2001/10/31(水) 12:57:00
たはらん
私が、その人生の大きな一歩を踏み出そうとする時。
思いもかけず、力を貸してくれたのがこの男だった。

新しい商売を始める私に、
それまでの顧客の反応は、結構冷たかった。
確かに。信用第一、実績第一のこの世界で、
新規に始めるところなどに、誰が見向きをしようか。
それを説き伏せたのが、彼だった。

初めて三年。
その明快な決断力とわかりやすい説明は
みなの信頼を受けるところになった。
私を含めてである。

付き合い自体は長い。
もう、7年目に入った。
この3年。
それまで以上に付き合うようになって、初めて知ったことがある。
小さい頃から大人の商売の中で生きてきて、
抑えてきたもの。無視してきたもの。
俺はいつも取り残されるという感情。
正直に話をして、二人でずいぶん泣いたこともある。

そして。去年の夏。
私たちは、始めて大きなけんかをした。
理由は単純だった。
みんなで遊びに出た騒ぎの中、
ずっと携帯電話で遊んでいたやつに、私がキレたのだ。
そして、彼は、その彼女らの肩を持った。
帰りの車の中は最低の雰囲気だった。
帰り着いて、私がほかへ愚痴ろうとしたとき、
彼はすでにほかの仲間に
あることないことを吹聴していた。
その瞬間に終わったのである。
私を落とし入れようとした彼。
その彼を信じた仲間。
私は、愕然とし、そして彼とは何も語らずに終わった。

大きなイベントが過ぎて冬が来た頃。
周りの人間は徐々に帰ってきた。
一人一人、語るとも語らずとも
分かり合えたような気がして、
元の日々が戻り始めた。
そして、12月11日。
最後の砦だった彼が帰ってきた。
その夜、私は今の商売を完全に独立することを決めた。

あの日彼らがそろって、いつもと変わらない日々を見せてくれなかったら、
私は、この仕事を続けていられなかっただろう。
四苦八苦しながら、泣き叫びながら、それでも私はここで商売をしている。

そして、春、4月。
些細なことから二度目のけんかをした。
他人様の、色恋沙汰に
私たちが巻き込まれた格好だ。
その過程で、彼は、自分の派閥を作ろうとし、
自らの立場を守るべく、画策し。
彼を思って、本音で話した仲間を侮辱した。
そして私を裏切り者呼ばわりし、卑怯者扱いをした。
最終的に縁を切ると、連絡をするなと言い出したのは、
彼だった。
でも、結局は私の中でも終わっていたんだろう。
怒りと、哀しみの中で。

仲間との変わらない日々の中で、
いつも彼だけがそこにいないことを、
私たちは無言のうちに感じている。
彼がどれだけ、尽力してきたかを
忘れてはいけないという想いにかられる。

明日。かれが会いに来るらしい。
喜びと不安を抱えた私に
仲間は躊躇した。
でも、仕方がないのだ。
彼は、私のもとから二度去った。
もう、三度目はない。
あってはならない。
そのたびに、彼も周りの者も、そして私も
傷ついているのだ。深く、深く。

明日、その扉を開けて入ってくる彼は、
なんというんだろう。
どんな顔をして入ってくるんだろう。
長い、長い時間の始まりである。

2001/10/17(水) 06:36:00
天野君
月末。久しぶりに会う。
思えば、こいつに出会った頃の私は、本当に意地悪だったかもしれない。
いや、思い上がっていたのか。
どっちにしろ、周りの人間にはそう映っていたはずである。
私にはどちらの意識もなかったのだが。

私はこの男が嫌いだった。
大体、私の好きな先輩を独占していた。
そういう単純な、彼にはどうしようもない理由で
嫌っていたことはわかっていた。
それにも増して、だからといって私に気を使うのもいやだった。
何かにつけ、私の神経を逆なでする男だった。


15年ぶりに会って。
普通に話せる自分が不思議だった。
ああ、大人になったんだなあと思った。
同じ時を生きた同士として。
懐かしくもあり、切なくもある。
この年になって、はじめて。
やっと本気で語ってやれることも、心配してやれることもある。

私にはよく覚えている出来事が二つある。
一つは私の誕生日である。
よくは知らないが、家庭事情の複雑だった彼は、
当時クラブを休んでいた。
その身勝手さも嫌いだった。
だけど、何を思ったか誕生日にプレゼントを持って現れたのだ。
黙っておいて、じゃ、といって帰った。
気を使うとか言うのがわずらわしいとかの問題ではなく。
ああ、要するに、やさしいんだ。と思った。
それをずいぶんうがってみて、ずいぶん責めていた自分を反省した。
そしてもう一つ。
急に転校することになった私を挟んで、
私と先輩と奴と三人で撮った写真がある。
そのとき、二人が私の方に手を掛けたのだが、
私はなんとなく、彼をそっとよけた。
その写真を私はよく覚えている。
私は、ただ、好きな人にしか近づきたくなかった。
それだけだった。
15年たって、久しぶりに話をして。
驚いたことに、その写真の話がやつから出てきた。
そして、実は、おまえのことを好きだった時代があったといわれた。
15年ぶりの反逆。
取り戻せないときの分だけ、衝撃は大きい。
あの写真の瞬間、ああやっぱりあかんのかって思った。
そう言った。
私がさりげなくよけた瞬間を隣で感じてる奴がいた。
言葉が出なかった。

彼は今、コックをしているらしい。
家の話や、家族の話をした。仕事の話、お金の話。思い出話。
ずいぶん大人になったなと思う。
人は、我々が随分仲が悪かったと思うだろう。
そしてそれは事実だった。
だが、結局、一番近くで一緒に戦ってきた仲間でもあるのだと
いまさらのように思い知らされる。
「帰ってこいよ。」
そう言ってくれる人のやさしさに、感謝しながら、
私はこの街で、一人戦いつづける。

2001/10/14(日) 13:44:00
吉山先生
私はまったく勉強をしない小学生だった。
ノートを取った覚えも殆どなく。
家に帰って宿題なんかやったこともない。
ただ、大人びた友達を真似て、
中1の計算ドリルを買い、
わけもわからずに答えを見比べながら、
方程式を解いたのを覚えている。
私がはじめて自分で計算ドリルを買ってほしいといったのに、
母がずいぶん感激したのを覚えている。

そういうわけだから、中学からほとんど横一線で始まった英語は、
私にとっては頼みの綱だった。
唯一まともに勝負できる教科だった訳である。
しかも、いやいや聞かされていたラジオの基礎英語のおかげで、
ほんの少し人より多くのことを知っていた私は、
それだけで、うれしかった。
そして、英語がしゃべれたら、どれだけ世界が広がるんだろうと思うと
楽しくて仕方がなかった。
今思うと、それだけ英語を楽しいと思えたのは、その英語の先生のせいもある。

吉山亨子という名前が、なんとなく、先生っぽかった。
亨子なんて名前は友達にいなかったという単純な理由だったが。
私は彼女をミズ吉山か、あるいは吉山亨子とフルネームで呼んでいた。
非常に丁寧な、でも、一歩間違えると幼稚園の先生風の雰囲気の彼女は、
そう言えば、うるさい中学生どもに馬鹿にされて授業が成り立たないなんて事がなかった。
なんとなく、やさしい言葉の裏に、それ以上はだめよって言う厳しさを
我々は感じてたのかもしれない。

私は今英語を教えるようになって、教師との、しかも中1での教師の出会いに
深く感謝している。
そして、中学の頃にはずいぶんとやんちゃでご迷惑をかけたことをわび、
今でもあきらめずにがんばって英語、勉強していますよとご報告したいと思っていた。

1年半前。
彼女が亡くなっていたことを知らされた。
まだ、40過ぎの頃。ガンで亡くなったそうだ。
まただ。また、間に合わなかった。
まだ、ありがとうの一言も言っていないのに。
そして、私は。
届くはずのない思いを抱えて、ただひたすら勉強に励む日々である。

2001/10/09(火) 15:28:00
久美子
漫画みたいな子だなと思ってた。
事実、彼女が自分で書く自画像のイラストはそっくりだった。
んー。かわいいというか。変わっているというか。

出会いは、小5の園芸委員会だった。
みんな、花形の放送委員会を希望して、負けたら、人気のない委員会に別れていく。
ご多分に漏れず、私もその一人だった。
まあ、土いじりは嫌いじゃないし。いいか、くらいの気持ちだった。
ほかの人は、殆どいやいや回ってきた人ばかりで、たいした活動もしていなかった。
覚えてるのは、教頭先生に習って、サトイモを植えたときのことくらいである。
秋になったら食べようねー。と言ったが、食べたかどうかさえ覚えがない。

そこで、私は友人の友人として、久美子に出会った。
さして人の調子など気にしなかった私は、一気にまくし立てて、
引きずりまわしたと思う。
人に嫌な顔されても、気にしてる場合じゃないくらいと考えていたのである。
嫌な顔というか、困惑の表情で、なんとなく付き合ってくれたのが彼女である。

まさかと思ったのだが。
私は結局小学校から高校まで彼女と一緒だった。
その間、同じクラスになったのは一度だけである。
それもそんなに仲がよかったかというと、そうではない。
べったりするわけでもなく、いざというときに助けるというわけでもなく。
ただ、なんとなく気がむいたら話をする。そんな関係だった。
んー。もしかしたら彼女ではなく私がそういう人だったのかもしれない。
その彼女となぜか、高校入学の段階で、急速に仲良くなった。
私は彼女を強引にオーケストラに入れた。
縁とは面白いものだ。

私はその学校を結局一年で転校してしまった。
でも、その一年でずいぶんいろんな人に会ったし、いろんな経験をした。
その中で、私が疲れ果てて諦めかけた時に、ずいぶん真剣に怒ってくれた。
いつもポヤーンとしてみせて。だけど熱くないわけじゃない。
人を誹謗中傷することもなく。
そんな彼女の素直さやひたむきさが私の心をひきつけたのかもしれない。

素直に好きだよといえる人の一人だろう。
思えば、私は彼女のことをそんなによくは知らない。
たとえば、看護婦になったのだって、なぜそんなことを思ったのかすら知らない。
でも、彼女のことは、事実を事実として受け入れられる。
知らないから不安になるということもない。
不思議な関係である。

2001/10/07(日) 13:40:00
BAKU
これは、私がはじめてまともに付き合った男だ。
高校生の頃までは、馬鹿な男の餌食になんかなりたくないといって、
好きな男の誘いにも乗らなかった。
声が聞きたければ電話すればいいし、遊びに行きたければ誘えばいい。
付き合っている。だからこうしなきゃ。そんなしがらみがいやだった。

出会いは単純だった。
私のバイト先に、夜中のメンテナンスで来ていたのだ。
ほかより落ち着いた大人にひかれた。
いろんな事情で一緒にご飯を食べた日に私が誘った。
でも、正直言って、落ちたその瞬間に、私の興味は消えていた。
それを指摘もされた。
付き合わないほうがいいかもしれない。一瞬そんな気もした。
でも。話すうちに見えてくるこの人の傷を
私が癒してあげなければいけない。そんな使命感に駆られていた。

毎週日曜日は、テニスだった。
ご飯を食べて帰って、テレビ見て、ご飯作って。
彼の家で、念願の熱帯魚も買ったし、
将来こんな車買って、犬を飼って、子供とみんなで遊びに行くことなんかをよく夢見てた。
私が片付けが嫌いなのをよく怒られた。
私が大学に行っていることを嫌ってた。
私がテニスをしようとしないのもいやがってた。
たしかにいやだろう。
二年間その殆どの週、私はテニスを見ていたのだから。
彼が好きなことをしている間は、私だって好きにすごせたらよかったのだけど。
女友達と飲みに行くことも、泊まりに行くことも嫌った。
夜中、彼が家に帰る頃を見計らって、電話しなきゃならなかった。
泣きながら帰ることが多くなった。
それでも、親が引っ越して、下宿するときは彼の家の近くにした。
もう、好きだったのかそうじゃなかったのかすらわからなかった。
彼のお母さんの13回忌にも行った。
近所の人とも付き合った。
彼の回りの壁が崩れていくのがわかる気がした。

二年目が過ぎようとした春。
私は塾の講師をはじめた。
そこで、私は見失っていた自分のプライドや夢を思い出した。
走り出した私に、彼は戸惑った。いつものように引き止めた。
でも私は、初めて振りきった。

一月の猶予期間を置いて。
私はやり直そうと思った。もう、捨てられなかった。
一方的に私だけが我慢してきた二年間。
だから今度はあなたが我慢してというのではなく、
お互いがいたわることのできる、対等な恋愛がしたかった。
やり直そうといった日。
彼はとてもやさしかった。
全部、何もなかったところからはじめよう。
戻ってよかったと思った。
そして、彼はこうも言った。
最初からやり直すなら、今のバイトも止めたほうがよくない?
私が大学に行っている間だけでも情熱を傾けてやりたいといった
その塾を止めろというのだ。
一瞬にして、心が凍った。
彼のやさしい笑顔が悪魔に見えた。
包丁を持って脅す彼を背に、
夜明け近いその道を一時間歩いて帰った。
疲れたかだらと傷ついた心を引きずりながら。

次の日から一月。
毎日手紙が来た。
一月後、彼の家に送り返した。
道端で、彼の車に遭遇して、そのクラクションを無視した。
がっくりする彼の姿をミラー越しに見た。
半年後のクリスマス。
家の戸に、プレゼントと大きな白い花束がおいてあった。
翌朝。私はその荷物を持って満員の地下鉄に乗った。
周りの通勤客の小ばかにした表情が不愉快だった。
全部送り返した。

女を変えるたびに、車を変えるといっていた。
BMWからランクルに変えていた。
友達がそう告げた。
そのランクルももう古い。

今でも、BMWは嫌いだ。
こうやって書くのももう一生に一度きりだろう。
二度と出会いたくない。
ただ。かなしいことに。
これは私の人生に本当に起こったことで。
消しようがないということ。
その日々を通りすぎてきたのが自分であるということ。
それが事実だということ。
好きだったのかはわからない。
ただいまは。思い出すだけで気分が悪いということ。
それだけ馬鹿だった自分。
もう思い出したくもない。

2001/10/06(土) 16:27:00
上村先輩
この人をどういう人だったかまとめろといわれても、殆ど言えない。
好きだったのは確かだ。
出会った日から。この人のことしか考えられない一年間だった。
わかっていたような気もする。わからなかった気もする。
その気持ちの狭間で、ずいぶん苦しめたような気がする。

彼の周りにはいつも誰かしら女の影が付きまとい、
その女達が、眼前で好きよといってもわからないほど、
自分の気持ちにしか眼の行かない人だった。
彼女らが、そんな彼をわがままと思わないで欲しい。
そう思って、ずいぶん余計なこともした。
けんかもしたし、言い訳にも言った。頭も下げた。
彼の元彼女だっていう女の先輩のお友達には
ずいぶんと嫌味っぽくにらまれもした。

山の上に立つ白亜の校舎の非常階段からは、山と街並みと海が見えた。
ある晴れた冬の日。私は転校することになったのを彼に告げた。
ただ、「うそだろ。行くなよ。」といったその一言で十分だった。
彼には訳もわからず背を向ける後輩は、うっとうしいはずだった。
それを、建前でもいい。とっさに行くなといえる
そういう彼を好きでよかったと思った。

最後の日。
白い日記帳と一緒に青い手紙をくれた。
おまえの気持ちは知っていた。その気持ちに答えてやれなくてすまなかった。
でも、俺は、一人の人間としておまえが好きやった。
そう書いてあった。

あの街を離れて3年の間は
私はどこか狂っていたかもしれない。
いつも彼とともにあると信じ、あの街へ帰る事だけを夢見ていた。
3年たって、久しぶりに里帰りした私はひとつ決めていた。
会って話すことを彼は極端にいやがった。
私が人生の転機を迎え、二人で話せば、必ずその話が出る。
なぜその話題がいやだったのかはわからない。
でも、私は告げた。
好きでしたと。ずっと。
それはすでに過去のものになりつつあった。

風のうわさに、彼が結婚したと聞いた。
不思議なもので、心が少し痛んだ。
偶然にも掲示板で彼の名前を見つけて、メールを打った。
あの頃と変わらないだけど少し大人びた彼の返事に苦笑した。
時の流れていくのを感じた。
今年の終わりには俺も子供が生まれます。

私は、変わったようでかわらない。
あの時も、今でも、
好きだったはずの人の向こうに
時間が流れていくのを感じている。
この歳になって、初めてわかること。
彼がどんなに大事に思っていてくれたかを、
私は自分の感傷のために、ずいぶん無視してきたんだなということ。

今でも私の中では。
彼は大きな子供である。
格好付けで、ロマンチックで。
調子に乗りやすくって、人のいい。
憎めない人である。
きっと、素敵なパパになるんだろう。

2001/10/05(金) 16:44:00
KENNETH
昔。ケネスっていう名前をケンと省略してるのを、漫画で読んだ。
私のはその反対。ケンという人を、ケンと呼べないから、ケネスと刻んだ。

彼は、私の親友の彼だった。
出会いは最悪だった。
とても虫の好かない生徒会長の腰巾着のような
したり顔の、いい子ちゃんの、東京からの転校生だった。
隣のクラスにいた私は、気に入らなかった。
翌年、私はその腰巾着と同じクラスになった。
こともあろうか班まで一緒になってしまった。
嫌いでも、いやでも、差別しないのが私の鉄則だ。
話してみた。

彼は、町田から来た転校生だった。
町田では、前年に中学生による学校内での殺傷事件が続いた。
そう言うところから来た人と見られるのを非常に恐れたそうである。
いや、大丈夫。君は誰が見ても怖そうな人に見えないから。
そう言って大笑いした。わだかまりはなかった。
たしかに。
まじめな奴だった。融通も利かなかったかもしれない。
でも、私の知的好奇心を刺激するには十分だった。
こいつと同じ学校に行くためなら、
まじめに勉強してもいいかもしれないとも思った。

夏休み。
私がクラブを引退した後、何度か教室で勉強をした。
それは楽しく、そして本当の意味で有意義に真剣になれた時間だった。
そのとき、私は、自分の親友の一人を真剣に心配した。
塾にも行かず、さして勉強もしない彼女を連れていった。
あまり男の子としゃべらない彼女も、彼なら安心できると思った。
私の意を汲んで、彼も快く彼女を受け入れた。
もしかしたら、最初から彼は、彼女のことを好きだったのかもしれない。
でも、妙なとても微妙な三角関係が続いた。
それは、次第にクラスのみんなの気がつくところとなっていった。
そして、気がついたら、彼女も、彼を好きになっていた。
私は耐え切れず、付き合う気のなかった彼らをそういう風にしむけた。

わたしはKENNETHに手紙を書きつづけ、彼は受け止めつづけた。
それを知っている彼女は、黙ってみていた。
それが、信頼だと思っていた。
よく三人で遊んだ。
それが友情だと思っていた。
彼が知らない彼女の悩みに付き合って、授業をサボったこともあった。

卒業式の後。
教室を出た廊下で、幸せそうな彼らを見つけて、
私はおどけながら、彼らの二人だけの写真を撮った。
レンズの向こうの彼らに春の陽射しがかぶってまぶしかった。

彼女は今や、二児の母親である。
彼とは高校に入って結局別れた。
久しぶりに電話をして、でもKENNETHの消息は聞けなかった。

私がその街を離れて4年目。
水泳の試合で、私の住む街へ来た彼は、
わざわざ会いに来てくれた。
ネットを通して、今でのその彼の記録をたどることができる。
東京へ帰りたかった彼は、今は向こうにいるらしいことだけがわかる。
きっと。あの頃と変わらないさわやかな顔で、いい大人になっているんだろう。

何のために生きるのか、その目標を持って毎日を過ごしてください。
それがたった一度私へ宛てた葉書の台詞だった。

2001/10/04(木) 16:43:00
ぱみ。
私は実際この人を、「ぱみ」という名前で呼んだことがない。
高校のオーケストラでチェロを弾いていたこの人を、
私は誰よりも尊敬し、信頼し、あこがれていた。
今の私があるのは、この人抜きには語れない。

毎授業時間手紙を書いては、渡しに行き、
先輩が渡り廊下を通る時間をチェックしては、手を振った。
今思えば、ずいぶんとしんどい付き合い方であったはずなのだが、
この人は嫌な顔など、一つもしなかった。
気づかなかっただけ?いや違う。
私は、人一倍神経質で、人が私を見る眼にはかなり過敏だった。

ずいぶん仲良く、かわいがってもらった私にしたら、
ぱみ先輩といってもおかしくなかったはずなのだが、
なぜかしら、私は○先輩と苗字で呼びつづけた。
よくお宅にもお邪魔した。
同期の、幼馴染より、仲がよかったかもしれない。

先輩の気遣いがわからずに、
自分の自信のなさがゆえの不安を先輩にぶつけたりした。
好きだった先輩が、彼女に惹かれていくのを
指を加えて眺めていた日もあった。

この人が書いた手紙の山を私は今でも持っている。
その手紙には、説教地味たことは一言も書かれていない。
ただ、いつだって、私がそばにいるのよとだけ、
一年間、ひたすら書きつづけてあった。
私は、一年生の終わりに転校した。

ああいう、かっこうのいい女の人になりたかった。
人を本当に信頼してあげられる、強さが欲しかった。
だめな人間なんだって思いつづけてきた私に
自信をくれたのが、この人。

2001/11/04(日) 22:46:00
とも
K.T.とY.A.と三本の柱だといってきたのが彼である。
彼は、その実、しばらくうちを離れてきた。
二年ほど前、たまたま会って、彼のサッカーチームの話しをしているうちに、
盛り上がってきたのである。
面白いもので、彼は、私ともほかの二人とも違う。
だから、私たちは、つい彼を頼りにし、多少暴走しても止めてくれると思っている。
意欲的なのか、そうじゃないのか。本当に不思議なやつである。
いつも、器用な兄の後ろを追いかけながら、逃げながら走ってきた彼は
今年やっと自分の夢をつかみ始めた。
ずっと、口だけだといわれてきたサッカーで、みんなが目を見張るような活躍をおさめた。
本来自分が研究したいといっていた分野へも、すんなり進むことができた。
実は、運と奇跡だけできたといっていた兄貴が自分より努力家で不器用なことを
彼ははじめて実感して、すこし大人になったかもしれない。
あきらめないこと。それが彼の信条だ。違うことは絶対に違う。
だからこそ、私たちは彼を頼りにするんだろう。
ただ。かれは、眠り姫である。
いつ何時も、寝ている。
ましてや、夜遊びなんかもってのほかのかわいいやつである。

2001/04/30(月) 00:39:00
19時間のたび。
結局、会っても、何も優しいことを言ってやれなかったばかりか。
気を使わせて、説教して。
だめね。やっぱり、みんながいると。
そうやって、人のせいにしてるのは、重々承知なんだけど。

近づいて、切なくて。
思いが募って、また遠ざかる。
このくり返し。
この無限の地獄は、どこまで続くの?
永遠は、本当のことは、この世にあるの?

今日は、お疲れ様。
またいつか。
この話しをしよう。

2001/04/29(日) 02:03:00
君が来る。
迎えに行こうと思ってたら、向かってるって。
最近の君は、いつも突然。
そうやって私の気持ちを乱すかのように。

うれしいときも、哀しいときも。
いやなことも、楽しいことも。
全て言いあえるようなのが恋だって、誰かが言ってた。
私たちはどうなんだろう。
いや、私は、だね。

わかってる。
いつも、そばにいて欲しい。
同じものを感じて、
同じ道を戦って生きたい。

旅に出る。
うれしさと、切なさと。
不安と喜びを胸に秘めて。
ああ、どうぞ。
君というる風景が
どれも素敵でありますように。

2001/04/28(土) 09:39:00
AT LAST
ついに、今日の晩。
なのに、君からは何の連絡もない。
行く気満点だっていうのはわかってるんだけど、
いけるかどうかは、わからない。
いけるの?
それが今朝のメール。
返事はきっと、夜中ね。
それって、もう、出発前やん。

結局、メンバーは、
私と関係が切れた奴の元の彼女。
君の、前の前の彼女。
そして、私と君?
よく私たちも、続いてるなあって思うわ。
どんな旅になるのか、ちょっと不安。
君が言い出したんだから。
君がいなきゃ、始まらない。
それでも、時間は過ぎていくのね。
時は、迫ってくるのね。

ここまでくるとわかることもある。
愛してるか、恋してるかではなく、
そばにいて欲しい。それだけなんだと。

2001/04/27(金) 18:15:00
旅に出る前に。
こんなに優しい気持ちで話せる日があるとは思わなかった。
私が正直に話す日がくるとは思わなかった。というほうが、正解かもしれない。
あの夜。
一度だけ、正直に言うわ。
本当は来て欲しかった。そばにいて欲しかった。
そういった私に、君は、うんとだけ言って、帰っていった。
黙って気付かない振り、していたかった。
でも、真夜中の道を駆け抜ける、君の息が聞こえたから…
たとえあえなくても来てくれなくても、そう思って家を飛び出してくれただけで、
私には、君の優しさが十分、伝わってる。
それは、わかってくれたと思うから。

前の晩に言ったのよね。
お互いわかっていながら、いがみ合うのはいや。
もう、これ以上、大事な人たちと傷つけあうのはいやだと。
優しい日々が、私を癒していく。
わかってる。そうやって、大事な誰かがそばにいてくれることの幸福。

でもね。
きっと、いつか、私はまた出て行くわね。
ただ分かり合うだけ、ただそばにいるだけの自分にがまんできなくて。
君がともに、戦っていける相手なら、いいのに。
君と私の道が、それぞれが願う形が同じならいいのに。

恋してるのか、愛してるのか。
利用しているのか、甘えているだけなのか。
結局、見えない明日を不安に思うしかなくて。
そんな花冷えのする夜は、そばにいて欲しいのに。

2001/04/25(水) 22:30:00
素直にいえるなら。
今日は。連絡がない。
というより、私も連絡してない。
こういう日もあってもいいかもと思うのは、昨日散々泣いたせい?
私たちの、一番大事な仲間の一人を私の関係が終わってしまった。
もし、将来。
私のマンションの鍵を自由にできる人がいるなら、
それは、君とその彼だなと思ってたから、
私にとっても、辛い。

そして、やっと君が、正直に語るようになった時
それに向き合わなかった彼に、腹が立った。
終わってしまった今は、思う。
どこかで、君と彼を区別してきた。
それが、彼には、ずっと重荷だったんだろうなと。
大事な人に、違いはないのよ。
そう。それは本当。
でも、どこかで、どちらかを選べといわれれば、
多分、君を選ぶだろう。心がそう、いっている。
何もいわなくても、きっとみんなわかってる。

もう、嘘をつくのはやめようね。
失いたくない。それもある。
でも、嘘をつくのに、疲れた。
正直に話せて、安心して暮らせる日々がいい。
君がそばにいてくれる日々が。

昨日、泣き叫ぶ私を見かねて、
君は家を飛び出してきてくれた。
のに、私は途中で君に帰るようにいったのよね。
ありがとう。
ごめんね。
本当に、うれしかったの。
本当は、来て欲しかったの。
でも、会えば、だめになる。
それがわかるから。
だから、結局私は踏み出せない。
でも、本当に、心から、感謝してる。
あなたに、会えて、よかった。

2001/04/24(火) 15:49:00
守るべきもの
昨日、君のお母様から、何かあったの?と聞かれました。
そりゃね。ずっと昔、私たちがもめた頃に、君の行動がよく似てるから。
ただ、謝るしかなかったな。
でも、今回は大丈夫だと想います。そうもいった。

昨日、夜中に起きてきた君からのメール。
みててほんとに。大人になったなあと想った。
君は本当は優しい人だから、
いざ根性が入ったら、本当の意味で、強いよね。
多分、私が守ってあげなくていいくらいに…

今朝、いろんなことを考えてた。
平気な振りして、他の男達と遊んで、
今までのような距離で、お互いが思いやれるような暮らしをね。
そうしたら、突然、涙が溢れてきた。
泣こうと思ったわけでも、泣きたかったわけでもない。
そう。前にもこんなことがあった。
心が気がつくのよ。
君を愛してることを。
そう。恋なんかじゃない。
君が欲しいわけでもない。
君のその生きる姿を愛してる。
一生、その姿とともに戦えたら幸せ。
この変わり往く世界で、
君がどう羽ばたいていくのかを見届けられたら幸せ。
そんな想いを、心の奥底に封印したまま暮らしていて、
ふと思い出すとき、
私は意味もなくなみだを流す。

初めから知ってるのよ。
知っていて恋を仕掛ける。
人生を賭けにする。
そして、寸でのところで逃げ帰ってくる。
愛していることに、目をそむけて。
君達には愛を語り、夢を語る。
そんな屑みたいな想いを
恋と呼べるのかしら。

2001/04/23(月) 15:05:00
何かが見えてきたのかもしれない。
今日は散々だったね。
久し振りに会えた途端、
ドライブに行く予定のメンバー一人と私がけんかみたいなことになっちゃって。
ごめんね。疲れてるのにね。
涙とまらなかった。

信じてないなら、信じてないって態度でいい。
そういわれたら、それはそれで傷つくんだけど、
信じてるって顔しながら、他では信じてないような行動をとられるのは、
きついわよね。
そういう仲間に、君がクレームした。
初めてだったよね。
君が、そんな風に、誰かを責めるのは。
そして、それによって、君は君なりの、悩みのふちに落ちてる。
だけど、正直な、君の姿に、私はちょっと感動してる。
格好悪くても、正直に、戦う君の姿が、とてもうれしかった。
かばってくれたからではなく、
真剣な君の姿に出会えたから。

だから私も少し、自分の生活とか、生き方を考えようと想う。
大事にしなきゃいけないものを、本当の意味で、なくす前に。
本当の意味での、格好いい道を手に入れるために。

2001/04/21(土) 21:01:00
どうして。
今日は、帰ってきてるはず。
さりげなく打ったはずのメールも無視。
やっぱりそばにいると思うから想いが募るのかな。
疲れてるのわかってるんだけど。
疲れてるときは無視できるくらいの気楽な関係でいいんだけど。
そのくらい、風邪のような存在でありたいと同時に、
やっと帰ってきてた。会いたいっ!て思えるような、
そんな存在でもありたいと思うのも、本音。

明日には来る?

2001/04/21(土) 19:01:00
おかえり。
ドライブに、行く面子が決まったよ。
一昨年、海に行った、あのメンバーです。
楽しかったよね。あの頃は。
彼女とそういったことがある。
4人で、行って。で、彼女はもう一人のヤツと付き合いだして。
で、別れた。
から、このメンバーでは本当に久し振りだね。
ちょっと、気持ち、楽かな。
彼らだったら、私たちの仲の良さも、遠さも理解してくれてるから。

帰ってきてるんだよね。
去年は、帰ってきてすぐに、きてくれたよね。
いっそのこと寝るか、って君が言ったのは、去年のこの日だった。
普段は、遊びでノリで、騒いでみせてるのに、
あの日だけは、素で返したのよね。
何、ばかなこと言ってんのよって。

うれしいはずなのに、ちょっとブルー。
雨のせいかな。

2001/04/20(金) 16:31:00
格好の悪い恋。
この前、君達にフォローしてもらったあのこが、
今日、私の家にお泊り会らしい。

(別れた彼と)友達に、なれるかなあっていってきたから、
今はまだ無理でしょ。そういうしかなかった。
格好悪いし、自分勝手だし。でも、本音なのよね。
そしてそれがいえる場所があるってことは彼女には幸せかな。
と思うから、今日はゆっくり話すか、パーと遊ぶか、どっちかだろうな。

その彼女にね。昨日はがき届けたの。
格好悪くても、好きなものを素直に好きと言えることも大事。
またいつか、笑って、素敵な出会いをできるといいね、て。

できないよね。私たちには。格好の悪いことなんて。
どれだけ泣いても、傷ついても、
結局、何もなかったように今日を迎えてしまう私たちには。
格好良すぎて、そのクールさに傷ついても平気な顔しか出来ない。
格好悪さも越えたところのクールさを求めてるだけなのかもね。
だから本音が見えてこない。はず。
なのに。
その君の本音を私は知っているような気がしてる。
そして、私の本音を、君は見ているような気がしてる。
誰にも見えない壁を私は君となら越えていける気がしてる。
だから、心が寄り添うのね。

昔言ったことがある。
ある女が君と別れたことを後悔した時。
私はうまくいくといいなと思ってたから。
君がまだ彼女をのことを好きなんじゃないかと思ってたから。
もう少し、馬鹿でいられたら、よかったのにね。
そういった私に、君が返した言葉。
「それは、俺じゃない」
そうね。
知ってる。
でもそんな馬鹿な女を相手にしないのが君。
でも確かに一年前、君はその女を選んだ。
そして去年の夏、私はその女をして、
どうして君の選んだ女はそんなに馬鹿なの?といった。
あれが、最後の言葉になったのよね。

うれしかったわよ。
私の知ってる、君でいてくれて。
かこいい台詞よね。
でもそれは、永く遠い、哀しい道の始まりじゃない?
君を、もう、巻き込んでしまったのかしら。
それとも、君の道は最初からそうなっていたのかしら。
格好良すぎて、泣けてくるわね。

2001/04/19(木) 13:47:00
君のいない、昼下がり。
髪、切ろうかな。
さらに。
何で、突然きったんだって思ったと思うんだけど。
前も。
君が、髪の長い、女の子って感じの子が好きなの、知ってたし。
実際、それもちょっといいかなと思ってたから。
でも、いいかげん、べったり頼って生きてく姿は格好悪いと思って。
やっぱり、もう少し、きろ。

不思議なもので、
そばにいるのにあえないって思うと、切ないのに、
絶対あえないのわかってるし、何が安心なのか知らないけど、
不思議と落ち着いてる。
ばらばらのほうがいいの?
旅に出て、ふと私を思い出す瞬間はあるの?
多分、君がそばにいると、いろんなことを問いただしてみたくなるのね。
それが余計に私の首をしめる。
馬鹿だなあと、実感させられる、昼下がり。

2001/04/18(水) 14:15:00
これが恋じゃないと誰が言い切れる?
今日からしばらく、一人。
去年もこの旅から帰ってきた頃、君は優しかった。
今年もまたそんな時期なの?
そしてまた、同じように、ふらっとどこかへいってしまうの?

そうね。誰にとっても還る場所でありたい。
そう言ったのは、私。
誰が、いつ帰ってきても、
いつもと変わらず迎え入れられる場所でありたい。
それは、君にとっても同じこと。
だから、いつ還ってきても、いつ出ていっても、
また還ってくる日を待つだけ。

還ってきて欲しいという思いと
私が待っているから、
あきれ返りながら還ってきてくれる君の優しさの間で
私も揺れる。
縛ってはいけない。
引き止めてはいけない。
だけどそばにいて欲しい。
そんな思いに揺れてる日々。

2001/04/17(火) 16:23:00
明日から、君のいない日々。
あーあ。まだ、用事あるのに。
君は明日から、旅に出ちゃうのね。
どうせ、忙しいから、今日は電話もろくに出ないんでしょうね。
で、明日からのたびに、電話も持っていけない…

昨日。やっぱり用事があって、メールしといたら、
ていうか、晩に会おうよってことになって。
単に出かけたい君の、足代わりなんだけど。
仕方ないから、ご飯、付き合ってやるよって。
帰ったの、結局1時半だったね。
ごめん。君は朝早いのに…

あっちこっちの本屋さんで、探し物しながら、
久し振りに、キャーキャー騒いだ。
馬鹿いってみたり。
電話がかかってきた私の荷物を持ってくれようとしたり。
久し振りに、ふつーの友達、ごっこかもしれない。
誰もいない夜。
誰も知らない空間。
それだけでしか、お互いに優しくなれない、私たち。
君が肩にまわした手が。
普通に笑う君が。
まじめな話に、茶化さずに付き合ってくれる君が。
心に痛いよ。

2001/04/16(月) 14:42:00
君のいる、日曜日。
昨日は、友達がやばいよっていったら、
君とか、他の子とかが、続々と来てくれた。
君達の、わざわざ来てやったよって言うんじゃなくて、
たまたま来たんだけど、元気?って顔がすき。
結局、君達が帰ってから、また、もめたんだけどね。

自分でふっといて。
新しい彼女が出来たって聞いたら、やっぱり彼のこと好きだったって。
さすがの私も、エーっていう感じが強かった。
なんてフォローしよっとかって思ってんけど。
電話で、彼女の声聞いたら、
もうどうしようもなくなって、私も泣いちゃった。

わたしも、あったよね。
一年前。
君はこのままでいいんじゃない?っていったのに、
彼女のできた君を、わざと私たちの仲間内から遠ざけた。
仕方なかったじゃないといったけれど。
確かに、最終的に出て行くのを決めたのは、君だけど。
君と私の間では、わかってることがある。
追い出したのは私。
追い出しておいて、追いかけたのは、私。
そして、もう一度戻ってきて欲しいと願ったのも私。
半年振りに戻ってきた君は、
まるで昨日もあってたかのように、
変わらずに戻ってきた。
もう少し、この気持ち、大事にしようね。
そう。
いいにくくても。扱いにくくても。
君が大事であることに変わりはないから。
ちょっと忘れかけてた。

君のいる、日曜日は、
時が穏やかに流れていく。
泣き喚いても、笑い倒しても。
君がいるから。

2001/04/15(日) 14:12:00
ちょっと、まじめに、あたしたちのこと。考えてみた。
やっぱりね…遠出するのに、私たちのわがままで、たくさんの人。
巻き込めないかなと。
しかも運転するの、私一人でしょ。
で、もし何かあったら?
好きで出かけた私たちはいいけど。ほかのひとは?
なんか、自分のわがままで、それは出来ないから。
正直に一度話しておこうと思って。
夜中だったから、正直に送れたのね。メール。
「起きたら、ちゃんと起きたら、電話して」

さっき。
電話があった。
私たちのわがままで、みんなを巻き込むのは、やっぱりまずいでしょ。
それでもしなんかあったら、後悔してもしきれない。
なんか、今回はいやな感じがするの。
だから、君が、本当に行きたいんだったら、
連れてってあげるから、みんなを巻き込むの、やめよ。
滅多に言わないあたしが、まじめに、本音で話すから、驚いたでしょ。
んー。でも。寝起きのせいかな。
妙に素直に話せたね。
とりあえず、君が来週のたびから帰ってきたら。
もう一度考えようってことになって。
そのあとしばらく話しをした。
珍しく上機嫌で、優しく、笑って話せたよね。
いつもこうだといいんだけど。
でも、こういう話ができるときは、
あたしが、落ち着いてるとき。
今日は恋に落ちない日。

だからきっと、そのほうが私たちは幸せなのね。
ある一定の距離感で、本音で話せる日がね。

最近思う。
君は、そんな私の気持ちの変化に、
実は気がついてないの?
ほんとうに?

2001/04/14(土) 20:07:00
やっぱり。
月末まで、答えを引き伸ばせなかった。
今聞いてしまえば、どんな結果になるか、わかってたはずだった。
だけど。多分、踏み出してはいけないって思いが、大きかったのね。

どうするの?みんなになんていって出かけるの?誰と行くの?

そんな状況で、二人でいいよなんていえるほど、
あたし達の関係はフランクじゃない。
「いや、いっぱいいていいよ。」
それが君の答え。
たくさんいるほうが楽しいやん。
二人で行くのは却下ね。
それはそう。
そうしたくても。
そうなったら、止まらなくなる。私がね。
そんな危険なことは出来ない。
したくても。

「いや、いっぱいいて、いいよ。」
みんなとたくさんが良かったの?
そのほうがいいだろうなって思ったの?
どっち?
そんな簡単なことが、聞けない。。

昔、言ったわよね。
私は君にとって、何?って。
君はそれに答えることなく、私の元を離れたことがあった。
君の答えはなんだったの?
私がどんな答えを期待してると思ったの?
今ではもう聞けないことだけど。

宇宙の果てまで。
そのくらい永遠に続くくらいの想いなら、
恋だと呼べるのかしら。
でも、そんな永遠を誰も知らない。
そして、決して愛してるわけじゃない。
きっと、一生愛せない。
君のことを思ってあげられる余裕はないから。
ただ、そばにいて欲しい。
私だけの都合だから。
そんな屑みたいな思いも、恋と呼ぶの?

2001/04/13(金) 14:08:00
君は、私のことがわかってないの?
昨日も、たった一言のメール。
私もよく、さりげなく、話題を考えるものだけど。
君もよく、そこまで愛想のない返事を毎日繰り返せるものね。
ああ、きっとドライブの話も、私がしない限り出てこないんだろうな。
それは、どうでもいいから?忘れてるから?言い出せないから?
私もこわいから、聞けない。
でも、やっぱり行かないっていわれるのが恐いから、
旅に出る用意はしとこう。
君が行かないなら、君の後輩を連れてこうかな。
それは、きっと嫌がらせね。
わかってるけど。
それに気がつくなら、二度と手は出さないで。

春が来て。人恋しくなると、君は必ず私のところへ来る。
心乱れて、むちゃくちゃをする私に、怒りながらもフォローしに来る。
そして、私が落ち着いた頃、やっと話が出来そうな頃、
君はまた、出て行く。
君が一番嫌いな、あたし。
君が一番都合がいいのも、あたし。

手を出しちゃいけない。
君は私の恋人じゃない。同士でもない。
今までみんなにお勧めしてきて、今さら私がさらっていくなんてできないし。
手を出せる相手でもない。

でもおもう。
本当は、ずっと立ち止まっているここから、
踏み出したいと思っている自分もいる。
それが本当の自分のような気もする。
でも、君は私にとってもものすごく都合のいい存在。
たとえどんなに大事でも、好きでも、
多分愛してはあげられない。
世間とか、みんなの批判とかではなくて。
そういう世界に、君を巻き込んではいけない。
それだけが、今のあたしの歯止め。

愛せないのがわかっていて。
大事だと思う人を、自分の欲望のためだけに利用して。
それを人は恋だというだろうか。
そんな気持ちが、「好き」だってことだっただろうか。

2001/04/12(木) 01:48:00
多分、一生結婚しない。
おまえも、俺も、きっと一生結婚しないよな。
ずっとこのまま。
そんなことを君が言った。
私はね。ずいぶん辛い恋をしたからね。
もう、一番結婚したいって頃に、真剣に恋して破れたから。
それを君は知っているから。
私が結婚をしたいなんて、もう思わないだろうなって知ってる。

でも、君は結婚して、私たちのこの微妙な関係にも
いつか終わりがくるのねって思ってきた。
私がそう思いながら、君を見ていることを君は知っているはず。

なのにいったわよね。
俺達は二人ともずっとこのままだよなって。
君は、私のそばにいるの?
一人が淋しい夜に街へ繰り出す私を止めてくれるの?

腹が立って、出て行くくせに、
落ち込む私に優しくするのね。
なぜ?
君にとって、私はどれくらい、特別なの?

2001/04/11(水) 16:18:00
恋に落ちてしまいたい。
昨日も君からメールが来た。
怪我をしたって言うから心配してたのに、
何食わぬ顔で、ただの捻挫だよなんて。
だったら、なぜ丸一日も連絡が無かったの?

でも、軽くてもそんな怪我なら、月末のドライブは無理ね。
軽くジャブ。
ひとこと。「いける」
それでうれしかったのに、確かめたくなる。
でもやっぱり無理じゃない?
返事はこない…

君は知らない。
私が、君に、恋に落ちそうだということ。
どうしても手に入れたくなる。
でも澄んだ青い空を見上げていると、
ああ、やっぱりだめ。
手を出してはだめ。
このまま、ずっとこの距離を維持したままの
友達でいいじゃない。
そんな気持ちにかられる。

何でも知ってる君の知らない
そんな私の恋。

2001/05/31(木) 14:04:00
旅に。
7月になったら、旅に出る。
深夜、飛び立つ飛行機で。
いつものように夜中電話したら、
君は出てくれるかしら。
今から飛び立つわっていったら、
君はどうするかしら。
探してくれる?引き止めてくれる?
怒るのかしら?
黙って待っていてくれるのかしら?
わがままよね。
その全てをしてほしい。
その全ての感情を私に向けてほしい。
そして。
私はその君の言葉を聞かずに、出て行くのよ。

でも。
とにかく旅には出るわ。
アジアの雑踏の中で。
自分の生きていることの意味を、小ささを。
それでも生きていく人の強さを取り戻したいの。
そうしたら、もう。
君に頼らなくても、すがらなくても、
生きていけるかもしれない。
私のその人生の余裕が、
君の将来に繋がるかもしれない。
だから。
笑いながら、怒りながら、
帰ってきた私を
いつもみたいに受け止めてね。

2001/05/28(月) 13:24:00
君のいる日曜日。
人に会わない日だからだろうか。余計に人恋しくなる。
そんな日に、君を普通に迎えに行って、
お帰りという日は、心安らぐ。
久し振りに気の合う人たちと
ご飯を食べて、騒ぎながらテレビを見て。
馬鹿な女の姿を笑いながら、自分に重ねてた。
多分、君も、気付いてたわね。

馬鹿だなと思うわよ。
でも、知っているような気がする。
知っていたい気がする。
君を。私だけが。
君はその馬鹿な女の浅はかさを知っていて。
馬鹿だよなあって。本当よねぇって。
笑いあえる距離でいたい。

知ってるわよ。
結局私は君を知らない。
君の悩むこと、淋しいと思う瞬間。
君が誰かに寄りかかろうとする刹那。
気がつくのに、君の思う通りにしてやりたいのに、
できない。
そんな力がないだけなのか。
そうしたくないからなのか。
そんな方法が見つからないだけなのか。
いつも、君を思う気持ちだけが空を切る。

近づくとわかる。
私は君を愛してはやれない。
ただ。
この微妙な位置にいる自分の
アンニュイさが好きなだけ。
それは、君が大事だからに違いはないけど。
君のためにやることの全てが
結局自己満足でしかないことに気がついてる。

いつまでだろう。
君がこうして尋ねてきてくれるのは。
知っているのよ。
私が想うほど、君は私に興味はなくて。
私が頼るほど、君は私を必要としていない。

2001/05/26(土) 18:05:00
待っている時。
会いたい時は会えなくて。
明日会えるんだからって日には
いなくてもいいのにって言うのは
贅沢かしら。

別れないと思っていた人たちが
今朝別れました。
驚きよりいいようのない悲しみに襲われて
涙がこぼれました。
人の縁なんて、
儚くもあり、信じられない衝撃でもあり。
人の愛を終える形を見て、
最近よく考えさせられる。
本当に好きだなんて
どんなことなんだろうと。

君が私から離れていく日。
それはいつなんだろうと思います。
もっと哀しいことに。
君は私がこんな風に考えていても。
いつかふらっと出かけていって、
またいつかふらっと立ち寄ればいいと
思っていること。
出て行くことがどんな悲しみを。
戻ってくることがどんな喜びを。
私にもたらすのかを知らない。

私は君にとって何?
君の答えは、なかった。
そうよね。
ないんです。君には。
知ってる。
君にとって、
私との関係は、
今以上も今以下もない。

そう、落ち着いて思える。
一年前は、それが、哀しかったけど。
今は、そう思える。
思わなきゃいけないのではなく。
だから、君に会うのを
普通に楽しみにできる自分がいるんだろう。

2001/05/25(金) 22:52:00
夢うつつ。
昨日、ずっといろんなメールをしてて、
もうめんどくさいからって電話したら苦笑してた。俺もそう思うってね。
今は、ちょっと落ち着いてる自分がわかるからできることなんだけど。
あわないから、優しくなれる自分に気がついてる。

日曜の夜は、友達に会うの。
その返事は俺にどうしろと?ていうのだった。
一緒に行きたいという君を確かにどこかで期待してたかもしれない。
でも、君が寄ろうと思っても私はいないよって意思表示のほうが強かったんだけど。
来る?っていうのも来たい?っていうのも何か変で。
何とかうまいこと、話ししたのね。
一緒に動くことになったんだけど。
また、けんか、しないといいんだけど。
君に意見することなんかないのに。
君を責めることなんかないはずなのに。
優しく出来ない自分が悲しい。

でも。
電話中に寝ないでよぉ…
もうっ。
怒らずに、おやすみっていえる私に驚いた。
君がそんなに追い詰められてるって、私が感じてるのね。

2001/05/22(火) 13:22:00
今日は、雨。
君だってしんどいはずなのに、私がちょっとしんどいとなると、
すぐに気遣って見せる。平気な振りをしてみせる。
それは君の優しさでもあり強さだから、
今はそれに甘えよう。
事実。
優しくして欲しいし、頼りたい夜もある。
それを突っぱねたい、突っぱねなきゃいけないと意地を張る日もあるんだけど。
今は、こうしていてほしい。
君だって大変なのはわかっているけど。
ここでこうして君を必要としている人がいるということが
君も救うと思うから。

こんな日には、
君がいるということが私を心安らかにする。
会わなくても、そばにいなくても。
君が私に見せてくれる最大限の優しさと気遣いが
ほんの少しの幸せを私に味あわせてくれる。

2001/05/21(月) 03:17:00
そしてまた。
今日、寝かけていた私の電話がなった。君からの電話。
出てみて、声が違うのが、すぐにわかった。
駆けつけても何を言っても、だめ。
帰って私が駆けつけたことがお母さんにばれて、台無し。

他の人に先に電話したって言ってた。
私ではあかんよなって思ったからって言ってた。
ちょっと傷ついた。
でも私だからこそ、そう思うんだろうし、言うんだろうな。
そういう自己満足ではないんだけど。

手を離さなきゃと思う日。
離さなきゃよかったと思う夜。
結局くり返し。
私はそれでいいんだけど。
君はきっと苦しいよね。
私みたいに社会に背を向けて生活してるわけじゃないから。

忘れないで。
私が愛してること。
誰が君をせめても、誰が君を馬鹿にしても。
私は君の本質をみつめてる。
いつでも、わたしはここにいる。

2001/05/18(金) 17:25:00
それでも時は、流れ往く。
焦りながら。イラツキながら。
結局は何もしないで時が流れていって。
振り返っては、情けなくなる。
とても大事な時間のような。
だけどいつもと変わらない、何の変哲もない
時間がただ過ぎていくだけ。
どちらともつかない矛盾した気持ちが
心の影をよぎる。

君もそう。
そばにいてほしい。だから会いたいと思う瞬間。
会わないうちにいろんなことを考えて、
少し成長した自分に納得する、会えない時間。
どちらともが私の中で、
正直に渦巻きながら、時間を重ねていく。
きっといつになっても、同じことのくり返しなのね。

旅に、出たい。
アジアの、市場かなんかの中に、一人で佇みたい。
そうしたら、時間が流れていくのが当然のように思えるかしら。
ほんとうに。
甘いのは重々承知で。
君に何やってるんだって怒られるのも。
だけど。
ひきとめないで。それも本心。
引き止められたい。だけど引き止められれば、だめになる。
恋の淵に落ちてうずもれたくないと
私の心が言っている。

これでも。
こんな思いでも、恋だといえるの?

2001/05/15(火) 23:57:00
とりあえす、進んでみよう。
つまりは同じことのくり返し。
その輪の中から、いつか抜け出さなきゃ、
私は何度君を得ても失うことになる。
だから。
前を向いて。明日を探しに行こう。

恋してるのかもしれない。
愛してるのかもしれない。
かもしれない。
それが私の立場。
正直な気持ち。

嫌いじゃない。
大事な人に違いはない。
それが恋だと感じる日も愛だと想う日もある。
いろんな観点からね。

臆病だから
次の一歩を踏み出せないっていうのも本当。
自分で踏み出したいとも、
君に踏み出して欲しいとも想ってる。
君にとって必要なときがあるのも知ってる。
でも、いなくてもいいんじゃないかなという
不安に悩まされる日もある。

だけど。もう。
あきらめる。
何かの形として君を手に入れること。
こだわらない。
君はそこにいるのだから。
何かの形に押し込めて記憶だけを積み重ねるのではなく。
いつか。
君がいなくなっても、大丈夫なようになんて
臆病なことをせずに。
今そこにいる君を
みつめていこう。
受け入れていこう。

それが、どんな形の好きであっても。
今までもそうだったように。
君が悩み苦しむ中で。
大きく成長していく姿を
みてるのが幸せだった。
私も大きな一歩を踏めるような気がしてた。

いつだったか。
田舎の町のバーの片隅で。
将来を語ったことがあったよね。
夢をみていた。
希望に燃えていた。
そうよ。
だから楽しかったのよ。私たち。

もう一度、夢を見ようよ。
それぞれの道を驀進しながらね。
君となら、越えられる壁がある。
たとえ会えなくても。
たとえ語らなくても。

2001/05/13(日) 18:27:00
めずらしい電話。
この数日。君からメールはなかった。
私も送らないようにして、少し距離をおいてた。
今日、電話があった。

この数日。
これ以上何かを望まなくても。がまんしなくても。
私がいて、君がいて、みんながいて、
ただ時間が過ぎていくだけで
もういいんだって思い始めていた。

メールじゃなくて、電話って言うのも久し振り。
そのせいか、いつもと私の感じが違った。
   「どうしたの?」
それは自分でもわかる。
   「あ、こんにちは。」
不意に君から出た言葉。ちょっと苦笑い。
   「なに?」
いつもなら、きつくなるはずの口調も穏やかで。

君が尋ねてくる。
いつくるのかも、誰とくるのかも、
なぜくるのかも知らない。
でも、きっときみは
いつものように私の期待を裏切りつづける。
私のスケジュール全てを無視してね。
放っておきゃいいのに、放っておけない。
好きだから。大事だから。
それに嘘はないし、隠しもしない。
でも誰よりも君が大事というわけじゃない。
ただ誰かを選べといわれたら多分君を選ぶわね。
それでも。
私がまもらなくったって、君は生きていける。
だから、結局私は君を選ばない。

私が君に優しくできるのは、二人のときだけ。
誰にも見栄も意地も張らなくていい時だけ。
それを言わないけどわかってる仲間がいる。
だからみんなは私を止めるのよ。
手を出すなよって。
君はみんなに言わなきゃいいって言ったけど。
それがどういう意味かは知らないけれど。
本音に背を向けなかったら、止まらないから。
そうしたら、みんなおしまいだから。


そして。
やがて、君があのドアを開ける頃には、
私はちゃんとした大人の顔して
ここでいつものように笑ってみせる。

2001/05/12(土) 20:43:00
Nothing
恋をしているのかと問わればわからない。
愛しているのかといわれるとそれも否定できない。
教師のように。友のように。家族のように。恋人のように。
私は君を想い、君に怒りをぶつける。
すがる日も、安心する日もある。

これが恋じゃないとはいえない。
でも恋ではない思いもある。
それは愛というものである日も、
単なる友情である日もある。

私がこの感情から解き放たれたら、
もっと楽に、もっと素敵に、
付き合っていけるのはわかってるのに。
なぜ、あきらめられないんだろう。
手に入れる気などないくせに。

今でもうなされる日がある。
私が信じて、この手から失ったあの愛に。
踏み出してまた失うのが怖いのか。
その身代わりにすることが怖いのか。
ただ、これ以上君に深入りする気がないだけなのか。
私にもわからない。
ただ。
私が愛を捨てて、深く傷ついていなければ。
君とのこんな出会いもなかったのよね。

気付かなきゃよかった。
君の優しさに。
君の悲しみに。
行き場のない想いが宙に舞うだけ。

2001/05/11(金) 21:04:00
私の願い。
昨日、久し振りにメールが来た。
家が落ち着いたって。前とはずいぶん違うメールね。
「初めてハッピーエンドです。」
そうね。多分知ってる限りでは、そう。
いつもみんなが少しずつがまんして知らん振りしてた様だったから。

そうやって、君を取り巻く環境が少しずつよくなればいいなと思う。
幸せな君の無理をしてない君の本当の自信に支えられた姿が楽しみ。
そういいながら。
幸せになった君が私を置いて出て行く日も近いんだと
どこかで、感じてる自分がいや。

つまりは同じことのくり返し。
君の幸せを願い、前に進むことを戦うことを教えておきながら、
君が私の手を離す日が怖い。
そしていつかつまづいた君が帰ってくるのを、
仕方がないわねっていいながら待ってる。
サイテーな女。

だけど、私が忘れても、君は忘れないで。
私は君が思い通りに生きていくことだけを望んでる。
たとえ君が出て行って、私だけが取り残されて、打ちひしがれたとしても、
君がそばに残ることなんか望んではいないということ。
その場は、辛くても。そばにいて欲しいと思っても。
君は君の道を行きてほしい。
それが私の願いだから。
すぐに忘れてしまうから。
だから覚えておいて。
私が泣く夜は、私を止めないで。一人夜の街に熔けさせて。

2001/05/08(火) 14:22:00
君の答え。
やっぱり親父とは理解し得ない。俺達と話そうという気もないし、
俺達との間に信頼関係もない。

それが昨日来た、たった一通のメール。
返事になんて書こうか、迷った。
諭すことも、慰めることも、笑い飛ばすこともできない私。
君が考えた上での最良の答えだということも、
いつかそれを後悔する日もあるんだろうなと
感じるから。

私は君を愛しているだろうか。
友として、戦友として、男として。
時には友達のように。姉のように。
恋人のように。教師のように。母のように。
私は君を愛せているのだろうか。
君が苦しいときにそばにいてやれる
そんな器を持っているのだろうか。
君と私の間に、信頼関係はあるのだろうか。

誰よりも深く
君の心を守ってやれたらと。
誰よりも自由に
君を羽ばたかせてやれたらと。
願ってやまない。

2001/05/07(月) 12:52:00
つまりは同じことのくり返し。
切なくて。ドキドキして。
会いたくて、会えなくて。
それでも。
会ってしまうと冷たくしてしまう。
最近は少し大人になったから、
すねて怒って別れてしまうことはなくなったんだけど。

たぶん。
私がこの訳の分からない感情に取り憑かれなくなったら、
私たちはもっといい友人でいられると思うんだけど。
私は、いけない。
君が泣いても、苦しんでも、
そばに行って、抱きしめてやることは、もう出来ない。
なぜって。
一度、そうやって失敗してるからね。
君を失ったことがあるから。

この休みの間。
私はいろんなことを考えた。
君がいかに大事かということも実感してる。
そして今は、いろんな夢を抱いて野望に燃えている。
やる気になってる自分を冷静に見るとわかる。
そういう時、私は貪欲になる。
たとえ傷つけても、君を手に入れたくなる。

そして、また。
同じ日々のくり返し。
越えられないハードルを越えようとして。
越えてはいけない現実にさい悩まされて。
泣くだけの夜を乗り越えて、
また、明日への希望に立ち上がる。

君がそばにいる限り、私は同じ日々をくり返し、
私のそばにいる限り、君は訳の分からない感情に押しつぶされる。

2001/06/23(土) 14:32:00
突然の来訪。
まさか、考えさえしなかった時。
不意に訪れた君。
みんなが帰って、君を送っていくってことになって。
そこで珍しく真剣な話になった。
なのに、相変わらず茶化すから。
あんまりしたくない話だったんだけど。
でも、まじめにしておかなきゃ戸思ったから。
話してて。
君の人生の選択なのに、
それに私がけちをつけてるだけなのに、
どうして、わたしが泣けてくるんだろう。

そういう女の面倒くささがいやなんだって。
文句言うだけいって、
もういいよってすねる女がね。
わかるわかる。
でも、今の君がそれをさせるのよ。
おせっかいだとは、わかっているけど。
ずいぶん失礼なこと、言ったけど。
本音は、本音よ。
話したいこともあったのに。
言えずに夜が終わっていく。
そこまで話したらいえよって言う君に。
もう言える雰囲気じゃないわよと返した。
笑って、車のドアを占めた君は、
嫌いだと言いながら、妙に上機嫌だったよ。

2001/06/22(金) 14:52:00
6月の雨
去年。蛍を見た頃には、もう君は私のそばにはいなかった。
部屋の灯りを遠くに眺めては、二度と帰らない日々を押し殺していた。

あの頃私が一番いやだったのは、
私が別れた誰かの身代わりにしてるって言われることだった。
そうじゃない。どれほど叫んでも疑念は消えなかった。
私の中でさえ。
信じて。突っ走ってきて。
ある日それが真実の愛ではないと気がついた日。
私の中でいろんなものが崩れ去っていった。
愛してた。信じたかった。
何も知らなかった頃に戻りたかった。
そして何もかもを私の人生から消してしまいたかった。
それを黙って聞いてくれるのが君だった。

何もいらなかったのに。
私が本当に欲しかった心をあの人はくれなかった。
それをわかってくれる誰かに私は寄り添っていただけなのかもしれない。
いつもそう思ってきた。

私は今でもあの男を愛しているだろうか。
なぜ、過ちを犯してしまったのか。
なぜ、愛しつづけてやれなかったのか。
そこから考え直そうと思う。
そして。
本当にあの恋が終わったら、
私もいつか誰かに恋をするかもしれない。
そのときには、
君を利用しただけなのか、
君に恋していたのか。
それとも人として君を愛しているのかが
わかるかもしれない。
その壁を私が越えたら、
わたしたちの最後の糸は守ることができるかしら。

今日も、雨。
失ったものに目をそむける夏は
二度と繰り返したくない。

2001/06/19(火) 14:03:00
また、同じ夏が来る。
昨日、蛍を見に行くのに、さそった。
ずいぶん遅かったのに、でてきて。
ごめんね。結局一匹も見れなくて。
ドライブして帰った。

昨日は久し振りに、仲のいい奴が来てたから、
ご飯をとりあえず食べようって行ってて。
私のいないところで、二人で蛍は却下って言ってたんですってね。
でも結局君達は、
私が行くって言い出したら、黙って付き合ってくれる。

そんな中。
ちょっと意地悪してみた。
君の知らない、去年の蛍探しの旅。
君の知らない、誰かの話。
そして。
その人とライブに行くんだって話。
あと二人メンツが足りないんだけどって言ったら、
俺、いけるよって。

だって。
そんな風に言わないと、いくって言ってくれないじゃない。
誰かに張り合おうとするとき。
君は一番素直になる。
そしてその君のみせる本音が
誰かをすねているのを見て、
私は怒る。
どうしろっていうんだといわれるのも
当たり前ね。
だけど、こうして欲しいとはいえない。
私の好きな、私に都合のいい君でいて欲しくないから。

同じ夏が来る。
結局、私の前でしか見せない君だけが好きなのかもしれない。
そういう君をみんなに見せたいだけかもしれない。
夏だけが、私たちを解放する。
意地悪な私を。
自信無さ気な君を。

2001/06/16(土) 13:18:00
幸せな日々を越えて。
よく覚えてないんだけど…
なんか、最近、君が優しかったような気がする。
昨日は一日電話もメールも何もしてないんだけど。
なんでだろ。
いろんなことがあって、いろんなことを思い出して。
どうして、私こんなに君にはまってるんだろうって思いながら。
そう。好きなのか、どうかわからないけど。
でも、ずいぶんはまってるわよね。確かに。
落ち着いてる君を、他人にやさしい君をみていると、
ああ、今は気持ちに余裕があるんだろうなとわかる。
そういう日は、安心する。
ずーっとそういう日が続いたら、
あたしはいつか飽きて、出て行ってしまうと思うんだけど。
でも、あたしは、君のそういう幸せな日々を願ってる。
そういう幸せな日々を越えて、
それでも戦う道を選ぶなら、
そのときは、君と同じ道を選ぼう。
そう思ってる、臆病な私がいる。
とりあえず。
いまは、これでいい。
君は、まだ、幼いから。

2001/06/15(金) 14:02:00
近くて遠い。
そばにいるはずなのに、一番遠い。
それが君ね。
私は、いったい何なの?
その私に出会ってしまった君は、何者?
同じ言葉に反応し、
同じ陽に歓喜する。
同じ雨に悲哀を感じ、
同じ夜に涙する。
それは君自身のせいか、それとも私を解するあまりか。
いえ。どちらでもいい。
私のこの感情の波を
君が感じているのはわかるから。

だから、そばにいて幸せなわけじゃない。
なぜなら我々は一体ではないから。
そうなりたいとも思っていないから。
そう。私と君の歩く道は違っている。
だから。
君に誰かこの世に変えても守りたい誰かが現れたとき、
私の心の声は届かなくなる。

君はどれだけそばにいても、一番遠い存在。
だからこそ私の心が救いを求めるのかもしれない。
私がすがって、立ち上がれなくなっても、
君はいつか必ず出て行くとわかっているから。
だから安心して寄り添っていられるのかもしれない。

君は誰?
私は何者?
外は雨。
心は奥底へ、悩みの淵へ沈んでいく。

2001/06/12(火) 16:36:00
一番、一番、遠い距離。
久し振りにテラスで飲んだ夜。
疲れと笑いと久し振りのお酒に酔っていた。
みんなと別れて、
私は君と海を目指した。

話があるのよ。
土曜の夜に海に行かない?
そういいだしたのは私だった。
だから、私が話しを聞いて欲しかったと思ったのね。
わかってないのね。
私がいつも思うのは他の誰かのことで。
その悩みの渦の中にいる自分の姿にいろいろなことを感じるだけで。
私のわがままで、君を夜中まで引きずりまわすわけないじゃない。

一年前。
それがキーワードだった。
一年前、私は救わなきゃいけないと思った少年がいた。
確かに、それはそうだったんだけど。
あとで気がついたこと。
本当に救いがいるのは君だったのに。
あたしはその君を突き放した。
あのあと、いくつもの後悔と決断を繰り返して、
私はやっとここまで辿り着いた。

私が苦悩したあの頃の海へ。
私が強い私を取り戻すために、
何かを探していったあの海へ。
君を連れて行くこと。
君のしたい様に、戻ってくればいい。
君の思うように、出て行けばいい。
それを伝えるために。

一年前のあの日。
私は丘を越えて、あの海を見た。
そして今年。
あの道を同じ道をたどったはずだったのに、
辿り着いたのは、岬の灯台だった。
真っ暗な海に浮かぶ、島と漁船の灯り。
霧のかかった海を優しく音も無く
くり返し照らす灯台の灯。
ロマンチックなわけじゃない。
情熱が燃え滾るわけじゃない。
ただ、そこにあるのは、無の世界。

波の音と潮風の中君が話すのは、
他の誰かの話。他の女の話。
私の知らない世界。
そして、いつか追い詰められてる自分に気がついて言うのは
「襲ってしまおうかなあ」
それが、キーワード。

覚えてないでしょう。
その台詞。去年も言ったこと。
よほどそういってやりたかったわよ。
去年と同じ台詞。
「襲い方も知らないくせに」
そうしたら、なんて返すの?
去年と同じ返しをして、
去年と同じ過ちを繰り返すの?

「君は追い詰められるといつもそうね」
それが精一杯だった。
去年と同じ会話になったら、
自分を止められる自信はない。
だけど踏み出したところで、
そんなことが納得できるはずもない。
普通に返事をすることも、
去年もそうやって言ったわよって笑い飛ばすことも。
出来なかった。

霧に包まれたハイウェイ飛ばして
明るくなっていく空を見ながら。
ただ早く帰りたかった。

2001/06/07(木) 15:11:00
もう一度だけ。
君が寝てる間に、君のお母様と話しをしたの。
最近元気のない、自信をなくした、不安定な君に、
誰もが心配してる。

話していて、決めたことがある。
もう一度だけ。君に寄り添った日々を暮らしていこうって。
今はただ。
そばにいたいとか、離れられないというのではなく。
多分、君のために誰かが必要。
絶対に君を見放さない誰かが必要。
そして、君が甘えてるだけなんだって落ち込まないような相手が必要。
それは、私じゃない?
おごりかもしれない。思い上がりかもしれない。
でも。
多分、人生の中で君が今まで越えられなかった壁を越えるチャンスだと思う。
だから。誰がなんといっても。
君をそばに置いておこうと思う。
無限の愛を。
無条件の幸せを。
決して甘えることのない、
希望の見える明日を。
君に知ってもらうために。

こんな決意をする日が来るなんて。
一年前は思ってもみなかった。
あの晩。
君が駆け出してくれたから。
何ものをも超えて、君がかけがえのないものだと
気付かせてくれたから。

2001/06/02(土) 21:33:00
はぐらかすのは、私?
なのかも知れないわね。
一生懸命立ち向かうことも、逃げることも。
結局出来ないまま、自分の夢を君に押し付けて。
そして、自分に言えない不満も文句も君に押し付けて。
ごめん。

2001/07/02(月) 15:14:00
ひさしぶりに。
何度かここへ来て書こうかと思った。
そしてやめた。
私の気持ちが落ち着いていたから。
不思議なほどに、落ち着いていたから。
なんかうそっぽいような、そんな気がして。

昨日久しぶりに電話がきた。
何気ない日曜の夕暮れの電話。
何気ない、内容の電話。
珍しく、用のあった私。
いや、いいわ。それじゃ。急ぎじゃないし。

そうやって、ふっと思い出させる。
夜眠れずに、君への手紙を書いた。
今朝起きたら、
それを君に出せる気持ちにはなってなかった。
まだ。

今年は祇園祭へ行こうか。
そう思ってるのよ。
いく?
不思議ね。そんな簡単なことが、
君にはいえない。

2001/08/29(水) 22:33:00
今は昔
ずっと前は。
わかってるつもりだった。
その立場が心地よくて、そして怖かった。

一年前。
わかりあってきたんじゃない。
俺が合わせてきただけだといわれるまで。
私は君にとって、いろんなものを越えた
一番の存在だと思っていた。
勝手にそう思っていた。
そう思っていた自分の姿に愕然とした。

そして今。
いろんな話を、多分誰よりしてきたと
君は言う。
確かにそうかもしれない。
でも、感じてる。
君にとって、私は一番じゃない。
都合のいい一番手。
わかってるけど。
それでいいんだけど。
君が帰ってきたって、
結局そんな顔しかしないんだけど。

もう、
会わないことが苦しいのか、
会えないことが苦しいのか、
わからなくなってきた。

2001/08/28(火) 13:10:00
友として。
強い私でいることが、
君にとって一番の支えなんだとわかっているのに。
弱い私だからといって、
君が私を捨てていくことはないんだけど。

君にとって必要なことを
君にとって必要なときに
いってやれる私でいたいのに、
最後の最後でずれる
私の心の迷い。

どうしたいの?
それを実現するために何が必要なの?
私は、君によくそうやって聞くわね。
どうしたいのかなんて、
私にすらわからないのかも知れないのに。
どうしたいか。
答えはある。
でも、できない。
したいけど、できない。
それはやはり、
私の行きたい道なのかもしれない。

リミットは、あと半年。
その間に決断しようと思う。
友として、君を失わないために。

2001/08/25(土) 17:57:00
終わった恋
あの男にね。また女ができたみたいなの。
そうじゃなかったら、またギャンブルにはまってる。

そう。
そんな無責任な男に愛されてると思っていた
私が馬鹿だったのよ。
そんな情けのない、自分の姿に別れを決めたのよ。

愛してたのかどうかは、今ではもうわからない。
でも、確かに。
愛してたというなら、あの男自身を愛してたと思う。
じゃあ、なぜ、別れたのか。
都合のいい私しか愛してなかったから。

何度も問い返した。
私は間違えなかったかってね。
私だって、私にとって都合のいい姿を
追い求めていただけじゃないのか。
いつも問い直す。
誰かに心惹かれるたび。
これからずっとそう。
誰かに出会うたびに、
私はそう問いかけるだろう。
そして、証明のし様のないはかなさに
その恋をあきらめていくのだろう。

誰かを愛したら変わるのだろうか。
この傷が癒えないのは、
まだあの男を忘れていないからだろうか。
忌まわしい記憶が
私をがんじがらめにする。

そして、君はいない。
語りたいことも、泣きたい日にも、
君はどこにもいない。

2001/08/25(土) 15:47:00
もう一度
もう一度ここへきて
何かを書くことがあるとは
思っていなかった夏。

君がそばにいない時の方が
ずっとやさしくいられる。
切なさの分だけ。

時が過ぎていくのを
君が過ごして行く時で感じてる。

ここへ来て話をして。
そういいたいのに
相変わらずいえないまま
夏が過ぎていく。
君が遠くなっていく。

2001/09/29(土) 12:47:00
考えるといつも。
いつも、いつも君の事を考えてきた気がする。
その想いが、切ない日も風のような日もあった。
最近は、けんかしても、怒らせても。
怒って電話を切っても。
時が過ぎていく中で、
普通に毎日を過ごしていく君が想像できてた。
昔は、何で一緒に、ブルーになってくれないのって、
どこかで期待してた。
それでいて、実際ブルーな顔をされると怒ってたのよね。

一人一人が自立した大人でありたい。
私の中のそういう気持ちが強くなってきたせいかもしれない。
結局は、私が頼っているからトラブルが起きるって、わかってたのよね。

最近、日々の暮らしに行き詰まって、
君のことを忘れてることが多い。
ふと思い出すことがあるってことは、忘れてるってこと。
君が、ちゃんと自分で歩いてるって、
やっと思えるようになったせいかもしれない。
相変わらず、けんかして、
一週間ぶりのさりげない電話。
さりげない気遣いと、様子見。
何気ない会話で、相手を確認して、
お休みといって一日が終わる。
ただそれだけ。

長く続けばいいね。
こんな日が。

2001/09/27(木) 13:33:00
立杭岩まで
朝陽を見に行きたいのよ。
正直になれるような気がして。
強くなれる気がして。

正直になりたいと思う。
この心の中だけで。
甘さも醜さもはかなさも切なさも、
この心の中だけでは
正直でいたい。
そして、何もなかったように
君の前で、笑って見せたい。

そういう壁の向こうにしか、
君との幸せな暮らしはないと思っているから。

見に行きたいわね。
立杭岩に登る朝陽。
綺麗でしょうね。
心に迫る想いを
ごまかさずに感じながら、
それでも君とこの距離で見詰め合えてる
自分がみたい。

多分、今。
見たいなと思う景色をみて、
綺麗よねって、
一緒に感動したいのは、
きみだけで。
その君に、ただ寄り添っていたいだけ。

ごめんね。
もう、恋はできない。
恋ができて、無茶を言えるくらい
簡単だとよかったんだけど。
確かに別れたはずの、終わったはずの恋なのに。
この人生から消したいくらいに
消えてしまった感情なのに。
悔しいけど。
私は、恋をできなくなってしまった。
立場も、年も、関係なしに。
恋をできない自分に気がついてしまった。
そして。
それでも人恋しい私の
君を犠牲にはできない。

2001/09/20(木) 16:30:00
香水を買ってみた。
ピアスをあけたときも、指輪を買ったときも、そう。
何かが変わるかなと思うから。
旅に出るのもそう。
服を買うのも、何をやっても。
今の、現実から逃げ出したいだけで。

君から電話がくる。
しばらくというほども時をあけずに。
だからどうだってこともない。
ただ、人恋しさに電話をしてみる。
それの、一番最初が私をいうだけで。

香水を買った。
このにおいだと、君がなんていうだろうと
考えてる私がいた。
一番に見せたいのでもなく。
一番に何かいって欲しいのでもなく。
ただなんとなく。
そう思ってた。

そんなことも知らずに君は、
この秋晴れの空を眺めて
何を思うのでしょうね。

2001/09/08(土) 22:32:00
まるで何もなかった夜のように。
君は、まるで何もなかったように、笑う。
確かに。一年前みたいに私が尋ねていったのを
すねて知らん振りするような
子供じゃなくなったのかもしれない。
いろんなことを話してきたから、
お互いの信頼関係が強まったせいなのかもしれない。

でも、会ってみてわかる。
何かが、私の中で、崩れていったのが。
嫌いになったわけじゃない。
好きになったわけじゃない。
会って。素直に話せることを
私だって望んでた。
だけど。
違うのかもしれない。
二人の関係がなのか、
それとも
私の望むものがなのか。
ただ、
こんなはずではなかったという
倦怠感が私を襲う。

そして。
手に入れたいのか
飾っていたいのか
いまだ、見えず。


2001/10/31(水) 13:22:00
君はもういない
結局。君は十数年住みなれたこの町を越していった。
確かに車で行けば、ほんの15分ほどのところへだけど。
あの家にいることが苦しくて、逃げ出した。
それはわかるけど。
でもそれは、
もう私じゃ解決策にも安らぎにもなれないってことだよね。

いつもそう。
何も考えてないようで、何か考えていて。
でも、大事なときにいわずに、ずーっと後になって、
私が怒った頃に本当は…と言い出す。
ずるいよね。
後に残された私の気持ちも知らずにね。

確かに、君は何も間違ってはいない。
別に私に報告する義務もない。
それでも。
ああやって、ふらっとうちへ立ち寄ることさえ
なくなったんだって事実に。
君は何の干渉もないんだってことを思い知らされて、
悲しかっただけ。

2001/10/17(水) 07:04:00
雨が降る朝。
どうしているんだろうと、ふと考える。
ちゃんと眠れているのか。
風邪を引いていないか。
私は君の母親でもなんでもないのに。

連絡がないことを少し寂しく想い。
そうでありながら、
連絡があることを問題だと想う。
それをそのままぶつけてきた。
それが問題だったのよね。

君だけが特別に繊細に想えた。
君だけが傷ついているように見えた。
救わなきゃ、そばにいなきゃ。
いつもそう思ってた。
他の誰にも弱いところがあるのに。
君だけを責めた。
気がついて、そしてそれを越えて、強い君でいて。
そう願ってた。

最近、毎日一緒にいる奴がいるの。
一緒にいるとよく見えてくる。
強さも、弱さも。
それなのに、君みたいに責めたりしない。
そう自分を見ていて、想う。
君にはずいぶん立ち入りすぎたなって。

ねぇ。
もう一度聞こうか。
私は君にとって何?

2001/10/13(土) 20:18:00
もう、ずいぶん、会ってないね。
勝手で悪いんだけど。
それでも普通にしていられるのは、
多分君ががんばってるんだと思えるから。
私が自分を抑えられるとわかったから。
いつか、またね。
そんな言葉を頼りに、今を生きなきゃと言い聞かせる。
マザーリーフ。
芽は出てきた?

2001/10/04(木) 16:28:00
書こうとして、書けなくて。
昨日もそうやって、書きかけの日記を閉じた。
君が、一年前に捨てた、あの子。
別れたみたいよ。あの男と。
さあ、どうする?

今日、久しぶりに、里帰りする関係で、
友人のホームページを見てた。
そうしたら、掲示板に懐かしい人の名前を見つけた。
私が、こんなに愛することにこだわることの
きっかけになった一人だろうな。
長い間、連絡がとれずにいたその人が。
何気に、そこにいる。

慌ててメールを書いた。
何を話していいのかわからずに、
ただ、ただ、連絡をとることだけを考えて。
さすがにね。
この年になって、仕事も家庭もあると、
高校生みたいなのりで、キャーキャー騒ぐのも、
偉そうにものを言うのも、控えてしまう。

返事には、少し大人びた、だけど変わらないその人がそこにいた。
君が大人になって、別れた女達とどこかでめぐり合って。
そのときにどんな風に感じるかはわからない。
でも、さわやかな、それでも少し寂しげな風が
吹き抜けていくのよ。
この胸にあいた穴をね。

私はあの街を捨ててきた。
そんな想いで、10数年過ごしてきた。
帰れたはずなのに、帰らなかった。
自分の未来と夢と野望と欲望のために、
私は故郷を捨てた。
あの街を久しぶりに訪ねた私が、
この街へ降り立った時に
ああ、帰ってきたと思った時、
あの街は、私の故郷じゃなくなった。

それでも恋しく思うもの。
儚く懐かしい香りのするもの。

2001/10/01(月) 10:33:00
突然の誘い。
土曜日の夜。連れうちの一人から、電話がきた。
「どこか、遊びに行こう。」
要するにご飯を食べに行くだけなんだけど。
よほど君を呼ぼうかと思ったんだけど。
奴がくるんだよっていったら、絶対来るだろうと思って、
やめた。
君は信頼してるんだろうけど。
君に手を出すなって、一番私に釘さしてるのも奴だから。
ちょっとやばいなと思ったし。
君が最近やっとがんばり始めたのに水を差してもと思ったし。

そうしたら11時過ぎ。
電話が鳴った。

明日、暇?
暇といえば、暇よ。事務所の片づけがあるけど。
あ、じゃあいいわ。
何よ。どうしたの?
神戸に行きたい。
イタリア展が明日までやから。
ま、いいわ。自分で行く。
今、奴と一緒なのよ。

彼と話してるのをしばらく聞いてた。
電話を変わって、
一緒に行くよっていったら、
えらく喜んで、時間を約束して、おやすみを言った。
明日の朝8時半。

電話を切ったら、奴が言った。
「突然のデートの誘い?」
「そう。君も一緒。もてすぎて、かなんわ。」
笑いながらも心配げな奴に言った。
どうせ、放っておいても一人で行くから、
さっさとつれていって、さっさと帰ってくるわ。
そのために行くのよって。

結局。
道に迷ったり、店を回りすぎて、
帰ってきたのが夕方だった。
この時点で、怒られそうな時間だなと思ったんだけど。
いつもの癖ね。
家に人がいてもしんどいくせに、
家に人がいなければもっとしんどい。
で、結局、ビリヤードいって、電気やさんいって、
晩御飯まで一緒に食べることになって。

知らないでしょ。君。
家に帰りたかったのよ。
ほかの人がいる空間は、どうしてもだめ。
別にどうって訳じゃない。
でも。誰も知らないところのほうが、落ち着くの。
だけど。君一人を連れて帰るわけにはいかない。
そんな葛藤と戦ってたのを。

ううん。気がついてたのかもね。
微妙な、気持ちの変化にね。

結局、うちにきて、軽くご飯食べて。
ケーキ食べて。堂本兄弟見て。
帰った。

だめね。やっぱり。
二人だけは、いいけど、
別の意味で、息が詰まる。
やめとこ。やっぱり。

君が帰ってから、奴に電話した。
あきれ返ってたわ。
もう、それ以上は言わないけど。
口にしてしまわないと、
とまらなくなる。
そんな、怖い予感がするから。
2001/11/09(金) 15:17:00
あれは最後の…
今思えば、夏の終わりの神戸行きは、
最後のデートだったのかもしれない。
前の晩に電話してきて、
突然神戸に行こうだなんて。
いつもの君らしくなかったもの。
あの町を。
私がかつて、あの男と歩いたあの町を。
君と私が歩いてる。
いつか。
そんな将来の話をしながら。
家具や雑貨を見て回った。
二人で買った、マザーリーフ。
二人で食べた、出来立てのふわふわのシフォンケーキ。
二人でお土産のケーキを買いに行って。
二人でご飯作って。
テレビ見ながら、ただ黙って時空が過ぎて行った。

確かに君は人生の大きな岐路にある。
しばらくは遊べないね。
そういったけど。
離れてみて、わかることがある。
次の春が来れば、
君は違う誰かを探しに、新しい社会へ出て行く。
私はそれを笑って見送らなきゃいけない。
気がつかなかったけど。
あの時、終わっちゃったんだね。
私の支えも要らない。
強く美しい君でいて。
そう願ってきた。
まさに、そのときは近づいている。

次に会うとき。
私は上手に笑えるだろうか。
君が一瞬でも時を過ごそうと思ったとおりの
女でいられるだろうか。
君が、惜しいことをしたなと苦笑する瞬間。
私は平静でいられるだろうか。

振り返るとよくわかる。
あれは、最後の雨だったんだと。

2002/01/06(日) 16:58:00
がんばっても、できない。
ずるいなと思うのは。
きっと君が見ることのないこの日記の中でしか、私が君に語り掛けないこと。
もうすぐね。
春が来たら、君は、晴れて一人だ。
傷つくことも、立ち止まることも。
きみのじゆう。
そうしたら、私は君に何を語るだろう。

昨日。
助けを求めて電話した私に
君は言いたいことをうまく伝えられずに電話を切った。
わかるんだけど、フォローしてくれようとしたことは。
でも、いつも思う。
肝心なところが私達は違う。
もうね。
わかってるのよ。
やっぱり。
都合のいいだけの人だって。
お互いに。

好きよ。
間違いなく。
都合のいい関係だというのもわかっていて。
お互いそれでも相手を大事に思えるだろうなとも思う。
それ以上には思えないこともね。
でもね。
私に必要なのは、そんなことじゃない。
本当に大事に思える相手がいるの。
本当に尊重して、本当に大事にできる人がね。
君を
そんな風に思えたら、幸せだったかもしれない。
何度も、何度も、そう思った。
そのたびに、理性や、立場や、
周りの人たちのしがらみが私の気持ちをとどめてきた。
でも、本当の理由は違う。
結局、都合のいい人だから。
だから愛してはあげられない、愛されることはない。

そして。
君を取り巻く環境が、私を傷つけてることに
君は気付かない。
君が大きな流れの中で
頼られて行くなかで。
おそらく感じてる君の余裕が、立場が、
実は私を傷つけてる。
君のせいじゃなくて。
君が私にとって大事だと知っている誰かが。
君に私のことを告げる。
少しずつ、確実に、
私の中で崩れていく信頼。

気がついて。
悲鳴をあげている本当の心に。
平気なふりをして、元気そうにして見せる向こうに
本当に倒れそうな私がいることに気がついて。
君が無理しなくたっていいのにって言うのに
泣いてみせる、その向こう側に。
もう、なくことすらできない私がいるのに。