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このコーナーでは安全なパソコンについて取り上げます。 1.パソコンの正常さチェック
Computer Fanという雑誌の記事「オーバークロックの正しい知識(たに勇武さん)」に気になるご指摘がありました。要約すると「CPUはいきなり壊れるけどメモリはじわじわ壊れる」ということ。私はオーバークロックはしないんですが(なんとなく怖いから)、この記事には恐怖感を覚えました。このじわじわというのは非常に怖い。
メモリがさりげなく誤った動作をすると、メモリから保存されたファイルにエラーがー徐々に蓄積するわけです。最初は作ったファイルがおかしくなったり開けなくなったりする。徐々にWindowsの大事なファイルが壊れてパソコンが不安定になる。
さらにファイルシステムの大事な部分が壊れるとHDD自体が読み込めなくなる(HDDが壊れるわけじゃありませんが中のデータは絶望でしょう)。
Windowsはディスクキャッシュがあるのでメモリがおかしいとファイルシステムの大事な部分を壊す危険性は高いかもしれませんね。自覚症状が出にくいのがメモリ破損の怖いとこです。
そんなわけで、メインメモリが正しく動いているか照合するソフトを考えてみたいと思います。この考え自体は意外と画期的ではありませんか?
オーバークロックしたPCのパフォーマンスを計測するソフトはあっても、オーバークロックしたPCが正しく動いているかどうか確認するソフトってあまり見かけませんからなあ。別にオーバークロックしていなくても、やたら不安定なメーカー製PCがあったとしたら、これらのソフトが確たる証拠となってメーカーにクレームを申し立てることもできるかもしれません。
#include<stdio.h>
#include<stdlib.h>
#include<mem.h>
main()
{
char *a, * b;
int size;
printf("チェックしたい容量をバイトで指定してください\n");
scanf("%d", &size);
try{
a=(char *)calloc(size/2, sizeof(char));
b=(char *)calloc(size/2, sizeof(char));
}
catch(...){
printf("メモリ確保にしっぱいしました。");
exit(EXIT_FAILURE );
}
for(int i=0; i<size/2; i++){
*a=rand()%256;
}
memcpy(b, a, size/2);
int err=0;
for(int i=0; i<size/2; i++){
if(*(a+i)!=*(b+i)) err++;
if(i%(size/100)==0) printf(".");
}
printf("\nメモリエラーの件数は%dでした。",
err);
free(a);
free(b);
}
Windowsは仮想メモリとか使うのでこのプログラムで確保した容量のメモリすべてがチェックされるかどうかはわかりませんが、メモリがおかしいパソコンならおそらくエラーを検出できるんじゃありませんか。幸いなことに僕のパソコンはエラーが検出されませんでした。GIGABYTEで安定性重視だからね。コンパイルしたものはここからダウンロードできます。このパソコンチェックものソフトをシリーズ化したら面白いかもしれませんね。
2.パソコンの寿命
やはりComputer Fanの記事「記憶媒体管理について(NSR250R+横浜ナンバーさん)」もとても面白かった。
パソコンの記憶媒体ってどこまで信頼していいと思いますか?
例えばフロッピーディスクはあてにならないといったことが記事で出てきますが、僕の経験でもフロッピーは結構短期間で壊れてしまうものがあると思うな。フロッピーなんて高く売れないから、メーカーもコスト削減に躍起だろうし、あんまり品質は期待してはいけないのかもしれません。
私の経験ではCD-Rも当てになりません。ドライブが悪いせいもあるのかもしれませんけど、エラー率はかなりのものがありますよ。それと記事中でも触れられていますが、CDやCD-Rはラベル面に(読み取り面ではありません)シールなどを張らないほうがよいと思います。シールがはがれたときにラベル面の反射幕も一緒にはがれてしまうんですね。CDは長い目で見るとこの反射幕がアキレス腱なんです。ここが古くなるとぼろぼろはがれたりする(粗悪品のCD-Rメディアだと古くならなくてもはげたりする)。ソフトケースみたいなものに長く保管するのも危険です。塩ビ素材とCDの反射幕が張り付いてしまい、取り出したときにラベル面がひどいことになります。CD-Rメディアを選ぶときはラベル面のタフさは考慮に入れたほうがよいと思いますよ。読み取り面は樹脂だから傷に気をつければそこそこタフなんだけど、ラベル面がぼろくなると手におえません。
記事中ではMOは信頼性が高いとされています。なるほど、反射幕もカートリッジで保護されているし、リードの際は光メディアだから磨耗も少ないのかもしれませんなあ。いいことを聞きましたね。230MBのMOなら2万円を切って手に入れられるものも出始めているので(そろそろ店頭から消えてしまうかも)MOを検討しましょうか。
さらに記事中ではマイナーなメディアも危ないとされています。マイナーなメディアはやがて店頭から消えてゆき、ドライブが壊れても新品は入手困難になってしまうわけです。僕はZipを愛用しているんですが、記事中では消えて行く危険性ありと指摘されてしまっていました。ショック!!
Zipって信頼性はけっこういいんですよ。私はZip暦5年ですが、メディアが壊れたのは1度だけ。それも不注意で水につけてしまったときだけです。とはいえ、忠告には耳を傾けねば。MO購入計画を立てるとするか。
そして、記事中ではメディアの管理だけでなく、バックアップツールソフトの管理も大切であると説いています。なぜなら、バックアップソフトを紛失するとバックアップができないから。これも納得しますねえ。マイナーなバックアップツールを使っていると将来互換性に泣くことになるかもね。メディア分割可能なバックアップツールもヤバイそうです。たとえばCD-R10枚にとったマルチボリュームバックアップは、10枚中1枚でもCDがおかしくなると残りの9枚に入っているデータもだめになってしまうからなんですね。確かにそのとおり。ファイル単位でこつこつやらなくてはいけないんですねえ。
データを整理しすぎるのもまずいそうです。なぜかというと、1つのメディアがだめになって大切なデータが失われたとしてもデータをあまり整理していなければどこかから同じものが見つかる可能性があるわけですが、潔癖症で冗長なことが許せない性格の人は1つのメディアの破損で途方にくれてしまう訳ですよ。またまた納得。
HDDにも寿命がありますよ。HDDなんていつもちゃんと動いているから大丈夫感が高いけど、時間がたつとやはり磁性面も劣化するし、メカもだめになってくるんです。昨年夏先輩のHDDが壊れたときはほんとに大変でした。メールもレポートもアドレス帳もすべてだめになるんですからねえ。先輩のコンピュータは4年ぐらい前のNEC製。NECは品質に定評があるとおもうんですが(HDDをNECが作ったわけではないでしょうが)そのNEC製であってもやはり寿命はあるわけです。HDDのクラッシュって突然訪れるから怖いですねえ。最近の製品はコストダウンが進んでいるから以前より寿命が縮まっているかもしれません。気をつけましょう。
大切なデータが失われるという点では携帯電話も危ないですね。あれはバックアップを取る人もあまりいないだろうし、苛酷な環境で使われているし、意外と盲点じゃありませんか。携帯電話に使われる半導体メモリの信頼性ってどうなんでしょうね。メモリが無事でも読み出せなくなったらどっちみちだめか。メーカーが自社製品の規格を統一するなどして、きちんとバックアップできるようにしてほしい。携帯電話メーカー大手といえばNECやPanasonicなわけだから、やってくれないかなあ。2社とも品質やサービスにはこだわってそうですしね。
まとめ。パソコンって購入当初はハードが大切ですが、使い込むうちに自分で作ったデータやソフト環境のほうがより大切になってくるので、対策を考えておかなくてはいけません。「昔はよくHDDをフォーマットしたもんだけど、今やったら大変だなあ」と思う人は要注意です。メール、ドキュメント、インターネット/LANの設定はきちんとバックアップしておくことをお勧めしますよ。
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