OSとはOperating Systemの略で、コンピュータの基本部分に当たります。様々なアプリケーションソフトウェアはOS上で動作するのが基本です。そのため、各アプリケーションはWindows用、とかLinux用などと記されています(Mac用ソフトウェアも、Macintoshでしか動かない、というのではなくて、MacOS用のソフトウェアであるという意味になります)。
現在、PC市場において、パーソナルユースでのもっとも著名なOSはWindowsでしょう。
しかし、きわめて高い独占市場を作り出したことによって、様々な弊害も生まれています。
いちいち列挙するのもばかばかしいのでやりませんが。
Linuxは商用の利用も行われてはいますが、商用ソフトウェアを含まない、OS本体だけはフリーで流通していますので、自由に入手することが可能です。
そして、同時にOSの機能もWindowsに比べて非常に高い自由度と、多機能性を併せ持ちます。
それは時には困難であるとか、難解であるという印象を与えがちです。確かに、敷居は高いかもしれません。しかし、それを乗り越えていくのもまた楽しいのではないかと思います。
また、昨今では特にLinuxにおいて敷居を下げてきている動きが非常に活発です。
さあ、踏み込んでみませんか? もっとも、二度とWindowsに戻れなくなっても保証はできませんが。
うちでは
CPU:AMD-K6(233Mhz) CD-ROM:40x
HDD:6GB
FDD:3.5’ 2モード
Memory:192MB
VGA:Riva128 4MB
とりあえずこんな感じです。メモリとHDDはもっと少なくても十分ですし、CD−ROMももっと遅いものでも十分でしょう。
最近のマシンならCeleron 500Mhzくらいは載ってるでしょうし、十分に高速です。
後はLinuxを入手するだけですね。さあ、先へ進みましょう。
それを知るにはLinuxの構造を知っておかなくてはなりません。
まず、OSは本体のカーネルだけでは何もできません。キーボードから文字を入力することはおろか、ありとあらゆるデバイスが全く動作しません。それを動かすのがデバイスドライバと呼ばれる、別のプログラムです。OSの中心こそカーネルですが、OS自体はカーネルとデバイスを含めた周辺機器を制御するプログラム群によって成り立ちます。
LinuxのカーネルはLinuxカーネルしかありませんが、OSを組み上げる大小様々なプログラム群は同じ動作をするものでも一つに限りません。また、フリーのプログラムは環境に合わせて改変することを許可されているので、同じプログラムであっても設定ファイルの置き場所が違っていたりします。
そのため、カーネルの状態にあわせて、その大小さまざまなプログラム群をきちんと設定しながら導入していかなくてはなりません。で、言うまでもないことですが、非常に大変な作業です。
そこで、より簡単に導入できるようにある種のキットのようなものができあがってきます。ディストリビューションとは、このキットのことを指しています。
ディストリビューションはカーネルおよび基本的なバイナリ、外部コマンドなどと、非常に代表的ないくつかの〜あるいは多数の、アプリケーションのパッケージの集合です。そして、キモともいえるのがインストーラの存在です。
このインストーラの出来不出来によってディストリビューションへの評価は大きく変わると言ってもいいくらいです(もちろんそれだけで評価する人もいませんが)。
昨今のディストリビューションはこのインストーラの部分の完成度は非常に高く、まず訳の分からないなどと言ったケースはまれだと思います。
少しはディストリビューションという概念が理解していただけたでしょうか?
・RedHat系
・Debian系
- RedHatLinux 本家本元。世界標準を目指して躍進中。
- TurboLinux RedHatベースですが、独自色が強い。国内では高いシェアを持つ。
- VineLinux 日本語を扱うことに長けた、国内向けディストリビューション。
- LASER5Linux 日本語RedHatから発展した、国内向けディストリビューション。
- Kondara MNU/Linux 新しいファクターを次々と取り入れることで有名。
- Linux2000G グラフィック環境をメインに打ち出した新機軸Linux。(Mac用はLinux PPCがベース)
- OpenLinux 国内ではあまり使われないかもしれない。優れたインストーラを持つ。
- Linux MLD4 Windowsパーティションにインストールできる特殊なLinux。
- Linux Mandrake フランス産のディストリビューション。こんなのよく日本語化したなぁ。
・Slackware系(StormLinuxやCoralLinuxは正式な日本語対応版がないので除外しました)
- Debian GNU/Linux 豊富なパッケージを持つ、Debian系の本家。
- でびまる Debianの入門用ディストリビューション。初心者用らしい。
- Omoikane GNU/Linux Debianベースのパッケージ。パッケージ群が厳選されている。
現在主流となっているのはRedHat系列です。非常に多くのディストリビューションがリリースされ、書籍類などの情報も豊富です。
- Slackware この系列の本家です。日本語化するにはPJEを当てる必要があります。
- PlamoLinux 非商用ディストリビューション。日本語化済み。PC9801シリーズにも対応する。
さて、このサイトではVineLinuxを使って解説していきたいと思います。
VineLinuxはカーネルを始め、シェルや様々なプログラムの多くが完全な日本語化を施されており、非常に親切なディストリビューションです。また、インストールするだけで煩雑な設定をすることなく優れたデスクトップ環境の設定が完了した状態で起動するので、初心者向きでしょう。
もっとも、あまりごたごたしたデスクトップよりシンプルなものを好む人もいるのでしょうが、初めのうちはわかりやすい方がよいのではないでしょうか?
基本的な部分ではRedHatはだいたい共通です。一部ディレクトリの構造などが異なる場合もありますが、その辺はうまく勘に頼りつつ探してください。
さて、ここまででだいたいの基本的な事柄は(適当なごまかしも含めて)説明しました。詳しく知りたい方はLinuxのホームサイトへ出向いてください。かなり親切に解説してあります。