"Memorie's Off" Review (J.ジャッキー氏執筆)
みなさんこんにちわ、J・ジャッキーです。
突然ながら拙僧はメモラーであります。
ときメモ? のんのん。
メモオフですね。メモオフはいいですぞお。
プレステ売り払っておきながら何を言うかこのなまくら坊主め!
とおっしゃる向きもあろうかと思いますが、
メモオフをやってしまったからにはプレステなんてもう用はありません。
プレステにこのゲームを超えるものなんて無いからです。
と断言できてしまうんですね。
一年前にメモオフと出会ってからというもの、ごみ箱をかついで電車に乗るのなんて
全然恥ずかしくなくなったり、紅茶を飲むとなにがなんでも及第点の75点を与えてしまったり、
キューちゃんキューちゃんと騒ぎ出してみたりと、禁断症状が止まらなくなってしまいました。
おかげさまで仏の道に入ることと相成りまして、毎日が
「飛ぶ、飛ばない、飛ぶ、飛ばない、飛ぶタコもいるし飛ばないタコもいる!」
などと経をあげる愉快痛快エブリデイです。
こんなことを言っても何が何だか解らないでしょうから、メモオフのどこが凄くスゴイか科学的に検証してみましょう。
とにかくオーソドックスな恋愛ゲームに仕立て上げたかったのでしょう。
過去の名のある恋愛ゲームをぱくってやろうという姿勢を隠そうともしません。
にもかかわらず、本作は見事に別のものになってしまっていて、当初の方針などわやになっています。
ここがポイントです。
ライターの皆さん、自由に暴走なさってます。
アントニオ・バンデラスの暴走特急ばりにです。
結果、恋愛ゲームとしてくくるにはどこかおかしい、首を傾げてしまう珍妙な一品となっています。
具体的には10月中旬までのテキストのイカレっぷりがきわだっています。
いちいち例を挙げるのもうんざりするほどです。
それほどに危険です。
またそんなテキストの中に突如としてメンタルでシリアスな文章が挿入されていて、雰囲気がちぐはぐです。
特に、本作の天王山と言えるみなもちゃんの「O・TI・BA・MI」(落ち葉見)シーンと、
その後のシリアスな急展開の落差はネタでやってるとしか思えないほど悪質です。
ここらへんの説得力というものを放棄した造りが魅力と言えるでしょう。
そうでも言えなければこのゲーム楽しめません。
まあシナリオ自体について言えば、大した事無いです(爆)。
どうでもいいおバカなテキストがこのゲームの命です。
私などはそれだけで小ライス3杯ぐらいいけます。
BGMですが、打ち込みはいままでのどんなゲームよりも自然で落ち着いていて、作曲も素晴らしいです。
なぜこんなふざけたシーンにこんないい音楽が!?
と、ますます夢見心地で掴みようの無い作品になっております。
電波が織り成す協奏曲、或いは混沌という名の秩序とでも言いますか。
一言で言うと「うるさくないもんっ!」ですね。
とまあそんなこんななので、心暖まる恋愛ゲームがやりたいなあ、なんて甘い考えは見事に駆逐されてしまうことでしょう。
「せつなさ彩る恋愛ゲーム」が肩書きらしいですけど、プレイ後はなぜか「やるせなさ」が残ります。
そんな求道的かつアバンギャルドな作品になってしまっています。
これがギャルゲーメーカー「キッド」が何やら辿り着いてしまった答えと言っていいでしょう。
幸せな誤算ですね。
私の部屋には日本橋のポスタールーレットでとったメモオフポスターが貼られています。
決してミーハーな気持ちからではなく、この奥深いゲームの光と闇を常に見つめ続けようという精神からです。
「みなもちゃんって可愛いなあグフフ」とか「詩音ちゃんにごきげんようって言われてみたいぜウッヒョー!」
とか思いながら眺めているわけでは決してありません。
皆さんもプレイするからには表面的なところにとらわれて、大局を見逃したりしないで下さいね。
ということで未プレイの人は是非一度、メモオフを殺ってみて下さい。
1500円というふざけた定価が付けられてますから。
それではここまで読んで下さった方々ありがとうございました。
それにしても唯笑ちゃんて可愛いなあゲヘゲヘ。