
濃過ぎます。カブレます。
山上たつひこ「がきデカ」(秋田書店、文庫で復刻されている)
ガキには「クレヨンしんちゃん」の次にこれを読ませよう!
このエポックな作品抜きにギャグマンガ史は語れない。
赤塚不二夫(「バカボン」末期が壊れててイイ!)と較べても面白い。
(当ページの壁紙は山上の「半田溶助女狩り」の影響)
山本英夫「殺し屋イチ」(小学館、全10巻)
ヤングサンデーに連載されていたいじめられっ子の殺し屋の話。最近映画化された。
絵の見せ方がウマイ! キャラの設定にリアリティーがあるので話にグイグイ引きこまれてしまった。
ここで上映中!
イチで遊ぶページ「イチで抜く」
中島徳博「アストロ球団」(太田出版、全5巻)
たかが野球でここまで・・・ジャンプ黄金時代の基礎を作った不朽の名作。
中盤から俄然面白くなる。ほとばしる激情、飛び散る血潮・・・もうヤクザ映画寸前。

↑ここにアストロの全てがある!
「MMR」や映画「外人球団」に触れた箇所も必見!
永井豪「手天童子」(講談社)
原作付き。これが一番完成度が高いと思うのだが? 「バイオレンスジャック」
(初期は好き)のように話が拡散しないのでカタルシスも大きい。
![]()
懐かしマンガの名作紹介、かなり気合入ってます。トップまで戻って楽しんでも良し。
吾妻ひでお「やけくそ天使」(秋田書店コミック文庫、全3巻)
破壊的なエロ+SFのギャグ。言語感覚もすごい。次点は「ネムタくん」。
SFなら「狂乱星雲記」あたりがマンガならではの良さを生かしている気が。
根本敬「タケオの世界」「こじきびんぼう隊」(共に短編、自分で探して下さい)
映画ガープは殺されて当然。タケオの方が情念を感じさせて良い。普通、小学生の時の落書きをマンガに
使うか?! バチ当たりが好きな方には死体写真コピーを使った「GO! GO! 幸福菩薩」
(JICC出版=現宝島社、絶版)もあり。コアです。
「〜びんぼう隊」は鬼才・ジーコ内山が過去映画化したとか。な、なんつうことを… 天才は天才を知るということか。
「悟空道」(秋田書店、全12巻)
”絶倫大破壊西遊記”。小池師匠譲りの精神論がたまらん。少年誌連載なのにヒロインが犯されて孕むとは!
その後白泉社から「蛮勇引力」1〜4巻が出た。(近未来物。男汁、相変わらずしたたってます。)
古屋兎丸「WSAMARU2000」(イーストプレス)
”勝手にコラボレーション”の村田藤吉郎×ナウシカで大笑い。佳作多し。
女の子の可愛さと絵の美しさも大きな魅力。
榎本俊二「ゴールデンラッキー」初期と「えの素」(全9巻、講談社)
起承転結がなくて心地良い。一時は天才かと。映画や小説では表現できない微妙な感情の描写は
この作者ならでは。
「えの素」は極め付けのバカバカしさを求める方に最適。ほとんどむちゃくちゃ!
モラルが高いがゆえの反動か?(8巻ではとうとう葛原さんのナマ乳が!)
新作?「しりももSHAKE」はまだ見てない。
![]()
相原コージ&竹熊健太郎「サルでも描けるマンガ教室」(小学館、愛蔵版全2巻)
石森章太郎「まんが家入門」以来の快挙。編集もマンガ家も偉い。
オマケの「がきデカ」っぽいシナリオも笑える。
勝木一嘉「金メダルマン」
小学館てんとう虫コミック、コロコロ初期、70年代末、昔から探してるのだが全然みつからん・・・
あの人の良さそうな絵柄とギャグ! バカな長男と賢い次男、力持ちの三男のトリオが和んだなあ。
毎回タイトルが変わったらしいが初回は「〜兄弟」だったはず。全5巻かそれ以上。結構人気あったんだ。
ついに判明!
駕籠(かご)真太郎「輝け! 大東亜共栄圏」(太田出版)
愛国+美少女+スカトロ+兵器?! なのに泣かせどころもあるのがさすが。
マイナー誌「フラッパー」に連載中の「パラノイア・ストリート」は新境地のようだがワンパターン。

作者のHP。仕事の募集もしてるようです。
菅野修の諸作品(青林堂、北冬書房)
ガロを読み始めた頃の短編「休日」に深く共感。ひたすら暗い文芸系劇画。
雑誌「夜行」も「ばく」も(両誌はある意味ガロ以上にガロ的)消えてしまって残念。
この路線のものは、つげ義春は別格として、最近青林工藝社から出た「僕はサラ金の星です!」
(安部慎一)が目立つ程度。70年代にガロやヤンコミで活躍したアベシンの落穂拾いだが、あの根本敬が
絡んでるだけあってむごい内容。短編「除夜」だけが救いか。アベシンあわれ…
諸星大二郎「生物都市」(短編)
75年ジャンプ手塚賞受賞作。絵やストーリーうんぬんより、とにかくビジョンが強烈。汎神論的
終末(救済?)って感じ。
当時小学生だった私にトラウマを残した。双葉社の作品集か集英社の愛蔵版に収録?
「妖怪ハンター」(「ヒルコ」題で昔映画化)シリーズ、「暗黒神話」、「孔子暗黒伝」も傑作。
「人海戦隊ヒャクレンジャー」(民明書房)
ちんたらやってないでさっさとトドメを刺せ!ともどかしくなる。怪人も待ちくたびれ。
姉妹編「男女100人夏物語」の集団告白・集団ラブシーン(青カン)もスゴイ!
(↑全部うそです)
民明書房
三浦健一郎「ベルセルク」(現在26巻発売中、白泉社)
こんなファンタジーがあったんだ! ベルセルク=狂戦士って意味だそう。「バスタード!」とかFFに近い世界。
ファンタジー嫌いでもOK。対抗馬?の「バガボンド」もかっこいいけど、人間観はこちらの方が深いと思う。
(ごめん、失言。取り消します。今日発売の20巻で見方が変わった。もはやこの作品は馬鹿が切り合うだけじゃない。
泣かせどころはどうでもいいとして、男性原理?を極端な形でつきつけるところに、この作品の意義があると思う。
世の中が小賢しい女性原理に冒されて行く中で、当の女性をもファンにし、健闘しているのは立派。)
大長編にも関わらず、一気に読ませます。ただ、主人公の名前が「ガッツ」っつうのはどうかと。
時代がファンタジーに追いついた? 手塚治虫文化賞受賞だってさ、へえ〜。
で、もうじき発売の27巻で、ドクロのおっちゃんの素性は明らかになるのかね?
ドワーフの鎧も結構だが、こういう
古臭い復讐劇(基本的な設定ね)に秘められた情念みたいなものは、まだ持続してるのだろうか?
ベルセルク読本
↑ごめん、やっぱ両方とも飽きた。劇画の絵って、金(人手)と時間があればいくらでも凝れるもんだし〜。
賞は売れればついてくるもんだしねえ。どちらも最近やっと面白くなってきたかな。
↑これ、言い過ぎでした。最近また読み返した。「ベルセルク」の人物造形は新しい話になるほど見事。脇役の細かいエピソード
一つ取っても気が利いている。ファンタジーがこれほどのリアリティーを持てるとは! 26巻がとても楽しみ。
ガイコツのおっちゃんの正体がもうすぐ? いよいよRPG(ファンタジーもの)に近づいて来ましたな。
「バガボンド」は鐘巻自斎(小次郎の育ての親)が出てきてから俄然面白くなってきた。やっぱ戦うシーンばっかじゃねえ。
八神健「ななか6/17」全12巻(秋田書店)
17歳の女子高生が内面だけ6歳に戻ってしまう話。(ちょい中学生日記っぽい)連載開始前の幻の読み切りが素晴ら
しかった。(最近出た短編集「ななか6/17+(プラス)で読める。連載作品と較べると面白い。短編集が出る位だから
その力量も人気も、地味ながらかなりのものと見た。
12巻でついに完結。教訓は読み切りそのままだが終わらせ方はかなり違う。でも無難。八方うまく納めるにはこれしか
なかったんだろうね。キャラ一人一人が最後まで大切にされているのは著者のお人柄でしょう。雨宮さんが不幸になら
んで良かった〜!
アニメは放映終了。深夜だったので見れなくて残念。仕事柄朝早いもんで。DVD買っちゃおうかな〜?
いや〜、この人絵柄はおとなしいけど、心理描写も話を作るのもうまいわ。そういや昔ジャンプで「密(ひそか)リターン
ズ」を連載してたっけ。古本屋で探して読んでみました。最後のほうがオカルトっぽくなっちゃったのはちょっと残念だ
けど、なんだ、今でも充分面白いじゃん! 青年誌で描いてくれないかな〜、この人。
![]()
公式HP。過去の作品の情報もほしいところ。
しかし少年チャンピオンって、山上たつひこやどおくまんや山口貴由に描かせたりロリコン系のマンガ家を引っ張って
きたり、昔から何をするか分からない雑誌でした。そのくせ手塚も描いてたし。スポーツバカの中坊が読んでいそう。
半年にいっぺん位買うと連載陣ががらっと変わっていたりする。ドカベンと本気!だけの雑誌じゃないね。
誰かが「マンガ界のバージェイス頁岩」とか言ってたなあ。ひどい表現だけど当たってる!
![]()
少年チャンピオンをココロから愛するページ。
自分的にはチャンピオンといえばギャグのイメージが強い。
そういや先日書店で「がんばれ!酢めし疑獄」の第三巻を見かけて驚いた。まだ続いてたのか!
あれだけヘタな絵は珍しい。絵より言葉に頼ったギャグだからまあいいのか。
岩明均「寄生獣」全10巻(’95、講談社)
最近「完全版」とやらが書店に並んでいる。累計1000万部だと。部数は必ずしも面白さに比例しないんだけどさ。
環境やら資源がどうのって最近の流行り(ひでえ)に引っ掛けたのはまあどうでもいいとして、思いつきで書いてしまうが
この作品のキモ、それは自己の中の異物(?)を擬人化したことだろう。異物・・・常に自分を客観的に見つめる自分の
中の他者だったり、あるいは不毛と知りながらそれでも日常につい意味を求めてしまったりする無分別な理性だったり、
人さまざま。もちろんアイデンティティーと環境の問題を絡めたのも新しい。
で、紆余曲折があって主人公はそれと和解してゆく、と。「癒し」というみみっちい言葉が最近良く聞かれるが、もしか
したらこれは抜本的な癒しかも知れない。ユング心理学で言う「全体性の回復」ってやつだ(テキトー)。寄生生物に
人間の素晴らしさを説かれても・・・と書いたらファンが怒るか。
人間が自然にとって有害な存在であるのはいまさら誰が言うまでもなく自明だし、高度な知性を持った寄生生物という
ものも存在するわけがない。両手がハサミのバルタン星人より不自然だ。作者の絵も、特にうまいわけでも個性的
なわけでもない。それにも関わらず、引き込まれてしまうのはなぜだろう?
胸に致命傷を負った主人公を蘇生させるため寄生生物が主人公を治療するわけだが、これまで右腕のみだった寄生
生物の細胞がその際主人公の身体に一部取り込まれてしまい、その結果主人公の思考もそれに影響されて次第に
人間らしさを失って行く。このへん、実にいい感じですな。
最後(地球を背景にありがちなナレーション)から2コマ目、情性欠如タイプの凶悪殺人犯から助け出したGFの背に
主人公の手が回っているのだが、おれ、主人公の胸の大きな傷跡に彼女の手が触れているのと勘違いした。
でも、この方がより良いと思いません?
原作・梶原一騎、画・小島剛夕「斬殺者〜宮本武蔵異聞」(講談社のコミック文庫、全3巻)
5年くらい前に「コミック・GON」の創刊号(既に廃刊)で知ってからずっと気になっていたんだけど、ついに復刻!
こういうのってある時に買っておかないとまたすぐ絶版になっちゃうからね、3巻まとめて買いました。伝記的なものを
期待していたんだけど、巌流島以降の話でした。そうしないと独自の解釈と梶原一騎ならではの設定が生きないん
だろうね。な〜んだ、梶原一騎って大人向けマンガの方が面白いじゃん! ヒロインの”ロザリアお吟”をもっと精神
的に追い詰めてほしかったなあ。 ”昭和の絵師”小島剛夕(「子連れ狼」の人)の筆使いも冴えてます(この絵で
文庫版はかなりキツイ)! それにしてもこの人の描く女性ってエロいよな。みんなケツ大き過ぎだけど。
ああ、ひさしぶりにええもん見せてもろた・・・(なぜか関西弁)
山本英夫「ホムンクルス」(2巻、小学館)
「殺し屋イチ」が大ヒットした山本英夫の、真価が問われる一作。連載中に大麻で捕まったみたいで、2巻が大幅に
遅れた。反社会的な作風だし、警察に目を付けられたんだろうなあ。
まあ、今までのところは及第点かな。2巻目にして話がようやく見えてきたようで。
マヤ遺跡出土の頭蓋骨に見られるような穿孔手術(=トレバネイション?)を受けた主人公の、目に映るものの見え方がそれまでとは全く違うようになって・・・という話。タイトルになっているホムンクルスとは、最も有名な錬金術
師・パラケルススが作った人工(人造)人間のこと。部分的なSFっぽい設定はフィクションの醍醐味だから良いと
して、肝心のホムンクルスとはなにか、が次号で明らかになる。しょーもないオカルトになるか、これまでにない内面
の描写が見られるか、その真贋は次号を待とう。
バガボンドがこれだけ健闘してるんだから、こちらにも頑張ってもらわなければ。おっ、そういやもうすぐ「ベルセルク」
も発売だっけ。おれ、雑誌は買ってないからなあ。だって、邪魔だし、立ち読みはだるいし。
★
いしかわじゅん「漫画の時間」(新潮OH!文庫、’00)
マンガ家の視点から書かれたマンガ評論集。冒頭の「漫画の読み方」は必読。メジャー/マイナー、分野を問わず
いろいろ紹介。 たいした作品もないのに売れて思い上がった柴門ふみに噛みつくくだりが痛快です。こういう
面白い評論、これまでにはなかったなあ。著者の「憂国」、強烈でした。内田春菊も原律子も片山まさゆきも著者の
アシスタントだったって知ってた?
みなもと太郎「お楽しみはこれもなのじゃ」(河出文庫)
元祖パロディーマンガ「ホモホモ7」の作者による洒落た一冊。劇画はあまり評価してないようだが、
少女マンガ、貸し本時代のマンガなども含めて幅広く紹介。マンガに対する愛を感じるなあ。
★
BSマンガ夜話
天下のNHK。懐マン多し。
葵屋
最新マンガ情報とジャンプ系データが充実!
(無断リンクすんません)
EATER オンライン
「まんがEATER」のサイト。ガロ無き?今、特殊漫画を探すならここ。
★
今はこんなとこがお気に入り。まだ増えるぞ。

アストロ球団イメージイラスト。思い出しながら描くと・・・こんな感じ?(亀一郎)
自堕落論 | 脱力サイト | くそギャラリー |有害コミック|マジ切れ映画|読み捨て書評|やけくそ日記
高級化粧紙|鬱だ氏ノウ占い|廃句|もうやめとけ |勝手にアンケート|掲示板
Go
home!