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WindowsでBlenderをビルドする

最終更新日:2004年03月24日

(このページは、2004年03月17日にビルドを行ったときのことを元に書いています。)

README.windows-gcc
このテキストを参考にします。 Cygwinやソースファイルなどのために、290MBくらいのHDD容量が必要です。時間は、うちのPC(Celeron 500MHz)では2時間くらいかかりました。

  1. Cygwinをインストールする -- 起動前に環境設定すること!
  2. Cygwinでディレクトリを作成する
  3. CVSでソースファイルを取得する
  4. user-def.mkを作成する
  5. makeを実行する -- 時間がかかる。1時間くらい。

Cygwinをインストールする

Cygwin 環境の構築:Cygwin Setupによるインストール
ここを参考にしてCygwinをインストールします。Blenderのビルドに必要なパッケージは、下の表にまとめました。最初のdefault状態から、下記の10個のパッケージを追加選択します。

必要なパッケージ
分類パッケージ
Devel:cvs, gcc, gcc-g++, gcc-mingw, gettext-devel, make
Interpreters:perl, python
Libs:gettext, w32api

インストールしたら169MBくらいになりました。

[注意!]Cygwinを起動する前に、必ず環境設定してください。

Cygwin 環境の構築:環境設定
ここを見てWindows側の環境設定をします。 Cygwin内部の環境設定は必要ありません。 Windows側の環境設定をしたらPCを再起動します。

Cygwinでディレクトリを作成する

Cygwinを起動すると、DOSプロンプトのような画面が表示されます。ここにコマンドを入力して、いろいろな操作をしていきます。
Blenderのソースファイルを入れるためのディレクトリを作ります。 ここではbf-blenderというディレクトリ名にします。
mkdir bf-blender
いま作ったディレクトリに移動します。
cd bf-blender
pwdというコマンドで、現在どのディレクトリにいるのか確認できます。
[pwdの実行結果]
$ pwd
/home/sohda/bf-blender

CVSでソースファイルを取得する

まずCVSにloginします。パスワードを聞かれますが、何も入力せずにエンターを押せば良いみたいです。
cvs -d:pserver:anonymous@cvs.blender.org:/cvsroot/bf-blender login
はじめてCVSを使ったときは、以下のような警告が出ます。このまま進めて構いません。
cvs login: warning: failed to open /home/sohda/.cvspass for reading: No such fil
e or directory
blenderモジュールをチェックアウトします。(チェックアウトというのは、CVSサーバから手元にダウンロードすることみたいです。)全部で26MBくらいのファイルをダウンロードするので、ちょっと時間がかかります。チェックアウトを中止したいときは、Ctrl+Cを押せば中止できます。
cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.blender.org:/cvsroot/bf-blender co blender
lib/windowsモジュールをチェックアウトします。24MBくらいです。
cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.blender.org:/cvsroot/bf-blender co lib/windows
CVSコマンドは長いので入力が面倒ですが、たった3行なので少し我慢してゆっくり入力しましょう。

user-def.mkを作成する

フリーのツールだけでビルドできるように環境変数を設定します。
まず、blenderディレクトリに移動します。
cd blender
user-def.mkというファイルを作って、export FREE_WINDOWS=trueという一行を書きこみます。以下のコマンドを入力すれば、自動的にuser-def.mkというファイルが作られ、中に書きこまれます。あとはmakeするだけです。
echo 'export FREE_WINDOWS=true' > user-def.mk

makeを実行する

makeと入力すると、ビルドが始まります。
make
ビルドが完了するまで、けっこう時間がかかります。 うちのPC(Celeron 500MHz)では、1時間20分かかりました。

ビルドが完了すると、blender/obj/windows/bin/ディレクトリにblender.exeができます。 公式のBlenderをインストールしたディレクトリに、このblender.exeコピーすれば起動できます。 公式のexeファイルと区別するために、exeファイルの名前を変えてコピーしたほうが良いと思います。

ビルド方法の説明はこれで終わりです。


ja.poでエラーが出たら…

うちではビルド完了間際になって、下のようなエラーが出て止まりました。
mkdir -p /home/sohda/bf-blender/blender/obj/windows/bin/.blender/locale/ja/LC_ME
SSAGES/
msgfmt ja.po -o /home/sohda/bf-blender/blender/obj/windows/bin/.blender/locale/j
a/LC_MESSAGES//blender.mo
ja.po:455: missing `msgstr' section
ja.po:455:13: parse error
msgfmt: found 2 fatal errors
make[1]: *** [ja] Error 1
make: *** [all] Error 1
$
ja.poの455行目がおかしいようです。以下は454行目〜456行目の抜粋。
msgstr "Right"
msgid "Top"\
msgstr "Top"
455行目だけ行末に\記号がついてます。この\記号を消せばエラーが出なくなりました。 ja.poを修正して再度makeします。2度目からのmakeは、あまり時間がかかりません。2,3分でビルド完了しました。