誰でもわかる性同一性障害<入門編>
同性愛との違い
よく間違われるのが「同性愛」の方との混同です。
レズビアン(女性同士の愛)とかホモセクシャル(男性同士の愛)と性同一性障害とは全く異なったものです。
同性愛とは字のごとく、同姓を愛する方のことでこの愛には自分の性(男・女)への抵抗がありません。
男性として男性を愛し、女性として女性を愛するのです。
一方、性同一性障害はトランスジェンダー とか トランスセクシャル とも呼ばれる自分の性に不信感を抱いている人たちのことです。
どうして自分は男(女)の身体を持って生まれてきちゃったんだろう・・・・
この悩みが出発点となります。
考えることと自分の肉体とが一致しないのです。
つまり、肉体が逆転すると全てが納得できるのです。
頭で考える理想の生活スタイル、愛、ファッション、これら全てが肉体の性と異なっているのです。

もしあなたが朝目覚めると肉体が異性に入れ変わっていたらどう思います?
男性(女性)としていつも楽しく暮らしていた日常生活。
きっと苦痛だと思います。
その苦痛と生きているのが性同一性障害を持つ私たちの生活なのです。

ニューハーフとの違い
次に間違われるのが「ニューハーフ」の方との混同です。
ニューハーフとは男性が女性の格好をし、水商売をしている方のことを言っていましてが今では水商売に限らなくなってきたようです。
ただニューハーフの方にもいくつかのタイプがあるように思います。

ビジネス割り切り型
仕事として割り切って生きているタイプなので説明の必要はないでしょう。

同性愛型
自分の肉体にそれほど違和感を感じないが、同姓の人を愛するうえで自分を異性として見てもらいたいと思うタイプです。
手術までして異性へ変わろうとは思わないが便宜的に異性を装っている方が暮らしやすい、と思っている方々も大勢います。

性同一性障害型
自分の肉体に違和感を持ち、肉体を入れ替えたいと思う方々です。
そこで異性のファッションから変化していきます。
そしてホルモンの投与、さらには手術へと発展していく方々です。

女装(男装)との違い
私の一番嫌いな言葉が「女装」です。
この言葉に明確な意味があるとは思えません。
女装=変態
こんなことまで連想してしまうのは私だけなのでしょうか?
女装とは本来昔からある文化で「女形」と言った方がわかりやすいでしょう。
江戸時代、女性が舞台に上がれなかった偏見の時期がありました。
その時の苦肉の策が今の「歌舞伎」という伝統の中に残っているのです。
また男装で思い出すのが「宝塚歌劇」。
ここでは男装の麗人と言われるスターも大勢誕生しています。
最近ではビジュアル系と言う単語まで登場し、ひとつの流行とまでなって来たようです。
いずれにしても「女装」(男装)には主義主張はないようです。 松本清張の小説では犯罪者が逃走の手段として女装し、現代では盗撮のために女装し女性のトイレにカメラをしかける。
せめて若者のビジュアル系ファッションとして「女装」を美しいイメージにして頂ければと痛切に感じます。



わからない言葉はこちらが便利
 <お父さんのための『性同一性障害』講座>
ここで単語を調べることができます。




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