詩集の部屋4
 

 

 

 


誤解が生んだ誤解

 

ある冬の日 すれちがっただけの人

冷たい風が 私の躰を吹き抜ける

しんしんと寒い朝のこと

 

一言 声をかわしただけだったけど

私は偏見の眼差しであなたを見た

 

外国人の中には悪いことをする奴もいる

でも そうじゃない人も

たくさんいるってことに気づいたのは

それからずいぶん経ってからだった

 

話してみればいい奴だったかもしれない

肌の色と言葉が違うだけだったのに

私は 同じ人間なのにあなたを恐れ逃げ出した

 

私は あなたに対しても自分に対しても

無責任なことをしたんだ・・・・