― ドイツ3大Bによる Program ―
| ◆Beethoven 創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO 80 ◆Beethoven ソナタ第18番 変ホ長調 OP.31-3 ◆Bach/Busoni 無伴奏パルティータ第2番二短調 BWV1004より《シャコンヌ》 ◆Brahms パガニーニの主題による変奏曲 OP.35−1 |
| Program Notes ドイツ正統派の3大作曲家による創作主題による32の変奏曲 ベートーヴェン(1770〜1826) 36才に作曲されたこの曲のテーマの調性は、ベートーヴェンが好んだハ短調(悲劇的なイメージ)で書かれている。各8小節からなる32曲の変奏は対位法的な手法で緊密に構成されている。 ソナタ第18番 ベートーヴェン この曲は4楽章からなる 第1楽章 第1主題はイギリスの有名な詩人スコットが、「宵の明星が窓辺を訪れ軽やかなリズムでノックする……」と表現している。 第2楽章 ベートーヴェンは、交響曲やソナタの中でメヌエットの代わりにスケルツオを使った。メヌエットはバロック時代の3拍子の舞曲であるが彼はそれを2拍子にし軽快な動きを表している。 第3楽章 ベートーヴェンがピアノ・ソナタに使った最後のメヌエット。バロック時代の穏やかなメヌエットの伝統を受け継いでいる。前曲のスケルツオと鮮やかな対照を作っている。 第4楽章 “狩のソナタ”と呼ばれている極めて明るく躍動的な曲。 パガニーニの主題による変奏曲 ブラームス(1833〜1897) ヴァイオリンの鬼才パガニーニの“24の奇想曲”の最終曲を主題にし、14の変奏からなっている。当時有名なピアニストであるクララ・シューマンは、この曲を"魔術師の変奏曲”と呼び女性の力を越えていると嘆いたように、名ピアニストであった彼を思わせる高度でピアニスティックなテクニックが散りばめられている。 無伴奏パルティータ第2番 "シャコンヌ" バッハ(1685〜1750) バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番の終曲"シャコンヌ"(1720年頃に作曲)をブゾーニ(ロマン派のピアニスト兼作曲家)がピアノ独奏用に編曲したものである。シャコンヌとはスペインに起源を持つ3拍子のゆるやかな舞曲。 この曲は主題と30の変奏からなり、技巧的に難しいのみならず深い精神性をたたえた名曲として知られている。ブゾーニは原曲の壮大かつ劇的な特性を生かし極めて華やかなピアノ曲に仕上げている。 |
解 説: 沖中 香州恵
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