書籍『今日からPerl/CGIプログラマー』〜Windowsで自宅サーバ〜
2003年2月5日刊行/A5版448ページ/2300円


雑誌連載原稿の4倍の分量になり、分厚い書籍になりました!

連載時のスクリプトが元になっていますが、書籍のスクリプトは、ほぼ全面的に
みやすいように直してあります。
学習するには、みやすいスクリプトを自分なりに改造していゆくのが一番です。

初心者の人向けに書いたので、書店で手にとってつかぁさい。
てか、買え!オラオラ〜ッ!です。宜しくお願い致します。

いまだに「CGI=掲示板」だと思ってますか?!
Perl/CGIで、パーソナルアプリを作ると生活が変わります。

この情報量
新しいスクリプト
文字制限をとっぱらい、辻豊史が、スクリプター魂を全開にして、 全ソース、全記事、完全リニューアル!
だれでもたった今から、Perlプログラマー。
文法は詳しくはインターネットに任せ、リンク集を充実。
スクリプトの掲載と解説が中心。

インストールを詳細に解説
連載では、文字数の制限から詳しく書けなかったインストールを詳しく記載。
モジュールのインストールに関しても、第9章に。

日本語処理が判る
jcode.plだけでは解決できない「日本語」の問題。
実験スクリプトと詳しい解説により、Perlでの「日本語」の動作を納得。

こんなCGI見たことない
 
「ローカルサーバで動くパーソナルアプリとしてのPerlスクリプト」を中心に
既に運営している掲示板に応用したら超・便利になった
 
「応用すれば、ネットで手に入れたフリースクリプトを便利に改造できる」
そのまま「動く」ソースだけを掲載
 
スクリプト・スクリプト・スクリプト!〜総てここにある。
スクリプトを改造してゆく実地の過程をみることで(第4章前半)、 いままでいまいちPerlがわからなかったユーザーも納得。


全448ページ・定価2300円

『今日からPerl/CGIプログラマー』
〜Windowsで自宅サーバ〜 辻豊史
■目次
はじめに
目次
第1章 インストールと設定
  1・Perlとは?
  2・用意するもの
  3・JperlとAN HTTP Serverは、「完全日本語対応」だ
  4・Perl、Jperlの入手とインストール
  5・Perlのインストール(最新の「Active Perl」+「jcode.pl」)
  6・Apache for Win32の入手とインストール
  7・AN HTTP Serverの入手とインストール
  8・エディタの用意
  9・CGIを動作させてみる「おみくじCGI」
   〜ApacheとAN HTTP Serverを1台のマシンで使い分ける〜
  
  
第2章 外部に公開する
  ●公開するとは?
  ● IPアドレスの知識・グローバルIPって?
  ●モデムとwebサーバの設定
  ●公開
  
第3章 Perlの文法と学習方法
  ●HTMLについて
  ●Perl文法概要
  ●Perlで日本語を扱う注意点
  ●Perlの情報サイト(リンク集)
  
第4章 スクリプト遍●CGIの入門
  0・はじめに
  1・デジカメ写真の配布・A4に8枚づつ印刷・1
   〜「system」文でぐーたらスクリプト〜
  2・デジカメ写真の配布・A4に8枚づつ印刷・2
   〜よりPerlらしく改造〜
  3・デジカメ写真の配布・A4に8枚づつ印刷・3
   〜DOSコマンド命令を使わずに、「foreach」と「sort」〜
  4・指定フォルダ以下の画像ファイルを自動リネーム
   〜どこまでもフォルダを降りる。再帰的プログラミング〜
  5・ベタ打ちテキストを脚本の形にインデント・1
   〜テキスト処理の実際〜
  6・GIF画像でグラフを作る
   〜バイナリ・ファイルを出力する〜
  7・GIF画像をブラウザに出力させ、色を変えてみる
   〜ブラウザから変数を制御〜
  8・パスワードを限定的に公開?!
   〜クッキーを使用する〜
  
第5章 スクリプト遍●応用
  0・はじめに
  1・HDDの全jpgを表示させてみる → 超パワーアップ!
   〜スライドショーCGI〜
  2・ギコ猫アタッカー!
   〜『リアルタイム・アクションゲーム』を作る〜
  3・HTMLと画像の暗号・復元化キット
   〜ブラウザからHTMLと張られた画像を簡単復元〜
  4・ベタ打ちテキストを脚本の形にインデント・2(CGIバージョン)New!
   〜Jperlを使わずに複雑な日本語処理をする〜
  
第6章 スクリプト遍●携帯電話と連携
  0・はじめに
  1・『携帯電話でウハウハデータベース』
   〜携帯メモ(掲示板の手法)〜
  2・休日はいつ? カレンダーの奥深さ
   〜曜日・祝日を計算〜 
  3・便利だな?!スケジュール帳 ……下記「4」で携帯電話と連携
   〜PCスケジュール〜
  4・『トドの秘書イラズ』
   〜スケジュール予定時間に携帯メールを通知〜
  
第7章 スクリプト遍●テキストビューワ
  0・はじめに
  1・『テキスト縦書きビューワ(簡易版)』
   〜縦書き。やっぱ日本人はコレでしょ。〜
  2・『テキスト縦書きビューワ(ぽろん)』
   〜縦書き。文句は言わせない〜
  
  
第8章 スクリプト遍●その他の小ネタ
  0・はじめに
  1・Yahooニュースをゲット
   〜日々のニュース・タイトルとキーワードの記事を自動保存。〜
  2・Google風味。スキャン資料検索システム
   〜スキャナとOCRソフトで資料活用〜
  3・『googleに自動リンク』
   〜テキスト、BBSを直接クリックで検索〜
  
第9章 オブジェクト指向とモジュールについて
  ●オブジェクト指向とは?
  ●オブジェクト指向のモジュールを使う
  ●IPが変わったら、携帯電話に通知
   自宅マシンサーバ化計画。
  
●〜さいごに〜

〜本書より〜

はじめに
〜今までにないPerl/CGI解説本〜

口を酸っぱくして言って来た。でも、まだ判っていない人がいる。

windows環境で、Perl+webサーバは、無料でインストールでき、この環境があれば、自作Perlスクリプトを、ブラウザ越しに、簡単に操作することができる。

あなたは、今すぐ、Perlプログラマーになれる。では、そうすることのメリットは?


●本書について

本書は、月刊『I/O』で、19ケ月に亙り連載した、「今日からPerlプログラマー」「今日からCGIプログラマー」を元に、大幅に加筆・訂正を加えたもの。正確には、まるで違うものに生まれ変わった。いや、まったく。

連載では、A5版の『I/O』わずか1ページ程度のソース(スクリプト)で、どこまでできるかに挑戦した。どこまで……とは、「有用で、しかもそのまま動くCGI(プログラム)を提供」するという、意義のある暴挙のことである。

本書では、各ソースを多少追加し、機能を強化したものを解説した。雑誌に掲載できなかったスクリプトも収録。

「今からPerlを触る初心者の速習本」として、この上ないものになったように思う。


●スゴイPerl

その昔、sed、awkの強化版のように思われていたPerlは、ここ数年で、一つのプログラム言語として、自信と輝きに満ちあふれ、比類なき言語として、日々、発展をやめようとしない。そう! Perlに、今日のような大きな可能性が秘められていたことを、当初、誰が予測したろうか?

Perlは、その気になれば、メーラーも作れる、GUIアプリケーション、DBアプリケーションも組める。いや、それも、いとも簡単に、だ。さらに、Perlで、各種サーバを自作スクリプトで作成してしまうことすら、たやすいことだろう。Perlは、使える人に取っては、スゴイ言語になってしまったのだ。

スゴくて、しかも簡単なPerlであるが、それは、モジュールと呼ばれる他人の作ったサブルーチンを利用する手法のことだ。

本書は、できるだけ、そうした手法を避ける。自分でスクリプトが組めるようになった上で、やっと、適材適所に、モジュール利用ができるってもんだろう。

その昔。まだパソコンがネットワークにつながっていなかった時代。主に、Perlは、自分だけのために、ちょっとしたことに使われていた。

あのライトな感覚で使うPerlの可能性を、もう一度、復権したい。今なら、あのころと違い、マウス操作で、お気軽感覚で使えるのだ(ブラウザ+Perlのこと)。これは、初心者にうってつけだ。

夜中に暗いDOS画面を見つめてデバッグしながらすすり泣く時代はもう終わった。これからのデバッグは、ブラウザ上、総天然色だ!

「Perlってなにができるの?」「メーラーを作れる」。って、これ聞いて、嬉しくなるのは、すでにプログラムが書ける便利さを知っている読者だろう。「アウトルック」や「電信八号」があれば、メーラーを自作するメリットが思いつかない。

「Perlってなにができるの?」「CGI。ホラ、掲示板とか」。って、これ聞いて、Perlが勉強したくなるだろうか?

じゃあ、Perlって、なにができるの?

本書では、スゴイPerlの、「細かいしのごの」ではなく、Perlが使えると、どんな楽しい世界が待っているか、その魅力を、夢を−−、読者と分かち合いたい。


●Perlで遊ぼう

目次を見て戴きたい。風変わりなスクリプトがずらりと並ぶ。Perl=CGI=掲示板の概念を打ち破れたことと思う。読者が、こうしたスクリプトを自由に作れるようになるのが本書の目的である。

しかし、"1+1の算数"から解説したようなPerl本にはしたくなかった。なぜなら、インターネットの情報で、たいていのことが判ってしまうからだ。だから、本書では、整理して文法を鳥瞰しつつ、むしろ、インターネットによる独習の手引きを掲載した。

まずは、窓を明けて、Perlで遊ぼう!

そして、中級を目指す読者のため、避けて通れないモジュールの使い方などにも、少し触れたので、Perlで遊べるようになったら、さらなるPerlの高みを、どこまで究めるかは、だれほかならぬ、あなた次第なのである。Perlへの、終点のない道は、遠く遠く、どこまでも広く開かれている。

本書+インターネットの情報で、あなたも「今日からPerlプログラマー」だ。


●これからのPerlは、GUIアプリ「の・ようなもの」

本書の重要なコンセプトだ。

Perlというと、
「ア)CUI=ローカルで動くキーボード操作だけのプログラム」か、
「イ)インターネットCGI=サーバで動くブラウザ経由のGUI(?)」
だと思われてきた。それとも、もっとマニアックなものとか。

こうした、コチコチ頭でいっぱいの世の風潮を打破すべく、
「ウ)ローカルサーバで動く俺さま天国」
としてのPerlをここに宣言したい。

これは、いったいどういうことか? 急いで、以下の解説を見よう。



●webサーバ+Perlで広がる、パーソナルアプリ・ツールの世界

Unixサーバじゃない。その辺のwindowsマシンがあれば、自由自在にプログラムが、誰でも組める。

本書に収録したのは、サーバ+Perl=CGIという発想とは、一味違うCGIソースばかりだ。サーバをもっと、ライトに、俺さま天国(パーソナル)なものとして利用する。

「もっと違うCGIの形があってもいいんじゃないか?」

Perlに初めて触る読者のために、Perlのインストールと共に、windowsへのwebサーバのインストールも詳述した。

本書をヒントに、「CGI=掲示板」以外の、身近でパーソナルなアプリケーションとしてのPerl/CGIの可能性を感じて欲しい。

もちろん、といって、プロバイダのサーバに、掲示板を設置したい読者にも、本書は最高に有用だ。なぜなら、どこかのサイトで、フリーウェアの掲示板スクリプトをゲットしたら、さっそく本書のスクリプトを応用して、いくらでもオモシロ便利に改造できるからだ。


●「動く」ソースを

「サンプルソースなので組みこんで応用して下さい」と謳った中級者向けの書籍には、素晴らしいものが多い。しかし、本書は、初心者ユーザーのことを考え、ともかく、それ単体で動く状態のソースを掲載するよう努めた。

本書のソースは、ネットからもダウンロードできる(サイト「今日からPerl/CGIプログラマー」 http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/6103/ )ので、まずは動かしてみて、ソースを理解し、改造・応用すれば、いつの間にか、Perlが自然と身につくという寸法だ。


・サイト「今日からPerl/CGIのページ」


●スクリプトの方針(コンセプト)

世のPerl/CGI本には、本書のようなコンセプトの本は、今のところ、全く見当たらない。皆無である。

使って楽しいスクリプトを作りながら、Perlを覚える。これだけである。

なぜ、これまで、このような書籍がなかったのか? むずかしいことを知っているPerl使いたちの書いたPerl/CGI本は、なぜか未だに、掲示板やカウンターのことばかり。なんで〜ん??

あなたは、掲示板のソースでPerlを覚えたいだろうか? そうでないなら、本書は、まさに読者の力になるだろう。


●発想の転換

「プログラムは使うだけ」だとしても、生きて行くのに困らない。困らないが、Perlでちょいちょいとスクリプトを組むと、PCがむちゃくちゃ便利になるし、生活も豊かになる。

まだ、プログラムを全く知らないなら、一度くらい、この世界を覗いておいて、ソンはない。むしろ、得ばかりである。

プログラムは、手になじむ、便利な道具であり、ホビー(遊び)の一種であり、淋しい時の慰みですらある(おい)。

プログラミングの中でも、殊に、Perlプログラミングが楽しいのは、発想の転換をすることで、いくらでも工夫できる、融通の効く言語だからだ。自分で作るのも良いが、他人のソースを改造して、より楽しくするのにPerlほど適した言語も珍しい。

もちろん、他の言語でも、条件は似ている筈なのだが、なぜか、Perlには、他人のソースを見ただけで、ウキウキさせるところがある。「ここはこうしたのか」。「なるほど、ウマイ手を考えたな」。Perlのソースを見るのは、それを書いた作者と会話しているようなものだ。

プログラムを知らなくても。Perlを知らなくても。理屈はともかく、まずは、覗いて見よう。

やわらかな風で、ほほをなでるような、ウキウキするPerlという言語は、きっと、みなさんの気に入るはずである。

いざ、Perlの世界へ−−!