航路変更ですよ

この一年のことを語ればきりがないけど、ひとつ大きな変化を挙げるのならば、進路変更。
1年前は留学一年がアメリカの大学院への進学の土台になればいいって思ってた。でも、いっつの間にか、早く社会に出たいな、働きたいな、という強い希望に変わってた。もう一年早稲田に残る同期の留学生には、もったいない!!って散々言われたけど、もう学生生活、満足ぞ。また机上での勉強に戻りたかったら30歳になってでも40になってでも50になってでも、戻ってこれる、っていうのを学生の2/3が社会人っていうクラスの中で身をもって感じた。

働く学生、といえば、これはアメリカに限って言われることじゃない。ドイツでは、大学在学中に必ず二つの会社でインターンシップを経験しなければ卒業できない。そして卒業後の就職先はどんなインターンシップを経験してきたかによって決まるそう。。。こうやって経済大国が、実務、経験を重視しているのに対して、日本だけが、虚栄的な名ばかりキャリアの積み木遊び・・・


ドイツといえば、ドイツの大学の学費はタダ。いい国だねえ・・・なんて思ってたら実情は結構厳しい。学生という肩書きを使って、目的意識もなく何年も大学に居座る若者であふれているんだとか。学生なら、学割も効くし、フリーターというよりは聞こえがいいってわけだな。でも、日本では親にお金払ってもらってても、大して勉強なんかしてなくて、なかには怠惰のみの理由で留年する人もいるでしょう。それを考えると、日本の学生は救いようなくなるけど。

留学して自活精神が養われた。私を含め日本の学生のなかでは、自分で学費出している人ってほんの一握りしかいなんじゃないかな。一方、アメリカでは、奨学金制度などを利用して、卒業後に学費を返済していったり、働いて学費を賄いながら通学している学生がとっても多い。その意味だけでも、日本の学生っていうのは親からの自立が絶対的に遅い。彼らと話していて、親に学費を出してもらって、留学費用まで出してもらって、のこのこやってきた自分が恥ずかしくなったりした。

親は、私に、無担保、回収不可能性のきわめて高い融資か、イクストリーメリーハイリスク・ノーリターンの投資をしてる、と言った。
ほかの日本の学生はどうかわからないけど、私の場合は親への経済的依存ってことが、自分の選択決定のときに自分の意志のみで通してこれなかったと思う。やはり、資金を出してくれているのは親、親の言い分も考慮しなくては、と思ってきた。まだまだ自分の人生は、私自身の人生になりきっていないんだな。留学先で出会った子達は、みんな選択が自由なの。自分の意志で選択してる。コンピュータをもっと勉強したいからもう一年大学に残る、だったり、ドイツ語勉強するためにドイツに一年行ってくる、だったり、一年、企業で働いてくるだったり、飛ぶも跳ねるもとどまるも、自己の意志のみにゆだねられてるんだよ。

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