or GUILTY.兎紗の愛するもの。 兎紗を愛してくれたあのヒト。 それだけの為に生きていく事を決めたあの時から、兎紗はアナタのモノになったの。 そしてアナタも兎紗のモノになった…そう言ってくれた事を心の底から信じていたから今まで頑張れたのだけれど…。今更何を言おうとも 伝わらないから…。誰の書いた詩も、誰の書いた絵も、何一つアナタには兎紗の気持ちを伝える事ができない事は兎紗が一番わかってい る。 ただの白い塊…抜け殻をいつまでも抱いていたのは兎紗で、アナタはそっと別れを告げて消えていってしまったから…。 そうする事でアナタは兎紗から解き放たれると思っていたから。 『花水木』を歌った…ね。でも、心の中には『7-seven-』が、『I'll』が渦巻いていて、あなたの気持ちになればなるほど、『JEALOUS』が聞 こえてくる。周りの人間に慰めの言葉をかけられれば、『SEPIA』が響きだす…。 信じるものを間違えて…アレだけの時間を無駄にした…何一つ伝える事はできなかったけれど一方的に信じる事だけは、なぜかできた。 どうして待っていてくれてるなんて楽観主義者もいいところの思想を兎紗は抱いていたんだろう…。夏のあの日に…別れを告げる言葉… ききたくない…あの言葉。時が経てば経つほどわずらわしさがアナタの中に生まれてきたんだろう…いっその事消えてなくなってくれれば いいのにと思っていたんじゃないかって…。 『戦線から遠のくと楽観主義が現実に取って代わる…戦争に負けているときは特にそうだ…。』 後藤隊長が言っていた言葉だ。劇中ではマスコミュニケーションと一般社会とその中で暮らす穏やかな日々…『欺瞞に満ちた平和』と戦 地、そこで現在さえもままならない人々の生活…『真実としての戦争』をあらわす台詞だった…。 そう時間はどんどんと過ぎていくのに、現状はどんどんと変わっていくのに…兎紗の腕の中でまどろみの時間を得られないのなら、他の 誰かに情が移るのは必然だったし、それもまた…見えていたヴィジョンの一つだった…。ソレを見ないように努力して…見ないフリをして …。見たいヴィジョンばかり追いかけていたけれどアナタの反応なんて信じるだけしかできない自分になっていた。疑っても…いなかった。 ただ…その『見たいヴィジョンを』見せてくれていたのはアナタではなくて…根拠のない自信を無理やり見せる事でヒトの反応でしか自分の 存在を確立できない無残な人たちと、自分自身の考えがころころ変わって日によって、気分によってヒトに言う事の違うおかしな連中だっ たから…。 兎紗には兎紗だけのヒトが居るはずだから諦めてくださいだなんて、そりゃあんまりだよね。そういう事ばっかり言ってくれても、嫌いになれ ないんだし愛しちゃってるんだから仕方のない事で、でもこのもやもやを眺めているのもいい加減飽きてきて…そんな事実に最近は耐え られなくなってきている。そんな矢先に、罵られる始末。あれ?協力してくれるって言ったのは誰だっけ?そういう事言ってる人には付いて いけないんじゃないかな。『初めの頃はお前はできるヤツに見えたからさ。』って事は今は違うんでしょ?見る目が無かったならまだわか るけど、アレだけ放っておいて、ソレを相手のせいにしてるのは兎紗となんら変わらない…。2ヶ月だっけ?楽観主義が二人集まればそう いう事になるんで…。いい学校で照るんだからソレくらいわかってくれるヒトだと思ってたし、ソレを面倒だと思うんだったら、おんぶに抱っこ でいたらいい。でもソレで自分が買われたと思うんだったらそれでいいんじゃないかな…。やり方は恐らく間違っちゃいないんだろうし、そう いう事をするにはそれなりの努力が要る…精神的に参ってる状態でいる兎紗には…もう信じる事はできない…。ヒトのせいにしてしまえば 楽な事がわかっているから、だから兎紗はそうする。面倒に巻き込んでくれてありがとう。 文面に一定の精神パターンが表れるように、脳波にもソレが出るらしい。なら、今の兎紗は非常に鬱な状態なのだろう。β波ってヤツだ。 最後に…愛しているから壊せるほど…兎紗は強くない…。相手を壊す強さがあるのなら守ってあげられる強さがある…そう信じているか ら…その弱さを許される世界に生まれ変われるなら兎紗は…。 でも…やっぱり『至上のゆりかご』なのだろう。 [至上のゆりかご] ゆりかごで遊ぶ 見守られながら あなたの愛情に 静かに気づいた 僕は目隠しで あなたを満たそうと 積み上げた立ち位置から 飛び降りる僕がいる 全身が抜け殻で 落ちるのは感じてた 理由は優しい香りに溺れた 名前もヒトの目ももういらない 涙声隠したね 解ってた 黙ったから 何気ない明るさに 何度となく救われる 場所は妖艶なサンクチュアリ 日付は生涯忘れられぬ 目と目が合うなら 笑顔を交わそう できるだけ楽しく キスした後だけ か弱く か細い あなたがいとおしい 不幸せ癒せるなら ぼく如き 粉々に 落下点は そう あなたの寂しさ 捨て身で砕ける 僕は弱い? ゆりかごで遊ぶ 見守られながら あなたの愛情に 静かに気づいた 僕は目隠しで あなたを満たそうと 心から思う 血の通わぬぼく あなたが変えた事 ぼくは誰だろう ぼくは ぼくだけと 理解させてくれた ゆりかごで呟く 未来は きっと あなたよ…ぼくになれ… |