ACER TravelMate 521TE 使用レポート  

このページはKAZが2000年12月末に購入したA4ノートパソコン TravelMate 521TE についてのページです。

  基本仕様
 CPU  Pentium III 600 MHz with SpeedStep Technology
 ディスプレイ  13.3インチ TFT カラー液晶;1024x768 resolution with 16.7M colors
 内臓メモリ  標準 64MB SDRAM, 最大 512MB 増設可能
 HDD  6GB
 CD-ROM  24X CD-ROM;オプションのDVD-ROMまたはCD-R/Wにアップグレード可能
 OS  Microsoft Windows 98SE
 ビデオ  ATI Rage Mobility-M1 with 8MB SDRAM
 本体寸法  12.2インチ(W) x 10.0インチ(D) x 1.44インチ(H);1インチ=約2.54センチ
 本体重量  約3kg
 バッテリー  バッテリー駆動時間4時間;未使用時充電2.5時間、使用時充電4.5時間

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  デザインについて

グレイでシンプルなデザインの筐体は見た目悪くない。THINKPADのように愛着が沸くようなことは無いと思われるが結構気にいっている外見である。CD−ROMトレイが本体横から飛び出すのでマウスのコードが良く邪魔になる。やっぱりCD−ROMトレイは前面から飛び出すべきである。さらにこのパソコンはフロッピードライブが本体に付いている。普通に買ってきたパソコンを使っているだけなら今時フロッピーディスクを利用する機会など無い人も多いだろうが、複数のOSインストール等をがちゃがちゃやる人にとってはフロッピー内臓は非常に便利である。僕は他のフロッピーを標準装備していないパソコンからネットワーク経由で521TEのフロッピーを利用しておりとても重宝している。そんなに頻繁に聞く音では無いがこのパソコン結構ファンの音が大きい。ただ音が大きいだけでなく奇妙な音を出す。まるで鼻から強く息を「ふぅ〜」と出したような音を出す。僕は愛嬌が有って良いと思っているが妻はこの音が気持ち悪いようである。

 
  キーボードについて

キーボードの使い心地は悪くない。多少キーボード全体が沈むような感じがあるが、キータッチ自体結構良いのでそんなに気にならない。キーを押下したときの音も非常に静かである。キー配列もそんなに変な配列ではないので、特に問題にはならない。キーボードの一番上に4つのプログラム可能なボタンが付いており、メールやブラウザをボタン一つで立ちあげることができるが僕は使っていない。一応便利な機能であるとおもう。

 
  ポインティング・デバイスについて

521TEには専用ソフトウェア付きのタッチパッドが付いている。僕はタッチパッドは苦手という意識が根強くあり、もっぱらマウスを使っている。僕が愛読する雑誌の評価にはこのタッチパッドと専用ソフトの使い心地は良いとの記述が有った。少しだけ使ったが指先だけの動きで上下左右のスクロールができる機能は便利であると思った。

 
  ディスプレイについて

13.3インチXGAのTFT液晶はとても明るい。僕は560Xの少し暗い液晶画面に慣れているため521TEの液晶は明るすぎる感もある。実際明るさを最少にして使っているがそれでもまだ明るいと感じる。映画のデモなどをダウンロードして521TEで鑑賞してみたが非常に奇麗であった。これならDVDのオプションでも買っても良いなと思わせるものであった。実際ビデオメモリはノートにしては大容量の8MBを装備している。しかしながらいまどきXGAはノートパソコンの標準なのでもう少し上の解像度が欲しかったのは事実である。ちなみにディスプレイ上部にマイクが組み込まれている。使ったことは無い。

 
  スピーカーについて

TFTディスプレイの左右下部にステレオスピーカーが付いている。スピーカーの向きが正面であるので、音も直で耳に伝わってくる感じである。音質は普通ではないだろうか。

 
  拡張性について

流行のIEEE1394とビデオ出力端子こそついてはいないがその他のほぼすべての標準I/Oポートを備えている。パラレル、シリアル、USBX2、PCカードX2、赤外線、PS2、10/100BT、56Kbpsモデム等全部ある。特にUSBポートが二つ付いているのと100BTのNICは非常にうれしい。余計なものを買わずに済む。HDDはねじ一個外すだけで簡単に交換できるようにデザインされている。標準6GBはちょっと少ないので今後交換しようと思っているが、分解せずにHDD交換ができるので安心である。ちなみにHDDは9.5MMの厚さのもののみ利用できる。CD−ROMはDVDまたはCD−R/Wにアップグレード可能なメディアベイを採用している。CD−ROMの取り外しも一つロックを外すだけで簡単に行える。

 
  パフォーマンスについて

僕の使いかたではPIII600のパワーを最大限使っていないと思われるので何とも言えないと言うのが正直な意見である。64MBの搭載メモリでHTMLの編集、メール、ウェブ・ブラウジングなんかしている分には当然問題なくサクサク動いている。僕が愛読する雑誌によるとこのノートパソコンの性能はPIII500クラスのものと同等でいまいちらしい。

 
  バッテリーについて
バッテリーはメーカーによると4時間持つことになっている。実際計測したわけではないが実際かなり長い時間もつ。実際持ち歩いて使ったりしないし、常にACアダプターを使っているため僕にとってあまり意味はない。しかしバッテリーの駆動時間が長いことは良いことである。定かでは無いがこの長時間駆動はモバイルPIIIに搭載されたスピード・ステップ・テクノロジーの功績によるものが大きいのではないだろうかと考えている。
 
  KAZのTravelMate 521TEの使い方について

僕は現在521TEを家でのメイン・パソコンとして利用している。持ち歩きに適した560Xはもっぱら仕事用として利用しているため、521TEは思い切ってデスクトップパソコンの様に利用できる。繋げるものは全部521TEに繋いでしまっているので、それら全部を取り外してまで持ち歩こうとは思わない。更に鍵まで付けて固定してしまっている。560Xが別にあるからこそできる割り切り方で有ると思う。560XはLANと電源以外何も繋げない。その他は全部521TEに繋げてあるプリンタ、フロッピードライブ、CD−ROM、PCカードスロットに付けるデバイスなんかをネットワーク経由で利用するのである。560Xで作成する仕事のデータをバックアップする際もLAN経由で521TEのHDDに転送する。

また521TEは数あるPDAの母艦ともなっている。普段はREVOのクレードルをシリアルポートに接続している。2つ有るUSBのうち1つは空いているのでそちらにVISORのUSBクレードルを接続することも有るが、基本的にPALMデヴァイスとの接続は赤外線経由で行う。

この様にまだ購入後一ヶ月程度した経過していないがすでに大活躍である。560Xだけ持っていたときはできるだけ繋げるケーブルの数を減らすべくできることはなるべく赤外線を利用してきた。線が無くすっきりするのは良いが赤外線経由のREVOやPALMデバイスとのシンクロナイゼーションやプリンタの利用はとても遅かった。ちなみにREVOとの赤外線経由の接続は不安定でもあった。現在は521TEのおかげでそんなこと気にせず何でも繋げられるものなら繋いでしまっている。当然速度も速いし接続も安定している。コンピュータ利用環境向上である。

 
  TravelMate 521TEの総合評価

このノートパソコンは値段以上の性能、機能、使い易さを備えており、且つ、息が長く利用できる製品で有ると感じる。この製品は中の上または上の下のあたりの質を低価格で提供している感じで、特筆するような部分はほとんど無いが、個々一つ一つがそれなりに優れているかまたは容易に拡張可能なのである。たとえばメモリ64MBが標準であるが512MBまで拡張可能であったり、6GBの標準HDDやCD−ROMの取り外し・交換・アップグレードは非常に容易であったりする。流行のIEEE1394が使えないがUSBポートが2つ利用できたりもする。また13.3インチXGAはほぼA4ノートの標準だが、8MBものビデオメモリを搭載していたりする。僕個人としてはこのあたりの後で変更が出来ないもの(CPUやビデオメモリ)は初めから十分なものを備え、後で変更が比較的容易なもの(CD−ROM/HDD/メモリ)は標準的なものを標準装備しているところが好きである。欲を言えば8MBのビデオメモリを備えていることだしXGA以上の解像度を標準装備して欲しかった。

僕の勝手な意見では有るがこの製品 TravelMate 521TEは最小限の初期投資で息が長く使えるノートパソコンが欲しい人にお勧めなノートパソコンであると思う。またはB5以下のサブノートを持っておりあまり値段の張らないデスクトップパソコン代替A4ノートパソコンが欲しい人にもお勧めだと考える。僕はこのパソコン結構考えた末購入したが悪くないお金の使い方をしたと思って満足している。

ちなみにカナダではACERはこのノートパソコンの販売促進キャンペーンとし無料64MB増設メモリと1年間の保証期間延長を提供していた。僕は正直このキャンペーンに釣られた。ただでノートパソコンが128MBになるのは嬉しいものである。この製品の日本での発表は2001年2月9日現在まだのようだが、発売された場合カナダと同じようなキャンペーンがACERジャパンにより行われるかどうかは解りません。実際アメリカではこのキャンペーンは無かったようです。