リッパーを使おう(CDex)

CDexCD2WAV32と同じようにフリーソフトでありながら、英語ソフトのため日本人にとっては使いにくいという印象があります。しかし実際にはCDexは日本語化パッチ(プログラム)が公開されているのでこれを使って日本語化できます。と思ったら、2000年12月より日本語化済みCDexが公開され、自分で日本語化するちょっとした手間も省けるようになりました。ということで、CDexはほとんど日本語ソフトと同じと言っていいでしょう。ところでCDexの機能はCD2WAV32に比べて劣るということはありません。それどころか次のようにCDexが必要になる場合があります。

@CD2WAV32の無料公開が中止されてしまった場合。
A
CD2WAV32を使ってリッピングすると雑音が入ってしまう場合。
B
CD2WAV32がCD-ROMドライブを認識せずデータを読み込めない場合。
C
CD2WAV32を使ってアクセスできないCDDBサーバーを利用したい場合。

・まず、以下のサイトからCDex日本語版をダウンロードして下さい。
*日本語化ファイル作者のmoryさん、ありがとうございます。

http://mory.virtualave.net/jpatch/

CDex 1.30 beta 8 日本語版 fix cdex130b8jp2.lzh



*平成13年1月の最新バージョンは「CDex 1.30 beta 8 日本語版 」です。その時点での最新バージョンをダウンロードして下さい。

・ダウンロードされたLZH圧縮ファイルを解凍して下さい(ZIPファイルを解凍しよう)。あらかじめ好きな場所に「CDex」フォルダを作っておいて(新規フォルダの作り方)その中に解凍するようにしましょう。ここでは「C」ドライブの中の「Program Files」フォルダの中に「CDex」フォルダを作ることにしましょう。

C:\Program Files\CDex\(フォルダの中↓)

C:\Program Files\CDex\Cdex.exe (←プログラム本体)

・CDexを起動するとメインウィンドウが開きます(↓)。
*ウィンドウは縮小しています。


CDexの使い方:

・CDドライブに音楽CDを挿入して下さい。CDexを起動してCDが認識されると上図のように「AudioTrack」番号がウィンドウ内に表示されます。
*別のCDドライブを使いたい場合は切り換えて下さい(↓)。

・リッピングで作られるWAVEファイルの保存場所としてCドライブに「wave filesフォルダを作っておくことにします(新規フォルダの作り方)。

C:\My documents\wave files

・このフォルダにWAVEファイルが出力される(置かれる)ように設定しましょう。メインウィンドウから「オプション」メニュー →「設定」と選択します(↓)。

・「CDex configuration(CDex設定)」ウィンドウが開いたら「ファイル名」タブを選択して、「...」ボタン(青丸をクリックして、「録音するトラック」→「C:\wave files」に変更して下さい(赤丸)。

・メインウィンドウに戻って、次のように入力します(↓)。

アーティスト名 → 大黒摩季
タイトル名 → 永遠の夢に向かって

・ここではトラック3の曲をリッピングすることにします。「AudioTrack 03」を右クリックして「トラック名を変更」で次のように曲名に変更します。*トラック名は必ずしも変更しなくてもOKです。

AudioTrack 03 → 戸惑いながら

・トラック名変更で、作られるWAVEファイルは次のようになります。

C:\wave files\アーティスト名\タイトル名\トラック名.wav

つまり、

C:\wave files\大黒摩季\永遠の夢に向かって\戸惑いながら.wav

となります。

・リッピングしたい曲をクリックして白黒反転させて選択します(上図)。
*全曲を同時に選択したい場合は曲を右クリックして「すべて選択」として下さい。

・その状態でメインウィンドウ右の「WAV」ボタンをクリック!

・CDexのリッピングって結構遅いみたいです。約5分の曲のリッピングに待つこと約3分30秒、WAVEファイルが作られました。
*WAVEファイルのアイコンはパソコンの環境で変わります。

C:\wave files\大黒摩季\永遠の夢に向かって\戸惑いながら.wav

・MP3ファイルを作る途中のWAVEファイルですが、次のどちらかの方法で再生することができます。

@WAVEファイルをそのままダブルクリックする。

A「スタートメニュー」 → 「プログラム」 → 「アクセサリ」 → 「エンターテイメント」 → 「Windows Media Player」 と選択してメディアプレーヤを起動し、そのウィンドウ上にWAVEファイルのアイコンをドラッグ&ドロップする。


CDDBを利用してみよう :

・上の例ではトラック名を手作業で変更しましたが、ファイル数が多くなると大変です。インターネット上のCDDBを利用すると曲名を一瞬で入力することができます。

最初に次の設定が必要です。「オプション」メニュー → 「設定」→「CDDB」タブ、と選択して(↓)のウィンドウを開いて自分のメールアドレスを入力して下さい(赤丸)。CDDBサーバーは4つの中から選択できます(青丸)。

・ではCDDBサーバーを利用してみましょう。CDexがCDの各トラックを認識しているか確認した後、CDexのウィンドウ右下の「CDDB」ボタンをクリックして下さい(↓)。

・CDexはCDDBサーバーへ接続され、CDを判別し、数秒後にアーティスト名、タイトル名、各トラックの曲名、がパソコンへ送り返されて表示されます(↓)。

・ごらんの通り、曲名が表示されましたが全部ローマ字です。実は、今のところCDDBサーバーは日本語データを扱っていません。これはCDDBサーバーを変えても同じです。ということで、CDDBは特に洋楽CDで役に立つと言えます。


内部エンコーダを利用しよう :

CDexはリッパーですが、もう少し正確に表現すると「内部エンコーダを付属して配布されているリッパー」です。次の場所に内部エンコーダのDLLファイルが入っています。

C:\Program Files\CDex\Lame enc.dll

・ということで、CDexがあれば他の内部・外部エンコーダを追加する必要なく、「リッピング+エンコーディング」を1ステップで行うことができます。それではなぜここまでの解説でリッピングだけの手順を解説してきたのでしょうか。その理由ですが、CDexは色々な内部エンコーダ・外部エンコーダと組み合わせてMP3ファイルを作ることができます。MP3ファイルの音質はエンコーダの性能で決まると言われていますが、CDexに付属する内部エンコーダ「Lame MP3 Encoder」の音質は必ずしも100点満点ではありません。もし高音質と評判の高い「Fraunhofer IIS系」エンコーダが入手できればそれを使い、CDexは単にリッパーとしてだけ使った方がいいと思われるからです。とはいえ普通の人はそのような高性能・有料エンコーダとは無縁でしょうから、特に気軽にMP3を楽しみたい人には無料環境の「CDex + 内部Lame」の組み合わせがお勧めです。
*2000年12月で公開中止となったエンコーダ「午後のこ〜だ」がもし再公開となれば、そちらも使ってみることをお勧めします。

・前置きが長くなりましたが、一発でMP3ファイルを作りましょう。CDexを起動して、音楽CDをセットして下さい。次にCDexのメインウィンドウから、「オプション」メニュー → 「設定」と進めて、↓のウィンドウを開いて下さい。

・以上のように設定して「OK」ボタンをクリックして下さい。

・メインウィンドウの右にボタンがあります。何でしょう、この分かりにくさ。MP3ボタンが2つあってどちらを選べばいいのか分りません。

・ボタンの上にマウスをもっていくとメインウィンドウ下欄に(  )の説明が表示されます。

@WAVE (トラックからWAVへ変換)

AMP3 (トラックからMPEGオーディオへ変換)

BMP3 (トラックからWAVまたはMP3へ変換)

・@とBは理解できるとして、どうしてボタンAには「MPEG」と書いてないのでしょうか。とにかくどう違うのか実際にやってみるしかありません。

・ボタンAをクリックするとただちにMP3ファイル作成が始まりました。

・ボタンBをクリックすると↓のウィンドウが開きました。

・曲の範囲を決めてWAVEやMP3作成ができるということでしょうか。

・とにかく、MP3ファイル作成スタート!

・結局、ABのどちらでも同じMP3ファイルが作られるようです(↑)。
このファイルをSCMPXで再生しながらID3タグを見てみましょう。

・あれれれ、「Joint stereo」に設定したはずなのに「MS stereo」になっています(↑)。現在までの調査では原因がよく分かりません(ご存知の方、アドバイスお願いいたします)。

参照 : エンコーダの音質評価 → stereoの設定

・ややお粗末ながら、CDexの解説を終わります。

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