サクラエディタのコンパイルに関する情報です。
2009年12月2日あたり時点での情報です。
ここでは、サクラエディタ Unicode(x86)版をコンパイルすることを前提とします。
若干古いANSI前提ですがソースコードのコンパイルにいろいろ書いてあります。
開発環境のOS:Windows XP(SP2かSP3)/Vista
HDD空き容量:2GB位
インターネット回線:1GB位のダウンロードに耐えること。光推奨
ここでは Visual Studio 2008 Express Edition with SP1(VS2008Exp)をインストールします。
サクラエディタ プロジェクトで利用されているのは、実際にはVisual C++ 2005です。
VS2010もそろそろでますが未確認です。
サクラエディタはC/C++(MFC未使用)ですので、Visual C++ 2008 Express Edition(VC2008Exp)のみで問題ありません。
VS2008Expには、「DVD イメージ版」と「Web インストール版」があります。
DVD イメージ版は、アクティベーションがありませんが、イメージをDVDに焼くか仮想ドライブでマウントする必要があります。
Web インストール版は、C++だけダウンロードできますが、30日以上使う場合はアクティベーションが必要です。
アクティベーションにはWindows Live IDが必要です。メールアドレス、氏名、職業、国などの入力を求められます。そしてWindows Live IDにはメールアドレスの登録が必要となっています。
私は Web インストール版のC++をインストールしました。
紹介ページ(VS2010が出たらURL変更になりそうです。)
VC 2008 Express with SP1 Web インストール版(ファイル直リンク)
VS 2008 Express with SP1 DVD イメージ版(ファイル直リンク)
ちなみに、VC 2008でコンパイルするとWindows 95/98/Me/NT4などで起動できないそうです。2000,XP,Vista,7以上のみです。
サクラエディタをコンパイルするだけなら、インストール オプションは、MSDN、SQL Server 2005 Expressも Silverlightも不要です。
必要だと思う人はインストールしてかまいません。
なお「はじめて .NET Framework 3.5 をインストールした場合は、ご利用の前に必ず再起動をしてください。」
とのことです。
.NET Framework 3.5 SP1 をインストール後は、Windows(Microsoft) Updateをしましょう。
セキュリティ更新プログラムなどが配布されています。
とりあえず、最新版をダウンロードしてコンパイルしたい人向きの方法を紹介します。
サクラエディタ Unicode版のソースコードはsakura/trunk2に格納されています。
sf.netのソースビューア にアクセスして、「Download GNU tarball」(ファイル直リンク)を選ぶだけです。
tar.gz形式ですので、適当なツールで解凍してください。
古い・特定リビジョンがほしい人は「Sticky Revision」を指定すればOKです。
ソースコードをいじった後、プロジェクト(本家ソースコード)に追加してほしい人などは、
subversion のリポジトリから「チェックアウト」します。
1度チェックアウトすれば、次回からは「更新(Update)」で最新版や特定の時点にコードにダウンロードしたファイルを更新できます。
subversion のクライアントが入っていないと使えません。
TortoiseSVN が有名ですがこれの説明は、Tracにある説明(げんた氏の説明)に譲ります。x64の人は注意が必要です。
ファイルが多いフォルダをエクスプローラや「ファイルを開く」ダイアログで表示すると重いです。(設定で改善できます)
各プロセス上にDLLが常駐します。ただ非常に便利です。
RapidSVN もありますが、WinCVSを使っていた人かGUIを使いたい人向けです。
CUIでよければ、Slik SVN(コマンドライン版の通常のsvn)が全機能使えて便利です。
0.12では フォーマット(.svnフォルダの中身)がsubversion 1.5用だそうで、注意してください。
Slik SVN は普通のコンソールのsvnです。これでサクラエディタのパッチを提出できます。通常のDIFF形式ではないのでただのdiffではだめです。
RapidSVNで、ダウンロードしてくる場合は、チェックアウトのダイアログで
URL= https://sakura-editor.svn.sourceforge.net/svnroot/sakura-editor/sakura/trunk2/
出力ディレクトリ 「sakuraw_trunk」等、好きなところへどうぞ。ただし空のフォルダがいいです。
リビジョン「」"最新を使用"にチェック
ペグ・リビジョン「」"指定しない"にチェック
"ブックマークに追加"をチェック
"子階層を含むに追加"をチェック
"外部参照を無視"を未チェック
「OK」を押すと今度は「SSL証明書」検証エラーのダイアログが表示されます。
ここは我慢して「常に」「今回だけ」のどちからを押せば、ダウンロードができます。
「追加: C:/sakuraw_trunk/...」みたいなログが表示されます。
長いですが、我慢して待ちます。
ログに「レディ」が表示されれば完了です。
RapidSVN は終了してOKです。
解凍またはsvnしてできたフォルダを開きます。
sakuraフォルダの「sakura.sln」を開いてください。VC2008では「プロジェクトの変換」を行います。
適当に指示に従ってください。
いよいよコンパイルです。
画面上のコンボボックスがあると思います。「Debug_ansi」とかになっていると思いますので、
「Debug_Unicode」か「Release_Unicode」を選んでください。
「Debug_は開発用「Release_はリリース用(公開用)です。
メニューの[ビルド]-[ソリューションのビルド]を選べばコンパイルが始まります。
かなり長いです。エラーがなければ成功です。
実行にはサクラエディタ特有の注意点があります。
Unicode版では、Share Ver:が異なれば、同時起動できます。
バージョンを変えずにDLLSHAREDATAの中身を変えると、同時起動でクラッシュすることがあります。
ただし、ANSI版とUnicode版、DebugとReleaseはそれぞれ同時に起動しても問題ありません。
デバッグ・実行後、サクラエディタの常駐を解除しないと、
再コンパイル時に起動中のため実行ファイルを書き込めずエラーになります。
面倒なことにサクラエディタの初期設定は「常駐する」になっているので、設定を変更するといいです。
自分でコードを修正した場合 SVN でコードをダウンロードしたとしても、一般ユーザの方は コミット権限がありません。
パッチなどの形で提供することになります。
ターゲットOS(Release_Unicode時):Windows 2000, XP, Vista, 7等(NT4以前は知らない) コンパイラ:Visual C++ 2005 必須(VC 2003以前では現状コンパイルできない) ソリューションファイルはVC2005用。 (古いVC2003用パッチならあります→sf.netのtracker) SVNリポジトリ: https://sakura-editor.svn.sourceforge.net/svnroot/sakura-editor/sakura/trunk2/ Release_ansiはコンパイルできるようになっていますが、網羅的なテストは行われていません。
ターゲットOS:Windows 95, 98, ME, NT4, 2000, XP, Vista, 7等。 コンパイラ:Visual C++ 6.0 + Platform SDKがベース(sakura.dsw)だが、実際にはVC2005あたりVC.NET 2003あたりでリリースしている BCC5.5.1やVC2003Toolkitなどでもおそらくコンパイルできる SVNリポジトリ: https://sakura-editor.svn.sourceforge.net/svnroot/sakura-editor/sakura/trunk/ 各バージョンは:https://sakura-editor.svn.sourceforge.net/svnroot/sakura-editor/sakura/tag/ に並んでいるが、 最近はtagを作成していない。sf.netのリリースシステムにも古いものはソースコードのアーカイブがある ヘルプ:https://sakura-editor.svn.sourceforge.net/svnroot/sakura-editor/help/ Unicode版のヘルプはありません。
ANSI版、Unicode版とも、コンパイルはできると思いますが、64bit用に最適化されたコードで書かれていません。
メモリコピーなどは、高速になる可能性があります。 ファイルの上限サイズも2BGのままです。
PPA.DLLは利用できません。