「地雷」とは同じような名前で売っている製品の中に紛れている、
極端に性能が低い製品の事です。
値段は確かに一般の製品に比べて8〜9割と安いのですが、
性能(特に3D)が通常の5〜7割程度しかありません。
できるだけ低コストで3Dゲームを楽しんだり、
ベンチでニヤニヤしたい向きには天敵のような存在です。
地雷は安価な製品を提供するために生まれた
製品を低価格で提供しようとする場合いくつかの方法があります。
チップベンダーだってパイプラインを半減した廉価版チップを用意しています。
ただしこれは商品名を見ればどの程度の性能なのかわかります。
問題なのはカードベンダーによるコストダウン、特にメモリです。
メモリについては容量ぐらいしか表示されておらず、
コストダウンされていても気付かない場合が多いのです。
しかしチップベンダーがリファレンスで要求しているメモリ性能は
チップの性能を引き出すために必要なもの。
コストをケチれば当然そこがボトルネックとなり総合性能は低下します。
どうせ遅いなら、ということでコアクロックも落とされていることが多いです。
メモリのコストダウンには以下の2つがあります。
メモリチップの枚数を減らす
通常ビデオカードにメモリチップは8枚載っているのですが、
これを4枚にしてしまいます。
チップが減るのでコストダウンには有効なのですが、
コア-メモリ間のバス幅が半分になってしまいます。
要は道幅が半分になってデータの転送量(≒性能)が半分になってしまうのです。
これが俗に言う64bit地雷と言われるものです。
注意して欲しいのはメモリの容量とメモリバス幅は独立であることです。
たとえ128MB積んでいても64bit地雷は存在しますし、
64MBしか積んでいなくても128bit接続のものはリファレンス通りの性能を発揮します。
低速のメモリを積む
ビデオカードに積まれるメモリはメインメモリに使われるものよりも高速で高価です。
標準より速度が遅いメモリを積めばコストダウンになります。
つまり速度制限をするということですが、やはりデータ転送量が減ってしまいます。
この場合クロック数(=レイテンシの逆数)に比例して性能が低下します。
よくある間違いとして、メモリの容量が大きい方が高性能だろうという考えがあります。
しかし低価格帯ではたいてい大容量と引き替えに低速のメモリを積んでいます。
(RADEON
9600pro 256MB、RADEON 9100 128MB、GeForce 4Ti4200
128MBなど)
特に9600proに関しては無印の9600と同等にまでダウンクロックされており、
性能を期待して買うと必ずがっかりするでしょう。
最近では少なくなりましたがSDR地雷というのもあります。
通常のDDRメモリの代わりにSDRメモリを積んだもので、
クロック数が半分であるためデータ転送量つまり性能も半分です。
GeForce
4MX 440 SDRとGeForce 4MX 420が典型です。
具体的な選び方に関しては、ビデオカードの選び方のメモリ項で説明しています。