172.Susieで読み込みエラーが出て表示できない時    目 次

Susie は一世を風靡した画像表示ソフトである。軽くてなかなか良く出来ているが、最近はPCが贅沢になってきて性能に余裕があるので、ViX のような一覧性のあるものを主に、ViXを立ち上げていない時、ちょっと確かめたい時に、画像をSusieに関連付けて、ダブルクリックで立ち上がるように使い分けている。

ところで、Susieには困った問題がある。「My Documents」や「My Pictures」のような間に空白があるフォルダは認識できないのである。その結果、下図のようなことになる。

./pic/susie10.jpg

こんな時は、以下のようにする。

1.エクスプローラのメニューから、ツール→フォルダーオプションで下図が出る。
susie20.jpg
GIFファイルの場合(jpgなどもこの窓から探して同様に行う)、
1、フォルダーオプション、2、3の順にクリック。下図になる。

susie30.jpg


1、2、で窓が開くので、3のように半角空白を1つ空けて、"%1" を書き込み4を押して、あとは、普通に終了する。これで、パスが「""」で囲まれるので、空白が有っても大丈夫になる。


簡単な関連付けの方法
関連付けたいファイル(xx.jpgなど)をまず左クリックして選択状態にする→次に、Shiftキーを押しながら右クリックすると、メニューが出てくる→アプリケーションから開くを選ぶ、窓の中から、目的のアプリケーション(例えば、Susie)を選んで、OK。もし、窓の中にSusieが無い時は、右下にある「その他」のボタンから、アプリを指定する(パスを指定するのだね)




173.ウムラウト、アクサン、ミクロン(µ、μ)のHTML表記のしかた     目 次 

アクサンとウムラウトにはちょっと閉口する。今まで、一々調べたり、アポストロフィでインチキしていたが、まとめておいた。また、μもIEでは、このようにボールド(太字)になってしまってみっともない。
括弧の中のように書くと、所望のものが得られる。

È (È)  è (è)  À (À)  à (à)
É (É)  é (é)
Ê (Ê)    ê (ê)   Â (Â)   â (â)
Ï (Ï)    ï (ï)    Ü (Ü)   ü (ü)
µ (µ)

下記に、もっと完全に色々まとめられている。

参考;
特殊文字一覧表(1) モックン☆彡の部屋




174.CD Rollerなどソフトを買った時、米国への安全な代金の支払い方     目 次 

個人輸入をしている人には簡単なことだが、これが最初は全然わからない。クレジットカードを使えば簡単なのだが、これは非常に恐い。クレジットカード番号をインターネットに流して、このナンバーから引き落としてネ、ということで引き落とせるということは、考えるまでもなく、分かるが、そのナンバーを知っている人は誰でもあなたのナンバーをカード会社に申告して、この人が我が店から商品を買ったから、代金を頂戴ねということができる。理論的にはね。いつかどこかで捕まるのを覚悟するなら、できてしまう。一応、引き落としの数日前に、確認が来るから、露見はするが、恐いものだ。いかにセキュアな通信方法をとろうと、国内ならまだしも、インターネットで、米国にカードナンバーを送る気にはなれない。

いつぞやなど、米国の大手ホテルに代金を、5人分も請求されたことがある(二重支払いなら日常茶飯事だが、さすがに5重は初めてである)。一人の人間が、同じ日にどうやって5人分の宿泊ができると思うのか?っていうFAXを打ち、カード会社にも支払い拒否手続きをして争ったが、このカード会社というのは、個人より、店側に立つのだということをこの時、認識した。呆れたものである。個人には、大宣伝しているわりに全く頼りにならない。銀行口座から全額引き払って残額0にするつもりであったが、まあ、何とか解決した。

なぜか知らないが、カードを世界で最初に始めた由緒あるprivilege cardが米国のホテル予約に使えないので(居候が使っている旅行代理店がいけないのかもしれない)、大きいだけがとりえのそこらへんのただカードを使ったのがいけなかったのかもしれない。privilege cardなら、個人側にたったかも知れないが、まあ、ここの所はわからない。

というわけで、ネット越しにカードで外国と取り引きなんてとんでもないことである。トラブルが起きやすい上に、起きたら、ネット、カード、外国の三重苦である。銀行振り替えは、目の玉が飛び出る程(少なくとも、かっては)高いので、国際郵便為替をと思ったのだが、これはCD Rollerでは使えない。この為替は、郵便局に行って、$19.8の為替を作って欲しいといえば、その場で作ってくれて、その日の為替相場の日本円で支払える。で、トラベラーズチェックのようなその為替を相手に自分でair mailででもsurface mailででも送れば、相手は、自国の郵便局に行って換金するわけである。この「郵便局に行って」は、企業にとっては、人件費が掛かることになるし、小切手みたいなものを持って歩くという危険もあるし、社員が持ち逃げするという危険もあって、米国では嫌われるようだ。

いよいよ、本題だが、GIRO(英語ではジャイロ)という銀行振り替えがある。これは、安い、というのだが、使ったことがないので、実感としては分からない。これも、簡単で、GIROが使えるCD RollerのようなWebSiteでは、支払いのページでそれを選んで、とにかく手続きすれば、良い(らしい)。別にクレジットカードの番号や、銀行口座番号を書き込むことはしないから安全である。相手が自分の銀行にGIRO口座を作ってある(らしい)。

で、郵便局に行き、GIROで送金したいといえば、日本の郵便局(といっても、小さな個人店みたいな局はダメ。中央郵便局とはいわないが、会社みたいな規模の局ネ)はPostal GIRO というGIROを扱っているから、送金したい相手のGIRO口座番号と、相手企業名などを書いて渡せば、日本円で支払いが済ませられる。銀行振替とほとんど同じ感じですむ(らしい)。というか、振替そのものなのだが。手数料の表をみてもさっぱりいくら掛かるのかわからない。700円ですむのかねえ。

ocha.gifお茶ブレイク
ホテルでの二重支払い;


米国のホテルは、ドタキャンでもお金の取りはぐれがないように、クレジットカードナンバーを与えなければ、予約ができない。で、仮にであるが、カード使用での支払い状態になる。チェックアウト時に、そのまま、カードで支払えば問題はあまり起きないが、カードなど信用ならんという人は、現金で支払う。これが危ないのである。現金で支払ってあるのに、カード支払い状態の取り消しをホテルは、つい、忘れるのだね。で、1〜2ヶ月後、カード会社からも請求が来る。

ここから更に、腹がたつことに、現金で支払ったという立証は、ホテルではなく、個人側に、かのアホカード会社は負わせるのである。幸いなことに、レシートをもっていれば、それをfaxすればいいが、捨ててしまっていると、実に厄介である。日本人はインドヨーロッパ民族(アーリア人)に比べ、すご〜く若く見られるから、privilege cardでも持っていないと、従業員10万人の企業の課長でも、高校生扱いされてしまう。で、仕方なくカードを使わざるを得ない。


ドル札は、簡単に偽札が作れるらしく、アメリカの店は、日本の店と逆でカード支払いを喜び、現金は喜ばない。まあ、店に現金があるということは、強盗にねらわれるから、とにかくお金はお客から銀行に直行が望ましい世界なのだ。最近の日本も、中国を始めとするあちこちから強盗団がやってきて、ブルドーザで、ATMをひっくり返してお金だけ持っていく国になってきた。

カードを持っているということは、一応の与信はカード会社にされていて、どこの馬の骨か分からない人間ではないよ、ということだから、ホテルも多少は安心して泊められる。大方のカード会社のように、誰にでも出しているんじゃない?と言うくらいいい加減な審査でだしているカードさえ作れない人間というのは、まるで信用がならん、というわけなのだね。




175.メチャ安ノートPCの勧めを実践する苦労;CD-ROMが付いていないPCにWindowsNTをインストール     目 次 

メチャ安ノートPCの勧めを実践すると、ちょっと苦労するので、中級以上のこの部屋の面目躍如なのだが、どのくらい苦労するか、どうやって解決するか、物語を書いてみた。

秋葉原で2002.11、DynabookのSatellite 110CT(P54C/100MHz, 40MB, 1.3GB, TFT256K色)が3800円で売られていた。これ、電源は世界対応で内蔵だから、別途、買わなくてよい。メビウスもあって、液晶に難あり、2800円なのだが、液晶に難ありは使う気がしないし、何よりも、別途、中古電源が3000円もする!!。で、110CT。40MBも積んでいるので、NT/Linux/FreeBSDでもいれてサーバにするにはもってこいである。サーバだから、液晶難ありでもかまわないのだが、既に定価にすると、200万円分以上のノートが家中にころがっていて、一応、2社、IBMと東芝で固めてあるので、他社のものは互換性のためにやめ、この2社に絞っておきたい気分もある。デスクトップは、まるでデパートのように色々あるけどね。こちらは、部品が標準化されているから、値段と、その日の気分で買える。ノートはそうはいかないが、メーカを絞っておけば、近い年代なら、外付けFDとかCDとかメモリとかの使いまわしができて便利だ。FD欠のノート、CD欠のノートを1台づつ買えば、2台のノートと、1台づつのFDとCDというように、これなら何でもできる。おまけに欠品があるものは、価値が激減し、中古屋さんが買い叩くから、安いのだ。将来、中古で売るつもりなら、箱一つ捨ててはいけない


ocha.gif お茶ブレイク
TFTで256色


110CTは、TFT256 K色なのであるが、店の価格票には、256色とかいてあった。なんでTFTで256色なんだろうネ?これって、Pentium4/33MHzっていう位、変だ。で、時代からいっても、他のスペック(100MHzとか、1.3GBとか,110CTとか、CDなしとか)から言っても、ひょっとして、DSTNの間違いかと疑ったのだが、チャンとTFTの25万6千色であった。店員が間違えたようだ。とはいえ、ビデオメモリーが1MBしか入っていないので、800x600にすると、65K色しかだせない。だがこれだけあれば、別に、デスクトップとして使っても何不自由はない。256色では困るが。

この先の店では、NEC/パッカ−ドベルのノートがMMX200MHzと、液晶部を全部覆う大きな紙にマジックで大書きして、一杯積んで売られていたが、どのPCにも小さなPostIt位の紙が貼ってあって、MMXではなく単なるPentium(P54C)の133MHzと書いてある。まあ、ジャンクはいい加減なものだ。ジャンクは、質問無し、保証無し、返品無しの三無主義だけど、こんなのでも返品無しや、質問無しなのだろうか?ここ、秋葉でも、Sofmap,Tzoneに次ぐ?そこそこ大手なんだけど。パッカ−ドベルはアメリカの安売りPC会社だが、安かろう悪かろうでトラブルばかりのPCだったから経営が行き詰まり、何年か前、NECに買われた。で、このPC、4500円だった。

液晶の色数とか、搭載メモリ量の確認は、Windowsが入っていなくても、電源さえ入ればBIOSで確認できる。DynabookやThinkPadでは、確か、Escを押しながら電源を入れ、しばらくまっていると、F1を押せと言ってくるので、それでBIOSに入れば、確認できる。なぜか、MPU周波数はできない。ID読むだけなので簡単なのだが。ただ、Junk品は、店が嫌がるから、オオッピラにはできない。

さて、110CTは、デスクトップに使うにはサウンドが無いのでmp3やmidiの一つも聞けず、面白くない。なぜ、こんな値段かといえば、キーボードがヤタラト硬いので引っかかるのだ(で、使ってない返品の放出品?みたい。すごく綺麗で、液晶のドット落ちもない)。サーバだから一向に構わない。もう1台は、HDDが壊れている。そう書いてあった。こういう大手は、junkと言えども、一応のことが書いてあるので安心だ。SOFMAPネ。普段は、その分高いからあまり利用しないのだが。。。OSは、他のjunk屋で、NT4.0が3000円!、Win95など1000円だ。

さて、110は、CD-ROMがついていない。FDだけだ。どうやってNTをいれるか。9xならパラレルCDでいいが、うろ覚えでは、NTは、再起動後もCDを読みに行くので(自信なし)、NTドライバではパラレルCDは読めず、ハングる(多分)。だから、今回は、最初からいきなり、パラレルCD+NTはやらなかった。ひょっとすると、覚え間違いでできたかもしれないが。。。NTでは、まず、CDからHDDにファイルをコピーして、次にHDDからインストールを始めると書いてあるサイトを見つけた。そうなら、パラレルCDで、インストールできるかもしれない。

では、他の方法は?
 0.キーボードを外して、HDDを取り出し、デスクトップでNTのCDをHDDにコピーしてから、ノートに戻してインストール
  この方法もいいけど、ノートの分解が、ちょっとうざったるい。

それで、まず、DOS起動FDで、FDISK、FAT16でFORMATしてから、(HDDが、1.2GBもあれば、1GBと200MBくらいに2パーテッションとる)

 1.パラレルCDを付けてDOS起動FDで、HDDにNTのCDの中身をコピー。
  OSのCDの中身は、DOSで扱えるようになっている。
  IMESパラレルCDドライバの起動FDへの組み込みは、ここ
 2.パラレルCDがなければ、まだ1000〜3000円位で、中古屋に残っているパラレルZIPにデスクトップ機で、
  CDの中身をコピーして、あとは、1.と同じ。ZIPをDOS起動FDから読めるようにする方法は、ここ
  NTって、100MBにはいたっけ?
 3. NTをHDDにコピーするのが何らかの理由で嫌なら、ネットワークインストール。

  ただ、DOS起動FDにネットワークを組み込むのは至難の業だ。なぜなら、NICが色々あり、この組み込みが面倒だし、そのDOSドライバの入手が困難だし。古い純正NE2000のNICをジャンクででも探さなければ無理だろう。それで、まず、Win9xをインストールする。これならネットワークを使うのは簡単だし、パラレルCD/ZIPからでもインストールできる。


ocha.gifお茶ブレイク

昔、RDISKというPC間通信を行うフリーソフトがあった。NTのRecovery/Rescue? Diskじゃなく、RemoteDiskなのだろう。要するに、他のPCのHDDをDOSで共有できる通信ソフトで、起動FDに組み込める!!ので、そのkitを作って、ここで公開しようとしたのだが、相当苦労した。また、NICなどいらない。シリアルまたはパラレルポートをクロスケーブルでつないでの共有だから、シリアルで112.5kbps、パラレルでも、この数倍程度(ECPとかなどのエンハンスドされた高速モードは使えないからね)。今となっては、カタツムリのような速度だから、意味がなくなったので、止めてしまった。
これで、100MBを転送しようとすると、オーバヘッドを無視しても、800000Kbit/112.5秒=約7100秒=約2時間かかる。実測では4時間くらいかかったと思う。


   上の1.、2.の方法でWin9xをインストール。そこから、ネットワークでデスクトップのCDを共有して、NTをインストールできる。これで、Win9xとNTのデュアルになる。

   ・Win9xから、NTをインストールするには、NTのCDの中のautorun.exeをクリックするだけでよい。

    あるいは、c:をFATで2GBくらいとっておいて、そこに、CDの中のi386フォルダをコピーしておく。
    スタート→ファイル名を指定して実行で、 c:\i386\winnt.exe /b  で良い。
    もし、8GB超のHDDなら、ちょっと裏技が要る。
    OnTrackなどのDiskManagerで、Win9xが既に動いていることが前提。
     c:\i386\winnt.exe /b でファイルコピー後、再起動するが、この後は、OnTrackの面倒をかけずNT自身の力でHDDを読みに行くことが仇となって、ブルースクリーンの時点でクラッシュしてしまう。

    それで、Win9xで起動しなおして、C:\をみると、$Win\NT...$という作業フォルダが2つ出来ている。
    Win9xから、NTのSP6a(少なくともSP4以上)のフォルダの中にあるatapi.sysを
    この2つのフォルダーのルートにコピーしておく。
    古いatapi.sysがあるので上書きしてしまう。
    その後、再起動すれば、再度、NTのインストールが始まり、今度は成功する。

    SVGAの液晶に16色、VGAでしか出ないことは良くあるので、メーカのサイトからドライバーを入手してインストールSPを掛けるなど色々面倒はあるが、ここまで来ればなんとでもなる。

関連項目;
198. 古い激安ノートPCに大容量ハードディスクを入れる


   ・Win9xは、いらなければ、NTが入った後で、Windowsフォルダを削除すれば良い。
  (余っているパッケージじゃなきゃライセンスの問題があるからね。五月蝿いことを言えば、そのパッケージを入れてある他のPCは、この作業の間は、アンインストールしておかなければならない。もっとも、ゲイツ坊や自身、そんな順法精神旺盛とはまるで思えないがネ)c:\boot.iniを書き換えれば、起動時のos選択の画面にもWin9xは現れなくなる。方法はここ。でも、まだ、Win9xは消さないほうが良い。この項を全部読んでからだよ。

で、居候は、3.の方法をとった。大体、110CTは1.3GBしかHDDがないから、デュアルブートなどというHDDの無駄はできないし、サーバにそんな必要もない。

ところで、Windows98は、例によって、ネットワーク周りにに虫がいて、ネットワークが最初は認識されなかった。ログオン画面がでないためだ。

レジストリエディタから、(これは怖い操作で、Winを壊すかもしれないということは承知だよね)

HKEY_Local_Machine\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Network\Real Mode Net

の中にAutologonがあったら、削除。これでLogon窓が出るようになるので、ネットワークが使えるようになる。何故って?こんな仕様を作ったアホM$社員に聞かないと、それは分からない。趣味の問題だからネ。

さて、NT4.0は、入ったのだが、そのままでは、ネットワークも何も、虫だらけでまともに動かないので、最低限SP3.0を掛けなければならない。何も考えず、かけよう。多分、ネットワークインストールはできないので、PCカードのフラッシュメモリか、HDDを使って他のノートでSPをPCカードに入れて、インストール。PCカードも他のノートもなければ、デスクトップ機からネットワークインストールだが、SPを掛けていない素なNTでは恐らくできないか、できても凄く苦労する。こんなとき、9xのデュアルブートが役に立つ。

 ・9xで立ち上げて、ネットワークでデスクトップのCDを共有して、SPをNTノートのHDDにコピーしておく。
 ・リブートして、こんどはNTで立ち上げ、HDDにあるSPを掛ける。

で、SP6なんて重い物は、いやなので、SP4にして、IE4.01を入れようとしたら、インストーラに、そんな古いSPでは、IE4.01は入れてやらないと言われてしまった。仕方ないので、また、reboot、Win9xにして、sp6aをネットワークからコピー。reboot。と、こんな何回もrebootしまくって、やっとSP6aと、IE4.01が入った。タスクバーのクイックランチャが欲しいので、IE4.01をいれたが、IE5.5はサーバだから要らない。だが、つい癖で入れてしまう。

さて、ここから、NTのネットワークを入れる。これをやると、せっかく入れたSPのファイルが、またも、古い、NT原版の虫だらけファイルで書き換えられる。で、必ず、SPの掛けなおしなのだが、IE4.01以上と、SP6はすごく相性がわるく、SPが掛けられないのは、有名な話しだ。それもあって、SP4にしようと思ったのだけどね。SP4でも同じことだった。別に、家庭ユースでは、4で問題ない。で、ここから、またも悪戦苦闘で、SPとIEとネットワークとでドタバタ劇だ。

これで、SMTPdや、firewallを入れたら、(こんなものは、2時間位。firewall のルール書きに一番時間がかかる)金曜の夜から、日曜の夕方まで掛かってしまった。

金曜8:00PM開始〜土曜3:00AM就寝(起床の反対語なら着床の方が良いと思うのだが)。土曜9:00AM起床〜日曜3:00AM就寝。日曜9:00AM起床〜日曜6PM稼動開始。

今まで、Pentium120MHzのDynabook430をサーバにしていたのだが、結構、暖かくなっていた。シリアルdisable、液晶、HDD停止、省電力モードでMPUの周波数はおとしてあるのに。。。確か最大消費電力30Wくらいある。上の設定で、スリープ時、10Wは切ると思うのだが、10Wの電球に触るとわかるように結構熱い。110にしたら、最大電力が20Wだから、相当落ちているのか、あまり暖かくない。サウンドなんて要らんものも無いのでここでも電力節約できて、地球にも一層優しくなった。


ocha.gifお茶ブレイク

MPUを省電力モード(BIOSか、東芝ユーティリティで設定)にすると、LEDが緑からオレンジになる。これは、MPUの倍率設定で、OverClockの反対、UnderClockにしているのかと思ったのだが、なにやら、HDDもカッシャ、カッシャと気持ち遅くなっているような気がする。ひょっとして、原発クロックを落としているのかも??そうならバスもメモリも遅くなって省電力効果はまして、いいことだが、原発を落とすと、時計も遅くなり狂ってくるからそんなことはしていないだろう。

そこで、クロック周波数測定君で測定してみたが、CPUへの供給周波数しか測定できない。それだけではなく、HighもLowの同じ結果になる。WCPUIDのようなCPUIDを読み出す方式では、この結果は予測されたので、実測ができるクロック周波数測定君を使ったのだが、もともと時間とは相対的なものだから、MPU全部が遅くなると、比較する元も遅くなっているので、比率としての時間はかわらないから、この種の計測方では同じになってしまう。念のため、super piを走らせて、1.6万桁を測定したら、Highで12秒、Lowで27秒であった。半分の周波数に落ちている。

だったら、DX2/50MHzにしたらという声が聞こえてきそう。いや本当。実は、それも蔵にあるので、考えたが、その時代だと、HDDが340MBしかないなどで換装などの手を入れると、かえって高くつくんだよね。ノートのジャンク/中古は、手をいれないのが原則だと思う。


なお、FDが付いていないノートでは、HDDを出して、デスクトップに付け、OSをコピーしてノートに戻すしか手はない。何しろ、ブートできないからね。EL TRITOでのCD-ROMブートなんて、この時期のBIOSはサポートしていないから。

そんなに苦労しないで、Win2Kにしたら?という意見もあろうが、P54C/100MHz, DRAM32MBに入れて使ってみたら分かる。なら、P4/2GHz,256MBのノートを買えばって?野蛮で良心を欠くWintelを儲けさせるだけだし、超超無駄なパワーで地球温暖化を加速するのに与する気にはなれないからね。


ocha.gif お茶ブレイク
PCカードの電圧


PCカードには3.3Vのものと5Vのものがある。当然、PCもそれに対応しているが、ここで紹介しているような96,7年ごろのノートでは、BIOSが5Vしか供給しないものがある。3.3Vにしか対応していないPCカードを挿したまま、電源を入れると、Windowsが立ちあがるまではBIOSがその面倒をみているから5Vしか出さないBIOSの場合、PCカードを壊す恐れがある。対応は3通り;

 1.3.3Vを認識して出力するBIOSにアップデートする。
 2.3.3Vonlyのカードは使わない。3.3V、5V対応と書いてあるカードを買う。
 3.Windowsが動いている間しかカードを抜き差ししない。




176.CPUとMPUの話 Pentium, Athlon, Crusoe    目 次 


MPUとはMicro Processing Unit、CPUは、Central Processing Unit。つまり、MPUは形態に言及し、CPUは機能に言及している。CPUは、昔は、リレー、真空管、トランジスタ、ICなどで作られて、非常に大きなものであった。世界初のコンピュータ、エッカートEckertとモークリMauchlyによるENIAC (electronic numerical integrator and computer)のCPUは、学校の教室に一杯に展開されるほどであり、あまり大きいので蛾が入り込んでショートして、うまく動かない事件があり、それに因んで、コンピュータ関係のソフトやハードの不具合をバグbug(蛾はmothであるが、より一般的には虫bugである)というようになったほどである。それが、大規模のIC、つまり、Large-Scale Integrationが可能になり、4000万トランジスタのCPUでさえ、1cm四方程度のLSIに組み込むことができるようになった。その形態のCPUをMPUと呼ぶ。もっとも、MPUはCPU以上の回路も含んでいる。典型的なものがキャッシュメモリcache memoryである。だから、CPU=MPUではない。CPU+アルファ=MPUである

ocha.gifお茶ブレイク

キャッシュメモリー

省略して、キャッシュと呼ばれる。cashではない。cacheである。隠し場所、倉庫のような意味である。普通のメモリーは主記憶(しゅきおく)と言うが、これは、プログラマーやPC自作者でなくても、知っているだろう。つまり、主記憶は、存在を意識してプログラムしたり、アプリを使ったりするわけである。主記憶が小さいから、アプリが入らないとか、遅いとかである。ところが、cacheは、その名のとおり、隠しメモリであって、プログラマは、これを意識してプログラムを書くという性質のものではない(超職人芸的には意識するが)。

coffee.gifコーヒブレイク

主記憶が小さいから、遅い

お茶ブレイクの中でのさらにブレイクである。
これは、鋭い人は?と感じたはずである。主記憶という入れ物が小さいと、入らないのはわかるが、遅いとはどういうことか、と。計算機の速い遅いは、周波数に関するもののはずである、と。現代の計算機は、仮想記憶という記憶管理方式を用いていて、HDDをDRAMの延長として、仮想的に主記憶として用いられるようになっている。別に難しいことではない。ただ、HDDの転送速度と、DRAMの転送速度は、桁が違うので、HDD側に入ってしまった(HDDに追い出されたなどという)アプリは、起動に凄く時間がかかる。実行は、DRAM上に無いとできないので、そのアプリを、タスクバーで選択してアクティブにすると、OSはHDD側に追い出されていたそのアプリを、DRAM上にあって、実行されていないアプリと入れかえる。これに時間がかかるのである。この入れ替えが頻繁になると、すごく遅く感じるし、HDDがカシャカシャと忙しく動くようになる。アプリを色々入れた結果、そういう使い方になったらDRAMを増設しましょう。

あなたがCPUだとしよう。今、机に座って仕事をしている。そのためにデータが必要である。そのデータは、1mほど離れた資料棚に置いてある。机は小さいので、ノートの他に何もおくことはできないとする。あなたは資料を見る必要があるたびに資料棚へ立って見に行く。この場合、資料棚が主記憶、つまりDRAMである。ところで、机を少し大きくして、当面の資料程度は載るようにする。すると、多少の資料は手元にあるので、いちいち立って行く必要がなく、仕事がはかどる。この大きくした分の机が、cache memoryなのである。当面必要な資料というのは、一度、資料棚まで行ってとってきた書類である。キャッシュは、普通、128KB、512KBとか1MB程度である。その代わりDRAMに比べて速いSRAMなどを用いている。

 

さて、MPUというと、自作派ならずとも、気にするのが周波数である。一般ユーザは、IntelやAMDに踊らされているだけで、2GHzがほしいとか意味もわからず言う人は多い。まあ、普通の人は、500MHzも要らない。これを書いている居候のPCは120MHzに過ぎない。それでも余っている。この周波数はMPUの速度を表すと思っている人は多いだろうし、まあ、必ずしも間違いではないが、正解でもない。

周波数で、速度が比較できるのは、MPUの内部構造が完全に同じ場合だけである。エンジンの回転数が高い乗り物の方がスピードが速いだろうか? 自動車、2サイクルのオートバイ、4サイクルのオートバイ、タンカー、ジェット機のエンジン回転数と速度とは、それほど高い相関はない。MPUも同じようなものである。大昔は、MIPS、Million Instructions Per Secondという単位があった。今でも、時に用いられる。1秒間に何百万命令を実行できるかという単位である。ところが、コンピュータが違えば、当然命令の集合(命令セットという)が違う。A社の1MIPSのコンピュータはB社の2MIPSのコンピュータより遅いとは全然言えないのである。

たとえば、平方根の求め方を覚えているだろうか?手で計算すると結構面倒なステップを踏むはずである。1命令で平方根を求めることができるCPUがあったとする(そんなものは無いが)、でも、他のCPUでは、引き算、割り算などの簡単な命令を繰り返し、何命令をもかかって計算したとする。後者の場合、簡単な命令を組み合わせて平方根をもとめ、前者の場合、複雑な1命令で平方根を求めるのである。このように、命令(セット)は、設計者の意図によって異なる。簡単な命令は、簡単なだけに速く実行できる。だから、MIPS値は大きくできる。しかし、MIPSが大きくなっても、最終的な平方根を求めるという仕事が速いとは言えないことはすぐわかる。一方、複雑な命令は、実行に時間がかかる。つまりMIPSが大きくならない。でも、1命令で平方根が求められてしまうので、仕事が遅いとは言えない。すぐわかるように、MIPSは、周波数と関係がある。周波数が大きいMPUが小さいMPUより速いとは限らないのである。

こんなことがあるので、昔からMIPSは、異機種コンピュータの速度比較には、問題があったのである。ところで、最近のMPU、PentiumとかAthlonは、昔の簡単なCPUと違って、命令実行機をたとえば、4機などように複数持っている。このような形態をスーパー・スケーラsuper scalarと呼ぶ。つまり複数の命令を並列実行できるのである。さらに、いくつもの命令を、ベルトコンベアにながすように流れ作業にして実行できる。これを、スーパー・パイプラインsuper pipelineと呼ぶ。自動車の製造ラインを思い浮かべればよい。で、1工程、たとえば、エンジンを取り付けるなどの工程を、1周波で行うとしよう。周波数が大きい工場がより沢山の車を製造できるだろうか?違うにきまっている。このような、super scalar / super pipelineなどの複雑な構造になると、周波数と速度とは複雑な関係になる。

そんなわけで、このような作りの違いでも速度が違うので、周波数はあまりあてにはならない。同じ周波数でも、AthlonやPentium3の方がPentium4より速いわけは、このような作りの違いによる。P4は、構造を簡単にして周波数を上げはしたが、仕事が速いわけではないのである。

ocha.gifお茶ブレイク

作り

上では、作りといったが、専門用語では、アーキテクチャという、日本語にすると、作りとか、構造とかになる。もともと建築用語だからね。CPUの構造である。

平方根のところで話したが、命令の単位を簡単にしたアーキテクチャをリスク(危険の意味のリスクとは、アクセントが違う。が低く、スクが高い)RISCReduced Instruction Set Computerという。SUNのSparcや、DECのアルファ、最近では、Crusoeがそうである。これらの石(半導体のこと。半導体はシリコン、つまり石なので、専門家の間ではこう俗称される)は、簡単な命令を実行するよう設計されているので、周波数が稼げる。GHzを最初に達成したのはDECアルファである。

一方、Intelのx86アーキテクチャ(つまり、Pentium)であるCISC:Complex Instruction Set Computerは、複雑な命令setなので、周波数は稼げない。が、1つの命令で複雑なことを実行するので、仕事は速い。エンジンの回転数は遅いが、馬力はあるので歯車で倍率を稼いで、最終的な車輪の回転を速くするか、エンジンの回転数は速いが馬力がないので、歯車で倍率を稼がず、直に車輪を回すかの違いである。結局、最終の仕事は、車輪をどちらが速く回せるかで、車の速度(仕事)がきまるようなもので、周波数だけではどちらが速いとは全然言えないのである。Pentium4の同じラインで、2GHzと、1.2GHzなら、これは比較できるがね。

ocha.gifお茶ブレイク

MPUの本当の速度

なお、Pentiumは、CISCとはいえ、どんどんRISCのようになっている。それで周波数を稼いでいるのだ。MPUの速度比較は、結局は、何をやりたいかで計測する。ベンチマークといわれるもので、何をするかに従って、いろいろそろっている。ワープロとメールしかしない人が、3Dゲームのベンチマークの速いMPUを使っても資源の無駄使いをして地球を痛めているだけである。





177.痒いところに手が届くWindows制御関係ソフト     目 次 

http://www.sover.net/~whoi/WinUtils2.htmlに、いろいろ細かな制御、M/B情報を見るとか、HDDを診断するとか、実行時期を制御するとか、サスペンド、シャットダウン、パワーオフ、ログオフなどができるソフトがおいてある。これから暇を見つけて、少しずつ紹介てみようと思う。

CTBIOS ; マザーボードの情報を表示する。すべてのM/Bで有効なわけではない。
Data Advisor ;OnTrackのHDD診断ソフト
Delayer;実行を遅らせるソフト。スタートアップに入れて、実行に順序があるソフトを制御できる
Exits95/98 Exit;サスペンド、シャットダウン、パワーオフ、ログオフなどができる
FinalData ;削除してしまったファイルを復元する。日本語版FinalDataお験し版は、復元できないが、この英語版は3本まではできる。
Floppy Image ;FD用のイメージが作れる





178.Webのフレーム画面を普通の単一画面で見る     目 次 

見たいフレームの上で、右クリックすると、下のような図の窓が出る。中ほどにアドレス(URL; HTTP://.........)が表示されているので、これを左クリックしたままなぞって選択し、CTRL+Cでクリップボードにコピーし、ブラウザのURL記入窓の中で、CTRL+Vで貼り付ければ良い。下の窓は、キャンセルして終了する。

Frame1.jpg





179.ホームページのスクロールバーをカラフルにする方     目 次 

下記を、HTMLページの先頭</HEAD>の直前辺りに置いておく。

<style type="text/css">
BODY {scrollbar-arrow-color:#FFFF05;
scrollbar-base-color:#0349C2;
scrollbar-face-color:#0561FF;
scrollbar-highlight-color:#7FAEFF;
scrollbar-shadow-color:#002E7F;
scrollbar-track-color:#5C7EC2}
</style>

各ページのソースを、編集→ソースを表示でメモ帳に出し、上記の部分をコピーすれば数種の色が得られる。





180.PCカードで気をつけること     目 次 

PCカードには5Vのものと3.3Vのものがある。これはいいのであるが、PCカードを買おうとして、3.3V専用なんてかいてあると、一瞬、買う気を挫かれる。我がノートは20世紀のものだから、果たして大丈夫だろうかと。で、調べてみたら、案の定、大丈夫ではない

こういうことらしい。

 ・まず、ノートPCのPCカードスロットは、5V専用のスロットと、5V/3.3V両用のスロットがある
  ひょっとしたら、3.3V専用スロットというのもあるかも知れないがわからない。
  このスロット、どうも、PCMCIA2.1以上でないと、3.3Vには対応していない。
  で、3.3V専用カードは、5Vにも対応しているカードと形状が違うので、
  3.3Vに対応していないPCには、物理的にささらない。で、間違って3.3V専用カードを
  5V専用スロットに挿そうとしてもささらないから電気的に壊れることはない。
  無理やり挿しこんだら機械的に壊れるかもしれないが。欠けたりして。
  PCカードの穴を正面からみると、右側の長辺には段差がある(階段のようになっている)
  が、3.3V対応のカードは、これが浅い。高さの半分くらい。5Vにも対応しているカードは
  段差が大きい。
  無茶苦茶蛇足だけれど、5Vのカードを3.3V専用スロットに挿しこんでもこれは平気だよ。

 ・両電圧に対応しているPCカードスロットは、カードが挿されると、何V対応か調べて電圧をかける。
  ならば、全然大丈夫じゃないかと思うのだが、ここからがおかしい。

 ・ノートPCの中には、BIOSがいきなり、数秒間、最初5Vかけてしまうものがある。
  この場合、3.3vカードの中には数少ないが、壊れるものがある。大体、無線LANカードだ。
  アライドテレシス/コレガ(これは親子)、ROOTなどだそうである。
 ・これらの壊れるカードは、過電圧に対する保護回路がないものである。
  3.3V専用カードでもたいていは保護回路があるから大丈夫だそうだ。
  
 ・Windowsが起動してからなら、Windowsが電圧の面倒をみるので、問題はない。
  従って、PCカードを挿したまま電源を切り、再起動するなんてのが危ない。
  いうまでもないが、起動時はBIOSがPCの面倒を見ているのだから。
 ・直し方はBIOSのupdateしかない。ノートPCのメーカサイトにおいてある。
  上記、ROOTのサイトから。


ocha.gifお茶ブレイク
PCMCIA

Personal Computer Memory Card International Associationの頭文字語。PCカード規格なので、PCカードのことをこのように呼ぶことも多い。見てわかるように、PCM  CIAと区切るのではない。 PC MC IAである。またこの名称は、PCカードの規格が、メモリーカードの規格から始まったことを示している。その後、通信カードなど、さまざまな用途に広がっていった。この規格、PCMCIAという米国の協会のもののような名称だが、まあ、実際そうなのだが本家は日本である。本家というか元祖だね。JEIDA、電子工業振興協会、通称電子協という東京タワーの横にある機械振興会館の中にある業界団体というか、旧通産省の外郭団体というか、そこが作った規格である。正確にいえば、JEIDAを舞台にして、メーカ、大学が知恵を寄せ合って作ったのであるが。で、PCMCIAもこれは便利だということで、乗ったのでしょう。で、JEIDA規格を元にして、共同で「PC Card Standard」を作った。なぜか、日本でもPCカードのことを、JEIDAといわず、PCMCIAという。そんなに舶来がいいのかネエ?いまだと、舶来というより、空来なのだが。JEIDAは今は名称変えして、JEITA;電子情報技術産業協会となっている。





181.無線LANカードで気をつけること     目 次 

アクセスポイント(以後、AP)と無線LANカード(以後、NIC)は、同じメーカのものでないと、基本部分はつながってもWEPなどの暗号は使えないことがある。WEPにはWiFiという標準規格があるので、一応これに準拠していれば他メーカのアクセスポイントと、無線LANカードでも使えるらしいが、本当のところはやったことがないのでわからない。PC周辺技術なんてのは(好い加減)100だからやって見なきゃ信用ならない。

さて、ROOT Inc.という聞いたこともない会社のNICの新品が3480円で叩き売りされていた。まあ、ELECOM LANEED のAPも定価だと4万円近くするが、6000円くらいで叩き売りだから同じようなものである。ELECOMもひどいもので、前にも書いたが、添付CD−ROMのユーティリティは古くて使い物にならないし、HPからダウンロードしたものはバグって、ブルーパニックを起こす。仕方ないので、IEからAPに接続して設定している。APのデフォールトIPアドレスは、192.168.1.240だが、居候は、192.168.0.240にしている。別に深い理由はない。ただ、単にネットワークアドレスを最初、192.168.0.0にしたからに過ぎない。

さて、そのROOTの3.3V専用NIC。WEPも128bit1種しかサポートしていない。一応、WiFi対応とは書いてある。ところが、LANEEDのAPがWiFi対応ではない。当然につながらない。でも、信号的にはつながっている。ユーティリティで見てみるとそれがわかる。しかし、当然のことだが、パケットの中身は解読できないので、その先、何もできない。で、WEPははずして、平文での通信しかできない。

ただ、LANEEDのAPにはOptional 40bit WEPという面白い規格も実装されている。これは、WEPを使うNICとは40bitWEPで通信し、WEPを使わないNICとはWEPなしの平文で通信するというものだ。だが、これも独自規格なので、ROOTのWEPをはずしても、そのこと自体を認識できないらしくまるでダメ。WEPをかけている、かけていないという判断を何でしているのだろう?たとえば、そのために1bitをLANEEDの独自規格で使っているとすると、ROOTはそんなことは知ったことではないので、そのbitは、asis、つまり何がはいるかは、ありのまま、わからない。たまたまWEPは使っていないというbitが立っていれば、そのままつながるが、WEPを使っているというbitがたっていれば、解読しようとして失敗するだろう。そんなところだと思う。

このROOTのNICは、3.3V専用。過電圧保護回路なし、WEPは128bitのみという安普請だから、まあ、3480円は、安いというより、相応の価格だ。そもそも市販品ではなく、MISという街角無線LAN設置サービスとでもいうべき会社がその事業のために使っているものらしい。秋葉原というところは何でもあるところである。中身は、made in Koreaで、プリズムPrismのチップである。





182.IPルーティング     目 次 

IPルーティングというのは、1台のPCにNIC(イーサネットカードなどのネットワークアダプタ)を2器挿した場合、その2器のNICの間でIPパケットを中継すること。早い話、ルータである。

  PC2     PC3
  |       |
−−−−−−−−−−LAN1−−−−
     |
    PC1
     |
−−−−−−−−−−LAN2−−−−
  |
  PC4

このようにした場合、普通にTCP/IPをインストールすれば、

 ・PC1、PC2、PC3は、IP通信できる。
 ・PC1、PC4は、IP通信できる。
 ・LAN1とLAN2はIP通信できない。
 ・よって、PC2、PC3、とPC4は、IP通信できない。


なぜなら、PC1に刺さっている2枚のNICは、別にお互いが居ることをしっているわけではないから、通信しないからである。で、この2枚をつなぐには、それなりのソフトが要る。それが、WindowsNTでは、IP転送という機能であるし、WindowsXP、2000ではRouting and Remote Accessというサービスである。Windows9x系では?そんな機能はないんで、LAN1とLAN2は通信できない。もちろん、アプリレベルでは、やろうと思えばできる、いわゆるproxyというものである。proxyにはいろいろなものがあって、有名なものはWebProxyである。FTPだって、Telnetだってそういうものはある。

WindowsNTのIP転送機能は、ネットワークコンピュータのTCP/IP設定のタブの中にひっそりとあるので、そこにチェックを入れておけば良い。

WindowsXP、2000のRouting and Remote Accessは、管理ツールのサービスから、このサービスを有効にするだけである。いずれも簡単である。

ただ、これで、LAN1からLAN2(逆も)のPCがネットワークコンピュータ/マイネットワークで見えるかというと見えない。このネットワークコンピュータ/マイネットワークにファイル共有できるPCをずらりと並べるサービスをコンピュータ・ブラウジングというが、このサービス、ブロードキャストで行われている。ところが、ブロードキャストはルータ(上のサービスは、ルータ・サービスである)を越えないから、ネットワークを越えるコンピュータ・ブラウジングはできないのである。NT系OSで、ドメインを組めばできるけどね。家庭でそんなことはしない、フツー。





183.Windows9xと、WindowsNT系OSのネットワーク共有 Windows98 Windows2000 WindowsXP   目 次 

Windowsのネットワークは本当に脆弱で、いい加減に作ってあるので、世界中のユーザが迷惑している。色々なトラブル解決は、ネットワークの小部屋を見ていただくとして、簡単なトラブルに、Windows9x系からWindowsNT系が共有できないというものがある。

011d.gifコーヒブレイク
Windows9x系OSと、WindowsNT系OS

WindowsNT系のOS;WindowsNT 3.x, WindowsNT4.0, Windows2000, WindowsXP、および、XP以降のすべてのWindows
Windows9x系のOS;Windows95, Windows95 OSR1.0, Windows95 OSR2.x, Windows98, Windows98SE, WindowsMe。

Windows9x系OSは、2000年発売のMeが最後である。以降は、NT系しか開発されない。元々、Windowsは、ゲイツがAppleのMac(これも、Altoマシンのパクリ)を見て驚嘆し、それを真似たものであり、80年代に開発が始まった。Windows3.x以前の時代には、MPUも、ビデオカードも遅かったので、絵を出すには無理があり、いつまで待っても画面が現れず、Windoze(doze;居眠りする)と揶揄された代物である。これは、DOSの上に、GUIという絵とマウスでPCを使う機能を被せたもので、カーネルはDOSそのものであった。

Windows95で、ネットワークがOSレベルに組み込まれ、漸くUnixの足元にたどり着いたが、Windowsは、「無理偏に無理と書く」とでも言える位の無理がたたって、バグの中に多少動くコードがある代物と揶揄されている。こんないい加減なものは普通PL訴訟(製造物責任訴訟)の対象になるのだが、独占のおかげで生き延びているという代物なので、企業OSとしてはとても使えない(米国司法界の小ズルイ所は、「GM;GeneralMotorsに良いことは米国にいいことだ(米国が儲かりさえすれば、何をしても良い)」という論理の、GMをMSに置き換え、世界中の誰がみても独占状態のWindowsに独占禁止法を適用せず、和議にしてしまった事である)。

それで、MSは企業にWindowsを買ってもらうべく、もうチョイましなものを作ろうと思って、今はコンパックに吸収されてしまったDECのカトラーを招いてWindowsNT(NewTechnology)を新たにスクラッチから開発した。カトラーは、DECのVAX11の為に作ったUnix類似のOS、VMSの開発に関わっていたから、NTのアーキテクチャは、当然、Unix類似になる。アーキテクチャというのは精神だから、コードがUnixのように頑健であるという保証はない。で、色々とトラブルが多いわけである。WindowsNTは、いきなり、WindowsNT3.0から始まっていて、WindowsNT1.0などが無い。WindowsNTは、元々はIBMの下請けで作っていたOS/2なのであって、OS/2で2.xまでは作っていたからである。が、IBMと喧嘩別れして、WindowsNTと名を変えた。それで、3から始まっているのである。IBMはOS/2を自社開発に移行し、山口智子をTVコマーシャルに使ってキャンペーンしていたことは、まだ記憶されている人もおおいだろう。

Windows95がChicagoという開発ネームで呼ばれていたころから、次は、もうチョイましなNTに統合だと言っていたはずだが、遅れに遅れて、97ならぬ98になり(この好機を逸さずNECは、PC-98アーキテクチャを事実上捨て、自社アーキを捨てたという不名誉を目立たぬよう糊塗して、IBM-PC/ATアーキテクチャに乗り換えた。PC-98という名前を捨てても、Win98ですと言っていれば、普通の人にはわからない。為にユーザは、PC-98とWin98を混同して、NECのマシンは本当は何なのかが分からなくなった)、更に98SEになり、さらにMeになってしまった。Meと2000は、2000年に出ている。Windowsの命名法から行けば、本来、WindowsNT→WindowsMe、Windows95→Windows98→Windows2000なのだが、この辺で統合計画がやっと実現できそうになったからなのだろう、わざとユーザを混乱させて、その隙に統合してしまおうという意図なのだろうか、この名前を襷がけにしてしまった。案の上、ユーザは混乱して、2000もMeも意味がわからなくなってしまった。PC-98といい、WinMe/2000といい、コンピュータ業界という所は、誠意の無いアザトイ業界である。


WindowsNTは、アクセス管理を行っている。「アクセス」とは、「コンピュータに近づく=コンピュータを使う」ということである。つまり、使う権利のある人と、無い人を峻別する管理を行うということでユーザ名、パスワードを入れないと使えない。

Windows9xからWindowsNT系OSにアクセスすると、最初にこのログイン(MS用語では、ログオン)手続きを行わないと使えない。WindowsNT系では、単独で使う場合でも、基本的にはそうなっているね。2000からは、Windows9xユーザが戸惑わないように、スキップすることもできるようにはなっているが。しかし、ネットワークからのアクセスは、誰が使っているか見えないので、こんなスキップは極めて危険である。もし、LANがファイアウォールも無しにADSLなどでインターネットに直結していれば、そのPCのドライブは、世界に開放されているかもしれない。似たようなことがCATVインターネットや、マンションLANではかって起きている。

そのため、ネットワークアクセスでは、ほぼ、必ずアクセス制御がなされる(Guestで逃げられるが)。Windows9xでは、そんなことはしていないので危なくてしかたない。さて、ここからが本番なのだが、このアクセス制御の為に、Windows9xからWindowsNT系のファイルが共有できない事故が起きる。

そんな時は、WindowsNT系に作ってあるアカウント名/パスワードと同じ、ユーザ名/パスワードをWindows9xにも作る。Windows9xではそのユーザ名とパスワードで起動時にログオンする。そうすると、Windows9xから、WindowsNT系にネットワークファイル共有のアクセスをした場合、リソースIPCという機能が働いて、そのユーザ名とパスワードがWindows9xからWindowsNTに渡され、ログオンが行われる。それで、ファイルやプリンタ共有ができるようになるのである。


IPCは、interProcessCommunicationの略で、プロセス間通信である。interというのはInterNationalのinter、国家間の「間」である。国家間=国際だね。processは、起動しているプログラムだと思えば良い。リソースとは、資源と訳される。コンピュータ資源は色々あるが、ここではファイルとプリンタのことだ。つまり、ファイルを共有するためには、Windows9xのネットワークコンピュータと呼ばれる機能を担当するプログラムと、同じくWindowsNT系のプログラムが、

Win9x;「もしもし、私の名前はxxで、パスワードはyyだが、おまえさんのC:\フォルダを使わせてもらえないかね」
WinNT;「ああ、君か、君なら、使っていいよ」

という通信をしているのである。これがリソースIPCと呼ばれる通信である。このとき、Win9x側で起動時に、WinNT側にユーザ登録(アカウント)していないユーザ名や、異なったパスワードでログオンすると、NTは

 WinNT;「君には使わせてあげられない」(アカウントが存在しない)
とか
  WinNT;「パスワードを入れな」(異なるパスワード)
とか、言ってくる。

具体的な手順は、
ここでも見てネ(手抜き^^;;);
「【WIN2000】Windows2000はWin95/98/Meから愛されない?」

注意;
Windows NT系では、12文字を超える共有名、日本語の共有名も、問題を起こす場合がある。一般に、共有名/フォルダ名/ファイル名などは、「My Documents」、「Program Files」のようなくだらないことはしないで、「mydocument」、「program」のように簡単にしておいたほうが良い。CD-Rに焼くときも特殊記号や、字数には注意なのだから






184.家庭PCの安全性チェック     目 次 

スパイウェア駆除;ad-aware
インターネットをやっていると、結構、スパイウェアに侵入されている。これで時々チェックしたほうが良い。致命的に悪いことはしないが、プライバシ情報を知らぬ間に吸い取られるのは気持ちが悪い。
スパイウェアの駆除; ad-aware
インストール&使い方

ウィルスはたいていは、致命的な悪さをする。
ウィルス駆除ソフトを持っていない時に、ウィルスに感染したかも知れないと感じたときには、ひとまず下記サイトでチェックとファイルの削除はできる。「駆除はできない」と書いてあるが、ウィルスが単体でファイルになっている時には削除できるが、何か他のファイル、例えば、Wordなどに寄生しているときには、その部分だけを削除することはできないという意味だろう。

インターネットでウィルスチェック

ただ、通信を妨害するウィルスにかかった場合は、これではどうしようもない。





185.ピア・ツー・ピアとは何か     目 次     peer to peer P2P WinMX

peerとは仲間ということである。peer to peerは仲間から仲間へということで、対等通信のことである。2はtoと同じ発音なので、代用される。4がforで代用されるのと同じである。さて、電話は典型的なP2P通信である。勿論、P2Pはインターネット上での通信にたいしてつけられた名前であるが。対等通信であるから一つのソフトが、サーバとクライアントの両方の機能を持っている。CHATは典型的な本物のP2Pソフトである。

インターネットにおけるファイル共有の方法;あるいはPeer-to-Peer NW項目のBearShareはもはや時代遅れでいまやWinMXの時代である。使い方はすばらしく簡単になっている。

ただ、P2Pは、音楽ファイルの交換に使われるのが主目的になっているので、音楽業界との軋轢が絶えない。Napsterは、ユーザ同士の交換そのものはP2Pであるが、どこに何があるのかの検索は、Napsterのサーバのデータベース−−Googleのような検索エンジンだと思えばよい−−が行ったために、音楽業界としては攻め立てる対象がここにあったので、これを攻めて事実上潰してしまった。その後に出てきたのが、企業という攻める対象がないP2Pである。大きな1社は攻めたてられるが、何百万、何千万という個人では攻めたてられない。

011d.gifコーヒブレイク
何百万、何千万という個人では攻めたてられない
罪を犯せば自動的に裁判だと我々善良なる市民は思うのであるが、これがそうではない。検察のサジ加減一つである。裁判所は起訴されてきたものを有罪か無罪かと判断する機構である。しかし、起訴、文字通り、訴えを起こすのは検察なので、検察が起訴しなければ、有罪もへったくれもない。検察官というものには数に限りがあるので、全犯罪を起訴するには人手がたりない。で、起訴猶予にしてしまうのである。何だったか忘れたが、例えば選挙違反のように山のように犯人が出ると、面倒なので、全部、起訴猶予である。


が、日本では世界に先駆けて、WinMXのようなもので、著作権保護物を交信可能状態に置いただけで著作権違反で、逮捕されるという、とんでもない法律を作ってしまった。まったく、官僚とか政治家という連中はアホで、業界からちょっと圧力がかかると良く考えもせずに--というか、考えても理解不能なので--こういう法律を作ってしまう。Napsterを潰してしまうほど音楽業界がうるさい米国でさえ、こんな法律は作っていない。この法律は、上記コーヒーブレイクを読めばわかるが、極めて不公平、恣意的な適用が最初から期待されている、法理念から考えれば、あってはならない法律なのである。神奈川県警のようなヨタッた警察が、適当に恣意的に誰か2、3人を挙げて成績を上げるための法律なのである。深夜、県内を走りまくっている暴走族のような厄介なものは野放しにして、朝、駅前で旦那を送ってきた嫁さんの車を停車違反であげて、何千円かのボーナスを稼ぐことしか能のない警察を喜ばせるだけである。

したがって、WinMXを使って、音楽を送信する時はこの新法で著作権に触れないよう−−受信に関しては新法でも何も規定していない−−注意しよう。著作権は、作詞、作曲、演奏に発生し、著者没後50年間有効である。

著作権については、こちら






186.USBに挿してファイルを暗号化する機器     目 次     PCkey-1/USB I-O DATA

pckey.jpg USBポートに親指程の機器を指し、同梱の暗号化ソフトをPCにインストールして置けば、ファイルやフォルダの暗号化/復号化がリアルタイムでできるという、コンセプトは便利な機器がある。USBに挿すフラッシュメモリがあるが、丁度あれと同じ程度の大きさだ。これ、相当以前からあったのだが、秋葉原で例によって500円で叩き売りされていたので、どんなものかと買いこんできた。

箱には、Windows98/Me用と書いてある。
ハードの必要仕様は書いてないが、マニュアルには、

MMX Pentium 200MHz以上、
DRAM;64MB以上
とある。

手持ちの
MPU; MMX Pentium 133MHz
DRAM; 32MB
で、
ファイル総サイズ;200MB
ファイル数;2000
を暗号化するのに20分かかった。

100KB程度のファイルを復号化する時間は、気にならない。アプリが立ちあがる時間に隠れてしまう程度のものである。とても軽い。上記から計算すると、1ファイル、100KBの暗号化に0.6秒である。復号も同じ程度だろう。つまり、たくさんのファイルは、一度多少時間をかけて暗号化しておけば、ファイルを一つずつ開いて見る時には時間を気にせず復号化できるということである。

ファイルの暗号化、フォルダ/ドライブの暗号化ができると書いてあるが、後者は、期待するものではない。フォルダの中のファイルを1操作でまとめて暗号化できるということにすぎない。空のフォルダを暗号化して、そこにファイルをD&Dで移動しても暗号化できるという使い方はできる。なお、暗号化といっても、ファイル/フォルダ名はそのままだ。暗号化するつもりのファイルやフォルダは、中身だけじゃなく存在を知られてもまずいものがあるので、最初からそのつもりで名前を決めておかなければ、意味のない場合がある。「給与明細.txt」などはダメである。フォルダーを暗号化して、開けないようにしてくれれば、こんなことは気にしなくてよくなる。これが「フォルダーの暗号化」に期待するものである。が、これはファイルシステムを触ることになるので、怖くて、あるいは面倒なのでできないのだろう。方法は簡単で、ファイルシステムのデレクトリ名がHDDの物理アドレスを指す部分を他に記憶し、0クリアか、1クリアしてしまえばいいだけである。まあ、これに関わって、あと色々触るところはあるだろうが。

使った結果は、推奨仕様より劣るノートPCであったにもかかわらず、結構、軽く、便利であった。
でも、この機器が壊れたらファイルを読めなくなる。必ずバックアップを取るか(となると、その置き場が問題)、このPCKeyを2つ、3つ買いこんでおく必要がある。


叩き売りのわけは分かった。こんな程度の機器にしては、マニュアルが余りに煩雑なのである。どういう意味であれ、100ページのマニュアルは、丁寧というよりもアホという気がする。読む気にもなれない。帰りの電車の中が、どうせ暇なので、一応は読んだんだけれど。こんな分厚いもの、普通は読まないよ。

WindowsのNTFSは、アクセスは制限はできるが、ファイルが暗号化されているわけではないので、ファイルシステムのプログラムが書ける人には幾らでも読めてしまう。そんなわけで、暗号化はいいことなのだが、上のハードの仕様を見ただけでインストールする気がしなくなってしまう。相当にCPUパワーとメモリーを使うように見えるからだ。居候など、幾ら、2GHz/256MBの環境でも使う気にならないのだが、実際やってみると、非常に軽い。

どのようにして使うのかもマニュアルを流し読みしただけでは、非常に分かりにくい。じゃあ、丁寧に読もうと思って読み始めても、書き方が煩雑で読む気力が挫かれ嫌になってしまう。これじゃ、普通の人達は使わないだろう。これに似た金庫ソフトが、シェアウェアである。名前の通り、金庫のメタファで作られている。早い話、金庫となるフォルダーがあり、そのショートカットが金庫のアイコンになっていて、パスワードを入れると暗号が解かれて扉が開き、閉めると暗号化されるというものだ。この仕組みは、簡単で、暗号化されたファイルを入れるフォルダーと、復号化(暗号を解かれた)されたファイルを入れるフォルダの間で、ファイルを暗号化したり、復号化したりして移動しているだけである。

従って、大きなファイルだと、非常に時間がかかるし、HDDも一時的にではあり、ファイルの大きさの2倍の容量が要る。だから、CD-ROMや、DVD-ROMのmpgファイルを暗号化して、HDDにコピーするような使い方には向かない。あくまで、数百KB程度のファイルを数個、というような使い方になる。

で、このPCKey1/USBに期待したのであるが、MP3ファイルで確認すると、このようなストリーミングファイルでは、実時間で一部づつ復号化しながら再生している。従って、一旦復号化するまでまつ必要は無かった。暗号化している場合と、暗号化していない場合とでは、同じ起動時間であった。ただ、MPUパワーが足りないと、復号と再生を同時に行うため、音跳びが起きる。mpgなら、画面が跳ぶだろう。

MPG2の場合
MPG2のDVDをこれで暗号化してHDDに入れておき、復号しながら再生するとどうなるかであるが、少し計算してみる;
VGA;640x480程度の画面とし、2byteカラーとする。TVは30フレーム/秒だから1秒分の情報量は;

640x480x2x30=18MB

100KBの復号に0.6秒かかるのだから、
1秒分の復号にかかる時間は、

 18000x0.6/100=108秒

なので、MMX 133MHzではお話にならない。

では、Pentium 4/2GHz を使えばどうだろう?MMX 133MHzのアーキテクチャに比して(MPUの周波数だけではなく、総合的能力比較)、Legacy Pentium200MHz vs. Celeron450MHzから考えても、多分100倍程度の能力差がある。 それでも、1秒分の復号に1秒程度かかるので、この復号のためだけに全時間をとられてしまう。mpgの復号をハードで行ったとしても、相当フレーム落ちが起きるだろうと思う。

MP3の場合
192kbps(Kilo bit per second)でエンコードしてあるとしよう。CD-DA(普通の音楽CD)は、150KB(Kilo Byte)/秒である。これは、150x8=1200Kbpsである。つまり192Kbpsとは、約1/6に圧縮した程度である。これは、かなり良い音質であるということである。

さて、mpg2の場合と同様に計算すると、1秒分の情報量は、192/8KB=24KBにすぎない(1B=8bit)。この復号にかかる時間は、

 24x0.6/100=0.144秒

である。1秒分の復号に0.144秒かかる。これは、192kbpsのMP3をギリギリの能力で再生しているMMX133MHz(デスクトップなら多少の余裕があるが、ノートではチップセットが遅いなど色々な制約がある)にとっては、かなり厳しい。暗号化していないMP3を再生していてさえ、マウスに触ると音跳びが起きている。案の定、音跳びが起きて、鑑賞には堪えない。多分、Celeron 300A MHzのPCなら大丈夫だろう。

なお、暗号化は添付のソフトが行う。認証は、パスワードと、このUSBに挿すハードで二重に行うので安全という、認証に力点が置かれたソフトで、使いやすさに力点が置かれたものではない。金庫のように、鍵と、ダイアル(パスワード)の二重になっているのである。一般の家庭や職場なら、別にそんなすごいクラッカーが傍らにいるわけではないのだから、使いやすさに力点を置いてほしかった。例えば、最初にパスワードをこのUSB機器に設定したら、これを挿せば暗号化/復号化が自動で行われ、はずせばできない程度。マニュアル1ページなんてね。

追加情報;

1. これが使いにくいことは上に書いたが、フォルダーごと暗号化できると、書いてあるのにその方法がわかりにくい。運用ソフトを起動すると、「右クリックメニューを入れる」とかいうチェック項目がさりげなくあるから、これをチェックしておく。そして、フォルダを右クリックして、「暗号化リストに追加する」を選択すると、フォルダが暗号化される。正確には、フォルダの暗号化ではなく、その中のファイルが暗号化されるのだ。その中に沢山のファイルが入っていると、その暗号化が始まるが、これが何のメッセージもださずにやっている。

それで、すごくPCの動きが重くなるし、タスクトレーのPC−Keyのアイコンをクリックしてもそれまで出ていたメニューが出なくなる。この場合、ファイルの暗号化が終わるまでほっておく。それに気づかず、例によって、Windowsの業病であるフリーズかと思って、Ctrl+Alt+Delで、PC-Keyを終了してしまったら、フォルダの中の大量のファイルが壊れてしまい開けなくなった。で、またオリジナルからコピーしなおし、数時間の無駄。

2. 大量に、例えば、数十MB以上、暗号化したファイルがHDDにあると、このキーを指し、ID、パスワードを入れると、それらのファイルにアクセスしていないのに、復号がバックグラウンドで始まるので、カーソルが動かなくなるくらい重くなって使い物にならない。HDDからの読みこみがネックになるだろうから、MPUが速くてもこれは多分解決されない。ノートでは、使い物にならない。

メモ帳で書いた日記に使う程度だね。



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