菓子器作りの工夫(Vol.28-10)
色々と考えながら作りました。
これが木工の楽しいところなんです。

側板の付け合わせの角度は八角形の場合、
底板と垂直なら22.5度でカットすればいいのですが、
側板が傾斜した、いわゆる転びの角度が付いていると
違ってきます。
実はそれに気づかず、作ったのですが、
隙間だらけで合いません。
三次元の図面の世界を彷徨ったのですが
無理と判断。
そこで発想転換
クロスカットソーに転びの角度の付いた添え木を
下に敷いて切ることにしました。
丸のこ部分だけを22.5度傾けて切るのです。
中央の円盤は0度のままです。
テーブルソーでも角度のある治具板の上に乗せて切れば良いですね。
尚、斜め切りは材料が動いたり飛びやすいので
固定はしっかり慎重にしなくてはいけません。

底板が入る部分をルーター(トリマー)テーブルで
溝を掘ります。
この部分も転びに対して水平になるように
角度の付いた溝となります。
両面テープで横棒を取り付けて
その上を沿わせて溝切りです。
回転方向に注意して、
少しずつ低速で削ります。
押さえ棒やハサミを使った方が事故が防げます

内面は後から研磨し難いので
前もって磨いておきます。
側板をマスキングテープで仮止めします。
八角形は溝の長さを測ってから、
パソコンで作図してプリントアウトし、
スプレー糊で仮貼りして、カットです。

使い古しの太めの釣り糸で、最初はやや緩めに
だんだんきつく、ぐるぐる巻いていきます。
そうすると全体に均等に力が加わります。
角に糸がくい込むのを防ぐために
保護テープを貼ってあります。

最後に重石を乗せて糸にテンションを付けます。
はみ出た木工ボンドも拭き取っておきます。

側板の上下の面が斜めになっているので
サンドペーパーで水平にします。
裏面に糊の付いた3Mのペーパーを板に貼って、
その上からペーパー掛けです。

契りを入れる溝を付けて、
黒檀を挟みました。
木工ボンドで固定です。

ボンドが固まったら
側板を傷つけない所まで
ベルトサンダーで黒檀だけを削ります。
その時も斜めの添え板を
台に両面テープで貼り付けて
その上で削ります。
ギリギリまで削ったらサンドペーパー板の上で
手磨きで仕上げます。

上面のV字の溝は
カッターナイフで切り込みます。
桐は柔らかいから扱いやすいですね。
自己流の工夫ですので、腕に自信の無い人は、
事故を起こさないように
自己責任で工夫してマネして下さいね。
木工に