
![]() オススメ度:3 ★★★ ↓購入 amazon.co.jpで bk1で |
|
|
アニメとは違うガンダムストーリーが展開している、ということは本作品1巻で書いた。このことは、この3巻で最も顕著になる。すなわち、アムロが死ぬ。 この、これ以後のガンダムシリーズと整合性を欠いているという事実は、本書のあとがきで作者自身が認めていることである。この作品は多くの人を殺しすぎた。ジオン・ズム・ダイクンが提唱したコロニーの独立は、このような戦争によるものではなく、平和的な交渉によって導かれるものではなかったか。彼の死後、ザビ家によって独立戦争と称した殺戮である。 ソーラ・レイによる連邦軍への攻撃こそ、その大量殺戮を物語っている。そのレーザーによって死んだ部隊の怨霊がアムロの気を襲う。そしてまた、アムロも1機のリックドムによって宇宙に葬られる。そして彼の最後のメッセージはホワイトベースの乗組員やルナツーで彼の帰りを待つフラウに届く。それはジオンに敗れたことではなく、ザビ家によって滅ぼされたことへの怒りであろうか。 ニュータイプとは哀しい存在である。ミノフスキー粒子下での雑音がどんなに兵士を安堵させ、緊張を持たせるか。それを飛び越えてコミュニケーションし合うニュータイプ。彼らが戦争を終結へと導いたにせよ、その心の苦しみは戦後も消えることはあるまい。 (2002.08.30) 内容 |