
EP-BX6SEのBIOS設定画面からCPUコア電圧可変範囲を拡大する改造。
このマザーは可変範囲がほかのマザーより広く、BIOSから0.05V間隔で+3Vまで可変できるのがうれしい。
しかし、PB700E(SECC2 SL454)を渇入れしようとしたとき、少し物足りなさを感じ、もっと渇入れができればと思い
今回の改造に踏みきりました。
電源回路の中心はUNISEM US3004が使用されている。
このICのVIDライン5本をカット、またはICの足上げといった方法もあるが、これをやるとせっかくのBIOSからの設定ができなくなる。
なんとかBIOS設定によるコア電圧調整方法を崩さず改造をしたい。
今回US3004にはいっさい触れず、BIOS設定用とみられるスイッチングICを利用する。

用意するパーツは

耐熱コード単線0.26o、ニクロム線少々、フラックス、ハンダ
アロンアルファ、カッター、基盤、DIPスイッチ8極、虫眼鏡、
その他、半田ごて20W前後の電子部品ハンダ付け用、
テスター(できればデジタル)ATX電源等、
それでは早速開始。


かなり配線が細かくここへのハンダ付けは慎重を要するので虫眼鏡を使用する。SLOT1のガイドにセロテープで固定すればちょうどよい。


ここで挫折せぬよう慎重にハンダ付けを行う。(ハンダがついたか確認で無理に引っ張ると基盤の配線が取れてしまうので要注意!)

配線が取れてしまわないように基盤とコードをアロンアルファで接着。


それぞれのCPUのソケットピンへの導通をテスターにて確かめ、それぞれVID2、VID3、VID4への基盤配線をカッターの刃先でカットし
完全にカットできたかどうかを、もう一度導通がなくなることを確認する。


基盤の配線はかなり細いものなのでそれほど力まなくてもカットできるV溝を作るようにカッターで2回ほど切り目をいれ
完全にカットする。赤丸の付近がポイント。

それぞれ15センチ程度のリード線をハンダ付けする。

それぞれのリード線を基盤にハンダ付けする


リード線が取れないよう、アロンアルファで接着し固定する。配線は丁度電源コネクター際にフリーホールがあるので
そこから貫通させる。リード線はそれぞれVID2→1番VID3→2番VID4→3番に、CPUコネクターピンからのVID2→4番に
VID3→5番、VID4→6番に接続する。DIPスイッチ1番から3番はONにした場合GNDに落ちるよう黒いリード線で電源コネクター
のアースに接続しておくのだが、今回デフォルト設定と混同しないように、7番のスイッチにGNDラインを接続しておく(マニュアル設定と
混同させないため)3番4番5番のDIPスイッチはONにしたとき、1番から3番とCPUコネクターピンとの接続用で(デフォルトとなる)
この切り替えをするためのプリント基板上で配線をしておく。


CPUソケットを何らCPUを差し込まないNo Coreの状態で測定、(電源はATX電源を使い電源ソケットにセット)スイッチウォンはPWの端子
をピンセットなどでショートしてやればONとなる。
写真でもわかるよう、コイルの際がコア電圧確認ポイントマイナスは電源コネクターにほりこめばよい。
下のスイッチ設定表でも紹介するが、DIPスイッチの状態を変えてみて、電圧が変化することを確認する。
No Coreの状態は2Vが表示される。DIPスイッチを変えてみるとたちまち3V超えてしまう。
ごらんのようにスイッチひとつでかなり危険なものになってしまうので、よく注意してほしい。
DIPスイッチ設定一覧表

( 0→ON、1→OFF)
設定方法(原理について)
たとえばPentiumB 700Eの場合を例にとって説明すると、Defolt
は1.65VでこのときVID1とVID2はCPUにより自動認識される
VID0→0、VID1→0、VID2→0、VID3→1、VID4→0、で1.65Vが供給される。
これをVID2以降切り離し、独自設定することで高電圧供給を可能にするわけだ。
ただしVID0、VID1はCPUにより固定なので、700Eで1.65V〜1.95Vでそれ以上を供給する場合、次のVID0、1の同条件1.85Vが
指定されれば良い。ここでVID2〜3を表のとおり設定すれば 1.85Vが得られ後はBIOS画面より0.05V単位(2.1V以上は0.1V単位)
で2.2Vまで供給可能となる。当然表のとおり、ベース電圧2.05V、2.30V、2.70Vといった具合に調整は可能だが、当然CPUの破壊の
原因になるので注意が必要だ。また、必ずマニュアル設定から、Default設定に戻す際、CMOSのリセットをかけ、基準電圧1.75Vに戻す
ことを忘れないでほしい。(注)CPUの定格以下の電圧供給も危ないので注意することが必要らしい。


CMOSクリアーの3本ピンに合うように自作したリセットスイッチ。(本体のリセットスイッチを使用した)
いちいち抜き差ししなくてもいいので楽かも・・
実際CPUを差してみてテストする。


実験台にセレロン366を使用した。DIPスイッチの設定によりコア基準電圧が可変する。
(リセットしているので、Default 1.75Vが基準となる。
いよいよマザーボードセット


1.85V設定でいったんBios画面を立ち上げ+Voltageを任意設定、再起動しもう一度Bios画面での確認右の画面で
コア電圧がアップしている。
とにかくコア電圧アップはCPUやM/Bを危険にさらすことになるので、くれぐれも注意してほしい。
改造はあくまでも自己責任でお願いします。
ではでは・・ mam