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米百俵

オススメ度:2
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米百俵

山本有三
新潮文庫(や-1-10; 6711)、2001年7月1日発行
ISBN4-10-106011-8 C0193

戯曲「米百俵」は明治初期の長岡藩が舞台。隣の藩から送られてきた米百俵を藩士に分けずに学校建設に使うと言う小林の元に藩士が撤回を求め集まる。後半は山本有三による小林虎三郎の研究や米百俵の実際を探る。

小林虎三郎は長岡藩の大参事(老中)。彼が学校を作ったこと、長岡藩に米が百俵送られたことは文献などから事実のようだが、実際にこの米百俵で学校を建てたのかは定かではないらしい。

著者の研究によると小林は時代の先見者で、教育こそが時代を作る人材を生むと見ていた。後半の小林研究は戦中の原稿も含まれるので、若干軍国主義的な発言もある。この本は米百俵の精神よりも、小林という人物に焦点を当てた本だ。

(2002.04.19)
内容
戊辰戦争で焦土と化した城下町・長岡。その窮状を見かねた支藩より見舞いの米百俵が届けられた。だが、分配を心待ちにする藩士が手にしたのは「米を売り学校を立てる」との通達。いきり立つ藩士を前に、大参事小林虎三郎は「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」と諭す。「米百俵の精神」を広く知らしめた傑作戯曲。著者の講演も収録。

初出
この作品は昭和51年12月新潮社より刊行された『山本有三全集第3巻』に基づいて再編集した。



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