」
「「落ちるー――!!」」

(ザブ!!)

「ニャ!?あったかいニャ!」
「あ!本当だ!ここ温泉じゃないか!?」

そう、ロケット団は運良く露天風呂に落ちてきたのだ。

「そうだ!この温泉を観光スポットにして商売しない!?」

ムサシの提案にコジロウは賛成だ!といいニャースも早速始めるニャ!とかいい始めた。
でもそれは束の間の出来事だった。

「「キャー―――!痴漢よ!」」
「ニャ!?」

どこからか、4人組の女性が出てきた。
どうやらここは女湯でしかも、もう観光スポットになっている場所であった。
ロケット団は残念がっていたが、そんなことを気にしている場合ではなかった。
女性達は怒り出し、石鹸やら桶やら色々なものを投げ出してきた。

「ニャ―!逃げるニャ!」
「お許しをーー!」
「何で私まで!!」

結局ロケット団は一刻も早くそこから立ち去った。

「ねぇ・・・そう言えば、これで昼とあわせて2回目よね。」
「そうね、さっきピカチュウを連れた少年とあわせると2回目ね。」
「そう言えばその少年かっこよくなかった!?」
「別に!私にはただの抜けた少年にしか見えなかったけど!」

ともかくゆっくりとこの4人は湯に浸かっていた。





「はぁ、はぁ、ここは一体どこだよ!!」
「あ!これ見てみろよ!」
「「ん?(ニャ?)」」

コジロウは看板を指差した。

(灯火山・・・これより危険!!火口付近立ち入り禁止!!)

「灯火山・・・?聞いたことないニャ!」
「どこ?」
「灯火山というと、一の島にあるという山だ。」

ムサシ、ニャースの質問にコジロウが答える。

「一の島?」
「『ナナシマ』と呼ばれる島の一つだ。」
「どこだよ・・・。」

ムサシとニャースは落ち込んだ。
でも、どこからか電撃が炸裂する音が聞こえた。

「一体何の音!?」

どうやらその音は灯火山の火口付近から聞こえるようだった。
中に入ってみると、そこには、一人の少年とピカチュウがいた。
なにやら、岩に向けて電撃を放っているようだ。
そして岩は電気の威力で真っ二つになった。

「ニャニャ!あのピカチュウ凄いニャ!あのピカチュウをゲットするニャ!」
「言われなくてもやるわよ!あのピカチュウ、あのジャリボーイと同じ・・・いやそれ以上の力をもっているようだわ!」
「よし、やろうぜ!」

ロケット団はすぐに準備に取りかかった。





「シオン!『10万ボルト』!」
「ピッカ!」

シオンと呼ばれたポケモン・・・ピカチュウは頬の電気袋に電気を溜めて、それを一気に放出した。
狙った大きな岩は、一気に爆発した。
10万ボルトとは言ったものの、それ以上の威力は確実にあった。

「だいぶ連続で使えるようになってきたな・・・。次はあの技をやってみようか・・・ん?」

少年は何かの気配に気づいた。
その瞬間、後方からマジックハンドが飛んできたのに気づいた。
それはシオンにも分かっていたらしく、軽くそれをかわした。

「何だ!?」
「なんだかんだと聞かれたら」
「答えてあげるが世の情け」

とロケット団がいつものセリフを言い出す。
少年はあっけにとられ、ニャースのセリフが終わるまで聞いていた。

「で、一体なんなんだ?それ、全然答えになってないぞ!」
「バカね!私たちがロケット団じゃないってことが答えになっていないって言うの?」
「あ、ロケット団か!!」

少年は、すぐに、臨時体制をとった。

「俺を追ってきたのか!?」

少年が厳しい顔でロケット団を見る。

「はぁ!?あんたなんて追って何になるって言うの!?私たちはあんたのそのピカチュウ頂くわよ!」
「なあ、ムサシ、ちょっと待った!あいつどっかで見たことないか!?」
「知らないわよ!ともかくピカチュウゲットよ!」
「それなら全力で行くぞ!シオン、『10万ボルト』!!」

強力な電気攻撃がロケット団に命中した。だが、ニャースが電気を弾いた。

「何!?」
「新兵器、『電気遮断服』ニャ!」

電気遮断服、それは何てことない。ただ、電気を絶縁するタイツを身にまとっているだけであった。

「それにしても何でニャースだけ!?」
「仕方がないだろ!すぐに準備できたのはこれだけなんだから!」
「そうニャ!ここはニャ―に任せるニャ!」

そう言ってニャースは再びマジックハンドを放った。

「シオン、ニャースに『エレキテール』!」

シオンはマジックハンドをかわし、さらに、尻尾に電気を集めて攻撃した。

「ニャァー!」
「「な?ニャース!?」」

ニャースはまともにくらいダウンした。

「一体・・・?」
「エレキテールでその電気なんたらというのを切り裂いた後に電気の効果がきたってことだ。」
「まさか電気攻撃でやられるとは・・・!それなら一斉に行きなさい!」
「行け―!」

ムサシとコジロウはハブネ―ク、ノクタス、ドクケイルとポケモンを出しまくった。
そして、各々に指示を出し3匹のポケモンがかかってきた。

「ちょうどいい・・・。相手がロケット団ならあの技を使ってみるか・・・。シオン、準備はいいな?」
「ピッカ!!」

すると、シオンは電気を溜め始めた。
5秒くらい溜めたあと、その溜めた電気を一気に放出した。
数本もの10万ボルトの帯がポケモン、ロケット団も関係なく炸裂し、爆発した。

「ニャ――!!あのピカチュウ只者じゃないニャ―!!
「今度は一体どこへ――!!??」
「ともかく今回3度目の・・・。」
「「「やな感じ―――!!!」」」
「ソーナンス!!」

またしても、ロケット団は飛んで行き星となった。

「シオン、大丈夫か?」
「ピッカ!・・・・ピカ〜・・。」

シオンは少しよろけた。

「ご苦労様!今日の修行は終わり・・・あの温泉にいくか!」

少年はシオンを戻した。
彼は今山の中にいた。だから、彼は、ポケモンセンターで回復せず温泉で休んでいたのだ。
そして彼は、シオンを抱え、温泉のある方へ向かった。

「(やっぱり・・・シオンにはまだ『M(マルチ)10万ボルト』は負担が大きいようだな・・・。)」

ふと彼は足をとめた。

「で、ここはどこだ?」

結局、30分後、ようやく温泉を見つけたが、また痴漢に間違われたという・・・。





PM,7:00・・・オートンシティポケモンセンター前

「やっと、ポケモンセンターだ!!」
「ピッピカチュー――!!」
「ちょっと!急ぎすぎよ!サトシ!」
「カスミが遅いんだって!」

オートンシティとは・・・第一章の設定参照

「ともかく俺は早くジム戦がやりたいんだ!」
「もう夜だから今日は無理に決まっているでしょ!ジム戦をするなら明日!それに、着いたばかりで休まずに勝てるほどジムリーダーは甘くないわよ!」
「それでも俺は最初にハナダシティに着いたときカスミに勝ったぞ!」
「あれはお情けでもらったバッチでしょ!」
「なんだと!」
「なによーー」
「ピ〜カ・・・。」

ピカチュウはまた始まったよ・・・と言いたそうな顔をしていた。
ノースト地方の2人旅が始まって数ヶ月、サトシがノースト地方に行くという噂を聞きつけてカスミはサトシについていくことになった。
カスミはどうやら自分の力を上げる為に旅に出たいようだった。他に目的があるかどうかは私(作者)には知らない。
でも、この間2人はケンカばかりして、ほとんど先に進めないでいた。そして今、2つ目のジムがあるオートンシティに来ていた。

「それじゃあ、ポケモンバトルで決着をつけようぜ!」
「望む所よ!」

なんだか分からないけど結局ポケモンバトルをすることになったようだった。
だがそこへ、天空から使者が舞い降りてきた。(?)

「なに?」
「何なの!?」
「いたたたたた・・・・・。」
「もう最悪だ・・・・。」
「「ロケット団!!」」

2人は顔を認識すると声をそろえてそう叫んだ。

「「あ!ジャリボーイ&ジャリガール!!」」
「やっと見つけたニャ―――!!」
「一体なんで空から!?」
「一体なんで空からと聞かれたら・・・・」
「かくかくしかじかといろいろあったと答えるのが世の情け」
「以下省略ニャ!ともかくピカチュウゲットだニャ!!」
「言われなくてもやるわよ!」

そういって、ムサシとコジロウはポケモンを全て出した。が・・・。
全てのポケモンはぐったりしていた。

「ニャニャ!もしかして、今日のバトルでのダメージが凄すぎて全員ダウンかニャ?」
「もー!役立たずね!って、まだチリ―ンがいるじゃない!」
「嫌だ!こいつは戦わせたくない!!」
「なんだかよく分からないけど・・・ピカチュウ、『ボルテッカ―』だ!」
「え?(ニャ?)」

ピカチュウが膨大な電気をまとい一気に体当たりしたのだ。
そして、一気にロケット団は吹っ飛んでいった。

「コジロウのせいよ!」
「俺のせいじゃない!」
「それにしても、あのピカチュウまた強くなっているニャ!」
「それでこそ俺たちが狙っているピカチュウだ!」
「でもこれは・・・。」
「「「やな感じ〜〜〜!!!」」」
「ソ――ナンス!」
「チリ――ン!」

ロケット団は本日4回目の空の旅へ行ったという。

「で、あいつら一体なんだったの?」
「さぁ・・・?」
「ピカ・・・?」

でも、ロケット団のおかげでサトシとカスミはケンカしなくてすんだという。
そして翌日、サトシはオートンシティのジムリーダーと戦うことになる。






AM.6:00・・・トウマ高原

「やっぱりあのピカチュウは只者ではなかったニャ!」
「そうね、ここで待ち伏せしていれば絶対ジャリボーイ達はやってくる。」
「それまで資金を集めて確実にゲットしてやるぜ!」

2人と一匹はホクト地方でアルバイトに精を出すことになったという。

三匹のピカチュウを追う冒険はまだまだ続く・・・らしい?




アトザ

ムサシ、コジロウ:本日の話はいかがだったでしょうか?

ニャース:今回は大活躍だったニャ!

ムサシ:でも、飛ばされてばかりだし・・・HIROのやつ・・・今度こそまじめに作ってもらいたいわ!

コジロウ:そう言えば、俺たちのほかに誰もいないぞ?

ニャース:どこへ行ったニャ!?



別会場

HIRO:さーーーて、本日の話はいかがだったでしょーか?

エース:HIROのやつノリに乗っているな・・・。

ライト:何かいいことでもあったのかしら?

ユウキ:それにしても、今日はキャラがいっぱい出すぎ!みんな再会を喜んでいるし・・・。

エース:どう考えてもまともに喋っているのは俺とライトとユウキだけだし。

ライト:そうね、まともに全員喋ったら大変なことになるし。

HIRO:今回はほとんど予定になかった話をつなげた話だったんだよ。

ユウキ:なんだそれ?

HIRO:今回の話の後、ジョウト編3話、ホウエン編3話、総合的な話(今回みたいな話)の後7話の予定って事だよ。

エース:いったいどうなるんだ?

HIRO:ともかく、ジョウト編はあのキャラが出たり、ハルカがとんでもない展開になったり、とか・・・

ハルカ:え?なになに!?

HIRO:ホウエン編は山に登ったり海を潜ったりする・・・

ライト:そうなんだ・・・。

HIRO:かも!!

ユウキ:どっちだよ!

HIRO:それじゃあ今回はこの辺で・・・

サトシ:待った――――!俺たちはどうなるんだ!?ノースト地方冒険しているのに無視なのか!?

HIRO:え、いや、サトシとカスミがどんなことやっているかは別に誰も興味ないかと・・・今回はロケット団の話しだし・・・

カスミ:それどういう意味!!??(鉄のハリセン装備)

HIRO:だから今回はロケット団が主役だからサトシたちは裏役だということだよ・・・では〜〜!

少年:まだだ!!おい!俺は何でこんな扱いなんだ!!

HIRO:だって君の活躍はもうちょっと先だし、今回名前出ていないじゃないか!

少年:ここだけでも名前出してもいいだろ!

HIRO:では今度こそさらば〜〜!

カスミ:待った!これだけの人数がいて逃げられるとでも!?

注意:本日の出演者・・・HIROを除いて10人

HIRO:・・・・・・・・・無理だな・・・・・・。(汗)

(ここにロケット団登場)

ムサシ:HIROもっと出番増やしなさい!!

コジロウ:そうだ、そうだ!

ニャース:書き直すニャ!

カスミ:ちょっと、あんた達邪魔しないでよ!HIROを包囲したのに!

サトシ:あ!HIROがいつの間にかいない!

ナナコ&ライト:という訳で次回もお楽しみに!


技データ

M(マルチ)10万ボルト・・・電気を溜めて、数本の10万ボルトの電流を相手に叩き込む。
※技名はCRYSさん作、PSS(ポケットモンスターサイドストーリー)のクリスくんのリックからとりました。




アトガキ+α
10人に迫られるって言うのは怖いなぁ・・・やっぱり。(蹴)

本日はロケット団視点で彼らの一日を書いて見ました。
そして、次回から話が結構飛びます。
いよいよ第二章も佳境へと近づいていきます。
それでは次回をお楽しみに!

 

[一言感想]

 よく飛ぶなぁ、ロケット団(苦笑)。
 ヒロシとナナコは、隣に同じ想いを抱く異性がいることに気づいてないようですね。
 にしても、ヒロト(の名は出てないが彼に間違いないでしょう)は久々に登場しました。
 サトシとカスミも、何気に初登場な気がします。
 さて、ここまでは毎話舞台が入れ替わっての物語でしたが、今回以降はちょっと違うようです。
 これは第二章のラストスパートということでもあるので、期待しましょう。

 

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