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小説スーパーマーケット<上>

オススメ度:3
★★★


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小説スーパーマーケット〈上〉

安土敏
講談社文庫(あ-24-1)、1984年2月15日発行
ISBN 4-06-183183-6 C0195

映画「スーパーの女」(1996年)の参考文献にもなった。スーパーの内情を暴露する本で話題になったらしい。著者自信が流通業界で生きてきただけに、けっこう詳しくかかれていて、業界では必読に値するという人も居る?

舞台となるのは昭和40年代〜50年代なので、設定的には若干古い点もあるが殆ど(ロス、不良在庫、接客など)は現在(2002年)の流通業界でも言えるだろう問題なので、その普遍性に驚いた。ただ現在は、中小スーパーなどはむしろ少数派で、もっぱら大手スーパーの全国展開が目立つが。

この時代はちょうど、ダイエーがチェーン展開を積極的に進める時代。そういう時間的な要因も出版の背景にあったのだろうか。大手が中小を飲み込むという内容も一部にある。上巻ではさらりと触れただけだが、もしかすると下巻で大きな展開があるのだろうか。

個人的にはこういう経済小説に興味があったので読んでみたんだけれど、思わず親にも「読んでみ」と勧めてしまった。モノが売れない時代、スーパーマーケット全盛期を想像してみるのも良し、思い出してみるのも良し? 終わりの方は一応、恋愛小説風の展開もあるけど。

(2002.09.13)
内容
一流銀行のエリート社員という立場をかなぐり捨て、地方都市のスーパー石栄ストアに飛びこんだ男。生鮮食品の流通革命にロマンをかける主人公香嶋の行く手には、数々の恐るべき悪意が渦巻いていた……。知られざるスーパーマーケット業界の内幕を抉り出し、消費者=読者にとって興味の尽きない経済ドラマ!

初出など
この小説は昭和56年11月、日本経済新聞社より刊行されたものです。



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