つぶやき
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タンザニアへ
2002年03月10日(日)

 エチオピアの航空の機内では、深夜のフライトということもあって、機内食はほんの少し摘んだ程度で、後は眠ってしまいました。乗務員の顔を見ていて思ったのですが、同じアフリカ人でも随分と違いがあるものです。ナイジェリア人のように力強い表情とは対称的に、エチオピアのようなナイル川流域に近い国の人は、かの有名なツタンカーメンのように、穏やかな表情の中にも冷静さを持った顔立ちをしていました。

 約5時間のフライト終えて、飛行機はアジスアベバ国際空港に着陸しました。ダルエスサラームへの便に搭乗するまでの6時間は、空港の中で過ごします。ナイジェリアの外務省の方に交渉して頂いた航空券を無事に入手することができたので、安心して朝食を食べることができます。朝食は空港内のレストランで食べたのですが、ブリシベ婦人に作って頂いた夜食と一緒に美味しく堪能しました。食後のカフェ・オ・レの味はなかなかのもので、アラビカ種コーヒーの原産地の味を意外な場所で楽しむことができました。

 ロビーには民族衣装や明源品が売られている売店が並んでいました。僕たちは椅子に腰掛けて、手荷物の整理とスワヒリ語をもう一度復習しました。タンザニアの公用語は英語なのですが、やはり現地の言葉で挨拶などは交わしたいものです。

 再びエチオピア航空機でダルエスサラームへと向かうのですが、機内を見回してビックリしました。シートベルトの着脱サインなどが中国語で表記されていて、以前、この飛行機は中華航空で使われていたようです。窓からは青い海が広がっているのが見え、所々にエメラルドグリーンに彩られた珊瑚礁も見えます。アフリカ大陸では最高峰のキリマンジャロ(標高:5,895メートル)の山頂は雪化粧をしていて、その壮大な景色が目の前に広がったときは、思わず言葉を失ってしまいました。いつもは雲に隠れているそうですが、その秀麗な姿を見ることができたのはとても幸せです。

 約4時間のフライトを終え、予定より1時間遅れでダルエスサラーム国際空港に到着しました。入国審査に必要な書類の記入に手間取り、審査を受けたのはこの便では最後でした。審査はとても厳しく、パスポートを店ながらダルエスサラーム大学に講義をしに来たと渡航目的を行ったのですが、審査官は全く信じてくれません。そこで、タンザニアのムタンゴ特命全権大使からの招待状を見せたところ、審査官の態度が急変し、その後は簡単に審査が済みました。

 すべての入国審査を終えてゲートに出ると、ムシゲニさんというダルエスサラーム大学で交流関係のお仕事をされている方が迎えに来て下さいました。空港ビルの付近でタンザニアシリングに両替をし、ダルエスサラーム大学が所有する車に乗ってThe Courtyard Hotelに向かいました。下の画像はダルエスサラーム国際空港に到着し、空港ビルへと歩いているところです。


 タンザニアは日本と同じく左側通行です。そのためか日本車が多く、○○旅館とか有限会社××などと書かれたワゴン車をあちこちで見かけます。信号機も日本と同じなので、まるで日本にいるような錯覚さえ感じられます。道はとても広く、市内の建物はビルがほとんどです。
 The Courtyard Hotelは、ダルエスサラーム市の中心部から少し離れた海岸沿いにあります。中央に広い中庭とプールがあって、南国の気分が味わえるとてもきれいなホテルです。一泊の宿泊料金はシングルで100ドルで、日本人から見ればとても安いのですが、多くのタンザニア人には縁のないホテルなのでしょう。

 どういう予約がしてあったのかはわかりませんが、内田先生の部屋は準備中、服部さんの部屋はこれから掃除をするとのことで、全員が秋山さんと僕の部屋に集まってきました。すでに夕刻となっていて、部屋の準備が整うには時間がかかるようなので、1階のレストランで夕食を食べることにしました。タンザニア料理を食べようと思ったのですが、ここにはフランス料理とインド料理のお店しかありませんでした。値段はとても安いのですが、味は値段以上のものでした。

 部屋はとてもきれいで、電気ポットも冷房も備え付けられています。スイッチを押せば電気が付き、蛇口を捻れば水もお湯も出てきます。水も電気もないナイジェリアでの生活に慣れてしまったためか、涼しくて明るい部屋に大きな違和感を感じてしまいます。アフリカに来る前は当たり前だと思っていた日本の生活も、アフリカから見たら異常すぎるほどの生活なのかもしれません。

 しかし、アフリカに来て初めて入るお風呂は格別です。シャワーを頭から浴びただけで黒いお湯となって流れていきます。1週間分の汚れがひどいために、何度シャンプーをしてもなかなか泡立ちません。湯船に浸かってくつろいでいると、明日から始まるダルエスサラーム大学での講義も頑張ろうという気分になりました。

 今日の画像はThe Courtyard Hotelの中庭です。下の画像は、ほぼ同じ場所から撮影した昼と夜の様子です。

 


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