活用情報
赤外線は人間の目で発光を確認することができません。これは赤外線の波長が人間の目の感度領域から外れているためです。しかし赤外線機器の評価などでは赤外線の発光状況を「目で確認」したい場合が多々あります。そこで登場するのがデジカメです。デジカメで主に使用されているCCDの感度領域は赤外線まで及んでいるため、これを使えば簡単に赤外線を目で確認ことができます。ここにあげた画像はSONY
DSC-F3というデジカメで撮影したものです。昔はスターライトスコープなどで確認したものですが。。。なおC-MOSセンサーでも同様に見えるかは知りません。(^^;
NM502iに搭載されている赤外線モデム機能は非常に便利です。モデムカードもUSBケーブルも必要なく、単にPCのIrDAポート横に置くだけでモデムと認識されるわけですから。。。Palmとの連携でも威力を発揮します。しかし赤外線モデム機能を有するのは国内ではNM502i(NM207)が唯一の存在です。しかしリンクエボリューションから発売されているIrGERAを使用すればNM502i以外のドコモ機種でも簡単に赤外線モデムを実現できます。(ちなみにNM502iでも使用可能です)ただしFAX機能を搭載していないこと、プロバイダーによっては一部のアクセスポイントが使用不可であることに注意する必要があります。ちなみにリンクエボリューションとは、HP200LXの日本語化やIrDAファームウェアなどで有名なオカヤシステムウェアから分離独立?した会社です。オカヤシステムウェアは会社自体がなくなってしまいました。| BEGIN:VCARD VERSION:2.1 N;CHARSET=SHIFT_JIS:テスト;太郎;;; SOUND;X-IRMC-N;CHARSET=SHIFT_JIS:テスト;タロウ;;; TEL;HOME;VOICE:0123456789 TEL;WORK;VOICE:9876543210 EMAIL;HOME:test@test.co.jp X-CLASS:PUBLIC END:VCARD |
大抵の赤外線通信機能付き携帯電話は電話帳&スケジュールデータの交換について互換性があります。これはフォーマットとしてvCard、vCalendarという共通の仕様を使っているためです。vCard、vCalendarはInternet Mail Consoriiumにて仕様化されています。左はvCardの一例ですが、種別を表すプロパティ名(N,SOUND,TELなど)とバリュー(名前、電話番号など)のペアによって表現されています。"X-"で始まるプロパティは主にメーカー独自のプロパティであることを表しています。最新版はそれぞれVer
3.0とVer 2.0ですが、現在普及しているのはVer
2.1とVer 1.0です。vCardやvCalendarはOutlookやOutlook
ExpressといったPCアプリやPalm OS機でも扱うことができます。PCアプリとの連携についてはNokiaのホームページに詳しく記載されています。もちろんNokia以外の機種でも同様な手順でOutlookとのデータ交換が可能です。vCard、vCalendar以外にもvMessage(メール)、vNote(メモ)などの形式が使用されています。これらはIrDAのモバイル機器向けアプリケーションノートであるIrMC(仕様書はこちら)にて仕様化されています。ちなみにIrMCでは電話帳やスケジュールデータのフォルダ構成やシンクロナイズ手順なども規定されています。
上記で述べたvCardやvCalendarといったオブジェクトはIrOBEXというプロトコルを使って転送されます。IrOBEXはIrDAで規定される各種プロトコルのひとつです。左の図はIrDAで規定されるプロトコルスタックの概念図です。最上位にIrOBEXとIrCOMMという二つの代表的なプロトコル(正確にはプロトコルとは言えないが。。。)を位置付けましたが、他にもいくつかのプロトコルが規定されています。IrOBEXは汎用的なファイル転送機能を提供します。HTTPをイメージしてもらえば分かりやすいかもしれません。IrCOMMはCOMポートとLPTポートをエミュレーションします。前述の赤外線モデムでは、実はこのIrCOMMという仕組みが使われています。Windowsでは、IrCOMMについてはWindows95以降、IrOBEXについてはWindows98以降で標準的にサポートしています。もちろんIrDA
I/FがPC側に準備されていることが前提ですが。。。IrOBEXはIrDAのプロトコルとして仕様化された経緯がありますが、その後Bluetoothにてファイル転送プロファイルとして採用されるなど赤外線以外でも利用されるようになり、最近では単にOBEXと呼ばれることが多くなってきました。IrOBEXの仕様書もIrMC同様ここで入手可能です。
最近赤外線ポートの無いPCが増えています。というか赤外線ポートが搭載されているPCの方が貴重といったほうが良いかもしれません。一昔前はノートPCには必ずといってよいほど搭載されていたものですが。。しかし最近USB接続タイプの赤外線アダプタが数多く発売されるようになってきました。これはUSBフォーラムにてUSB-IrDA間のインターフェースが規格化された影響もあるようです。これらの製品の中でも特にお勧めなのがリンクエボリューションから発売されているIrStickなるアダプタです。お勧めの理由はなんといってもその大きさ(小ささ?)にあります。基本的にはノートPCでの使用が前提となりますが、ハブ等を組み合わせればデスクトップPCでも十分使用できると思います。ドコモ504シリーズにて赤外線ポートが標準搭載となり、今後もこれらアダプタ類が大きく注目される可能性があります。それよりも、もしかしてノートPCに赤外線ポートが復活?するかもしれません。