日本JC褒賞事業は1998年までフリーエントリー制でした。これは各地青年会議所の事業を全国に発信できる機会を提供出来ると共に、その事業を検証し、さらなる事業の発展に寄与できるからであります。しかしながら、審査の不透明化や、審査の公正さに疑問の声が聞くようになってきたことと、審査をする方々の軽減から1999年度日本の褒賞制度を地区協議会の推薦を必要とし、その中から審査された事業を数点日本JCに申請し、グランプリを決定する現行のシステムに変わっていきました。地区協議会褒賞が復活し、各地区協議会内でも褒賞のシステムが形成され、これは地域に密着した事業の中で個性が反映され、その地区内の文化歴史を大切に地区協議会褒賞の独自性がでてきました。しかし、各地区協議会褒賞事業の審査基準も各地区協議会において様々で、全国の青年会議所の輝かしい事業は各地区協議会で、それぞれの基準で審査され、その中のベストが日本JC褒賞に申請するというシステムです。各地区協議会より上がってきた事業を審査し、受賞事業が決定すると、審査基準、褒賞制度の違いから各地区協議会の受賞事業との格差が出てきます。このことは、褒賞制度について問題視するところであります。 日本JC褒賞の目的は、申請団体において申請した事業を整理・分析・評価した上で、申請した事業の当初の目的を振り返り、時代との整合性や地域での評価を勘案し、今後の方向性、運動展開を模索する絶好の機会として、JC運動に貢献した会員会議所に対し、栄誉を讃えると共に、その素晴らしい運動を広く情報発信することにより、今後の各地JC運動の参考になると同時に更なるJC運動の発展に資する機会であります。それぞれの事業は各青年会議所がメンバーの鋭気と努力の賜であり、財産ではないでしょうか。その財産を広く全国の青年会議所の財産にすることが褒賞事業の本来の目的だと理解しております。 2002年度褒賞委員会では、この混沌とした時代から出発をするため「新JC創世記」にむけた褒賞制度を構築し、地区推薦によるフリーエントリー制にすることで多くの事業を申請していただき、多くの事業を全国に紹介いたします。従来通り地区協議会に各青年会議所より褒賞申請していただき、各地区協議会の選考方法により判断して日本JC褒賞にエントリーしていただきます。各青年会議所に対してより身近な地区協議会のご協力をしていただくことにより、褒賞の目的にあった方向性に近づけるものとします。また、審査基準の公正さ明確さを表現して早期に全国に発信します。このことをふまえたうえで各地区と連携し、より身近な褒賞制度となるように「LOMはLOM・日本JCは日本JC」の考えはなくし、よりよい関係を築き今後の新たな褒賞制度に繋げ、一年間「褒賞のあり方」を検証していきます。 今年度褒賞規定が変わったことに伴い、試みとして4つの規定部門を設け、今後のJCI褒賞へ繋げていくためのシステムづくりの第一歩とします。 1)教育・青少年部門 2)まちづくり部門 3)人間力開発部門 4)国際関係部門 公開審査はこの規定部門別に審査を行い、規定別にもっとも評価された事業を優秀賞といたします。優秀賞が公開審査で決定し、その中から最終審査にて、グランプリを決定いたします。 京都会議にて夢を語れる場として褒賞相談所を開設し、サマーコンファレンスでは、夢をかたちにできる場として公開審査を行い、全国会員大会にて、かたちを現実にする場としてアワードセレモニーを開催します。エントリーの公正さ、審査基準を明確にして情報公開することにより、申請する各青年会議所のことを考えた褒賞として褒賞の目的に、より近づけて2002年度褒賞事業は行います。そして、時代に即した既成概念にとらわれない褒賞制度を模索することにより、今後新たな褒賞事業へと繋げていきます。