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GM:今回のGMは俺ことバスターヴが担当するぜ。さて、じゃレベルアップの申告から。ちなみにNPCとして参加するバスターヴの成長は「ナシ」だ。 アルシス:僕はね、ファイター技能を1から2に伸ばした。これでカタナも当たりやすくなるし、死ににくくなった。 ▼ 「ソードワールドRPG」はスキル制(「戦士」とか「魔法使い」といった職業別ではなく、様々な技能によってキャラクターを表現するシステムのこと)なので、経験点は技能を成長させることに使われます。 アルシス:と、言っても。今回は僕以外はみんな新顔なんでしょ? F:そうだよーん。もっともわたしは前回GMだったから、新顔って程じゃないけどね。わたしのキャラは、盗賊ねーちゃんで名前はブレンダ。前回登場した「偽オニキスドラゴン」に雇われてたんだけど、給料くれないから逃げ出して、冒険者になったの。今はひょんなことから朕じいさんの家に居候してる。 アルシス:どんなことだろう(笑)。 G:わしはドワーフで、ニッカポッカという名前じゃよ。工芸教の司祭なんじゃ。武器はつるはし(笑)。 アルシス:工芸教の神様と言えば、チカントさまだね。 GM:トンカチの逆さ読みじゃねぇか(笑)。 ニッカポッカ:あと、クラフトマン技能も持っとる。得意なのは、工芸。 ブレンダ:あ、あたしも一般技能持ってるよ! あたしのはダンサー技能。バード技能もある。 GM:呪歌は何を選んだんだ? ブレンダ:「ビブラート」。壊れやすいものを壊す歌だって。 ニッカポッカ:おそらく擬音は「ボエ〜」じゃな(笑)。 アルシス:それはジャイアンだよ。 ブレンダ:ガラスのようなものを壊すっていうから、ガラスの少年なんてバッチリだよん(笑)。 ニッカポッカ:Kinki・Kids壊滅(笑)。 ▼ 今回のPCはこの三人だけ。プレイヤーも忙しい人が多いのだ。 GM:ええっと、前回から半月たったよん。居候は140銀貨。自力で宿に泊まってる人は30カケル14で……420銀貨。 アルシス:(半泣き)払えません。現金は銀貨10枚しか持ってないよぅ。 ニッカポッカ:子供の小遣いかね(笑)。10銀貨って、1000円じゃろ? GM:うん。銀貨1枚で100円くらいの価値だから。アルシスにはバスターヴが貸しておいてあげよう。「ちゃんと返せよ」 アルシス:はぁい……。財布に1000円しか入ってないって、プレイヤーみたい。 ブレンダ:今回初登場は、払わなくていいよね? GM:ま、いいでしょ。では、前回から2週間後。君らが「お金ないよぉ」って喚いてると、ここしばらく出掛けていたバスターヴが帰って来る。 アルシス:あ、バスターヴさん。お金、もうちょっと待ってください(笑)。 GM:「あぁ、それなんだけどな」と、バスターヴは話しだす。「俺の頼みを聞いてくれれば、いくらかにはなるぜ」 アルシス:お金になる? 聞く、聞く。 ブレンダ:銀貨180枚の債務が(笑)。「どんな仕事なん?」 GM/バスターヴ:「んとなー、実はこの間、ウチの師匠から手紙が来てな、師匠、鉱山をひとつ持ってるらしいんだけど」 アルシス:山持ち! ウチの師匠はぼろ家しか持ってないのに(笑)。 GM:山持ちったって、昔の冒険仲間との共有財産だよ。で、その鉱山に最近モンスターが出るようになったんで手勢をつれて掃除してほしいんだってさ。「俺一人で行くと、タダで使い倒されそうだしさ」 ブレンダ:そうかなぁ。あたしらまで一緒に使い倒されそうな気もするけど。 アルシス:僕には選択の余地はありません(笑)。 ニッカポッカ:わしには伝説のニッカポッカを探すとゆー大目標はあるが、まぁ、お金になるならいいかのぅ。 ブレンダ:ニッカポッカって、名前じゃないの? ニッカポッカ:ニッカポッカってのは、よく土方さんがはいているモンペみたいなズボンじゃよ。伝説のニッカポッカってのは、どこかにあるという、すごいニッカポッカなんじゃ。他にも、伝説のマトックとかもあるんじゃよ(笑)。 アルシス:マトック+1、オポネント「岩」+3。とか(笑)。 GM:それ、今後のマスターが作んなきゃなんないのか? ブレンダ:よかった。あたしもうGMやっといて(笑)。 GM:それはそうと、どうするの? 引き受けるんなら、「俺の師匠の家まで行こう」とか言ってるけど。 アルシス:引き受けるよ〜ん。 ▼ 一行は、ラサ・エギーアから北に2日くらいの山間部にある、バスターヴの師匠の家に向かいます。さすがに街道では、障害はありませんでした。 ブレンダ:ところで、バスターヴの師匠の名前って? GM:あ、パステルナークっていう名前の、エルフの女魔術師。 アルシス:ずるい! 僕の師匠は妖怪じじいで、バスターヴさんの師匠はエルフの美女だなんて!(笑) GM:誰が美女だと言った。 アルシス:違うの? GM:いや、違わない(笑)。 アルシス:やっぱりずるい(笑)。 ▼ さて、特に障害もなくパステルナーク邸に到着した一行。 GM/パステルナーク:「あらあら、いらっしゃい」とエルフの女性が。 ブレンダ:なぜかズルく感じてしまう(笑)。 アルシス:しくしくしく……。後ろでハンカチでも噛んでよ(笑)。 GM/パステルナーク:「あ、朕さんは元気?」 アルシス:えっと。「えぇ。人間の平均寿命をぶっちぎって、まだ元気です」(笑) GM/パステルナーク:パステルナークは笑って「鉱山に行くのは明日でいいから、今日は休んでちょうだいね。バスターヴ、客間に案内してあげて」と。3人なら、一人一部屋当たるはずだけど。 アルシス:あうあう。家、広い。 ブレンダ:朕の家では、納戸に寝てたからねぇ(笑)。 アルシス:ぶー姉が来てからは、僕、台所ですよ。 ニッカポッカ:……苦しい生活をしてるんじゃのぅ(笑)。 GM:この後も、バスターヴは、やれ水汲みだのイモの皮剥きだのと使い倒されてる。 アルシス:あぁ、ちょっと安心(笑)。 ▼ その後の夕食の時、一応、今回の依頼について聞いておきます。 アルシス:えぇっと……。で、お金はいかほどいただけるのでしょうか? ニッカポッカ:だんだん切実になってきてるのぅ(笑)。 GM/パステルナーク:苦笑して「んー。もし鉱山に落ちてる魔晶石があったら、それをあげるわ。見つければ、値打ちものよ」 ブレンダ:探せ探せぇ!(笑) ニッカポッカ、頼んだわよ。 ニッカポッカ:わしの専門は、工芸なんじゃがのぅ(笑)。 ▼ 次の朝、一行は、期待に胸をふくらませながらアバドン鉱山に向かいます。 |