お国自慢〜緑と文化の都市・市川編〜

1.言葉・方言  2.名所・名物  3.市川おすすめポイント


千葉県は関東地方の南東部に位置し、三方を海に囲まれていて
自然が多く残っているとてもすごしやすい県です。
現在は「千葉都民」なる言葉もできるほどの、巨大なベッドタウンとなっていますが、
昔からの住民も多く住んでおり県の中でも場所によってそれぞれ特色があります。

その中でも私が生まれ育った街・市川は、千葉県の北西部に位置しています。
西に東京の江戸川区、東に船橋市、北に松戸市と隣接し、
南には東京湾と浦安市があります。
東京湾沿いの工業地帯と全体に広がる住宅地。
北部や住宅地の合間に残る自然や歴史的建造物。
日蓮聖人、弘法大師が残した仏閣や万葉集に詠まれた橋も、
再現された形ではありますが現存しています。
さらには永井荷風、幸田露伴、北原白秋などの作家も市川と深いかかわりをもっています。
東京湾に残る唯一の干潟、三番瀬があることでも有名です。
これら様々なものが共存している街、それが市川です


1.言葉・方言
市川市は、その地理的位置から考えられるとおりに、
標準語との間に特別な相違点は見つかりません。
ですので、標準語と東京弁、という点から観察してみようと思います。

厳密に言えば、標準語こそが日本語ということになります。
また、東京などの若者から発信された標準語にはない新しい言葉が、
東京弁として定着しているともいえます。
その中の代表的なものを紹介したいと思います。

チョー とても、の意。強調表現される時はどんなものにも使われる。
キモい 気持ち悪い、の略。言われるとかなりショック。
ぶっち サボる、約束を破る、の意。
うざい うざったい、の略。口語調では、うぜー、という汚い表現になる。
はぶ 仲間はずれにされること。「昨日の飲み会、俺、はぶにされたよ」などと使う。
ぱくる 盗む、の意。万引きという言葉を変えたようなもの。


また単語だけでなく文章の語尾を強め、半音上げて疑問形のようにしたり
意味もなく語尾を延ばすことも東京弁の特徴と言えると思います。
そして、何といっても東京弁の一番の特徴は、全国ネットのテレビ番組などで普通に
放送される為に、いつのまにかそれが普通に使われているように錯覚する事ではないでしょうか。

このように市川は、特別な方言などはなく標準語、および東京弁が使用されています。

2.名所・名物
市川は、自然と文化と歴史の融合した町です。
マンションの隣に緑や、古くからある寺院が存在する事も珍しくはありません。
ここではその中でも伝説になっている「真間の手児奈」にまつわる話と、
それに関連した歴史的建造物を紹介したいと思います。

古い昔の話、真間という所にとても美しい手児奈(てこな)という女性がいました。
手児奈は粗末な格好でしたが、その美しさからとても上品で人気がありました。
その噂を聞きつけた人々が手児奈のもとを訪れ、求婚しました。
しかし、手児奈はどんな申し出も断ったそうです。
そのため手児奈を想うあまりに、病にかかったものもいたそうです。
そのことに心を痛めた手児奈は、
「わたしの心は、いくらでも分けることはできます。
でも、わたしの体は一つしかありません。
もし、わたしがどなたかのお嫁さんになれば、
ほかの人たちを不幸にしてしまうでしょう。
ああ、わたしはどうしたらいいのでしょうか。」
と悩んでしまいます。
そして、海に落ちる真っ赤な夕日を見ながら
「どうせ長くもない一生です。わたしさえいなければ、けんかもなくなるでしょう。
あの夕日のように、わたしも海へはいってしまいましょう。」
と、海に身を投げてしまったのです。
どんなに後悔しても、手児奈はもう帰りませんでした。

という伝説があります。
その手児奈を祭ったものが右の手児奈霊堂です。
普段は人々の散歩に、子供の遊び場として、
さらには秋にはほおずき市があり、地元の人々に親しまれています。
また、この手児奈霊堂に関連の深いものに、真間山弘法寺があります。
同じく手児奈をまつったものですが、水戸光圀がその見晴らしのよさから
名づけた茶室や日蓮聖人の作った大黒天像などもまつられています。

3.市川おすすめポイント
他にも聖武天皇の国分寺建立の詔によって建立された下総国分寺の跡や、
万葉集にも詠まれた真間の継ぎ橋、名の残る作家の紹介されている桜並木などが近くにあります。
上記の名所はほとんど徒歩数分の圏内にあり、少し足を伸ばせば江戸川土手から東京を臨むことが出来ます。
下総地方を治めた里見氏と北条氏の2度にわたる激戦の舞台になり、今では桜の名所となった里見公園、
さらには、きれいな水にしか育たない全国でも貴重なじゅんさいが育成される、
冬には渡り鳥もやってくるじゅんさい池公園というような自然の名所も多くあります。
それだけの様々なポイントを徒歩で十分めぐって、歴史に思いをはせる事ができる。
そんな市川には散歩がぴったりだと思います。

そしておなかが減ったら”ひさご亭”のギョーザをお薦めします。
JR市川駅北口から少し汚い路地を入った所にあります。
このお店は、見た目怖そうな星一徹のような店の主人の経営する中華料理屋なのですが、
ギョーザに特徴があります。とにかく大きい。
右の写真でMDと比較すればおわかりになるとおもいますが、子供の握りこぶし
程度の大きさがあります。ぱりっとしたかわに、中はふっくらジューシーな具があふれます。
写真のは半人前で3個です。店で食べきれなかった分もお土産にしてくれます。

緑と文化の街、市川。
手軽に散歩して様々なものを感じ取れる所もまた、市川の魅力なのだと思います


兵庫/福岡/台湾/鹿児島/栃木

トップへ