ホルモンって?

ホルモン投与の危険性
これだけは知っておいてください。
妊娠能力がなくなります。
決して脅かしている訳ではありません。
男性の場合、約半年の女性ホルモン投与で精子を失い子供を作る能力が消失します。
これはホルモン投与をやめてももとには戻れません。
胸も確実に膨らんできます。
これもある程度大きくなると、投与をやめてももとに戻れなくなる可能性があります。
また、血栓症や乳ガンの発生といった危険性もともなってきます。
あなたはこれだけの危険を背負ってまでホルモンの投与を望むのでしょうか?
もう一度考えてみてください。


ホルモンの種類
よく男性ホルモンとか女性ホルモンという言葉は耳にしますが、 卵胞ホルモン、黄体ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモンなどにわけることができます。
ホルモンの投与を望んでいる方は、まず、ホルモンの基礎知識を身につけてください。
お医者さんと相談しあって十分に納得してからの投与にしましょう。
最終的には自分の身体は自分で守るしかありません。 ホルモンの基礎知識を身につけるためのホームページをご紹介します。
 <性同一性障害の人のための、ホルモン療法の基礎知識>
優形 愛さんという方のホームページです。
とても詳しく、わかりやすく紹介してくれています。
ぜひ、ご一読ください。


これが女性ホルモンのお薬
 
私の場合、プレマリンの0.625mgを一日3錠飲むことからから始まりました。
このお薬が一番一般的なようで入門用とでも言えば良いのでしょうか?

 
ツーステップ目がプレマリンの1.25mgです。
色も白からオレンジ色に変わっています。
一錠で白いプレマリンの二錠分の効力があります。

 
今服用しているのが、このプロセキソール0.5mgです。
プレマリンに比べるとかなり小さな粒ですがかなり強力なお薬です。
吐き気や頭痛と言った副作用もはじめの頃は感じられましたが今では慣れました。
現在この小さな粒を四分の一に割り、一日一回服用しています。

 
これがプロベラの2.5mgです。
私は服用しておりません。
お友達の意見ですが、あまり効力は感じられないとのことです。


※私の場合はお医者様と相談し服用しています。
 これらのお薬を入手するにあたっては必ずお医者様と相談してください。
 個人的にお医者様をご紹介したり、アドバイスはお受けできませんのご了承ください。

お薬の成分を調べたいときはこちらが便利です。
 <医者からもらった薬がわかる>
識別コード、製品名、病院の薬などを調べることができます。


ホルモン投与日記
10日目
乳首の下にしこりができました。
思秋期の頃に経験したコリコリとしたあの懐かしさを思い出しました。

30日目
女の娘の思春期と同じような膨らみかたです。
乳首と乳輪が横長に膨らみ、下着にふれるとヒリヒリしてくるのです。
わずかですが痛がゆさもともなってきます。

60日目
裸になると誰が見ても胸も膨らみがわかります。
走ると胸が上下に踊りブラの必要性を感じるようになってきました。
胸をたたかれると激痛も走ります。
女の娘が胸をたたかれた時の痛さを実感できるようになってきました。
乳首は感じやすくなり、下着にふれると堅くとなります。
性欲が起こらなくなるのもこの頃からだったように思います。
精液は白さを失い、やや乳白色の透明感のあるものに変化してきます。

90日目
髪の毛もかなりしなやかになってきます。
髭はやや薄くなり、のびるスピードも遅くなってきます。
体毛も同じような症状です。
胸はさらに膨らみを増し、ブラはAカップがフィットするようになってきました。

120日目
睾丸とペニスか小さくなったように思えます。
性欲は完全に消失と言ってもいいでしょう。
精液はほとんど透明で射精の量もわずか、快感もかなり弱くなってきます。
この頃になると精神的変化も起こってきました。
よく「情緒不安定」になると、聞きますがたぶんこの頃から起こって来るのではないでしょうか?
私の場合、幸いにも情緒不安定にはなりませんでしたが精神的には「女性の意識」が芽生えてきたように思えます。
例えば、映画を見て涙もろくなったり、子犬を見て愛おしくなったり・・・・

150日目
太りやすくなってきました。
甘いものが食べたくなり、お酒はめっぽう弱くなりました。
強いほうだったのですが、ビール一缶(360ml)で酔ってしまいます。
ダイエットを心がけないと体重は右肩上がりに突入です!

180日目
ブラがBカップに変わってきたのがこの頃。
薄着をすると異常なまでに胸の膨らみが目立ちます。
肌はしっとりと柔らかくなり、虫さされがすぐあざとなって残ってしまいます。
体力も相当に落ちたと思います。
性欲は完全に消失し、肉欲から精神的安らぎを求めるようになってきました。
瞬発力や集中力が落ちてきたようにも思えます。
ただしこれはお医者様によると「薬とは関係ないだろう・・・・・」とのことでした。

210日目
この頃になってくると大きな変化は感じられなくなってきます。
精神的には「女性」という自覚が持てるようになってくるので内面から「女性美学」を求めていくことが大切になってくるのだと思えるようになってきました。

250日目
この日記を書いている今日がその日です。
ここから先はお薬の力だけに頼っても無理。
お薬は現状を維持していくためには必要不可欠なものですが、それ以上に「女のとしての自覚」を自らの力で養い、内面(精神)的変化が大切なように思えています。
ホルモンの投与だけで性同一性障害を乗り越えることはできません。
しかし持って生まれた身体を変えて生きていくための重要な手助けになることは間違いありません。

同じ障害で悩んでいる方、是非お医者様に相談してみることをお勧めします。
ホルモンを裏ルートで手に入れての投与は絶対にしないでください。
肉体的障害まで背負いたくないでしょ?


 (1999年10月1日記述=今後もっと文章を整理し更新していくつもりです)


ホルモン投与による変化
これは私個人の主観的なものです。
体質や今までの環境でも違いはあると思いますのであくまでも参考としてとらえてください。

  (投与から250日目)

乳房の変化:
投与から10日もすると乳首の裏に小さなしこりがやや横広がりにできてきました。
次第にたたかれると痛いものになり、女性が胸をたたかれると痛がる感じが理解できるようになります。
膨らみ始めるのはそれからです。
膨らみはじめてからは成長は早いです。
一月もすると手のひらで包むことのできる感触が実感できるでしょう。
乳首の変化:
乳首は一回りくらい大きくなり、とても痛がゆくなってきます。
乳首はとても敏感になり、下着がふれるたび堅くなったりしてきます。
こうなるとブラの大切さが痛感してきます。
体型の変化:
もっとも変化しにくいのが「体型」と言われています。
骨と肉体は十代の後半で完成されてしまいますので、この段階でホルモンを投与しても骨に変化は起こりません。
むしろ甘いものが欲しくなったりお酒が弱くなったりと味覚に変化が起きてきます。
そこで注意しないといけないのが肥満です。
空腹でホルモン剤を飲むのは身体に悪いので無理なダイエットは避けながらも肥満には要注意!
腕・足の変化:
使わない筋肉は次第に痩せていきます。
当然体力も低下していくわです
投与から半年もすると、身体に無理が利かなくなり「ひ弱」になってきたことを感じ始めるでしょう。
もし貴女が喧嘩っぱやいかたなら「今日から逃げる」を心がけましょう(笑い)
でも極端に腕や足が細くなる訳ではありません。
柔らかくなると言えばわかってもらえるかな?
肌質の変化:
一気に弱くなります。
虫に刺されても快復は遅く、すぐ痕が残ります。
物にぶつかっても青あざができ、靴連れも起こしやすくなりますよ。
女の娘らしく振る舞わないとお肌はすぐに傷だらけ・・・・・
朝と夜にはお顔の手入れも忘れずに!
女の娘的面倒な生活が追いかけてきます。
声帯の変化:
「変化無し」と、言ってもいいでしょう。
これも骨と同じでもう完成していますから変化は起こりません。
でも気にしない方が良いですよ。
女性でも声の低い人はいっぱいいます。
話し方、仕草で十分にカバーできるはずです。
喉仏が気になるときはスカーフやハイネックでごまかしましょう(笑い)
毛髪の変化:
ロングヘァが風になびく・・・・・
誰もがあこがれますよね!
髪の毛はある程度柔らかくなります。
半年もすると今まで生えていた髪の毛と投与してから生えてきた髪の毛とでは違ってきます。
ある程度のびてきたら昔の髪の毛にお別れするためばっさり切りましょう!
ちょっと時間がかかりますけど我慢、我慢。
軽い栗毛色に染めると見た目にも「柔らかさ」が感じられるようです。
体毛の変化:
お髭はいやですよね
痛いのを我慢して毛抜きで思いっきり抜きましょう。(涙)
何度かやっていると痛さも感じなくなってきます。
次第に濃いお髭も薄くなってきますよ。
私は昔、こ〜ぃジョリジョリだったんです。
もちろん毎日そっていました。
ところが今では薄いポヤポヤのお髭で電気かみそりではそれません。
お化粧の前には産毛をそってくださいね。
ファンデーションがビックリするほどのりやすくなるんです。
足や腕もむだ毛も一気に抜いちゃいましょう!
電気屋さんに行くと便利なグッズがいっぱいあります。
筋力の変化:
先に書いた「腕・足の変化」とダブっちゃうんですけど体力は低下の一途です。
お腹や背中の筋肉も落ちて来るんですけどポヤポヤと柔らかくなっちゃうんです。
ある程度の筋力トレーニングはしたほうが良いですよ。
歩く度にブヨンビョンゆれたらやでしょ?(笑い)
キュっとしまったウエストがお望みならシェープアップ体操も忘れずに・・・・
情緒の変化:
ホルモンを投与して「情緒不安定になった」と、言う方もおります。
自分自身を冷静に判断して「まずい」と思ったらお医者様に相談しましょう。
私の場合、情緒不安定にはなっていないと思います。
ただおセンチにはなったかな・・・・・・
私が思うには、自分が「女性」らしくなってきた思うことで、心の安定から起きてきた事のように思えるんです。
子供や動物が以前にも増して可愛く見えたり、ドラマを見て涙ぐんだり・・・・・
確かに昔の私とは違ってる。
性器の変化:
もし貴女が男性としての射精に快感を覚えているのならホルモン投与はやめましょう!
投与から半年、もう射精による快感はありえません。
露骨な表現になりますがもう出ないんです。
出ても透明な液がほんのわずか。
勃起もほとんどしなくなります。
それ以上に男性的セックスの欲望が消失します。
むろん性器も小さくなり、睾丸も二まわりくらい小さくなります。
「それでセックスが気持ち良いの?」と疑問を持ったらホルモン投与はおやめなさい。
「それでも良い」と思える貴女。
きっと精神的セックスで十分に満たされるはずです。

ここに書いたことは私の肉体に起きた変化であって、貴女のケースとは異なるかも知れません。
それも当然のことでしょう。
人それぞれに「体質の違い」がある以上、私と同じな方が不思議です。
ホルモンの投与をしてから変化に時間がかかっても焦らず、心の安定を最優先に考えましょう。
内からわき出た美しさの方がお薬の力より大きいはずです。
焦らず、無理せず、を心がけてください。


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