【第1回】 SIP (Session Initiation Protocol) のお勉強
SIPの歴史
最近、ADSL, FTTHの普及によりIP電話という言葉をよく耳にしますね。安い安いというけれどなぜ安いのでしょう?それはIP電話が既存の電話網の仕組みを根底から覆すシステムだからです。インターネット網が発達していくことにより電話網のビジネスモデルは崩れることとなるでしょう。
インターネット(ここではIPのこと)では流れるデータが何であるか?を気にしません。Webページが流れようと、ビデオが流れようと、メールが流れようと、はたまた音声が流れようとネットワークは同じように扱っているのです。逆に言うと、インターネットに流れるデータの種類をネットワーク内部で見分けるのは非常に困難なのです。
電話のように、距離と通話料で課金を行うシステムをインターネットに取り入れる事が困難であることが理解いただけたでしょうか?。。。(説明不足かな・・・)
いきなり話が難しくなりますが、IETF の MMUSIC(Multi-Party Multimedia Session Control)ワーキンググループでは、インターネット上のマルチメディアを基盤となる手法についてまとまていました。1996年にMark Handley (現 ICIR) のSIP(Session Invitation Protocol) ※同じSIPでも略が違うので注意 と Henning Schulzrinne (現 コロンビア大学)のSCIP(Simple Conference Invitation Protocol) の2つの案が出ました。その後、この2つは SIP (Session Initiation Protocol) として1つにまとめられました。Henning Schulzrinne はRealPlayerなど現在の動画、音声アプリケーションに利用されている RTP(Realtime Transport Protocol)やRTSP(RealTime Streamingl Protocol)などの草案者としても有名です。
1999年3月にSIPはIETFで承認され、RFC2543となりました。さらに1999年9月にはSIPワーキンググループが設立されました。2002年6月にはRFC3261が公開され、RFC2543は正式に改定されています。
SIPの仕組み
参考文献
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