第1回 Dominoについて
  1. インストール前の事前準備
    インストールするマシンの空き容量を確認する必要があります。必要な容量はインストールするプログラムによって違います。また、インストールするPCがネットワークに正しく接続されている必要があります。インストールするプログラムの種類は、サーバ用、クライアント用、管理用、開発用に大別されます。
  2. ドミノサーバ
    ドミノのサーバ用プログラムです。共有データベースをサーバに置きネットワークに接続されたクライアントからアクセスする際に必要になります。サーバをインストールする際は、ドメイン構成を決めておく必要があります。すなわち、利用者をどのような組織に組み込むのかを決定します。そのトップに位置するのがドメイン名です。サーバをインストールするときは、新規にドメインを立てるのか、既存のドメインに参加させるのか決めなければいけません。なお、既存ドメインへ追加するようにインストールを進める場合は、既存ドメイン上で予めインスト−ルサーバ用のサーバIDを作成しておかなければなりません。新規にドメインを立てる場合は、管理者名と管理者のパスワードを決定する必要があります。これらは、厳重に管理する必要があります。
  3. ディストリビューションインストール
    クライアントプログラムをインストールするときに、プログラム本体をファイルサーバ等の共有ディレクトリに設置し、個人データだけをPCに置く形態のインストールです。プログラム本体はファイルサーバにあるので、各個人PCにインストールされるサイズを小さくすることができ、バグ改修等のパッチを使ったプログラムのアップデートもファイルサーバ上のプログラムに対して行えばよいので、管理が楽です。その反面、クライアントパフォーマンスは悪くなります。当然ながら、ネットワークが死んでいるときはクライアントは立ち上がりませんし、ネットワーク負荷が高くなり重たくなったときは、クライアントパフォーマンスが低下します。
  4. クライアント
    ドミノユーザがもっとも使うアプリケーションです。サーバに接続して共有データベースにアクセスしたり、単体で利用することも可能です。R4からインタフェースが一新されより使い勝手が向上しています。クライアントだけで、ドミノの機能以外に、Webを参照したり、ニュースを読んだり、メールの送受信、スケジュール管理等ができます。総合グループウェア製品になっています
  5. 管理クライアント
    管理クライアントは、サーバにアクセスしてドメインの管理を行うプログラムです。ユーザ登録、グループ登録に加えて、セキュリティ、インターネット環境の設定等、ドミノサーバ全体を管理できます。通常、システム管理者が利用するツールです。ドミノサーバ上には複数のドミノデータベースシステムが構築されるので、システム管理者の上位に位置するサーバ管理者が利用する場合が多いです。
  6. デザイナー
    ドミノデータベースシステムアプリケーションを作成するための、開発ツールです。デザイナを使うためには、クライアントライセンスよりも高価なライセンスが必要です。ドミノにはデフォルトでテンプレードデータベースが用意されていますが、それでは十分に満足できない場合は、デザイナを使ってアプリケーションを開発する必要があります。VisualBasicに良く似たロータススクリプトやマクロのように使う式等を使ってプログラムします。開発環境はR4と比較して飛躍的に改善されています。基本的にはVisualBasicのように構成要素をフォームに貼り付けて、各構成要素のイベントにプログラムを記述するスタイルです。各構成要素にはプロパティがあり、目的に応じて値を設定、取得することができます。R4と比較してR5では構成要素が増え、目的応じて使い分けることができます。より、魅力的なインタフェースを開発するアプリケーションに与えることが可能です。
 

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