「スパルタン社会人の必修科目」。今回はつっこみ術について取り上げます。学校では教えてくれませんが、社会人にとってつっこみ技術はいまや英語と並んで必須のコミニュケーション能力です。上司の面白くない冗談に上手くつっこんだり、初対面の人と話を盛り上げるためにつっこむなど、つっこみの能力が問われる場面は英語同様ビジネスの舞台で頻繁に発生します。「本来気さくで冗談の好きなおえらいさん」も、的確につっこんでくれる人がいないと安心して冗談を言えず、「物静かで怖いおえらいさん」になってしまう場合もあるでしょう。相手が気楽に冗談を言えるようつっこみ術を磨きましょう。

注)一般につっこみはぼけに対して軽視されがちです。コミニュケーション術の教育機関でも「どのようにジョークを言うか」に重点を置いて教育しているケースが多いようです。しかし初対面の人の前でボケるのはつっこむことより勇気のいることです。寒いことを言ってしまいつっこんでもらえないと、再びぼける勇気を持つのは困難です。

つっこみで重要なことはスピード、強引さ、及び勇気です。つっこみを学ぶためには上記の点に留意して、ケーススタディとトレーニングを積む必要があります。
芸能界にはつっこみの達人が多数存在しますが、現在スピードにおいては東野孝治氏が注目されます。また、「どっちの料理ショー」で関口ひろし氏につっこみを入れる三宅ゆうじ氏のスピードも目を見張ります。特に三宅氏の場合、目上でつっこみにくい関口氏につっこみを入れている点も特筆されます。東野氏は吉本新喜劇、三宅氏もラジオなどのライブで鍛えぬかれた名人芸ですので、素人が安易にまねをしようとすればやけどをしかねませんが、後に示す「つっこみの素振り」の重要性を認識する上で重要な存在です。
強引さではやはり明石家さんま氏に学ぶべきです。相手が無口でも、素人でも、別にボケていなくても、相手の一挙手一投足を見事に拾い上げつっこんでいます。こちらの名人芸も素人がまねできるものではありませんが、つっこみの練習において重要な指針を教えてくれています。最後は勇気です。つっこみは小さな声でやっても流されてしまい、よけいに気まずくなる場合があります。つっこみの達人は例外なく声が大きいのも、決して流されることなくつっこむために必要であるからです。勇気という点では、若くしてつっこみを確立している芸能人に学ぶことが出来ます。キャイーンの天野氏等は好例でしょう。

実験計画
ケーススタディーとして、近日中に前述した達人たちのつっこみの観察を行います。

トレーニング
スピード及び強引さを鍛えるためには「つっこみの素振り」でトレーニングを行いましょう。素振りとは、様々なシチュエーションで声には出さず、頭の中でつっこみを入れるトレーニング方法です。強引さを鍛えるには、まったくぼけていない場面でつっこみを入れる練習をします。たとえばお昼のニュースや夜のニュースで、キャスターの一言ずつにつっこみの素振りを行うと良いでしょう。初めはクオリティーを問わず、量のトレーニングを心がけます。全くつっこみどころのないニュースにも、内容は問わずとにかくつっこんでみます。練習として以下のフィールドにつっこみを入れてください。

「昨夜10時頃、神奈川県津久井郡のコンビニエンスストアー「にこにこマート」に二人組の強盗が押し入り、現金300万円を強奪して逃走しました。当時店内には客はなく、男性店員一人でしたが、男性店員にけがはありませんでした。現場からの中継です


上手くできましたか。できあがったら周りの人に採点してもらいましょう。1日15分程度のトレーニングでスピードと強引さは飛躍的に向上します。

続く

 

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制作/著作:齊藤樹一郎