ブックオフってTSUTAYA系じゃん。誰だよ、「学会系」なんてガセ流したのは?



旅行・ミステリー・恋愛ものは不可。文庫と新書中心。単行本は1500円まで。バナナは主食。



ゲッツ板谷「バカの瞬発力」二見書房
小学生でもわかるギャグというのは盲点だった。弟と無線マニアの話に思わず吹出す。
旅行ものは読んでないが、著者の他の似たような本はイマイチ。

根本敬「電気菩薩」(上) 径(こみち)書房(新刊)
奥崎も佐川くんもこの人にかかればオモチャ。因果の鬼だな。地獄行き決定。下巻が楽しみ。

鵜飼直樹「快読力」どこだっけ?
面白い! これであなたも読書通。もっと辛らつでもいいのに。続編は?

「消えたマンガ雑誌」MFペーパーバックス
太田出版「消えたマンガ家」(安部慎一に思わず涙)のパクリだが面白い。
マンガ好きなら両方押さえなきゃ。

デーブ・スペクター&どこかの女の翻訳「政治的にもっと正しいおとぎ話」
DHC(=化粧品会社。”大学翻訳クラブ”の略らしい)
二番煎じ。ブックオフでゾッキ本が100円だったので買ったが、最初の「ヘンゼルとグレーテル」で嫌になった。
読者より訳者が面白がってどうする! ここは日本なんだよ、このユダヤ人が! ユダヤ人!ユダヤ人!ユダヤ人!

「小学6年生」(雑誌)小学館
毎年新入学号は充実している。成人になってからも1度は読むべき。
「VIEWS」の廃刊は残念だった。とっとと「サピオ」も廃刊にして学年誌だけやってろ!

ミツロー(326)&みつを
絵の下手なガキや不幸過ぎて気がふれたオヤジの説教なんかに金を出す奴の気が知れない。
便所に飾るのさえ不愉快。愛読者の平均IQはたぶん80以下。文句ある?

ドストエフスキー「未成年」(上・中・下)岩波文庫
前に上巻を買ってから中・下を再版で手に入れるまで10年近くかかった。なぜオンデマンドで出さない?
こんな長ったらしいの、2度も読めるか! しかも登場人物多過ぎ。覚えきれないんだよ!
19世紀の作家らしく常に”神”を意識しているので、長ったらしい作品群より人物そのものが気に掛かる。
作品では神の不在を呪うような「地下生活者の手記」(新潮文庫)が一番好きかな。短いしね。「罪と罰」
(ラスコーリニコフの野郎、最後に寝返りやがった!)より椎名林檎の同名曲や加賀乙彦の「宣告」
(新潮文庫)の方がずっと好き。

田口ランディー「コンセント」幻冬社(最近文庫にもなった)
引きこもりの兄の自殺で話が始まるが、ただ効果的なツカミのため取ってつけたよう。途中でそんなことはどうでも良くなり
イカレた妹の内面描写(表現は見事)に。買うんじゃなかった。有名人気取りが鼻につく。実は書く対象も必然性もなさそう。

雑誌「BURST」コア・マガジン
「BUBKA」より上の世代を狙っているらしい。サブカル好き狂喜のコアな内容。
近所の書店で棚の下まで良く探したらあっさり見つかりました。
そういや最近ミリオン出版「ダークサイドジャパン」廃刊になったな。
最新号の表紙と目次

共同通信社会部「沈黙のファイル」新潮文庫(’02)
まさか文庫が出るとは思わなかった。瀬島龍三ってまだ生きてたのか。
旧帝国軍参謀のくせに連戦連敗の責任も取らずにおいしい世渡り。”妖怪”中曽根のブレインにして伊藤忠の顧問
”武器商人”。自己批判もせずしてな〜にが「幾山河」だ。ラーゲリから帰って来なくて良かったのに。
英霊の代弁者のフリして一番利用&愚弄してるのはこいつ。買っとくなら今。徳間文庫「一筆啓上 瀬島中佐殿」
も併読したい。

東浩紀「動物化するポストモダン」講談社現代新書
ポストモダン的存在であるオタクは世代を3つに分けることができ、その最後の世代は”大きな物語”不要で”萌え”重視、
だとか。オタクを通して見た現在社会論&現代社会を通して見たオタク論。久し振りにエキサイティングな新書を読んだ。
オタク・・・情報化社会にいち早く(過剰)適応したやつら。”教養オタク”も含めて奥行きのないくだらない連中ではあるが、
時代を端的に表しているので、まあ、ここはひとつ毛嫌いせず広い心で見守ってやってくれんかね。わしの亀に免じて。

斎藤美奈子「読者は踊る」文春文庫(新刊)
まっとうな事をまっとうに語る、その語り口が魅力的。新聞連載だった鵜飼直樹の「快読力」よりこちらの方が熱い。
そうか、おれ、出版業界に踊らされてたのか・・・ ”小心者”福田和也や”自称黒幕”の美男・中森明夫とガチンコさせ
たい。「紅一点論」(ちくま文庫)が出るまで「ヨーロピアン・ハイライフ」「超一流主義」の人と勘違い。すまん。

日垣隆「それは違う」文春文庫(新刊)
所沢の野菜のダイオキシン報道、「買ってはいけない」騒動、環境ホルモン問題等を検証。国士に偽装した売国奴も
コワイが、やっぱ左翼崩れジャーナリズムもコワイ。歴史観が現実無視で予定調和(決定論)だもんな、宗教じゃ
あるまいし。
知らないのも分からないのも恥かしくはないが、何も教訓を得ないのはヤバイ。湾岸戦争、ペルーの日本大使館、
「世界の警察」(”自称芸術家”と同じじゃねーか)による空爆その他の横暴、アメリカへのテロ、太平洋戦争etc...
でもヤマザキのクリームパンってうまかったよな。多少体に悪かろうと駄菓子やフグみたいなものだと思えば問題
ないじゃん。
 
雑誌「AcciiネットJ」(廃刊号)
なんだよ、初めて買ったら廃刊かい。誌名がダサイからじゃない? だいたい月刊誌じゃ情報古いんだよ。
最後っ屁で「2ちゃんねる」の悪口。”2chの覇権”ってなんなの? 悪口言われるのは自分のせいだろ。
取って代りたいだけでしょ? 無理無理、あんたらには。「季刊・ファミ通OB」でも作っていなさい。
面白い記事・役立つ記事もあったんだから、最後に辛気臭く景気のせいにするなああ〜!

矢幡洋「DR.キリコの贈り物」河出書房
ノンフィクションノベル。”DR.キリコ”(手塚のマンガ「ブラックジャック」の安楽死請負業の医者からとったHN)に
手配してもらった青酸カリを持ち歩く事によって、自殺のギリギリでわずかな生きる望みを得るとは。「葉隠」も
真っ青の逆説。登場する人達の誠実さに心を打たれる。おれも30代まで生き長らえちまったか。

Dr.キリコ掲示板過去ログあり

猪瀬直樹「続・日本国の研究」文春文庫(新刊)
飢えて死ぬこともないこんな天国みたいにヌルイ国でなにを言っても始まらないが、それでも理想は理想で大事。
私らは選挙(バカは行かない方が国のため、資格制にしちまえ)に行きさえすればいいのか? んなわけないでしょ。
社会科やらなにやらを学校で何回も教わったのは政治経済に興味を失うため? それじゃ悲しいだろ。
ろくな改革も出来ずにこのままグズグズ腐っていくんだったら、いっそGHQ(もうない)やキッシンジャーとかに頼めない
かな、国家予算から上前ハネてもいいからさ。国連の敵国条項、まだ生きてるんでしょ? どうせ実質属国なんだから
問題なし。・・・もう面倒くさいからアメリカの州のひとつになっちゃえば? そうすりゃ今の政府も役所も殆ど不要になる。

若一光司「自殺者 現代日本の118人」幻冬社アウトロー文庫(ブックオフで100円)
ただ戦後の自殺者を並べただけ。ずいぶん楽して本を書いたね。ネットもあるのに、これじゃ売れないでしょ。
読んでる途中で肝心な人物が抜けているのに気付いた。
数年前ある小学6年生が「輪廻はあるかどうか知りたい」と自殺。いろいろ背景があったのかも知れないけど、
これを載せなきゃダメでしょ。大人の世界にはまずない純粋に哲学的な自殺。藤村操みたい。歴史に残したい。

渡辺延朗「フォトン・ベルトの謎 2012年12月の地球大クラッシュ」三五館(新刊)
フォトン・ベルト、シューマン共振、太陽黒点と地震の関係、マヤ暦の神秘、ニュートリノの質量を調べるための
国家的プロジェクト”スーパーカミオカンデ”の研究中断・・・ 知らない事がたくさん書かれていて楽しい。
やっぱ科学って意味系の曖昧さ(どうにでも解釈できる)が少ないし、夢があっていいな。しかし、因果関係が立証
されてないことや誇張・こじつけも多く、終わりの方は完全にトンデモ本。こりゃ強力だ。タイトルも物騒でいいね。

岡田斗司夫「ぼくたちの洗脳社会」朝日文庫
このタイトルは誤解を招くぞ、オウムじゃないんだから。社会を構成している基本的価値観(その内部にいる者には
普通意識されないし、対象化事自体が困難)であるパラダイムの変化について書かれている。「全てのコミュニケー
ションは洗脳行為である」とか、「マルチメディアが時代を変えるなんて虚妄だ」などとあっさり言い放ってます。
オタクってつまらない情報をその意味を問うことなく自己目的化するからあまり好きじゃないんだけど(っつーか、かなり
気色悪い)、これは例外。
まだネットがあまり普及していない95年に本書が刊行されたことに驚きを感じる。
オタキングHPや「オタク学入門」より、こっちだな。「東大オタキングゼミ」もなかなか。やるじゃん、オタク!


福田和也「人でなし稼業」文春文庫、「この国の仇」光文社新書ハードカバー(ブックオフで100円)
文芸オタクにしてジジイ殺し、小心者の元パンクス(笑)評論家。頼むから普通にしててくれ! どーゆーコンプレックス
なんだろうね、こーゆーの。この前三島賞を取った中原昌也を授賞式で紹介する時に「彼は暴力温泉芸者というノイズ
ミュージシャンでいじめっ子だったんだよね」と紹介(本人談)して中原驚倒!だったとか。(ニュースソースは確かな筋
です。ヒ・ミ・ツ。)批評家のくせにどこをどう読んだんだ? からかわれそうな相手には絶対絡まないのも姑息。
そんなに偉ぶりたいなら呉智英や宮台や思想系批評家と論争でもしてみたら?
デブ特有の無神経さで言語感覚&美的感覚ゼロ、汗臭そう。


 佐治芳彦「太平洋戦争 封印された真実」日本文芸社
物量神話に対する反証や戦略・戦術の不備を指摘。慰安婦問題の行き過ぎ(やらせ)報道について触れた部分も。
意外と中立的(ちょっと満州国贔屓)。内容も多彩だし視点が巨視的なのでいろいろ参考になる。
右寄りのトンデモ本かと思ったらなかなか面白かったので、文春文庫「黎明の世紀〜
大東亜会議とその主役達」(深田祐介)もつい買ってしまった。ジジイか、おれは。
こうなったら江藤淳の「忘れたことと忘れさせられたこと」(文春文庫)でも読んでみるか。

青山正明「危ない薬」データハウス(96年)
「突然変異」から「危ない1号」まで、一貫して快感にこだわり続けた著者の姿勢に共感。
実用的で懇切丁寧なドラッグのガイドブック。相変わらずサービス精神旺盛で、
合法・非合法ドラッグから体質改善・自律神経訓練法・メンタルトレーニング、果ては善行・読書まで。
彼の自殺はドラッグによる突発的なものだったのでは? ともあれ、合掌。

蛭子能収「エビスヨシカズの秘かな愉しみ」講談社+α文庫(98年
善良で暴力が嫌いで理性的なエビスさんの魅力あふれる一冊。
「妄想日記」がいい味出してます。「映画日記」では沢田研二や吉永小百合の似顔絵も・・・
「蛭子能収のコワイもの見たさ」(95年、世界文化社)はもう絶版だろうな。

小林恭二「モンスターフルーツの熟れる時」新潮社(01年)
やっと入手! 「カブキの日」(最近新潮から文庫も出た)で三島賞を受賞した同著者の最高傑作かも?
子供時代に感じた怒り・悲しみやラディカルな疑問を思い出したい方、同一性の不全感を抱えてる方向き?
(初期では三島賞候補だった「瓶の中の旅愁」(福武書店、絶版)が最高傑作? マンガくさいけど。)
ありふれた物語より現実の事件やマンガの方がよほどエキサイティングな今、敢えて「小説」を
読む意味は?と感じる方にも同著者の哲学的・思弁的な作品群はおすすめ。俳句や歌舞伎、茶道に関する
著作もあります。ところで、誰か平凡社から出てた「酒乱日記」を譲って〜!
(最近やっと入手。貴重なエッセイだ! あとは新潮から出ていた「半島記・群島記」(絶版)だけ。)
小林恭二のHP
(長らく更新がされてないようだが?


古川利明「カルトとしての創価学会=池田大作」第三書館(02年)
こんな本出しやがって、許せん! 名誉会長に不利なことばかり書き連ねやがって。
「フランス下院は創価学会がカルトである」と認定だと? 本物の宗教は弾圧されるものなんだよ。
先生があと10年持たないって? 冗談を。仏罰当てちゃろか。偉大な指導者である先生にはサイボーグ化手術を
してでも最低あと100年は生きてもらわないと。公明党がキャスティングヴォートを握っているので政局が安定して
いることからも学会票の凄さはわかるだろ。バカは投票に行かない方が学会にとって有利なんだよ。
日本最高のビジネスマンである池田先生にノーベル名誉賞を! 先生を侮辱する者は刺す!

唐沢俊一+村崎百郎「社会派くんがゆく!」アスペクト(01年)
某誌に連載されたらしい時事ネタの対談。去年「値段に見合わない」と思って購入を見送ったのだが、早くもブックオフで
100円だったので買ってみた。村崎は単なるモラリストの裏返し(&商売の都合)。なんだ、全然”鬼畜”じゃないじゃん!
まあ、村崎はどうでも良い。実は唐沢の毒のあるところを見たかったのである。結果は見事に期待ハズレ。単なる物知り
なだけじゃん(いい歳こいて守備範囲以外無知では”オタクのなれの果て”だもんな)。どうしようもなく凡庸で決定的に
つまらん。エリック・ホッファーでも読め!おれもまだ読んでないけど(書店に注文済み)。
所詮オタクは他人の褌で相撲を取るだけで、自分では何も作り出せないのか? 鳥瞰的な視点を持つ”オタキング”
岡田斗司夫は例外なのか?
唐沢の”一行知識”HPはカルトクイズっぽいだけで特に興味の持てる箇所はなかった。どうやら金になるネタはとことん
出さない気らしい。ちぇっ。やっぱ基本的に俗物だわ。
村崎のHPに至っては見る気も起こらん。(酒鬼薔薇よりこいつの素顔が見たい。知り合いに頼んでみるか、ふふふ。)
PS 村崎については「悪人正機を地で行く屈折したモラリスト」としておこう。

「週刊新潮」(雑誌)
偏屈なジジイが読む雑誌だと思っていたら、最近面白いじゃん! 廃刊した「フォーカス」から流れた連中のおかげか?
最新の9月26日号では
ピースボートが取り上げられていて笑った。詳しくは知らないが、どうせ学生気分全開のしょーもない
ジコマンだろう、と思っていたら案の定。どうせなら右翼の皆さんに北方領土に行って戴いた方がずっと良い。そうですよね、
”国士”の皆さん? もはや国民のコンセンサスは充分得られましたので、次は国外で盛大にやって下さ〜い。
WE LOVE 北方領土!(誰かTシャツ作ってくれい。)
ありゃ、”阿呆船”の話から脱線した。コイズミ訪朝前に北朝鮮についてのコメントをいろいろ集めたところまではいいが、
全員タカ派OR被害者じゃねえ・・・動脈硬化起こしてます。
「ポスト」の10/11号の「金正日ヘアカタログ」は久々に愉快な企画だったな。

いかんいかん、最近政治っぽいネタばかりだ。ボロが出ないうちにやめとこう。

赤塚不二夫「人生これでいいのだ」集英社文庫(3〜4年前)
しばらく前にがんになって世間を騒がせたけど、なにもせずに直したとか。アルコールの力でしょうか?
人生相談コーナーや立川談志・泉谷しげる(マンガ家になりたかったとか)との対談もあり。
「がんは体にいいのだ」(そんなんアリ?)、「チンポ反対、マンコ賛成」(安保闘争当時新宿のストリップ劇場の看板に
書かれていた文句だとか)など、名言?多し!
”ギャグの神様”赤塚先生、相変わらず壊れてます。幸せそうだなあ。
これでいいのだ!!
赤塚不二夫公式HP

本澤二郎「平成の妖怪中曽根康弘の大野望」データハウス(’00)¥1500
すまんが、また政治本の紹介を。本当はこういうのイヤなんだけどさ。
軍国主義者にしてタカ派の黒幕、中曽根の研究書。老いてますます盛んなこのジジイ、どうにかならないもんかね。
憶測・風聞に頼らない一流ジャーナリストの著書なのに、とてもわかりやすくてエキサイティング。竹下との確執や
小渕・森と続く傀儡連中、野中広務の変節、瀬島龍三、ナベツネ、鳩山兄弟、小沢一郎なども取り上げられており、
日本の右傾化の歩みがはっきりと見てとれる内容。戦後政治史の入門書としても一級品なのでは?
安手の暴露本っぽいタイトルはどうにもいただけないが、早いとこ改題して文庫化してほしいなあ。
田勢康弘や日高義樹なんかの本よりずっと面白かったです。さ〜て、宇都宮徳馬のことでも調べてみようっと。


日垣隆「偽善系−やつらはヘンだ!」文藝春秋(’00、最近文庫にもなった)ブックオフで¥100
口だけは達者な小学生に口喧嘩でやりこめられたような不快な読後感。どうやら著者はなにごとにも白黒をつけないと気
がすまない性格らしい。単純な”正義”感からか? 中間のグレイゾーンの解決があるなんて思いもしないんだろう、きっと。
小児病患者っぽく、話の単純化や他人の揚げ足取りで本領を発揮。他人のことをとやかく言う前に我が身を省みると
いう発想はこの人にはないんだろうな。 ”狼少年”とか”偽善”とか、決めつけの常套句が多い。この「やつらはヘンだ」
という副題にしたって「ヘンで悪いか!」といちゃもんを付けたくなる。著者の言語感覚の方がよっぽど「ヘン」だ。
言っている事が正論の上にあぐらを書いているので、文句をつけにくくいっそう腹立たしい。
最近ちくまの新書で出た「情報の「目利き」になる!」(またタイトルに”!”かよ・・・)では頼みもしない家族自慢
まで。そんなに自分の幸せぶりを吹聴したいのかね? そんなことは作品には関係ないし、呉智英先生や小室直樹先生
やゴッホが立場を失くすだろ! 大学に入るまでろくに本を読んだことがないのが自慢らしいけど、人並みの探求心と普
通の生活態度や価値観があれば本はマンガやTVと同じく自然と呼吸するもののはず。恥を自慢してどうすんだ?
買ったはいいけど途中で嫌になりまだ読了してない。
PS ちょっと感情的になり過ぎた。「情報の〜」は副題に「メディアリテラシーを高めるQ&A」とあるだけあって、
その方法論はとても興味深い。ハウツー本や実用書全盛の今、”方法”はもっと重視されるべきである。
それにしても今後福田和也や日垣のようなオタクっぽく人格が歪んだ連中が増えていくと思うと頭が痛くなる。


高部雨市「君は小人プロレスを見たか」幻冬社アウトロー文庫(’99)
題材が題材だけにもう絶版かも? 川俣軍司と並ぶおれの小学校時代のヒーロー、天草海坊主のかっこいい姿も
見られて嬉しかった。ガキの頃のおれ、きっと無意識のうちに”異端者”に共感していたんだろうな。二人とも妙にプリティ
ーなくせに悪役で、しかも強そうだったし。おっと、がきデカのこまわり君みたいな”トリックスター系”も好きだったっけ。
ミスター・ポーンや天草海坊主、「てなもんや三度笠」(さすがにおれの年代でも観たことがない)の白木みのる他への
インタビューが中心。著者が中学時代に同級の朝鮮国籍の人や小人症の人へ投げかけた悪口をちゃんと憶えていて
未だにそれを後悔していることを正直に告白しているので、おれはこの本にとても共感できる。誰にでも覚えがある
はずだよね、そういうのって。某日垣にはこういう感覚は先天的に欠如しているんだろうな。
「私は、小人に思いを入れたんじゃなく、彼ら小人レスラーがイイ奴だったから友達になったんだ」(著者)
「振り上げた拳を自らの頭に振り下ろす、そんな気の重い作品なのかも知れない」(著者)
同文庫の障害者プロレスの本「天下無敵のハンディーキャップ」と併せて読みたい。

「唐沢俊一の裏モノ見聞録」講談社(’01)ブックオフで半額の¥650
くだらないサイトのURLがたくさん載ってるので買った。著者の解説はオマケみたいなもんなのでどうでもいい。
本書で紹介されているサイト一覧はこちら

長尾三郎「虚構地獄 寺山修司」講談社文庫(’02)
もうすぐ没後20年か、早いもんだ。寺山修司の一生を辿るノンフィクション。オウムや宮崎や酒鬼薔薇について、彼が
生きていたらどんな発言をしたのだか。虚構が現実に負けちゃう? グリコ・森永事件なんかかなり彼向きだと思うけど。
自伝風の「誰か故郷を思わざる」(昔ガロに載っていた数学者吉田夏彦?のマンガは素晴らしかった)は誇張やフィクシ
ョンが多いので、これは貴重な一冊。おれはもう十代じゃないから「幸福論」が好きかな。病弱なくせに(病弱だからこそ
?)バイタリティーにあふれた人だなあ。うらやましい。

呉智英「封建主義者かく語りき」双葉文庫(’96)
民主主義がファシズムや差別を生み、「純潔」尊重の母胎となる・・・今読み返しても充分刺激的。
絶対善としてその前提が不問にされてきた民主主義を考えるための新しい視点を与えてくれる本。表現の自由の名に
おいて愚蒙な意見が罷り通る今だからこそ、本書を再読する意義があるのでは? 近視眼的に朝日新聞や歴史教育
を攻撃しても、実情はなにも変わらず、不毛なだけの気が。
文庫版に書き加えられた補論では、儒教をめぐる状況のその後の変化や、ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と
資本主義の精神」も引き合いに出されていて、いっそう面白い。
ところで呉センセイがよしリンと仲がいいのはなぜ? まずは論議が高まることが先決とセンセイは考えているのかも?

中山治「戦略思考ができない日本人」ちくま新書(’01)
大昔「日本人論ブーム」ってのがあったとか。ベネディクトの「菊と刀」(日本人論の古典。読んでない)が出た頃か?
最近は「戦略的思考とはなにか」(中公新書)なんつう本も地味ながら売れてるらしい。(昔読んだはずだが忘れた)
先進国で唯一(!)汎神論的・島国的精神風土を持つ変な国・日本。欧米人との差異を説明するためにこれまでにいろ
いろな解釈がなされてきたが、どれも一面しか表わしていない気がしていたのはおれだけか? 曰く、「恥の文化」、「甘
えと自己確立」、「森林と砂漠」、「肉食と草食」、「個と集団」、「農耕と狩猟」、「一神教と汎神論」、云々…
このテのものは後発が有利であるのは当然だが、それを差っ引いてもこの著者の包括的な視点はこれまでのものより
根源的。さすが社会心理学者! 「無常”感”」を基底に置いた日本人論、こう書くとありきたりだが、もっと深いから、
まあ一度読んでみ。
元々は砂漠の強盗だか乞食だか分からない胡散くさい連中が拝んでいたに過ぎないローカルな神サマが、どイナカの
電波野郎(自称・神の子)の教えと組み合さることによってやがてはローマの国教となってしまい、その”救済ソフトウェ
ア”に内在する何かがやつらに野蛮人からのジャンプ・アップをもたらした。まったく、人生何が幸いするか分からんもの
です。その果実をそっくり丸ごと横取りするなら、日本社会が成熟しそれゆえにヴィジョンを失い自己変革を迫られている
今しかない! 過酷な生存競争とヒューマニズムの二面性を持つやつらのダイナミズム溢れる発想・思考様式の源泉
…知りてえよな。
「日本人」より「戦略思考」に焦点を当てた姉妹編「戦略思考で勝ちぬこう」(ちくま新書、ごく最近刊、なかなか売れて
いるらしい)や、「無節操な日本人」(これもちくま新書)などの著作もあり。興味があればこちらも。(酔っててごめん)

加藤隆「一神教の誕生 ユダヤ教からキリスト教へ」講談社現代新書(’02)
欧米の精神風土の根幹をなすキリスト教。しかし、何が分からないと言って一神教ほど理解できないものはない。実は
これは当の欧米人も同じで、だからこそ安直にファンダメンタリスト(聖書に書かれていることをそのまんま事実として
受け取る人達。確かアメリカだけでも4000万人かその半分。やはり歳取ると自然と帰依するものなのだろうか?)に
なったりする…わけじゃないよね、やっぱし。
過去、いくらか教義を知ったところで一神教そのものの理解には全く至らなかったが、その成り立ちから辿って行けば
共感くらいはできるかも、と考えたわけです。ズバリ、キーワードは「神との断絶」! 大昔モーセ様御一行をエジプト
から逃がしカナンの地を与えてくれたはずの神は、なぜかその後なにも示さなくなった。論理的な整合性を保ちつつ
救済されるにはどう解釈すれば…ユダヤ民族の歴史とそれに伴って変わる神の解釈に迫る。
最新の文献学の成果もふんだんに盛り込まれているようだが、参考文献にまったく触れていないので詳細不明。より
深く追求したい向きには不満の残るところ。これは専門書ではなく新書なんだから、もっと読者のことも考えて欲しか
ったなあ。しゃあない、次は「人間イエス・キリスト」(確か田川建三著)でも読んでみるか。


関岡英之「拒否できない日本--アメリカの日本改造が進んでいる」(文春新書、’04)
いわゆる床屋政談が嫌いだ。「門前の小僧〜」とおなじことで、一歩踏み込むと根拠がなく、何も発見がないか
ら。意味もわからずもっともらしいことを口真似するだけで、オウムかよ、お前ら。
10数年銀行に勤めて海外に駐在した著者が、一見私たちの生活に無関係な事柄をどう身近なものとして読む
か、を教えてくれる、国際政治の良いテキスト。
それにしてもアメリカってやつは…「主権」の意識が皆目ない日本の国民が馬鹿だという気がしてくるな、いい加
減。アメリカの根本的な対日姿勢やその具体的な応用を知りたい方は必読(って、こういう紋切り型の表現も陳
腐だな)。

他に最近読んだ本では、岩波新書の「現代の戦争報道」も、日本のメディアのチェックだけでは得られない視点を
与えてくれる好著と見た。ここ数年アメリカ関連の本、充実してます。
世は歴史ブーム、らしい。中国の反日やけったいな日韓問題、北朝鮮の脅威などで自虐史観の呪縛が解け始めたの
か? なんにしても良い事です。これまでがこれまでだから、多少右に揺れ戻り過ぎてもいいじゃん。



中西輝政「なぜ国家は衰亡するのか」(PHP新書、’98)
やべえな、最近政治絡みばっか。分別盛りってやつでしょうか? あ〜やだやだw(w=笑う、の意。某掲示板用語?)
バブルが崩壊してから久しいが、「失われた10年」がもう15年に。政局の混乱や外交の失態も深刻だし、掛け声ばか
りの改革は遅々として進まず、野党に至っては国益も主権も放棄するような事を言い出す始末。角川文庫の発刊の辞
じゃないけど、日本ってここまでダメな国だったのか? これじゃ英霊も浮かばれないでしょ。
迷った時には原点に戻れ、で、まずは歴史観の見直しから。文明衰退の原理と、その克服のための処方箋がここに。
ローマ、東ローマ、イギリス、アメリカ、江戸時代の日本など、実例も豊富。ここ2年ほど柄にも無く昭和史の本を読んで
いたけど、なんだ、歴史って面白いじゃん! 中学〜高校時代の年号暗記競争はなんだったんだ? 興味を失わせる
ためにやってとしか思えない。今に生かせる教訓や歴史から抽出されたエッセンスの数々…今まで知らずにいたとは、
バカバカ、おれのバカ!
今の国内の時局に即したものを読みたい方は、同著者の文庫が文春から数冊出ているのでそちらを。


斎藤美奈子「モダンガール論」(文春文庫、’00)
ブックオフで100円で買った。「毛沢東の私生活」(上下巻とも、文春文庫)もついでに。
フェミに興味ない人でも(の方が却って)楽しく読めるかも。
10年位?前の所謂「アグネス論争」はあまり興味なかったので詳しく知らないが、明治時代からの女性の欲望(夢とも
云う)史観…はどうでもいいや。とにかく面白くて一気に読破。あとがきも気が利いている。
戦時中に言及されているところに笑った。女版「ええじゃないか」かよ! いいノリしてまんなw
しかし、まったく女ってのはどうしようもねえな。「楽しさ」(=快楽)や「幸福」(漠然としていて大嫌いな言葉。殆どの場
合ありきたりな欲望の正当化に使われる)しか指針がないのか? やれやれ、だぜ。つまらん。話す価値もない。
ま、愛玩動物に知性を求める方が間違っているかw 女にいちいち「真実」や「自由」の意味を説明して回る義務もない
し、ねぇ。まあ、身の丈に合わせて好きにやるがいい。全ては自分の責任だ。後で泣き言だけは言うなよ、と。
…酔っててすんまへん。

あ、美奈子女史の「あほらしやの鐘が鳴る」(単行本)も100円で買ったが、女性の雑誌に興味がないので良く分からなかった。テンション
が低かったのは、ひょっとしてネタ切れ?
しかし、たかが500ー1000円(今の貨幣価値にして)程度で売られている「雑」誌に、己の夢やら希望を簡単に託してしまう女性って
いったい…?
いや、そんなんはきょうびガキとババアだけか。みんな、メディアが発達し情報を相対化できるほど豊かな社会に生まれ育って良かったね。






「文学館?」、本好きの方なら楽しめます。


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