16.新しい文字入力装置の長所・短所

 2つの文字入力装置の長所と短所をまとめてみました。

〈長所〉
★ 片手操作
 どちらの機器も左右どちらかの片手で操作します。
 ・・・操作姿勢の制限が少なくなります。例えば、GYROSTICKでは取り付け角度を調整して設置すれば、楽な姿勢で長椅子に座りながら容易に機器の操作をすることができます。サムローラでは、さらに片手で容易に持てる形状となっており、寝ながらでも、また車の中などでも片手で簡単に操作ができます。
★ 常時把持操作
 手は常に機器を把持しており、動作した位置で、ある程度に半固定となるため、その状態で手(または指)の力を抜くことができます。
 ・・・操作時の緊張感を極力少なくすることができます。
★ かな入力対応
 動作位置の文字対応配置として日本語の母音と子音を利用しており、基本的に「かな」入力となっています。
 ・・・初めて操作する人にもわかりやすい。
★ ブラインド操作的
 棒状のスティックを握って、手(または指)を入力する文字により決まった位置に動かすという単純な操作のため、慣れるとキーボードで言うブラインドタッチ的な操作を行うことができ、かなりの程度の入力速度が期待できます。
★ 好感度操作部
  GYROSTICKでは、手で握って操作するスティック部分は取替可能にすることができ、またボタン位置も調整できるため、子供から大人まで、手の大きさと指の長さにピッタリ合ったスティックを操作することができます。  なお、サムローラでは、手の大きさによりスティックとローラーの大きさを変えたものを何種類か用意することにより、子供から大人まで対応できます。また、サムローラでも指の長さに従ってボタン位置を調整できるため、手にピッタリ合った機器を操作することができます。
★ カスタム文字配置可
 スティック(またはローラー)の動作位置が文字に対応しており、キーボードのような文字が刻印されたキーなどがないため、文字のカスタム配置が容易です。
★ ボタン機能割当て変更可
 GYROSTICKでは、文字選択,確定のためにスティックに付けたボタンの機能割当てを変更,代替することが可能です。このため高齢者のみならず手指などが多少不自由な障害者が使うにも利点があります。
 なお、サムローラでも同様に変更が可能ですが、1本の指(親指を想定しています)の操作が重要な働きを担っています。
★ 文字・位置連続入力操作
 ボタン切り替えにより、手を持ち替えることなく位置も入力できるため、GUI画面の操作でマウスなどを使用する必要がなく、連続的で自然な操作が実現できます。
★ 小型化可能
 キーボードに必要な多くの入力キーがないため小型化が可能です。動作機構や位置センサーなどを工夫することにより、ノートPCやPDA(Personal Digital Assistance)また携帯電話などにも内蔵したり組み込みが可能と思われます。

〈短所〉
★ 高速入力が必要な用途には不向き
 GYROSTICKでは、手首または手全体を動作させる必要があるため、文字の入力動作がキーボードに比較して大きく、キーボード以上の高速入力はできません。また、サムローラでも親指の前後左右回転操作により文字入力を行うため、やはりキーボード以上の高速入力はできません。 注)
★ 複雑な動作機構
 機器の動作機構がかなり複雑で、また操作位置を検出するセンサーも必要となり、機器の製作にはある程度の工作精度が要求されます。
★ 文字の表示・表音装置等必要
 キーボードでは操作に完全に慣れると例えば文字を表示するCRTの電源を切って文字を入力するといったほぼ完全なブラインドタッチが可能ですが、GYROSTICKとサムローラではある程度の文字位置までは動作させることはできても、完全に文字を特定し入力するためにはCRTなどの文字表示装置(または音階や音声による文字表音装置など)が必要となると思います。

   注) OSやワードプロセッサソフトの単語・文章登録機能などを効果的に利用すれば、少ない入力動作でも効率的に文字入力ができます。

     以下 つづく

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