ノートにもLinux

ノートPCに Linux をインストールしてルータを構築しましょう。

まずはインストール

ハイスペックなノート機をルータにするような大金持ちはあまりいないと思います。大体は CD-ROM なしでしょう。と、いうことはネットワークインストールです。ノートをルータにしようという人はとりあえずデスクトップでは Linux をいじったことがあると思いますので(そうでなかったらまあ、ちょっと勉強してからが無難です。ルータは最前線の機器なのでセキュリティの知識も必要なのです。)、他の Linux マシンをNFSサーバーにしてそこのCD-ROM ドライブからインストールします。NFSの設定については後で書きます。NFSサーバーの設定ができたら NFS インストールができるイメージ(各ディストリビューションで用意されています)をフロッピーに書き出してインストールフロッピーを作成して起動。あとは対話形式でやってくれるので楽です。

□ NFS サーバーの構築 □

構築済みならクライアント設定をするだけです。未構築であるとして話を進めます。以下の手順です。なお、サーバーは Laser5 を想定。

◎公開するディレクトリの記述

/etc/exports に以下のように記述します。

/mnt/cdrom    192.168.0.1 (ro)
192.168.0.1 は自分の環境にあわせて読みかえて下さい、 名前解決できればホスト名でも良いです。


◎アクセス許可

もし、inetd を走らせているなら、/etc/hosts.allow に例えば以下のように記述して、アクセスを許可します。つまり portmap はtcp_wrapper で制御されているのです。いや、inetd を走らせていなくてもアクセス制限はされるんだったかもしれません(自信無し)、そういえば私は最近では inetd 走らせてないや。

portmap : 192.168.0.1
192.168.0.1 は自分の環境にあわせて読みかえて下さい、 名前解決できればホスト名でも良いです。書き換えたら inetd を再起動します(これもしなくてもよかったかもしれん)。

kill -HUP `pidof inetd`


◎デーモンの起動

CD-ROMをマウントしてから nfs, portmap の2つのデーモンを起動します。

portmap
/etc/rc.d/init.d/nfs start



◎その他

rpc 認証用に /etc/hosts にノートPCのエントリを追加します。

192.168.0.1    hoge  hoge.hogedomain  hoge
192.168.0.1 は自分の環境にあわせて読みかえて下さい。


なお、これらはセキュリティ上あまり歓迎できないデーモンなので、用が済んだら殺しておきましょう。ルータが枯れてればいいんですけど。


ノートはルーターに最適



他のページでも書いたように、一般家庭でパソコンを常時稼働させるのは何かと問題があります。音とか電力とか、まあ、それについてカミさんが怒るのがいちばん問題なわけです。

そういうわけでノートPCの出番です。問題点をことごとくクリアしてくれます。

構築は簡単です。普通のデスクトップ機をルータにするのとたいして変わりません。多少注意すべき点を書いておきましょう。ちなみに我が家で現在常時稼働しているルーターは FMV-BIBLO + Laser5 6.4(FTP版) です(追記:熱暴走しやすいので今は引退しました、彼はその後 WEBサーバーとして働き、今は Plamo Linuxをのっけて余生を送っています)。

□ NIC2枚挿し □
メルコ LPC2-T、コレガ EtherII PCC-T を使用しました。LPC2-T は問題ないですが、EtherII PCC-T は細工が必要でした(追記:Plamo では特に設定不要)。/etc/pcmcia/config に 以下のEtherII PCC-T のエントリを追加します。
card "Corega EtherII PCC-T Ethernet Card"
 version "corega k.k.", "corega EtherII PCC-T"
 bind "pcnet_cs"
2行めは cardctl コマンドに ident 引数を与えた結果の product info と同じです。

で、 /etc/lilo.conf に以下の行を追加し

append="ether=0, 0, eth1"

lilo を実行してリブートすれば2枚を認識します。cardctl コマンドで認識できるのにうまく up できてない場合(ifconfig コマンドで出てこない)は IRQ 設定に問題があるでしょう。そのときは /etc/sysconfig/pcmcia に

IRQ=5,9

のように IRQ 設定を書きます。このへんは BIOS とかカード固有の設定にも関わってるので、よく調べてやってみて下さい。

※運用開始して気づいたこと
どうせモニターはログチェックの時しか見ないから...と思って閉めておいたんですけど、ものすごい熱を持ちました。熱が逃げなくなるんですね、ウチのはかなりヤバそうでした。注意した方がいいかもしれません(追記:数度の危機はなんとか乗り越えたものの、しまいには案の定 HDD トバしました、4月を過ぎたらミニ扇風機はまわすべきですね、5月のアタマ前後はムチャクチャ暑い日があるものです)。



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