
ここでは、私が私のコミパル(MT-300)に行なった調教内容を紹介します。
■メモリを確保
コミパルにはメモリの余裕がそれほどありません。そこで、標準で入っているデータで使わないものを削除しました。
記念日データなんて国民の祝日さえあれば必要十分です。
削除するためにはTwinFileManagerを使って、要らないと思われるファイルを削除するだけなので、簡単ですが、必要なファイルを削除してしまったり、コミパルの動作に必要なファイルまで削除してしまうかもしれませんので、作業は慎重に、そして自分自身のリスクで行ってください。
■パソコンとの通信
「最悪メールで」と思っていたパソコンとのデータ通信ですが、コミパルは光通信(パソコンではIrDA)を使ってやりとりすることができます。
これまた、MOREソフトであるClipLinkを使うことで可能になります。
■スケジューラを変える
標準のスケジューラでも必要な管理は出来ますが、後に説明する「アクションリスト」関係や、月の一覧が表示されないなど不便なこともあります。
そこでMOREソフトであるZaSch(「ザッシュ」と読むらしいです)を使うことにしました。コミパル(ザウルス)ではフリーのスケジューラでも標準と共通のスケジュールデータベースにアクセスしているため、スケジューラを変えても(場合によっては混在させていても)内容はそのまま使えるので便利です。
また、スケジュールの入力には「予定Editer」を使っています。これも、標準ではアクションリスト(TODO)が使えないためです。
■アクションリスト
「予定」の中には「いつ」という期日が決まっているものと、「いつまで」であったり「そのうち」であったり特に期日の決まっていない「予定」があります。
こういった期日の決まっていない「予定」をコミパルのベースマシンであるザウルスでは「アクションリスト」というので管理する事ができます。
また、多くのパソコン用のスケジュール管理ソフトウェアでは「TODO」というので管理します。(このページの中で両方の記述があるのもそのせいです)
さて、コミパルには標準では「アクションリスト」を使うことが出来ません。ザウルスOSはスケジュールやアクションリストなどのデータベースを管理する機能を持っており、先の「ZaSch」なり「予定Editer」もその機能を使っているためにコミパルではその機能が標準ではついていないために使うことが出来ません。
しかし、コミパルに付いていないのは「アクションリスト」の初期ファイルがないだけで実際にはアクションリストデータベースそのものは機能しているようです。 つまり、データベースファイルさえあれば、「アクションリスト」を使うことができるのです。
そのため、アクションリストの保存ファイルである「TODO.IDX」と「TODO.BOX」を他のザウルスからコピーしてくる事でコミパルで「アクションリスト」を使うことが出来るようになります。
■テキスト入力用のMOREソフト
私は、コミパルを「原稿執筆」マシンとして使っています。ちょっとしたメールマガジン用のコラムや、このページの原稿、また原稿の下書きなどは大きなノートパソコンやデスクトップパソコンよりもどこでも使えるコミパルの方が便利です。
コミパルで使えるテキストエディターとしては「mabEditer」「ちょいめも」「TextEditer」がありますが、私はその中で「ちょいめも」を使っています。私が使った範囲では機能の差はともかくコミパルと一番相性がいいようです。
ただ、「ちょいめも」はメモを書くのを目的としたソフトウェアですので、扱える拡張子に制限があります。コミパルのカスタマイズのためには「mabEditer」も必要です。
■テキストブラウザ
メールを携帯電話に転送している関係もあって、コミパルでメールを読んだり書いたりするのは、緊急の時だけとなってしまいました。ですが、テキストの資料や長文のメールなどはコミパルに転送して読みたいです。
そこで、LfLogBrowserを使っています。テキストをかなり快適に読め、しかも分割設定で一つのテキストファイルを分割して読むことができます。メールをつなげたテキストファイルにして、Subjectで区切って読むなどするとかなり読み易いです。
■パネルのキーをカスタマイズする
今まで書いて来たように本来のメール端末としてではなく、PDAやテキスト編集端末として使っているとメール用のショートカットキーやパネルの割り当てがもったいなくなってきます。
キー一つで「ちょいめも」や「LfLogBrowser」が使えるようになってほしいですし、起動時には「ZaSch」が使える方が便利です。
コミパルでそういうカスタマイズをするには「SYSTPREF.TXT」というファイルを作成し、編集することで可能になります。このファイルの仕様についてはシャープの資料を見てもらうとして、私は2000/07/31現在以下のような設定で使っています。
[SYST]
Version=1.0
DefStartApl=WKP2,255
AddAplKey=I,0x58FF,0x00,0x00,WKP2
AddAplKey=I,0x59FF,0x00,0x00,MPHR
AddAplKey=I,0x43FF,0x00,0x00,WTRD
AddAplKey=I,0x3CFF,0x00,0x00,WLF1
AddAplKey=I,0x44FF,0x00,0x00,MPJI
AddAplKey=I,0x77FF,0x00,0x00,WYR3
この設定をするには、パネルのキーアサインを知る必要があります。それを調べる方法もありますが、私が調べた範囲では以下のようになっています。
| 操作メニュー | 65FF | メール | 58FF |
| MORE |
| インターネット | 59FF |
| 設定 |
| アドレス | 43FF |
| 戻る |
| スケジュール | 3CFF |
|
| 手書きメモ | 44FF |
■パネルにシールを張る
パネルをカスタマイズしてしまうと、書いてある内容と実際の機能が掛け離れたものになってしまいます。
これは、便利にしようと思えば思うほど不便になってしまうジレンマだということもできるでしょう。
このジレンマの打開のために、機能に合わせて表示そのものを変えてしまうという方法をとりました。
下のようなシールを作りコミパルの右側に貼ったのです。
こうしてしまうと表示と内容が変わってしまうということもなく快適に使うことができます。
鏡を使う
コミパルの光通信ユニットは背面にあります。対して母艦となっているFMV NC3のIrDAユニットは左側にあります。光通信はお互いのユニットが平行に近い角度でしか通信できないため通常は、NC3の横にコミパルを横にして置くことになります。

しかしこれは決して使いやすい位置とは言えません。しかし、光通信は光で通信するので「鏡」を使えば屈折させることができます。いろんな置き方が考えられるでしょうが、私の場合は30分ほど考えた末(かなり短い構想期間です)下のようにしました。この配置で光通信が成り立つのは結構驚きです。
また、かなり便利です。

携帯電話を変える
コミパルを愛用するようになって、いろんな意味で不満の少ない生活を送っていましたが唯一不満だったのは「通信速度」でした。
今までの調教でもわかるように、私のコミパルはメール端末というよりはPDAとしての特徴を色濃く持っています。スケジュールやメモはコミパルで管理していますが、基本的にメールは自宅(もしくは職場)のパソコンでとり必要があればコミパルに転送して読みます。
書き込みなどもパソコン側ですることが多く、携帯電話にも転送していて全文でないにしろ読むことが出来ます。コミパルは緊急用であったり、出先でWEBを調べたりする時ぐらいにしか通信をすることがありません。
しかし、9600BPSというのは遅すぎて緊急時に選択受信をするために一覧をダウンロードするだけで3分ぐらいかかってしまっています(笑)
これでは、緊急にも使えないので電話を変えることにしました。そうPHSにです。5年ほど前、今のJ-PHONEにするまえはPHSでしたが、そのころよりもつながり易くなり基地局の切替えも早くなりました。メールも転送できます。
そこで、調べてみたところ、64K通信をしようとすればドコモしか選択肢がなく、これは論外です。(関西圏ではドコモのPHSはつながりにくくて有名)
そこで、今流行りのH”というと3和音着信音に対応した機種がなく、録音音声を着信音にできる機種をと思ったら先輩と同じ端末しかない。
それに、次で4台目の端末となるのだが、次はフリッパ端末(蓋付き)が欲しいと思っていたのだ。でも三菱は不評も聞くので可能なら避けたい。
悩んだ末、64K通信を捨てて、3和音に対応して、しかもフリッパ端末なアステルのAJ-35にしたのです。

そうなると、次はPHS用のケーブルが必要です。これはPHSを契約した時に同時に購入しました。
んで、使い勝手ですが、まぁ思ったとおりの速度です。驚くほど早いってことはありませんが、これはコミパル自体がそれほど高速なマシンではないのでこんなもんでしょう。かなり満足しています。